梅雨に突入し、気温と共に湿度もグイグイと上昇中。皆様いかがお過ごしでしょうか、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
実際、雨が降るとムシムシとした気候となる事もあって、そろそろTシャツ+短パンといったスタイリングも視野に入れざるを得ない季節となってきましたが、今回私奴はその先の盛夏本番を見越した、
テンションが最高潮にカチアガる珠玉のお洋服をゲットしました。こちら!

リネンのセットアップ!!!!
リネンといえば夏服の定番とも言える鉄板素材。
ドライな肌触りだったり、風通しがいい特徴故に速乾性も高く『リネンの長袖シャツは、コットンの半袖Tシャツよりも涼しい』と言われているクラシックな防暑着です。
そして、今回ゲットしたコイツは まさにそんなリネンをふんだんに使ったセットアップで、夏に着れるガチンコのオトナ服!!!
この夏に買うお洋服を迷われている貴方! ぜひ風情や蘊蓄がギュッと詰まったお洋服で【夏の粋】を体感してみませんか!?
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さて、今回私奴が購入したのは【KENNETH FIELD/ケネスフィールド】というブランドのリネンセットアップ。
【KENNETH FIELD/ケネスフィールド】といえば、元ビームスプラスのディレクターだった草野健一さんが立ち上げた『古き良きアメリカ』っぽい空気感が香るブランドで、肩肘張らずにガバッと羽織れる雰囲気が今の気分にドンピシャでした。
それこそ、ジャケパンのセットアップってどうしてもカッチリとしたイメージを持ってしまいがちですが、リネン特有の柔らかくてざっくりとした素材感もあってカーディガン感覚で羽織れそうな雰囲気もいいんですよね。

もっといえば、ココンチの特徴でもある低い位置についたゴージラインとトップボタンがカッチリした雰囲気を中和してくれるのも良い。ディテールがスポーツジャケットなので、チンストが付いていたりとカジュアル味があるのもカッチリ感を低減させるのにも一役買ってそうです。
また、私奴がケネスフィールドに撃ち抜かれた理由はもう一つありまして、、、

ココンチのグルカパンツが好きなんだよな!!
それこそ、そもそも私奴がケネスフィールドというブランドを知ったのも、ココンチのグルカパンツに惚れたのがキッカケ。実は2本目のグルカパンツだったりします。

奇しくも10年前に買ったココンチのグルカパンツは、テーパードがグッと効いたシルエット故に最近こそ登場機会が減っているものの、現行モデルのワタリからストンと落ちるリラックスシルエットは今の気分にビタハマり。
セットアップのくせにズボン単体でも大活躍できるスペックが魅力的すぎる!!!!
思えば、かつての日本人が着流しを粋に着用していた様に、昨今のお洋服文化の中で『当時の夏の着流しに変わるお洋服はなんだ?』と考えると、こういったリネンのセットアップは意外と遠からずではないでしょうか。 ソレこそ
- 適度なリラックス感があって
- 適度な男くささも残しつつ
- カチッっとしたまとまりがある
という特徴を鑑みれば、 サラッと着こなせれば【夏の粋】すら演出できそうなんですよね。
リネンはシワが命

また、リネン生地のお洋服には 他のお洋服とは異なった【独特な美意識】があるのも物欲を刺激させるポイントです。
というのも、リネンという素材自体が繊維の弾力性が低い事もあって、ウールやコットンと比べて特別シワができやすい(もっというと定着しやすい)素材だったりするんですよ。
それこそ、ウールのスーツやジャケットは【シワがない方がエレガント】とされていますが、リネン生地に限っては【肩や肘に入るシワこそがエレガント!】という独特な美意識が構築されているんですよね。 むしろ、
シワやアタリが入っていることがサマになる、数少ないお洋服と言えるのではないでしょうか。

例えば、こういう肩周りや肘口の細かいシワもリネンの味。
なんなら着用前に綺麗にスチームで伸ばしても5分後にはシッカリ蛇腹状のシワが刻まれちゃう(爆)のですが、ソレでもリネンの素朴な風合いも手伝って、逆にリラックス感すら感じるんですよね。
とはいえ、いくら『リネンはシワがカッコ良い!』とはいっても、全体的にシワシワなのが良いというわけではないので、この辺りはくれぐれも間違えないように!!(爆)
さりとてセンタークリースは欲しいやん?

ちなみに、上述したリネンにおける【シワの美学】は、ジャケットのみならずスボンも同じです。
ソレこそ、ジーパンと同じくヒゲやハチノスがカッコ良い、、、という風潮もあって、軽い気持ちで着用できる精神的なハードルの低さもいいでしょ。
ただ(これも個人の好みによりますが)、私奴とすれば、やはりセットアップで着用するスボンにはセンタークリースは欲しいワケですよ。そう考えると スボンにシワは欲しいものの、クリースも欲しい!!という矛盾が出るのはココだけの話です(爆)
とはいえ、実はコレにも解決策がありまして、いわゆるヒゲ部分のシワは残したままセンタークリースだけビシッとプレスする、、、という小細工をする事で、個人的にはゴリゴリに満足度の高い着こなしができています(爆)
まぁ、ソレを実現させるに、ちょこちょこアイロンかけが必要にある面倒臭さはあるものの、
そういった一手間をかけてこそ【夏の粋】やん!?(爆)
夏にブラウンを選ぶのも粋!!

また、このセットアップにおける【粋な着こなしポイント】はもう一つあって、ソレこそが
セットアップのお色がライトブラウンというのも、【夏の粋】ポイントですよね。
そもそも、ブラウンというお色は(”暖色系”と呼ばれることもあって)秋冬シーズンに重宝されるお色かと思いきや、意外と夏の炎天下に映える夏カラーの『裏定番』だったりするんですよね。
それこそ、テラコッタ(素焼きの植木鉢)の様に、夏の突き抜ける青空との対比は思い浮かべるだけでも爽やかなイメージありませんか?
いわば、真夏に激辛グルメを食べたくなる衝動に近いのかもしれません(爆)

ケネスフィールドがリネンでブラウンカラーをリリースしているのも、そういった意図をヒシヒシと感じますし、なんならコレにパナマハットを合わせた日にゃ真夏のリゾートスタイルそのもの!!
思えば、かつてレビューしたEGのセットアップと合わせて、
『夏はリネン』『冬はコーデュロイ』と、素材違いの着流しセットアップが揃ったのは、私奴の財産だな!!
タイドアップは勿論、ポロシャツ、Tシャツなんでも来い!

と、ここまでリネンセットアップの蘊蓄や風情をご紹介してきました。
勿論、そういったストーリーも素敵なのですが、実際に着用してみた格好もピカイチかっこいいのがココンチのセットアップ。
なんならカッチリとタイドアップしたスーツスタイルは勿論、ラフにTシャツに合わせてみてもゴリゴリにハマるもんで、蘊蓄のみならずスタイリングでもリネンセットアップの魅力をご紹介したいと思います。
タイドアップで夏の粋を
まずは上述でも少し触れた夏のスーツスタイルから。
実際、夏場のプライベートでビシッとタイトアップをする機会は滅多にありませんが、それでも必要な時に着用できる鉄板アイテムがある!というのはとっても心強いものです。こちら。

ポイントはピンクのクレリックシャツ。 意外とピンクとブラウンの相性は良くって、夏の定番でもあるネイビーのニットタイと合わせるとグッと締まってカッコ良いんですよね。
ちなみに、上の写真みたいに普段着としてタイドアップするのは気恥ずかしい、、、なんて方はインナーをTシャツにしてタックアウトするスタイルにすれば、セットアップの気恥ずかしさも一気に低減できます。こんな感じ。

Tシャツをヘンリーネックにすると、どこか男臭さが足せるのでこういう時には重宝します。
もっといえば、パナマハットとプレーントゥの革靴で無骨さを足すとちょっとルードなスタイルにもハマりますね。
ジャケット無しでもサマになるのがココンチのグルカパンツ
ちなみに、7月、8月ともなると流石にジャケットは暑い、、、なんてシーズンに突入しますが、(上述した通り)スボンだけの単品使いでもサマになるのがココンチのセットアップ。
それこそ、グルカパンツというミリタリー由来の無骨な背景を持ちながらも、シルエットが綺麗なのでポロシャツと合わせるだけで一気に落ち着いた雰囲気になるんですよ。

黒いポロシャツとセンタークリースのついたパンツとの相性は抜群。
学校行事や会社行事といった、あまりお洋服で主張しすぎてもなぁ、、、なんてシチュエーションでも、こういったセットアップがあればサクッと解決できるのは嬉しい限り。
もっといえば、リネンシャツと合わせてリゾート感を出すのも最高です。こちら。

私奴大好きなラルフローレンのリネンシャツでゆったりと。
ポイントがあるとすれば、ちょっと大きめのシャツで腰元にゆとりを持たせてタックイン+袖先は腕まくりをする事で、カッチリし過ぎない絶妙な塩梅になるのが非常に気に入っています。
そして、コレらの大人っぽいスタイルにはプレマストタンクがハマるんだよなぁ。。。
実際、普段着としてはTシャツに短パンといったアクティブな服装の方が重宝するのは確かですが、一方で たまにはこういったおめかしをして美術館に行ってみたり、パリッとキメて夕涼みがてらカフェでアイスコーヒーを飲んでみたり、、、と、【おめかしを前提とした遊び】をしてみるのも結構楽しいですよ。
あとがき;水洗いがスーパー楽チン

こんな感じで、よもや2025年夏部門のベストバイ候補に上がってきた、このセットアップ。
なんなら、汗かいた時にも気を使わず丸洗いできるのもポイント高くって、(あくまで自己責任の範疇ですが(爆))私奴はハンガーに吊るした状態でお水をかけて丸洗いしていますwww
(注意;お湯でやると繊維が縮んじゃうので、やる場合は絶対水でやりましょう!!!)
もっといえば、洗濯後はビシャビシャの状態のままカタチを整えて日影に吊るしておくだけでOKという手軽さも魅力。むしろ下手に脱水するよりも水滴の重さで余計なシワが消えるわ、リネン故の速乾性の高さも手伝って、数時間後にはスッキリ乾いてくれますよ。
そういう意味でも、
- ガバッと着るだけでサマになって
- 刻まれるシワすらも味となって
- 風情と粋が感じられて
- 手入れも楽チン
という走攻守が揃ったゴリゴリの大人服であるリネンのセットアップ。
むしろ、着るほどに身体に馴染む&柔らかくなっていくリネンの特徴を鑑みるならば、いっそボーナスが支給されるこのタイミングだからこそ、思い切ってリネンセットアップをゲットしちゃうのも選択肢としては大アリではないでしょうか!!
いっそ、皆で【夏の粋】を体現してみません?(爆)
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