2021年ももうすぐ1月が終わろうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
折角の2021年も年始早々コロナの勢いは大爆発中。皆様もどうぞご自愛くださいませ。
さてさて、そんな波乱の幕開けを飾った2021年。
しかし、だからこそ『この1年は少しでもテンションを上げて生活したい!』という事で、今年の個人目標は『初志貫徹の物欲解消!』を掲げております。(詳細はコチラのエントリを参照)
そして、その初志貫徹に則った物欲解消案件が、コチラ!
U.S.ミリタリーのBDUジャケット!
もっといえば、99年製のデッドストックです!
ただ、本物欲解消に関しては色々と補足が必要な部分があるものの、結果としてはバッチリネライ通り!! なんなら、
感覚的には春先から秋口までの3シーズンに渡って愛用できちゃいそうな【エース級ライトアウター】の予感がプンプンする是!!
というワケで、
- 世界中のライトアウター難民の皆様
- カジュアルにもキレイ目にも汎用性の高いジャケットをお探しの皆様
- 年末年始の自粛でチョットお小遣いが余っちゃった諸兄諸姉諸君
是非、本エントリでバッチバチに琴線を刺激されちゃってください!!
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BDUジャケットとは何ぞや?
では、早速この手のエントリのお約束(爆)である『B.D.U.とは何ぞや?』という点から触れていきたいと思いますが、これは最早皆様、耳タコでしょう。
B.D.U.とは戦闘服=バトルドレスユニフォーム(Battle Dress Uniform)の頭文字です。
アレです。Thee Michelle Gun Elephantを【TMGE】と略す手法と一緒ですねww
ちなみに、『戦闘服と言っても、少なくとも 陸/海/空の3軍隊あるのに、カテゴリー広すぎない?』と思った貴方!! ズバリその疑問は正解でして、
実はB.D.U.ジャケット(パンツもですが)は、それまでバラバラだった各軍の戦闘服を統一する為に1981年に採用された3軍隊共通の戦闘服なんですね。
ちなみに 民間放出された今では、陸/海/空のみならず、ファッションフリーク界隈という【第4の勢力(爆)】にも愛されているのがコイツの面白いところ!!
というわけで、ここからはそんなB.D.U.ジャケットの特徴や歴史ついて解説したいと思います。
世の男性が垂涎する、超蘊蓄ディテールの集合体!!
では早速B.D.U.ジャケットの解説を進めたいと思いますが、まずはこのジャケットに秘められたディテールから解説していきましょうか。
というのもコイツ、ルックスだけを捕まえて特徴を挙げれば【フロントに4つのポケットが付いた、薄手のミリタリージャケット】という言葉に終始してしまうのですが、細部を見れば見る程に、
【蘊蓄ディテール】が満載で、男の子ならグッとくる事間違いなし!なアイテムでした!!
例えばこちら。
タウンユースでは滅多に使わないであろうペンホルダーが付いているのは序の口で、、、
ポケットのフラップやボタン(フロントの合わせ箇所も同じ)が、草むら等に引っかからない様に比翼仕立てなっていたり、有事に備えたピリッとしたディテールも光ります。
また使われている生地にも意味があるのがミリタリーアイテムの特徴でして、
仮に破れた場合でも、破れを最小限に抑えれるリップストップ生地を採用している抜かりのなさ。
むしろ、肘部分には強度を求めて”ダブルニー”ならぬ”ダブルエルボー”というエクストリーム仕様になっているのも実用性を重視するミリタリーアイテム故のディテールですね。
ちなみに(更なる細いディテールは後述しますが)、ミリタリーアイテムといえば活動する地域の気候や寒暖具合によって装備品が最適化されるのも面白い所。
むしろ、このB.D.U.ジャケットも例外ではなくて、バリエーションとして東南アジア等の亜熱帯気候にも適用できる薄手のB.D.U.ジャケットなんかも開発されるのですが、
ちょいとココからはB.D.U.ジャケットの変遷や類似モデルについても解説していきましょう。
名作、ファティーグジャケットから受け継がれる系譜!!
ちなみに、フロント4つのポケットが付いたミリタリージャケットとして有名なのは
- ファティーグジャケット
- M -65ジャケット
- B.D.U.ジャケット
という3つ(下記写真参照)が挙げられます。
いずれもフロントに設置された4つのポケットや、ミドル丈の着丈、襟の形といった大まかなディテールはB.D.U.ジャケットと近しいながらも、(乱暴に要約すると)この手のジャケットの元祖は斜めに設置された胸ポケットがニクい、ジャングルファティーグジャケット(赤丸の奴)です。
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ちなみに、採用された年代は、ファティーグジャケット → M-65ジャケット → B.D.U.ジャケット の順番ですが、真ん中の【M-65ジャケット】はどちらかというと『中間気候〜寒冷地』向け(ライナーが付けられる)のジャケットなので、『亜熱帯地域用』のミリタリージャケットといえば ファティーグジャケット→B.D.U.ジャケットと変遷していく事となります。
一方で『亜熱帯地域用』のミリタリージャケットでありながら、『温帯地域』である日本で重宝されるの事に違和感がある方も居られるかと思いますが、
ズバリ、蒸し暑い日本において、生地感の厚みや剛健っぷりがライトアウター用途として超秀逸なんですよ。
そもそも コットン50%/ナイロン50%という混紡比率故に、強靭でありながら乾きやすいのも魅力!
これなら夏場でもガンガン洗濯して、ゴリゴリに着倒せちゃう!!
また、誤解を恐れずいえば、THE布一枚!的なジャケット(爆)なので、春・秋の重ね着はモチロン、初夏にもシャツアウター的な用途で使えちゃいますし、もっといえば夏場でも腕まくりで対応できちゃいそう!という鉄壁感も◎。
もっといえば、新品時はバリバリに硬いジャケットも、使い込むうちにクタクタになるエイジングっぷりも魅力で、そう考えたら定番アイテムとして拡がるのも無理はありません。
年代別に異なるディテールもB.D.U.ジャケットの魅力!!
ちなみにB.D.U.ジャケットは一般的に【前期】【中期】【後期】と識別される事が多いですが、今回私奴がゲットしたのは所謂【後期型】といわれる個体。(詳細は割愛しますが、年代別にディテールの違いを検証されている方も居流ので色々と勉強になります。)
一つ例を挙げるとすれば、後期型のB.D.U.ジャケットはストンと落ちるボックスシルエットではなく、適度にウエストシェイプされたパターンが採用されていたりします。こんな感じ。
イギリスやフランスといった縫製に定評のある軍隊ならまだしも、合理性を求めるアメリカ軍においてこういったパターンが採用されるキッカケは気になる所です。
とはいえ、ウエストシェイプが入っていると言っても、そもそも身幅がタイトに作られていないので『すんごい美シルエット!』という事はないです。 もっといえばガッツ溢れんばかりの極太アームホール(爆)も手伝って、野暮ったい雰囲気は払拭しきれていませんww
しかし!
そんな『野暮で無骨な作りこそU.S.ミリタリーの良さ』だと思いますし、そんなアイテムをいかにカッコよく着るか!というのがファッションの醍醐味ではないでしょうか!!
というわけで、次項ではB.D.U.ジャケットのサイズ感やコーディネートサンプル含め、ちゃん貴のオススメ情報について筆を執ってみたいと思います!
【サイズ感レビュー!】身長170cmならスモールレギュラーがオススメ!!
というわけで、本項目では【B.D.U.ジャケットのサイズ感】について触れたいと思いますが、過去のM-65フィールドパンツやB.D.U.トラウザーのエントリでも触れた通り、ミリタリーアイテムには基本サイズ(Small/Regular/Large)と、丈サイズ(Short/Regular/Long)の組み合わせがあります。
また、ご存知の通り基本サイズもアメリカサイズ的に大きめな作りになっているので、
一般的に日本のMサイズを愛用されている方で、好みのサイズが決まっていない人には【Small/Regular】がオススメです!
というのも170cm/63kg の私奴が Small/Regularを着用した具合がコチラ。
雰囲気的にはジャスト〜やや大きめ、、、くらいの印象でしょうか。
実際はXSmallでも着用は可能だと思うのですが、それでも【Smallサイズ】もっというと【Regular丈】を推したい理由はコチラです。
バッチバチにキメず、ラフに腕まくりをして着たい!!
コレです(猛爆)
繰り返しますが、Tシャツの上なんかにピタッとキレイに着用しようかと思えばXSmallが正解だと思うんですが、
ミリタリーアイテムを着る場合って、ラフに野暮ったく着るの方がカッコいいじゃないですか!!!
というのも、そもそも男性がこういったミリタリーアイテムを着用する場合、極端なオーバーシルエットになるとちょっと似合わなくないですか。悪くいうとコドモっぽいというか。
どちらかというと、適度なサイズをラフに着るのが似合うよな、、、と思うわけです。
こんな感じで、ただでさえアームホールがデカイので、極端に肩は落とさず袖をラフに捲って着たい!!
また、初夏や晩夏であればこんな格好はいかがでしょうか。
ざっくりしたシルエット 且つ、アームホールだって太いので夏場でも風通しが良さそう。
もっといえば、シャツを羽織るよりも無骨で男臭い演出ができるのがミリタリージャケットの特徴。
そういう意味では短パンを合わせてもグッと渋くまとまるも重宝する理由ではないでしょうか。
キレイ目にジャケット代わりにするのも常套手段!
また、ミリタリージャケットの定番コーデとも言えるのが、タイドアップをしたキレイ目コーデ。
いわゆるジャケットの代わりとしてミリタリージャケットを羽織る手口ですが、意外とソレっぽくまとまるのがこの手のジャケットの魅力ですね。
というか、アイテム同士はミスマッチの様に思えますが、ネクタイとの相性が異様にいいんですよねww
今回はジーパンにシャンブレーシャツといったカジュアルスタイルですが、ドレスシャツとスラックスにもいい感じにハマってくれますよ!
ジャケットの上に羽織るのに極太アームホールがバッチリ!!
例えば、こういった格好ですよね。
これは海外スナップでもよく見るので、気になっていた方も多いかと思いますが、
ライトコート的にジャケットの上に羽織るなら、やっぱり適度なゆとりはあった方が良いでしょ!!!!
むしろB.D.U.ジャケットの特徴である『太いアームホール』だからこそジャケットの上に羽織れちゃう!!という恩恵もあるもんで、案外このアームホールも捨てたもんじゃない是!!!
また、ジャケットの上に羽織るなら、袖丈や着丈を考えてもRegular丈がベストだよなぁと思います。
正直、カジュアル用途で使う場合では『袖は長くても折り返すパワープレイ(爆)』が使えるので、こういったコーディネートに汎用性も持たせる、、、という意味では 最初の一着としては【Small/Regular】がオススメとなるんですね。
まあ欲を言えば、同じB.D.Uジャケットでも XSmall/Small/Regularの3サイズくらい所有できて、コーディネートに合わせてサイズ感も変えれたら一番良いんですが、
生憎、クローゼットと財布、そして『ワイフの堪忍袋』にも限りがあるんだ是ww(猛爆)
デメリットはミリタリーアイテム特有の匂いwww
ここまで考察を進めてみるに、よもや重宝する予感しかないB.D.U.ジャケット。
しかし、このテのジャケット(というかミリタリーアイテム全般)に共通するデメリットがあるとすれば、
ミリタリーアイテム(もっというとデッドストック)特有の匂いがメチャクチャ苦手!!!
もうね、私奴はあの匂いがマジで苦手なんです。
あの匂いの正体は何なんでしょうかね。
本当ならば、手元に到着した直後に【デッドストック特有のパリパリ状態】を撮影するつもりでしたが、
余りに匂いがキツいので速攻で洗濯しましたwww
ちなみに、備忘録 且つ、同じ悩みを抱える方への情報シェアとして私奴の解決策を書きますと、
- タライに熱めのお湯(45℃くらい)+洗剤を入れてジャブジャブ洗い
- 三日三晩ベランダに干す
- 1と2を2セット
これを対応する事で、例の匂いは幾分マシになりました。
とはいえ、まだ若干 塩素消毒液みたいなケミカルな匂いが残っているので、あとは繰り返し洗濯しながら克服していきたいと思います。
というか、あのミリタリーアイテム特有の匂いの原因や解決方法をご存知の方は、是非コメント欄から教えてください!(切実ww)
あとがき;ファティーグジャケットはバチボコ高いwww
ちなみに、日頃より本ブログを読んで頂いている方はご存知かと思いますが、冒頭で今年の目標は『初志貫徹の物欲解消』と大見得を切ったにも関わらず、
実は年始のエントリ(2021年の欲しいものリスト)で、ネライを定めていたのは【B.D.U.ジャケット】では無く【ファティーグジャケット】なのでしたww(猛爆)
ただ、言い訳を言わせて頂くと、今ファティーグジャケットってメチャメチャ高いんですよwww
デッドストックなんて2万オーバーは当たり前。状態のよいユーズドでも1万数千円と云うことで、ヤイソレ!と買えません。
そういう意味ではファティーグジャケットを買うにしてもレプリカかな、、、なんてモヤモヤしていた時に、某マッチングアプリ(爆)でこのB.D.U.ジャケット(紙タグ&ビニール袋入りの超デッドストック)を¥4,000という超破格で発見。
超高速で手のひら大回転しましたwww(猛爆)
いやぁ、B.D.U.ジャケットってカッコいいよね!!(お色やカタチがよく似ているからギリギリセーフ!ということでwww爆)
あとがき2
ちなみに、今回入手したB.D.U.ジャケットは、インナーラベルから読み解くに、、、
あのアメリカンアパレル謹製!!
アメアパといえば、アメリカ製にも関わらず比較的買いやすい値段で商品展開していたブランド。
それもあって、20代前半の頃はココンチには大変お世話になりました。いやぁ超懐かしい!!
たしか数年前に日本から撤退したと記憶しているんですが、こういう所でアメアパと再会できるなんてちょっとテンションアガリましたwwww
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