前回のエントリにて、自画自賛の嵐となった自作のレリックアイフォンケース(爆
ホントは前回のエントリにて作り方までご紹介するつもりでしたが、いつものごとく駄文・乱文のオンパレードにて本題に辿り着けないという大失態となってしまいましたwww(猛爆)
とはいえ、あのレリックアイフォンケースを自分でも作ってみたい!という奇特な方が一定数は居られるであろうことや(ホンマかいなww)、数カ月後に見返した際の自分自身の備忘録も兼ねて、今回も前回に引き続き、レリックケース第2段をお届けしたいと思います!(猛爆)
題して、『ヤレたイキフンを演出せよ!チキチキ★レリックアイフォンケース作製手順』早速張り切ってどうぞ!
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自作レリックケースその①;初代アイフォン風ハードレリックケース
というワケで早速進めて参りたいと思いますが、今回作製手順をご紹介するのがコチラ。 デデン!

ブラックとシルバーのツートンカラーがステキ!
背面には好きなロゴを入れてもいいし、ステッカーを貼ってもいい。
というワケで、コイツを作製する為の道具がコチラ!

①無水エタノール(脱脂用)
②ミッチャクロン(塗料のプライマー)
③カラースプレー(つや消しクリア)
④カラースプレー(マットブラック)
⑤カラースプレー(ガンメタル)
⑥カラースプレー(アルミシルバー)
⑦シリコンバリアー
⑧マスキングテープ
⑨真鍮ブラシ
⑩水彩画用の平筆
まぁ道具の数は多いですが、中には代替可能なモノもありますので全部買う必要はないかも。全部買ったとしても、だいたい全部で3000円位あれば揃うかと思います。
そして、実際に塗装していくケースがこれ!

なんと、Seria(¥100)で購入したアイフォンケース!(猛爆)
正味、ベースとなるボディ(ケース)より、塗装用の道具を揃える方が遥かに高額という逆転現象が発生していますが、欲しいケースが売っていないんだからしょうが無いじゃないか!という事で、細かい事は忘れて(爆)、早速作製手順をご紹介しませうか!
作業その①;下処理(脱脂)
多分ですけど、この作業が一番大切だと思います。
料理と同じで、下処理で決まるといっても過言ではありません。知らんけどwww
ただ、この作業で後述する塗装の乗り具合が変わってきます。
この後で、どれだけプライマーを吹こうとも、脱脂をテキトーにやっちゃうと
あとから塗装がベロンと剥がれたりしちゃうので、ココだけは重点的にやりましょう!

先ずは無水エタノールをキッチンペーパーにとってフキフキ。
手袋をした方が指の脂も付かないし、肌荒れもしないからいいかも。
この工程はエタノールが無くても食器用洗剤で綺麗に洗えば代用できるかな。

脱脂完了!
次はプライマーだ!
ちなみに、無水エタノールは汚れ掃除はもちろん、小さな小瓶に香水と混ぜて置いておくだけでデュフューザーとしても使えたりするので、有ったらあったで結構便利だったりします。
作業その②;下処理(プライマー)
さて、脱脂の後は下地処理!という事で、ココからはプライマーを吹きます!
プライマーとは、簡単にいうと下地と塗料の密着をよくする為の接着剤ですかね。今回使う【ミッチャクロン】なんてまさにそのままのネーミングで、企画担当者のネーミングセンスに嫉妬しちゃうレベルです(爆)
ちなみに、一般的なプライマーはプラスチック用とか 金属用だとかで用途が細分化されているケースが多いんですが、今回使用した【ミッチャクロン】は下地を選ばないユーティリティープレイヤー。 とりあえず、下地処理にはコイツがあれば万事OK!という、貧乏性には持って来いのグッドアイテムです(猛爆)

塗料が届いたAmazonの箱を塗装ブースに見立てて、作業①で脱脂したケースをセット。
プロトタイプを作った為、既にスプレーを吹いた痕があるのはご愛嬌ww
変に動かない様にマスキングテープを輪っかにして固定。

出ました!ミッチャクロン!
あとはプシューっとやるだけなんですが、間近で大量噴射すると液ダレしちゃうので、30cmくらい離した所からテキトーにぶわーってやるとそれなりに出来ちゃうww(全然アドバイスになってないww)
コイツの塗布は一気に終わらすよりは2~3回くらいに分けてまんべんなくやった方が間違いないかもしれません。 だって透明だから見えないもの(猛爆)
写真は取り忘れましたが、側面もきっちりやりましょう。
やはり何事も準備と下処理は大切です。
乾燥時間は気候や条件にもよるので、塩梅は見計らってください。
(不安なら2時間くらい置けばいいと思いますが、私奴は10分くらいでしたwwww)
作業その③;塗装(マットブラック)
さて、プライマーを吹いた後は早速塗装に取りかかって行きましょう!
最初に塗装するのはマットブラック。
別にマットブラックは一番最後でも良いんですが、個人的には最初がいいと思います。

プライマーを吹いたケースにプシューといきます!
今回は量産試作段階という事もあり、小容量なタミヤのカラースプレーを!
これは色が付いているので塗布状態が分かり易い!
ツヤツヤだったケースがどんどんマットに仕上がる是w
ちなみに、今回使用したタミヤカラーは、アクリルではなくてラッカー塗料なので乾燥が早いのもポイント。 どうでもいいですが、私奴はスプレーを吹いた後の乾燥時間の目安として、アプリ版のウイイレを1試合していましたwww (1試合が10分くらいwww)

案外ツヤけしブラック塗装だけでもカッコいいなコレww(爆)
ちなみに、ここで塗装したマットブラックは初代アイフォンでいう下写真の部分の再現なんです。

上の赤枠のゴムっぽいところ。
このツートンカラーを引き締めてくれるマットブラックが絶妙にカッコいい是!
作業その④;マスキング作業
さて今後の工程では、いよいよ初代アイフォンのアルミパーツ部分の塗装をしていくのですが、工作慣れした方はピンときた方も多いでしょう。
そう!先の工程で塗装したマットブラックの部分を最後まで残しておく為に、マスキングが必要となってくるのです! というわけで、シルバーを塗装する前にマットブラックを残して置きたい箇所はマスキングテープで保護していきます。
ここのマスキングラインがナナメになっちゃうと格好悪いので、ケース下端と平行になるように且つ、マスキングテープのエッジ部分はシワにならない様にピッタリと貼り付けます。

私奴が使ったマスキングテープは30mm幅。
マスキングする幅はテキトーですけど、私奴はマステと同じ幅を目安に。
初代アイフォンの寸法比率を出したワケでもなく、作り易さ重視ですwww(爆)

ちなみに、こんな感じで下部に持ち手部分を作ってやると、後から塗装面に触れなくても取り出せるので勝手が良いです。
というわけで、ここからはマスキングしていない箇所をアルミっぽいイキフンに塗装していきます!
作業その⑤;ガンメタブラック塗装
さて、アルミ部分の塗装に取り掛かると言いつつも、いきなりシルバー塗装をしないのが、今回のレリック加工のポイント!
この作業はホントに必要なのか?と問われるとアレですが、コイツがあった方が確実にソレっぽく仕上がるかと思います。 というのも、このガンメタは、表面のアルミが削れた箇所を想定しているんですね。
実はこのテクニックはプラモデル界でいう、ウェザリング(サビ加工)でもよく使われているみたいです。 事前に下地塗装をしておく事により(Ex.サビ加工を行う場合は、茶色を吹いておくetc.)最終的に最表面の塗装をした後、わざとダメージを表現したい部分を削って下地の塗装を見せてやろう!的なアレですw
そういう意味では最初の工程にてマットブラックは吹いていますが、今回のアルミを考えると、ガンメタのツヤっぽい金属感が出た方が雰囲気でるかなぁ、といった感じです。

コチラも安心のタミヤカラー。
ホームセンターにあるアスペンのラッカースプレーでも良いんですが、あんまり大容量もいらなかったのでwww

吹き終わるとこんな感じ。
当然マスキングテープの上も塗装されますがガンメタを吹くとちょっと重厚感がでるなww
参考までに補足するならば、今回ガンメタを吹いた後でも、私奴がとった乾燥時間は10分でした。 ちなみに、この時のウイイレは負けました(猛爆)
作業その⑥;シリコンバリアー塗布
さぁ!遂にやってきました!シリコンバリア!
冒頭の脱脂に続き、2つ目の超大切なポイントがコレです。

コイツが今回の工作における、名バイプレーヤー!
今回行うシリコンバリアーを使う方法もプラモデルの加工塗装界隈では結構ポピュラーな手法のようです。最初に考えた人すごいwww
というのも、前の工程にてせっかくガンメタ塗装を行いましたが、実はコイツがいなければなんの意味も持ちません! いわば、コイツは上に塗装する塗料(シルバー)の密着性を低下させる為の下処理でして、冒頭のミッチャクロンとは用途が正反対となります!
要するに、こんなイメージを実現させる為の”しかけ”です。

シリコン特有の密着性の悪さを利用して、塗料感の密着をわざと阻害する感じ。
後から物理的な応力を与える(削ったりする)事で、上面の塗料を剥がしやすくします。

今回は水彩画用の平筆(100均)にて塗り塗り。
全面に塗ってもいいけど、思わぬ不具合(意図せぬ箇所の塗装剥がれ)がでる可能性があるので、私奴は外周部とカメラレンズ用のザグリのところだけ。
ちなみに、シリコンバリアーは今回の工作において一番使用量が少ないにも関わらず、一番高価という少々難儀なアイテムです(爆) もっといえば、一般生活では使う機会もないという、如何せん潰しの効かないアイテムww もしも近所の人でご入用であれば貸しますよwww
作業その⑦;アルミシルバー塗布
遂にアルミを想定したシルバー部分の塗装までやってきました!
本作業を完了させれば、レリックしていないアイフォンケースはほぼ完成です。
というワケで、毎度おなじみのタミヤカラーを吹きます!

今回使ったコイツは、”アルミ”シルバーと枕詞が付くだけあって、アルミ感が出るのかなぁ、、、と思いセレクト。
一般的なシルバーとの違いは後日検証したいと思います。

ガンメタにシルバーを吹いてもグラデーションで分かりにくいww
それでも2度3度と重ね塗りをしていくと完成!アルミっぽい仕上がりだ!
地味にシリコンバリアの塗布後が見えるけれど、これは後からどうにでもなるのでOK。
そして、ここからがレリック加工の一番楽しい所です!
作業その⑧;真鍮ブラッシング
正直にいうと、この作業がしたかった為に本ケースの作製を開始したといっても過言では無い真鍮ブラシでのダメージ加工

Amazonで200円だった真鍮ブラシをつかってアルミシルバーを削って行くと、下地のガンメタが出てきた! シリコンバリアー、パンパない是www(爆)

こんなイメージで、使い込んでキズが入りそうな場所を充填的にブラッシング。
真鍮ブラシが細かくシルバー塗料にキズをつけてくれるので、シリコンバリアーを塗った箇所は下地(ガンメタ色)でてくる!
ちなみに、ワンポイントアドバイスとして、シリコンバリアーを塗っていない箇所は真鍮ブラシで擦っても塗装は剥がれませんがキズは付きます。 それ故、外周部のみキズが付いているのではバランスが悪いので、多少は全体的にブラッシングした方がソレっぽいかも。
そういえば、今回は全てラッカー塗料を選んだのですが、実はソレにも理由があります。
というのも、スプレー塗料には【アクリル塗料】と【ラッカー塗料】の2種類がありますが、両者を比較すると【ラッカー塗料】の方が硬い被膜が出来上がります。
それ故、硬い【ラッカー塗料】の方がキズの出来栄えがソレっぽく仕上がります。
ココ、テストに出ます(爆)

ココはハードに削るか、ソフトに仕上げるかは塩梅次第でwww
私奴はこんなモノでしょうか。
作業その⑨;マスキングテープ剥がし
あらかたソレっぽく仕上がった後は、ケース下部のマスキングテープを外して行きます!
このマスキングテープの下にはつや消しブラックが隠れているハズですが、無事に完成するのか!

そうっと剥がすとマットブラックがこんにちわ!
おお、ナニコレ!気持ちいい(猛爆)

ぺローンと!
おお、なんだかソレっぽい!
ただ、これで浮かれるのはまだ早い! というのも、実はまだ完成ではありません。
思い出してほしいのですが、部分的にブラシで削ったものの、作業⑧にて塗布したシリコンバリアの上の塗料は非常に剥がれやすくなっているので、ソイツのケアが残っているのだ!
作業その⑨;つや消しクリア塗装
上述した通り、先の工程で塗布したシリコンバリアー上の被膜は不安定なので、全体的にクリアを吹いて、まるっと押えちゃいましょう!
というわけで、仕上げにつや消しクリアを吹きます!

これは、近所のホームセンターにて購入!
実は間違えて、ツヤ有のクリアも買っちゃったんだけど、ツヤなしの方が絶対カッコいいのでご注意!

クリアを全体的に吹いて、一旦完成!
パチパチパチ!
皆さんに是非気をつけて欲しい、失敗談
ちなみに、、、
今回の工作のポイントの一つとして脱脂を挙げさせて頂きましたが、何故そんなに鼻息を荒くするのか!というと、その理由がコチラ!

最初の試作品がコレ!
脱脂が不十分だったのかマスキングテープを剥がす際に、マットブラックの塗装まで持っていかれちゃったww
もっと言えば、シリコンバリアーをケース全面に塗布してしまったばっかりに、リンゴマークをステンシルした際、マスキングテープ側にシルバー塗装が取られちゃう失態ww
それ故、今回の失敗から教訓として得たことといえば
●脱脂はしっかりやること!
●シリコンバリアは前面に塗らないこと!
●ステンシル等の2次加工はクリア塗布後にすること!
皆さん、このあたりは十分にご留意くださいませwww
あとがき
前回の記事にも記載した通り、やってみたい!という初期衝動のまま作ってみたアイフォンケース。案外なんとかなっちゃうもんで、少なからず達成感があったりします(爆)
とはいえ、このままのケースじゃちょっと味気ないので、リンゴマークの代わりにワンポイントなロゴを入れてアレンジしようかな、、、なんてww
ただ、サイズ的にステンシルでは細かいデザインが難しいので、簡単にやるなら転写シール、ソレっぽく仕上げるにはシルクスクリーン、、、といった風に、早速 悩んでいますwww まだまだD.I.Yの道は続きそうですwww(猛爆)
【関連記事;珠玉のちゃん貴D.I.Y,シリーズ!】
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