本件については先行してツイッター(@butsuyokukaisho)にて報告させてもらいましたが、世のオシャレ諸兄諸姉諸君は勿論、世のママさん界隈でも強烈な指示を得ているであろう、
LLビーンのボート&トートを齢32歳にして初めてGETしました!!
LLビーンといえば、過去にビーンブーツについて筆を執ったことがありますが、このトートバッグも『いつかは欲しいな』と思いつつも、代替となるカバンの存在より貧乏性を炸裂させて見送られてきた逸品。
それもあって、今回ココンチのトートバッグを入手できた嬉しさから、もはやPCを打つ手が止まりません!!
というワケで、今回は”世界のスタンダード”と言っても過言では無いコチラのトートバッグについて、満を持しての【ド偏見レビュー】をしてみようと思います!!!
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いつの時代も輝ける魅力があるんだ!!
なんか胡散臭いのキャッチコピーの様な見出しとなってしまいましたが(爆)、ココンチのトートといえば、デビューから70年を経ている大師匠とも言うべきファッションアイテム。
これはビーンブーツの記事でも触れましたが、ココンチのアイテムは半世紀以上の歴史がありつつも根本的なデザインが変わっていないアイテムが多いです。
例えば、ビーンブーツも根本的なデザインはデビュー当時から変わらない『初期型にして最終型』という完成されたデザインの代表格ですが、
何を隠そうこのボート&トートもソレ。
とはいえ、『何故、令和の時代にも関わらず 70年前のデザインのアイテムがここまで支持されるのか。』今回はそれについてチョット纏めてみました。
魅力その①;圧倒的タフさ
先ずはコレでしょう。
誤解を恐れずいうと、LLビーンに似たカタチのトートバッグというのはゴマンとありますが、そういった類似品と一線を画すディテールがあるとすれば、
ズバリ、このアイコンとも言うべき【24オンスのコットンキャンバス生地】!

実際に触ってみると分かりますが、分厚い。そして硬いですwww
単純に考えてChampionのT1011が7.1オンスですから、T1011を3枚重ねてもまだ及びつかないと考えれば、いかにコイツが分厚い生地なのか分かりやすいかと思います。
というのも、何故このトートバッグにこれほどにタフな生地が使われているかというと、そもそもコイツは、冷蔵庫という装置がなかった当時、切り出した氷を運搬/搬送する為にこのトートバッグが使われていたとか。 それもあって、
耐荷重が220kgオーバー(!)という、トートバッグでは到底持ち運ばない重量までカバーするオーバースペックっぷりww
ってか、むしろそこまでの重量物を搬送するなら、トートバッグよりも軽トラ出動案件だろww(爆)
魅力その②;ラインナップの豊富さ
そして、これほどまでに多方面での活躍が目立つ理由を考えた時に、まず思いつくのが、
豊富なサイズラインナップ!!
例えば、ランチバッグになるような小さいサイズもあれば、女性の通勤カバンとしても十分な収納力をみせるミニサイズ、先述でも触れたマザーズバックにもってこいのミディアムサイズや、一泊旅行 もとい、2泊だって使えちゃうラージサイズと、ネタの領域だろ(爆)と思える大きいエクストララージサイズまで様々。

ちなみに、私奴が買ったこの緑のトートはLサイズ。
よもやXLサイズはコストコの保冷材バッグレベルのサイズなので、普段使いならLサイズでギリギリOKなレベルでしょうか。
また、ココンチはサイズ展開だけでなく、モデルのラインナップだって豊富です。
私奴が購入したオープントップが定番とは言え、トップにファスナーのついたタイプや、ハンドルが革仕立ての男臭いモデルまで様々。
更には、側面についたハンドル兼、補強用テープのお色味だって、ボルドー/ネイビー/ブルー/グリーン/ブラック/カモフラと選べるのもステキ。 更には各シーズン毎にシーズンカラ—がラインナップされたりと、バリエーションも豊富です。
もっというと、トートバッグに好みの刺繍だって入れれちゃうワケで、用途に合わせて選びやすい!という理由も 幅広く愛用される所以ではないでしょうか。
魅力その③;Made in U.S.A.

最早私奴レベルとなるとMade in U.S.A.という表記だけでご飯は3杯は食べれる、盲目的な舶来品贔屓が炸裂www(爆)
舶来品、もっというとアメリカに対する憧れが強すぎるんでしょうね。
例えば、手間暇かけた中国製 vs.大雑把なアメリカ製、どちらが優れているのか、、、と考えた場合、『仮に品質面で前者が優位であったとしても、モノとしての背景を考えるならば、後者を選びたい!』という
思春期にジーパンやアメリカ古着にハマった後遺症(というか、洗脳ww)がまだまだ解ける気配がありません(爆)

こんな感じで、随所に垣間見れるアメリカメイド+ハンドメイドならではの端糸の処理や、、、

このハンドメイドであるが故にワザと端糸は長く残している(!)とか。
ホンマかいな!とツッコみを入れたくなる蘊蓄は数あれど、そういった粗っぽい作りも含めてアメリカの臭いがするLLビーンが好きなんだ!(爆)
この考え方は、T1011やPENDLETONのようなアメリカブランドに限った話じゃなくて、お国は違えどハイランド2000や、バブアーの様なヨーロッパメーカーでも同じで、(過去から何度も申していますが)このご時世でまだ自国生産を貫いているというロマンが好きなんでしょうね。
特にココンチのような老舗メーカーであれば尚更でして、経営や生産コストを考えると安い外国生産の方が利益が出やすいにも関わらず、『ウチはまだまだ自国でやるんだ!』というプライドが好きなんですよ。
男性が品物そのモノよりも、バックボーンや背景を好む、というのはこういった所かもしれませんね。
いうて、LLビーンもいずれ自国生産を終了させ、Made in U.S.A.のトートバッグが珍しくなる日が来るかもしれませんが、
ココンチのトートバッグはタマ数も多いし、そもそも『タフすぎて消耗の度合いが段違いに遅い』という特性があるので(爆)、中古市場においても枯渇することはなさそうですけどwwww
魅力その④;いつまでもブレないスタンダードであること
さて、これは前述した内容と重複しますが、流石は70年も愛され続けているプロダクトなだけあって、オシャレに敏感な諸兄諸姉諸君はとりあえずココンチのトートをもっているイメージがあります。まさに一家にひとつ的な。
また、スタンダードなカタチ(というか、LLビーンがスタンダードに昇華させた)の為、流行りの影響を受け難いメリットもあれば、軽トラが必要な重量(爆)でも許容できるタフさと相まって、買い替えの心配いらない!というのも大きなメリットかと思います。
親から子供へ、、、というルートだって決して不可能ではない作り故に、私奴も子供が大きくなって、『このバッグ貸して!(もとい、頂戴!)』と言われれば、二つ返事で託したいと思っています。

今回選んだグリーンのカラーはココンチのトートのド定番!
カモフラ柄と迷いましたが、やはりこういうのはスタンダードがイイんだよなぁ。
個人的にはカバンというカテゴリにおいて、『親から子供へ引き継いでいきたいアイテム』の筆頭はヴィトンのキーポル(ボストンバッグ)ですが、LLビーンのトートバッグはソレに次いで、心のベストテン第2位!
ナカナカ棲み分けが難しい両アイテムではありますが、確かな作り(タフさ)とアフターケアの万全さという観点で言えば、通ずるものがあるのでは無いでしょうか。
ただ このトート、価格面だけを比較しちゃうと、キーポルとは桁違いのコストパフォーマンスが炸裂!まだ入手した事のない方は 先ずはLLビーンのボード&トートを検討してみるのもイイのではないでしょうか。
『使い難いんだよね。』といいながら使いたい!
さて、上記ではココンチのメリット(というか物欲が刺激される内容)についてレビューきましたが、実際に使ってみるとやはりデメリットも見えてきます。
というのも、前述の通り、70年前のデザインが令和の時代でもバリバリ現役で使える理由は、『機能性がシンプルだから』という事に尽きると思います。
ただ、逆に言うと『シンプル過ぎて痒いトコロに手が届かない』事だって無くはありません。
というワケで、ここからは実際に使って感じたデメリットも一挙ご紹介しましょう!
難点その①;ポケットの小分けができない
これは実際に使用してみて痛感したデメリットポイントの筆頭ではないでしょうか、、、
というのも、コイツにはインナーポケットが無いんですよね。

こんな感じで中身はどこまでもシンプル!!もとい、圧倒的な袋っぷり!
なんでもポンポン放り込めるのは利点かと思いきや、携帯や鍵がカバンの中で迷子になることもチラホラあって、この辺は地味にストレスが溜まるんですよね。
ただ、コチラに関しては【カスコ・ベイ・ボート&トート】というモデルがリリースされていて、何を隠そう内ポケットやキーリングといった収納が標準装備されている痒いトコロに手が届くモデルもあったりします。
コイツには内ポケットが標準装備されており、このポケットがすげー便利!

フェリージのコロコロという、分厚い財布ですらサイドポケットに!
更にはケータイ、キーリング等も収納可能なポケットがウレシイ!
使い勝手でいえばコチラのカスコ・ベイ・ボート&トートがオススメです!
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難点その②;固くて、重い
これについては、魅力その①の背反ですが、24オンス生地はやはりタフ。
もっといえば、私奴のトートは、24オンスという極厚な生地をLサイズという布地面積の大きいモデルを選択した故に、カバンの中に何も入っていなくてもまぁまぁ重さを感じる始末www
現に、バスタオルと着替え、500mlのペットボトルをもって水遊びに出かけた際の重量感たるや、鈍器の部類にカテゴライズされえそうなくらいです(爆)
また、極厚でタフすぎる生地の為、新品状態であればそのまま自立するという剛健っぷりも炸裂www

ビジネスシーンでの最強防具がバリスティックナイロンを用いたTUMIだとすれば、LLビーンのトートはカジュアルシーンにおける最強防具の一つではないでしょうか。
きっとドラクエの主人公がもっている”ふくろ”はココンチのXLサイズのトートですよ! 知らんけどww
難点その③;革質の具合
実は、今回キャンバス生地のトートバックの購入に伴い、対抗馬となったのは【レザーハンドルのトートバック】
しかし、何故最終的にキャンバス生地のトートバッグを選んだかというと、、、
ズバリ、ハンドルに使われている革の質感が好きじゃなかったから。

というのも、レザーハンドルの質感が、ビーンブーツに使われている革質そのままだったんですよね。
べったりと顔料をぬったようななんというか。

レザーハンドルといえば、フェリージ。
このくらいのハンドルの出来栄えを(勝手に)予想していたんですよねww
正直、LLビーンのレザーハンドルをゴリゴリに使い倒した実績もないので、経年変化における良し悪しは分かりませんが、皆さんは気になりますか??
あとがき;LL○○といえば、、、

これは余談ですが『LL○○、、、という風に、LLの後に続く言葉はなんでしょう?』
いうクイズがあったとします。
おそらく、回答例としては【LLサイズ】であったり【LLビーン】と回答される方が多いかと思いますが、 ドラゴンアッシュによりHIPHOP偏差値を稼いだ事のある私奴からすれば、答えはコレです。LL.クール.J!
そう、何を隠そうLL.クール.J御大は、私奴が敬愛するかのBEASTIE BOYSも在籍したDefJamレコードで活躍したアメリカHIPHOP界におけるレジェンド。
個人的にLLの次に来る言葉としては、ビーンよりもクールJ派メェン!
もっというと、カモンメェン!のイントロでお馴染みの『Mama Said Knock You Out』を毎日リピート再生していた私奴からすれば、LLビーンのトートを入手した記念として、『Mama Said Knock You Out』を聞きながらLLビーンのトートを肩にかける ダブルLLスタイルを妻に提案してみるも、盛夏本番のこの時期において、冷房も不要となるほどの冷たい目で見られた事は言うまでもありません。
もっというと、『Mama Said Knock You Out』のイントロとして余りにも有名な『カモンメェン!』のフレーズは、同曲のレコーディングする際にスタッフに発破をかけるために氏が発した一言をイントロとして採用した、、、という逸話にちなみ、ノリの悪い愚妻へ 『カモンメェン!』と声をかけた結果、さらに氷点下に近い冷たい目で見られた事は想像に難くないかと思います。
でも、それくらい嬉しかったんですけどね。 おわり。
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コメント
ココンチはやめようよ
某雑誌の影響強すぎ
あと(爆)も
文章いいのに残念
>伊藤正博さん
コメントありがとうございます。
ココンチはさておき、(爆)は本ブログ開設当初から決めているブランディングなので勘弁してください。
多分もう流行ることはないんですが。
でも、”文章いいのに”とか、褒めてくれてありがとうございます。
地味に嬉しいです。