緊急サルベージ!?大人が使える二つ折り財布。ポーターカジノ編

PORTER CASINO 07-2 小物

前回のエントリにて私奴が愛用するフェリージの3500(通称コロコロ)をレビューさせて頂き、

  • エイジングのさせ甲斐がある
  • デザインが秀逸
  • 実用性にだって秀でている

と攻撃面で抜群の定評がある旨をご詳細させて頂きました。
しかしながら、守備面に目をやると

  • ボディの大きさ(厚み)故にズボンのポケットに入らない
  • スーツスタイルには合わないww

と、守備力が極端に低いアイテムである事は前回のエントリの通りです。(猛爆)

正直、私奴も夏場はコロコロの取り回しは持て余していましたし、百歩譲ってカバンを持つ、、、となっても、文庫本やらモバイルバッテリーやらサングラスやらと、結局荷物が多くなる罠が炸裂しちゃったりして、どうにか成らんのか?と自問を繰り広げたモノでしたww

そんなことも相まって、前回エントリでは『コロコロを持つにはコツが要る』なんて偉そうに語ったワケ(猛爆)ですが、これも特効薬的な改善方法があるとすれば【サブのコンパクトな財布と使い分ける!】というのが、コロコロにとってもTPOとしてもスマートかと思います。

ただ、この為に新しいサブ財布を買う!というのも本末転倒だろう、、、と悶々としておった所、そういえば昔使っていた財布がサブ財布として使えるんじゃないか、、、という巧妙がキラリ。
という事で、私奴の小物ケースをゴソゴソと詮索していると、、、見つけました。コイツ!

PORTER CASINO 07

一見どこにでもありそうな二つ折りの財布。
キズや凹みという使い古された感はありますが、何故かツヤだけは強い不思議な革。

というワケで、今回のエントリの主役はこの黒光りした不思議なツヤ財布!
遡ること14年前、当時19歳のちゃん貴青年に訪れた(個人的)第一次レザーブームの遺産として購入したコイツ。
10年以上の時を経て、この度見事一軍復帰を果たす事ができるのか!?いざ!

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ポーター謹製。ブライドルレザーの二つ折り財布!

さて、というワケで急遽 私奴の革小物保管庫よりサルベージされたお財布。
ここ10年間ろくすっぽ手入れもしていなかったにも関わらず、圧倒的なツヤ感をキープしたままwwという謎のコンディションの安定っぷり(爆)

よもや皆様もうすうす勘付いていると思いますが、コイツはただの革財布では御座いません。というワケで、中身を見てみましょう。コレだ!

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何を隠そう、日本が誇る鞄メーカー、ポーター謹製の革財布!
もっといえば、コイツに秘められたギミック(?)がコレ。

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内側にうっすらと残るこの白い粉状の斑点は、、、
そう!ブルーム。ということはコイツは何を隠そうブライドルレザー!
上述したツヤの根源はコレだったのだ!

というのも、いつも本ブログを御贔屓頂いております諸兄諸姉諸君はご存知かと思いますが、ブライドルレザーといえば馬具なんかに使用されるレザーとして有名ですね。(前回エントリでご紹介した私奴のコロコロもブライドルレザーでした。)

革を鞣した後にWAX成分を十二分に染み込ませることによって、高い堅牢性を持たせつつも、使えば使うほどに馴染みが良くなる、、、と専らの評判なのがブライドルレザー。

もっと言えば、表面に浮き出てきちゃう程に染み込ませたWAX成分により、日々のメンテナンスもブラッシングで完結出来ちゃうよ!という手の掛からなさも◎。 それでありながら、非常にツヤのある表情のよい革に仕上がって行く事から、正にエイジングレザーの王様といっても過言ではないかと思います。

初めて革製品をエイジングさせてみたい!という方の入門編とも位置付けられるブライドルレザーですが、このレザーを用いてポーターはどんな財布に仕上げたのか!?詳細をばご紹介したいと思います!

ポーターのカジノは質実剛健。垂涎ディテールをご紹介!

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さて、前項の繰り返しとなりますが、上述の通りコイツはポーター謹製。
もっと言えば、数あるポーターのラインナップの中でもブライドルレザーを使って職人さんが丁寧に縫い上げた【カジノ】と言われる商品ラインこそがコイツの正体です!

ですが、ポーターといえば【タンカー】に代表されるようにナイロン使いのカバンが有名ではないでしょうか。こういうヤツ。

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私奴のタンカーのブリーフケースはオン/オフ問わず大活躍。
使用歴が15年を経過しても、今なお現役バリバリの有力選手!

今でこそ【タンカー】の大ヒットも手伝って、【カジノ】のような革製品は昨今のポーターのブランドイメージからは一見遠いように見えがちですが、元々の歴史を遡ればポーター(吉田カバン)は革カバン製作から始まったメーカー。

黒沢映画の小道具としてココンチの革カバンが使われたり、若き頃の皇后美智子さまのプライベート用途にも吉田カバンが使われたりと、抜群の品質と信頼性は皆様ご承知の通りだと思います。

それからいえば、この【カジノ】というラインナップは【吉田カバンの本質的な魅力】が全面に押し出されたプロダクトといっても過言では無いのかもしれせん。

というのも このカジノ。財布という小さな製品でありながらも、上述した【ポーターらしい職人気質っぷり】を十分に感じさせる垂涎モノの物欲ポイントが随所にちりばめられているんですよ。

というワケで、本項ではそんな秘められた物欲ポイントについてもご紹介したいと思います。

物欲ポイント①;芸術的なコバの処理

さて、このカジノにおける、一番の分かり易いセールスポイントといえば上述したブライドルレザーとなりますが、個人的な一番の物欲ポイントといえば、コレでしょう! ズバリ【コバの仕上げ】です。

【コバ】というのは、いわば革の断面ですね。ココ。

当て馬に使われたのは、フェリージの名刺入れww(爆)
この革の断面部分がコバです。

表裏面から革を張り合わせてるけど、断面を磨いて重なりが分からない様にするのが一般的に言われる【コバ磨き】という工程。
コレはあまりキレイに磨けていないなww(猛爆)

このコバ磨きも、一般的にはワックスや顔料をコバに塗る⇒磨くを繰り返す事にて、滑らかで革と革の界面が分からない様なキレイなコバを作っていくワケです。 私奴は持ってはいませんが、ワイルドスワンズの財布なんかはコバの処理がとてもキレイと有名ですね。

まぁ要するに【コバ磨き】と言われる工程は(乱暴に説明すると)、断面から見た際に 貼り合わせた革の界面が目立たない様に処理をする、、、といった理解で良いかと思います。
ですが、それに対して、ポーターのカジノがコレ。

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なんと、顔料を塗布しない断面露出タイプ!
ただし、キッチリと磨かれたコバは積層された革が木目の様に。

というのも、このコバの処理ですが、これは決して手を抜いているワケではなく、【切り目仕上げ】という特別な処理が行われているんです。

というのも、そもそもコバ磨きという工程は、上述したようにルックス的な意図もありますが、元は重ね合わせた革の端っこ(断面)が割れたり傷んだりするのを防ぐ為の補強工程。 

それ故、コストダウンを図ろうとすると『樹脂系のインキを塗り固めておしまい!』なんて処理をするメーカーもあるなかで、敢えて顔料や樹脂系の塗布剤を使わず、ヤスリとワックスだけで仕上げるというドMっぷりww  

こういった、例え一般的には注目度の低い場所(ツウの方なんかは注目しがちですがww)だとしても、最高の仕上げで提供したい!という職人気質な想いが込められているのだと思います。 知らんけどwww(猛爆)

とはいえ、私奴もサラリーマンですから、企業が合理化や簡素化、コストダウンといった生産性を求める気持ちや、そういった風潮もわずかながら分かるつもりです。

ただ、そういった風潮を突っぱねてまで、こういった細かい処理に手間暇をかける精神こそが【ポーター(吉田カバン)らしい】なぁと思います。

物欲ポイント②;カード入れの革の梳きが秀逸

そして上記のコバとも関連しますが、更なる物欲ポイントを挙げるとすればコレでしょう。多くを語るよりは先ず見てみてください、コイツ。

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丁寧な革の漉き(薄く削る作業)が入っていて、断面がキレイ。
コイツを買う時に『メチャメチャ手が込んでるでしょ?』と店員さんから説明されたのを今でも覚えてる是!

というのも、この漉き具合がよく分かるのがカードの収納枚数。

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いくつの革を重ね合わせて要るのかwwwという程の重なりっぷり。
これだけのカードポケットを作製して、この厚みで仕上げるというのはどれだけ薄く漉いているのか、、、と【吉田カバンらしさ】が光る職人芸です。

物欲ポイント③;ライナーまでブライドルレザー

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そして3つ目の物欲ポイントがコレ。
というのも、財布の外側はブライドルレザーでもライナーは普通の革という財布もある一方で、吉田カバンはライナー(内張り)まで全てブライドルレザーという贅沢仕様!

もっと言えば、上記のカードケースの写真で気がついた方も居たかもしれませんが私奴が『え?マジで?』と声に出しちゃったのがこれ。

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何を隠そうココのカード収納箇所の内側の見えない所までブライドルレザーの銀面を張り合わせている贅沢っぷりwww
こういった所まで全部ブライドルレザーで仕上がるってナニソレ素敵!

そして使われているレザーもブライドルレザーの本場、イギリスの最高峰タンナーからの買い付けという本格派。
もっといえば、他のブライドルレザーを用いたブランドの財布は軒並み高騰している(例えばホワイトハウスコックスの2つ折り財布は大体¥36,000という値段設定)のなか、ココンチは約¥24,000という超大判振る舞いwww

これだけ贅沢にブライドルレザーを使って、職人さんが手作業で作製してこの価格の据え置きっぷりというのはチョット他では考えられないですね。ほんと。

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ちなみに、コイツの全貌でいえば、コチラ。
両サイドにカード入れという、小銭ポケットの無い札入れ!

コイツと時を同じくしてBREEを買っていたので、もう財布は札入れで良いじゃん!と選んだのがコイツ!
振り返れば19歳当時にトリッカーズを買ってみたり、はたまたコイツを買ってみたりとキレキレの審美眼を持っていたのは言うまでもありません。 当時の自分に本気で感謝wwww(猛爆)

カジノのエイジング具合をみてみよう!

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そんなカジノですが、実はコイツを購入するまでは同じポーターでも【カプセル】というナイロンの財布を使っていました。コイツ。

高校時代からこのブルーグレーのお色を好んで使っていたんだよね。
右のケツポケットが財布の定位置でしたww

その後、【カプセル】から【カジノ】へ財布は変わったモノの、ケツポケットに財布を入れるクセは抜けきれず、ケツポケットに財布を入れたままデスクワークに勤しむなんて事もザラでした(猛爆)

それ故、二つ折りとはいえペタンコに折れ曲がってみたり、折りグセが斜めについてみたりと、今思えばもう少しキレイに使っても良かったなぁと反省点も少々あります。

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僅かながら、折りたたんだ際にズレが発生。
そしてペタンコに折り曲がった様子はケツポケ収納の弊害かww

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ただ、やはり革質が上質なのか、ブライドルレザー故の恩恵かは分からないけど、折り曲げ部分やコバ近傍にクラック等の発生は見られない堅牢性はサスガ!

また、全体的に傷や打痕のような凹みは多々あるけれど、コレはこれでいい塩梅ではないでしょうか。
幾分ワイルドな風貌に育ちすぎているきらいはありますが、ブラックというお色的になんとかスーツにも合わせれるし、何と言ってもコロコロの代替えとして、ちょっと出かける時にはスーパー便利www

ってか、サブ財布とは言っても正直クレカと免許証くらいが入ればなんとかなるもんで、コロコロを母艦として チョット出かける時は小回りの聞くカジノにお金を充当して、、、なんて使い方ができる様になったのは最近のライフハックとしてはナカナカのヒット案件だと思いますwww

ってかこのカジノ、エイジング具合や使い勝手を総合的に判断した上で現役復帰の是非を判断をするつもりでしたが、今となっては既に何気ない顔をしながら我が物欲艦隊の一員として再復帰していました(猛爆) 

あとがき

今回ポーターのカジノをご紹介するに伴い、時を経た現在もラインナップとして健在なのか確認する為にポーターのサイトを確認してみましたが、、、

まだまだ現役のラインナップでしたwww
なんだ、私奴が購入して14年は立ちますが、結構なロングセラーだったのねw(猛爆)

まぁ正直いうと、当時のちゃん貴青年がココまでコイツのディテールに惚れ込んだのか、、、と言うと、実際は今ほどにピンと来ていなかったと思いますwww

ただ、お店で接客をしてくれたお婆ちゃんがトクトクと説明をしてくれて、 『こういった所にポーターのこだわりがあるんよ!』 と教えてくれたのば14年を経てもまだ覚えています。(何を隠そう、上述した物欲ポイントは、当時 接客をしてくれたお婆ちゃんから教えて貰った事なんです!(猛爆))

もっといえば、そんな説明を聞いて『なんか良く分からんが、こだわりがあってステキだな!』と購入を決意したのも未だに覚えています。

今思えば、いろんな洋服や靴、カバンに興味を持ってきましたが、私奴がかなディテールに魅力を感じたり、ロマンやストーリー性に強く惹かれる様になったのも、コイツを購入する際に色々と教えてくれたお婆ちゃんがキッカケだったのかもしれません。

そういう意味ではあのお婆ちゃん、私奴をとんでもない沼に落としてくれたな!!(猛爆)

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イタリアのフェリージ、日本の吉田カバンと続き、今回は満を持してブライドルレザーのお膝元、イギリスからホワイトハウスコックスをご紹介!これにてブライドルレザー3兄弟完結でございます!(爆)

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