こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
前回のエントリでは2025年のハイライトとなるであろう大ネタ『プレマストタンク』をご紹介させていただきました。

『プレマストタンク』と言えば、廉価版的な位置付けのモデルにありながら本家タンクルイの血筋を感じるルックスや、後継モデルとなる『マストタンク』とも毛色が異なるイレギュラーなディテールがコアでレアなモデル。定番品が好きなくせにちょっと天邪鬼な性分がある私奴にピッタリです。
そんなプレマストタンクの詳細は前回エントリをご覧いただくとして、今回は
- マストタンクのサイズ選びのコツ
- マストタンクに合うベルト選び
- タンクに合うスタイリング
について、私奴の拗らせっぷり(2回目)をハイカロリーにお伝えしたいと思います。
正直、20代の頃は小ぶりなスクエアタイプの時計は『オジサンくせぇんだよなぁ(猛爆)』と敬遠していましたが、今となってはそんな価値観はガッツリ更新されました。
むしろ(この価値観の更新こそがオジサンになるという事なのかも知れませんが)、【小ぶりなサイズ】と【上品なカラーリング】のくせに、カジュアルなアメカジにもハマるオトナ時計の魅力が分かってきました。いやぁ、歳を重ねるのも悪い事じゃありませんね!
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マストタンク選びの勘所はコレ!!

というわけで、今回は『マストタンクが欲しいけれど、何をどう選んだら良いのか分からない、、、』といったかつての私奴の様な諸兄諸姉諸君をサポートができればコレ幸い。
もっといえば、グーグルでも数多く検索されている【サイズ選びのコツ】や【マストタンクに合うスタイリング】といった具体的な内容についても、ビシッとご紹介しながらマストタンク選びの勘所をご紹介できればと思います!
メンズならサイズはLMサイズ一択

では早速、一つ目の勘所である
- 男性の選ぶべきサイズ
- 装着後のサイズ感
についてご紹介したいと思いますが、もはやこれに関して結論は決まっています。それは、、、
男性であれば【LMサイズ】一択です。
というのも、マストタンクのサイズ展開として
- SM(スモールモデル)サイズ
- MM(ミディアムモデル)サイズ※
- LM(ラージモデル)サイズ
といった3モデル(※MMモデルはレア)があるのですが、実物を手に取った感覚で言えば、、、
LMモデルでも結構小さいんですよ。
それこそ 初めて実物を手にした時なんて、想像していたサイズより更に一回り小さくてびっくりしたくらいですから。 むしろ(一般的な感覚としては)、旧モデルのエアキングですら『ちょっと小ぶりだなぁ、、、』とか思っちゃうレベルなのに、ソレより更に小さいケースのタンク(そもそも文字盤の面積も更に小さい)となれば、最初は必ず違和感あると思います。

なんならベンチュラも小ぶりだなぁ、、、と思っていたのに、マストタンクが並ぶとデカくみえる不思議。
ただ、ケースサイズが小さいとはいえ、【上品さが失われないサイズ】と【男性的なギリギリのサイズ】を保つ絶妙なバランスこそがLMサイズ。不思議と腕につけるとハマるんですよね。
しかし!!
これがSMサイズとなると話は別です。
世の中には『男性でも腕が細い方や小柄な方ならSMサイズでも、、、』なんて売り文句を目にする事もありますが、サイズ感を考えると男性でSMサイズを選ぶのは本当に辞めた方がいいです。 むしろ、SMサイズのマストタンクですら女性用としても小ぶりなサイズ感ですから。男性だとフェミニンすぎます。
そういう意味でも、男性は【LMサイズ】一択。
是非ともショップの売り文句に騙されずに、後悔しない適切なサイズを選ばれてください!!
ベルトはブラック?いやネイビーで!!

また、マストタンクを購入後の悩み事があるとすれば、ベルト選びもそのひとつではないでしょうか。
合わせるお洋服や気分によってベルト交換できるのが腕時計の醍醐味ですし、革ベルトの魅力です。
とはいえ、数ある革ベルトの中でも、やはりタンクに合わせるのであればエキゾチックレザーと言われる爬虫類系のベルトがオススメです。
もっといえば、エキゾチックレザーの中でも、竹斑(たけふ)のベルトよりは丸斑(まるふ)の様に 斑(ふ)が細かい方がオススメ。トカゲ(リザード)のベルトなんかも雰囲気がでますよ。

そもそもケースが小ぶりな事もあって、竹斑だとどうもバランスが悪く感じちゃうんですよね。
純正のリザード(トカゲ)ベルトもそういう意味では雰囲気に合ってて好きです。
また お色でいえば、やはり鉄板はブラックでしょう。

ソレこそ【ゴールドケース】に【白文字盤】というオーセンティックなルックスにはブラックレザーがグッと締まって上品+無骨です。
一方で、私奴にはベンチュラという【黒ベルト】×【ゴールドケース】という男臭い時計があるもんで、私奴と同じく、すでに黒×金の組み合わせをお持ちの方にオススメしたいのがこちら!

紺×金の組み合わせ!!!
これもオススメで、ネイビー×ゴールドの組み合わせは、上品さが黒×金の3割マシ。
ただ、この組合せにも注意点があって、ネイビーといっても明るいネイビーではなく、限りなく色の濃いネイビーである事が絶対条件。むしろ言われたら分かるくらいの濃紺ネイビーが理想で、少しでも明るいネイビーとなると一気にチャラくなってしまいます。ソレこそ紺ブレ的なニュアンスです。
ちなみに、『腕時計のベルト色は、靴と合わせるのがセオリー』と言われているので(個人的にはそこまで腕時計のベルトの色と靴の色合わせは意識していませんが)、そういう意味でも暗めネイビーで黒の靴にもマッチするようにお茶を濁しておくのも大切ですよ!(爆)
時代によって変わる尾錠も素敵だけど、、、

ちなみに、プレマストタンク(マストタンク)のベルト幅は時計側は17mmで、純正の尾錠側が14mm。
ベルト仕様としては一般的なので、手に入れやすいサイズなのも魅力ではないでしょうか。
このサイズであれば上述したリザードベルトでも4000円くらいから購入できますし、奇しくもラグ側;17mmはベンチュラと同じなので、飽きたら転用できるのも嬉しい。
ただ、この手のベルトにはふたつ問題があって、ひとつ目は若干ベルト幅が細い事。
というのも、ラグ幅;17mmはそうでもないですが、尾錠幅;14mmというのは男性の腕周りにはやや細くてミスマッチなんですよね。
ケースサイズでも触れた通り、『小ぶりで上品』といえばそうなのですが、この辺りは好みもあるかもしれません。まぁ純正の尾錠も雰囲気があってカッコいいですけど。
また、もうひとつは尾錠タイプのバックルはベルトを傷めやすい事。
それこそ、つけ外しの度にベルトをグイっと曲げなければならないので傷みやすいですし、片手で取り付けるのにも若干の慣れ(新品時はベルトが硬くて余計に着けにくい)が必要だったりします。
ただ、コレらふたつの問題は簡単に解決できます。それは、尾錠をDバックルに交換する事。私奴はとりあえずサードパーティ製のDバックルに交換済み。

Dバックルの場合、ラグ幅;17mm、尾錠幅;16mmというベルト幅になるので、ベルトの細さも感じません。
ちなみにカルティエ純正のDバックルは2万円程度で売られているので、お金が貯まったら交換しようと思います。
カジュアル使いでもハマる懐の深さ!!

またベルト問題以外にも気になるのはマストタンクのスタイリングについて。
ジュエラーが手がける時計という事もあって、どうしてもドレススタイル寄りなスタイリングを想像しちゃうもんで、『カジュアル使いには難しいのかな、、、』と思われる方も多いかと思います。
ただ、タンクに関してはそんな事は全然なくって、むしろ、、、
ベタなカジュアルスタイルにもビタビタにハマるのもマストタンクの魅力!!!!
とはいえ、バリバリのストリートスタイル、、、となると解釈が難しいですが、ここからはその辺りも検証してみたいと思います。
鉄板はキレイめジャケットスタイル
さて、上述の通り、ベタなカジュアルスタイリングにもハマると書いたものの、やはりド直球で行くならジャケットスタイルでしょう。
スーツはモチロン、ジャケパンスタイルとの親和性は間違いありません。

リングヂャケットの紺ブレにラルフローレンのBDシャツ。そして白文字盤のプレマストタンク。
アメトラなスタイリングにはニューヨークカルティエ謹製のプレマストタンクが合う!
思えば、私奴の手持ち時計のラインナップを鑑みても、パイロットウォッチ、ダイバーズウォッチ、スポーツウォッチと、純粋なドレスウォッチは持っていなかったので、そのピースとしてバチっとハマってくれました。
なんなら、今まではゴールドケースの時計を合わせたい場合にはベンチュラというロカビリー感が強い時計(爆)しかラインナップになかったのですが、そういう意味でも いよいよ多方面に対応できるラインナップが揃ってきました!!
デニムシャツに合わせるハズしが最高

そして、今回の大本命となるのが、マストタンクのカジュアルスタイリング!
それこそジーパンにTシャツ、腕元にはタンク、、、といったシンプルな格好にもハマると思いますが、個人的に好きなのがデニムシャツとの相性です。
元々デニムというカジュアルな素材をドレス要素のあるシャツにする、、、という絶妙なバランスがタンクとの親和性をグッと高めてくれます。キャップを被ってグッとカジュアル感を出しても意外とハマりますよ。
なんならGジャンとも相性が良いので、ゴリっとしたアメカジのハズしにタンクを、、、なんていうのも、タンクを実用品として使うカッコ良さがあって素敵ですよね。
しかし、上の写真は背景が邪魔だな!!(猛爆)
あとがき

というわけで、2回のエントリに渡ってご紹介してきたプレマストタンク。
前回のエントリでも触れた通り、【ゴールドケース】と【白文字盤】の組み合わせは幅広いスタイリングにもハマるので、色々なシーンでホクホク感が味わえる相棒となりました。
ただ、ひとつだけ嫉妬(?)というか羨ましい事があるとすれば、、、
実は後継モデルである80年代のマストタンクには【国際永久保証】という他ブランドでは考えられないウルトラG難度の特典があること!
というのも、80年代に作られたカルティエ製品には『国際永久保証』という保証がついていて、このカードを用いれば、時計本体(ムーブメント)のオーバーホール代が永久に無料になるという夢のようなギャランティカードが付いているんですね。

それこそ永久修理保証(永久に修理は受け付けるけど、O.H.費用は発生するよ!というサービス)を謳うブランドはままありますが、(ムーブメントのみとはいえ)O.H.費用が無料になるサービスは非常にレア。 もっといえば、この保証は時計のシリアルナンバーに紐付いているため、2次流通で入手した時計であっても保証が適用されるという大盤振る舞いっぷり。
ただ、これは80年代のわずかな期間だけ展開されていたスペシャルな特典で、惜しくも私奴のプレマストタンクの時代には適用されていません。
そういった事を考えれば、タンク購入に迷う諸兄諸姉諸君は こういった超特大の御守りがついた【80年代のマストタンク】も選択肢に入れてみても良いかもしれません。
とは言え、なかなかヤイソレ!とは買えないアイテム(私奴も片思い3年!!爆)ですから、中長期的な物欲在庫として、是非皆様チェックしてみてください!!
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