【エイジング報告】オイルドヌバックのミカエルは1年でこうなった!!

 
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1年後ミカエル17 メンズファッション

2020年、あけましておめでとうございます。
今年のお正月休みは曜日に恵まれた事もあり、9連休(なかには10連休)、、、といった方も多いのではないでしょうか。 こんにちわ、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。

かくいう私奴も9連休の休みをもらったワケですが、正直いうと 家でゴロゴロするにも限界があるもんで、お正月はやる事がない!(猛爆)

であれば、と暇を持て余した私奴は2019年の労い&2020年もよろしく!という意味も込めて革靴艦隊のメンテナンスに勤しんでみたワケですが、メンテの最中に我が物欲艦隊に登用されてから丁度1年が経過しようとしているコイツを発見。

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ご存知、カジュアルスタイルにおいて抜群の安定感を誇る往年の名作、パラブーツのミカエル!
思えば、2019年1月に東京に出向いた際、銀座SIXのパラブーツにて注文したのが、オイルドヌバック(グリンゴレザー)のコイツでした。

以来、丸一年の間 季節に関係なくヘビーに使ってきたこのミカエルでしたが、改めて間近で観察してみると私奴が理想としている姿に向かって順調にエイジングが進んでいるではありませんか!!

というわけで、今回は我が物欲艦隊登用から1周年のアニバーサリー+エイジングの記録用として、

我が革靴艦隊における2019年の新人王、ミカエルの「エイジングの進捗報告」について筆を執りたいと思います!

手前味噌ながら、幾分男前に成長しているミカエル!!!

本エントリがオイルドヌバックの革靴を持つ諸兄諸姉諸君の参考となり 且つ、ミカエルの魅力を布教できるキッカケとなればこれ幸い!!!

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1年が経過したミカエルはこうなった!!

というわけで、勿体ぶるのもアレなので 早速お披露目して参りましょう!
我が革靴艦隊に配属されてから1年が経過したミカエルの御姿がコチラ!!!

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新品状態と比較するとアッパーにはシワが入り、全体的にも幾分クッタリした感はあるけど、いい感じの光沢が出てきました!!!

ただ、この写真だけでは魅力は伝わりにくい是!!というわけで、ココからは私奴目線で恐縮ですが本ミカエルにおける「溺愛ポイント」をご紹介していきたいと思います!

溺愛ポイント①;トゥに宿った鈍い光沢がステキ!!

まずはコレでしょう。トゥの光沢。是非見てやってください、コチラ。

2019award ミカエル4

この元々はヌバックというマットな質感のレザーにおいてこの鈍い光沢!!
このまま行けば、トゥの部分はスムースレザーよろしくな艶感までいけるかも!

というのも、オイルドヌバックのエイジングに際して、私奴が理想としているのは「ツヤ」と「マットな質感」のコントラスト。
それこそ私奴の理想にドンピシャなエイジングサンプルが見当たらないので、それなら自分で育ててみよう!がコンセプトだったんですが、理想はこの2つをかけ合わせたような感じなんです。

出典;https://www.e-begin.jp/article/48812/

ちなみに、左側のシャンボードは(ご存知の方も多いかと思いますが)、リゾルトの林御大の私物。
スムースレザーの様なコイツですが、元々は私奴のミカエルと同じオイルドヌバックだったというのだからビックリです。クリームで毛足を潰しながら磨いていると、ピカピカになったらしいww

対して、右側はオイルドヌバックのビルケンシュトック。コレはコレでマットな質感でありながら、角度で変わるグラデーション感が超ステキ!!

つまり、トゥに関しては上写真のような鈍い光沢を実現させつつも、全体的にはヌバック本来のマットな質感を残したい!!!という超贅沢な野望があるんです!(猛爆)

具体的にいえば、ミカエルにおいて積極的に光らせたいのはこの部分だけ。

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つま先は側面と、モカ縫い部分のつま先くらいまでwww
そういう意味で、改めてもう一度私奴のミカエルの成長具合を見てみましょう。

2019award ミカエル4

手前味噌ながら、案外それっぽく成長しているんじゃないでしょうかwww
トゥの鈍い光沢はもう少しだけど、アッパー部分のマットな質感とかは理想に近いぞ!!

ただ、少々面倒くさい性格である事を承知で言うと、正直、クリームやワックスで意図的に加工すれば(例え新品状態であろうとも)私奴が理想する状態に仕上げる事は可能だと思うんです。

もちろん、エイジングの理想があるという事は、理想に近しいルックスに近づいて欲しい!!という側面も否定はしないんですけれど、、、

大切なのは付け焼き刃的に作られたルックスじゃなくて、「ジワジワとゆっくり成長させたんだ!という歴史」の方が大切だったりするんですよね。

乱暴にいえば、ルックスだけ見繕った新品じゃなくて、むしろ「シワやキズも含めて、一緒に変化させてきたんだ!!という事実と、それに付随する愛着が欲しい!」のかもしれません。 

アレだな。自分で書いてて面倒くせえ奴だなwww(猛爆)

溺愛ポイント②;キズの目立たないオイルドヌバック!

1年後ミカエル08

新年早々に面倒くさい性分をオープンにしてしまいましたが(猛爆)、引き続き溺愛ポイントについてレビューを進めてみましょう!

というわけで、二つ目の溺愛ポイントがズバリ、このヌバックレザー。

なんせ1年愛用してみた結果を鑑みても、このオイルドヌバックの評価たるや うなぎ登りです!

もちろん、上述した様に磨けばピカピカに光る!という特徴や、角度によって変わる表情もそうなのですが、一番のメリットを挙げるとすれば、

傷が目立ちにくいタフさ!!!

これでしょう!

というのも、そもそもヌバックレザー自体が【革の銀面にヤスリ掛けを行って、無理やり起毛させたレザー】であるが故に、スリ傷が入っても目立ちにくい!という恩恵があったりします。

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こんな感じで、軽めのスリ傷ならばブラッシングにてキレイに消える!
もっと言えば、マットな表情のオイルドヌバックはよりタフさを演出してくれます。

一方で、無理やり銀面を加工した背反として『革に汚れが付着しやすい』というデメリットが語られる事も多いヌバックですが、オイルを染み込ませた「オイルドヌバック」の発明により、撥水効果は出るわ、汚れにも強くなるわ、、、というチート能力が開花(爆)。 

正直、ピカピカに磨き上げたい!という欲望があるなら、スムースレザーを選べば良いと思いますが、それでも あえてヌバックを選んだからには、マットなヌバックの表情というのは大切にしたいんですよね。

いやぁ、オイルドヌバック好きだわwww(猛爆)

溺愛ポイント③;更に向上したフィッティング性!

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そしてココからは上述したルックス面でのエイジングでは無くて、実用面でのエイジングっぷりについて記録に残しておきたいと思います。

というのも、ミカエルはいわゆる「チロリアンシューズ」という独特な形状の恩恵もあって、包みこまれるような履き心地は新品当時から抜群でしたが、1年が経過した今現在の状態を確認すると、

新品当時よりも脱ぎ履きがラクになってきたのはモチロン、アッパーが柔らかくなってきた事により、フィット感も更に向上しています!

1年後ミカエル19

こんな感じで、アッパーが柔らかくなった+インソールの沈み込みが影響してか、羽根(?)の閉じ方にも変化が出てきました。キュッとシューレースが締めれるのでより快適です。

もっと言えば、本ブログにおけるコーディネート提案時の登場回数の多さたるや、まさにエース格といっても過言ではありません。むしろ、コイツがあればオールシーズン問題なしという大車輪の活躍っぷりですw(爆)

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デニム、軍パン、チノパン、スラックスと洋服を問わない、正に困った時の駆け込み寺的な万能シューズ。
バチバチのフォーマルスタイルにこそ違和感はありますが、カジュアルドレス的な格好にも持ってこいな懐の深さは一足もっておいて損はないでしょう。

溺愛ポイント④;中々減らないオリジナルラバーソール!

パラブーツ ミカエル 05

また、実用面でいえばコイツを忘れてはいけません。
パラブーツのお家芸でもあるラバーソールです。

ソールまで一貫して作製する稀有なシューメーカーとして有名なパラブーツ。
ココンチのソールは如何せんタフである、、、との前情報は聞き及んでいましたが、

実際使ってみても、ココンチのソールはめちゃくちゃタフ!!!!

もうコレ、ビックリする位に減りませんwww

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多少はすり減ったとはいえ、まだヒールの細い溝が見えるwww
あれだけガシガシ履いたのに1年でこの減り具合というのは体感的にもメチャメチャタフww
生憎、同じ頻度で履き込んだ靴が無いので正確な比較検証はできませんが、体感としては2倍以上の耐久性が有るように感じます。

もっというと、新品当時は千歳飴を彷彿とさせるソールの硬さで、私奴のカカトの皮膚をズルンズルンに靴ズレさせたソールでしたが、履き込むに連れて返りが良くなってきました。

今やカカトが抜ける事もなくなり、チロリアンシューズ独特の重さも手伝って

「めちゃくちゃ楽チンな履き心地」に成長しています!!!

多分、あと5年はこのソールで問題なさそうwww
ゴリゴリに履き込んでめちゃめちゃカッコよくエイジングさせてやるんかんな!!!!

ちゃん貴流、オイルドヌバックのメンテナンス方法!!

メンテナンス 工具

そんな手前味噌ながらゴリゴリにカッコよく成長を続けるミカエル。
いやはや、オイルドヌバックを選んだあたり 何たる慧眼でしょうかwww(猛爆)

今回のエイジング報告にて、ヌバックレザーの革靴に琴線を刺激された諸兄諸姉諸君の為にも、私奴が実践するメンテナンス方法をご紹介したいと思います!

これさえ実践すれば、あなたのオイルドヌバックも私奴のミカエルと同じようなエイジングに成長させる事が出来るハズだ!!!(爆)

日常のケアはブラッシングのみ!

さてさて、「ちゃん貴流メンテナンス方法」と大風呂敷を広げてみたものの、実際に実践している事はさほど難しい事ではありませんww

なんせ、ブラッシングしかしていません(猛爆)

とはいえ、そんなブラッシングにもチョットはコダワリは混ぜているもんで、今回はその辺りをご紹介したいと思います。

まずご用意頂くのはブラシ2種類と、クレム1925(ナチュラル)

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ブラシはホコリを払う用の馬毛ブラシと、硬めの豚毛ブラシ。
クレム1925は我が革靴艦隊における定番ですね。

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まずは馬毛ブラシで表面のホコリを払います。
ホコリの溜まり易いウェルト部分(ソールとアッパーの境目)は入念に。

ちなみに、馬毛のブラッシングは「履いた翌朝までに実施する」をマイルールとしています。(本来は帰宅直後がベストなんでしょうが、そのあたりは結構ラフですwwww)
最初は面倒だなぁ、なんて思ったりもしましたが、実際ホコリを払うだけなら10秒くらいで終わりますから、翌朝の出発前に玄関外でササっとやる位で大丈夫じゃないでしょうか。

で、その後は豚毛ブラシでガッシャガッシャと。
個人的にはヌバックはタフな革だと思っているので結構コシの強い豚毛で、毛足を掻き起こす様にやってます。

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スリ傷の付きやすいトゥとヒール部分は念入りに。
上述したとおり、豚毛のブラッシングで更に目立たなくなるので超便利。

あ、ちなみに私奴はこの豚毛のブラッシングの際は、ブラシの先端に若干のクレムを付けてやります。

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ブラシに取る量はこれ(真珠一個分)くらい。
言っても、クレムを付けてブラッシングするのは4回に1回くらいで、それ以外はブラシに残っている(であろう)クリーム成分で補ってますww

で、このブラシに取ったクレムをチビチビと「トゥの部分だけ」に付けて馴染ませて行きます。

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トゥにチョコンと付けて馴染ませるを繰り返す感じです。
その後「トゥ」→「ヒール」→「全体」でブラッシングを進めていきます

ってか、ヌバックの手入れにはウエスを一切使わないのがマイルール。
あくまでもクリームもブラッシングで進めていきます。

例外的に、スリ傷が目立つ部分にはクレムを付ける時もありますが、基本的にはこんなカンジでメンテナンスは進めます。

ただ、いくらオイルド加工されているとはいえ、撥水効果が落ちると汚れが付きやすくなる懸念があるので、大体3ヶ月に一度くらいは、後述する¥フルメンテナンスを実施していきます。

②3ヶ月に一度のヌバックレザーのフルメンテナンス!

上述した通り、クレムでのブラッシングにて多少の保湿効果は得られているとは思っていますが、それでもちょっと乾燥気味に感じたり、汚れが気になったりする時にやるのがこのメンテナンス。

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準備するのはスエードやヌバックレザーにはお馴染みの【栄養+撥水ジェル】と【スポンジ】。
スエードやヌバックレザーのケア用途にはスプレータイプの栄養&撥水スプレーが多いですが、個人的にはこのジェルタイプがしっかりケアできるのでオススメです。

ちなみに、スポンジはビジネスホテルなんかに置いてある圧縮スポンジを使うといい感じです。(私奴はコレを4等分にして使ってますwww)

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コイツはプッシュポンプ式なので使い勝手も良いです。
こんな感じでジェル(といっても乳液っぽい)をスポンジに取ってして塗りたくっていきます。
片足で1回くらい分くらいプッシュするかも。

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結構スーっと浸透してくれるので全体的に塗りつけて、あとはクレムでブラッシング。

イメージとしては本質的な撥水と栄養補充はこのジェルで行って、装飾的な光沢出しやキズ隠し、日常的な保湿はクレムで補うようなイメージですかね。

正直、このメンテナスが合っているのかも分かりませんが(爆)、私奴のミカエルはこの手順でまぁまぁ調子がいいので、しばらくはコレで継続してみようと思います。

1年後ミカエル15

フルメンテナンスが終わった後のミカエル。
角度的に見えにくいですが、トゥの鈍い光沢と、マットなヌバックのコントラストがいい感じだな!!!

ちなみに、

ヒールのライナーについたシミは、履きおろしの際に作ってしまった靴ずれの痕www 
コレが全然取れなくて、もう隠すのは辞めたwww

あとがき

パラブーツ ミカエル 07

上述の通り、満を持しての自慢大会となった本エントリ(猛爆)
皆様、お付き合い有りがとうございましたwww

とはいえ、本エントリにてミカエルに、もっと言えばオイルドヌバックとの組み合わせに興味を持っていただければ嬉しい限りです。 

上述した通り、アウトドア向きのオイルドヌバックと、そもそも山岳地帯のチロリアンシューズを出自とするミカエルの組み合わせはルーツを鑑みてもベストマッチングであろうと自負しております。ご興味をもった方は是非チェックしてみてください。

あとがき2

ちなみに、ミカエルはハマればハマるほど、ジワジワと所有欲を掻き立ててくるモデルが出てきますwww(猛爆)

例えば【ミカエル フォック】!!!

ミカエル フォックに関するエピソードは過去エントリにて触れた通りですが、エルメスのOEMに端を発するミカエルだからこそ、やはりフォックという選択肢は外せないじゃないですか。(現在フォックは買えないとしても、ポニーやラビット等のプロダクトに宿るオリジナリティは無視できない!!(爆))

ただ、私奴に関しては、オイルドヌバックのミカエルが居るなかで、2足目のミカエルを買うのは中々に腰が重たいですし、正直 2足のミカエルを同時に愛せる精神的なキャパ( +物理的(靴箱的なww)キャパも)もありませんwww  

こうなったらミカエル フォックはワイフに履いてもらって、鑑賞&メンテナンスだけは私奴が請け負うしかない是ww(猛爆)

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