今年の1月。初めて原宿キャシディに訪問して以降、プロッパーのカーゴパンツが頭から離れません。こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
プロッパーといえば、かつて本ブログでもABOさんがレビューしてくれた名作カーゴパンツのひとつ。それもあって、私奴もプロッパーの素晴らしさについては理解していたつもりでしたが、
やはり実物(とプロッパーを穿いた八木沢さん)を見ると、心躍りますね。
とはいえ、その時は『カーゴパンツはM-65パンツを持っているし、同じようなズボンは何本も要らんだろ、、、』と、かろうじて我慢できていたのですが、
その後、幾ら時が経てども、プロッパーが気になって仕方ない!!
もっと言えば、キャシディで見たエイジングサンプルの肌触りや、シルエット、そしてパッカリングのカッコよさが頭から離れず、、、
自身の誕生日を免罪符に、思い切ってプロッパーを誘致する事としました!!(猛爆)
ただ、折角プロッパーを買うのであれば、単なる購入報告で終わってしまってはブロガーとして面目が立ちません。
むしろ、今回の誘致を正当化(爆)させる為には、世のファッションフリーク達がググっている
- プロッパー カーゴパンツ サイズ感
- プロッパー カーゴパンツ 乾燥機 縮み
- プロッパー カーゴパンツ 経年変化
というトピックスを深堀りしてこそブロガーの本懐だろ!!という事で、
今回は皆さんが頭を抱えるプロッパーの疑問点について、どこよりも詳しくレビュー(罪滅ぼし)してみせる!!
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というワケで、まさに満を持しての誘致となったプロッパーですが、実は今回の誘致に伴い、ひとつだけ”意図的な仕掛け”をしてみました。それが、、、
ユーズド品を誘致する事。
というのも、どうせ誘致するなら『皆さんの疑問を解消するんだ !』という意気込み(言い訳ww)は上述の通りなのですが、その【言い訳】を精度よく成立させる為には、『ある程度履き込まれた個体でレビューしないとダメだろ!!』と、稀代のブロガー根性をフル回転させてみました。(爆)
というか、新品状態からクタクタになるまで履き込むには時間と労力も要るもんで、それならユーズドの方が塩梅がいいじゃん!というスケベ根性(爆)なのですけどww
そんな様々な思惑が入り交じりながらも、晴れて我が物欲艦隊に入隊となったプロッパー。
改めてその御尊顔をご紹介いたしましょう。コチラ。
サイズはマイサイズの【Small / Short】
生地は【コットン100%のリップストップ生地】という、まさに私奴のドンズバモデルです。
ちなみにコイツは、手元に到着した直後からコインランドリーで3回ブン回される入隊試験を見事に突破した猛者です。 お陰で、元々の履き込み具合に追加して、更なる草臥っぷりがプラスアルファされた大ベテランの風格と相成りました。
というワケで、今回はコイツを検証サンプルとして、諸々の確認を進めてみましょう。
検証その①;乾燥機を経た後の縮み具合
というワケで、早速1発目の検証ネタに移りましょう。コチラ。
乾燥機による縮み問題。
というのも、プロッパーの検索ワードランキングを見てみると、どうも【サイズ感】に関する内容が多くググられているのですが、そこで表示される検索結果といえば、新品状態のサイズ感をレビューされているケースが多いんですよね。
まぁこれはショップの商品説明がヒットするケースが多く、新品状態のサイズ感でレビューされているからなのですが、そんな事よりも皆さんが本当に知りたいのは、
新品状態ではなく、履き込んで生地が縮み切った後のサイズ感ではないでしょうか。
というわけで、そんな困り事に対応するのが本ブログ!という事で、本エントリでは【履き込んだ(縮んだ)後の実測寸法】を公開しましょう。コチラ。
左側が新品状態のカタログ寸法。
意外と横方向(ワタリ、裾幅)は縮まず、縦方向(股上、股下)にガッツリ縮んでいますww
まぁ生地がコットン100%ですから乾燥機で目が詰まる(縮む)のは想定内とはいえ、レングスで2インチ以上縮むのは意外でした。
ちなみに、上述した入隊試験(コインランドリーで3回乾燥機にかける)は、生地を完全に縮める意図だったのですが、コインランドリーのガス乾燥機は非常に強力。
それこそ、脱水後の状態なら20分乾燥(私奴の近所では100円分)させれば十分乾いてくれるので、洗濯は自宅で対応するとして)正味300円あればキュンキュンに縮められるというワケ。
また、これである程度のアタリも出てくれるもんで、
新品状態でシルエットが大きく感じる方は、コインランドリーでの乾燥作戦は結構アリですよ。
検証ネタ②;Small / Short の着用サイズ感
そんな縮みきったプロッパーにて検証するネタの二つ目こそが、
お待たせしました、着用時のサイズ感です。
繰り返しますが、【縮み切った状態】というのがポイントです。
というわけで、そんなSmall / Short のプロッパーを、170cm/65kgの私奴が着用するとこんな感じです。
正に太すぎず、細すぎずの絶妙な塩梅。
もっといえば(僭越ながら)どことなく八木沢さんっぽいシルエットになってるでしょw(爆)
ちなみに、タイトフィット全盛期(10年以上前)に買ったラルフローレンのカーゴパンツと、近年のワイドフィット全盛期に買ったM-65を比較してみたのがコチラ。
M-65が【M/Rサイズ】なのはさておき、ワイドシルエットが食傷気味になってきた私奴にとって、このプロッパーのシルエットは今の気分にビタハマリ。
それこそ、軍パンでありながらテーパードが効いたシルエットってなかなか貴重です。
強いて言えばイタリア系ブランドのカーゴパンツが近い気もしますが、それなりに高額だったり、取り扱いのお店も限られてきたりするので、
価格帯や入手のし易さを考えても、ある意味プロッパーは唯一無二のカーゴパンツと言えるのかもしれません。
検証ネタ③;リップストップ生地の経年変化
そして今回の検証ネタの大トリとなるのが、
リップストップ生地の経年変化。
いうて、今回の個体は自分で育てたワケじゃないのでデカいクチを叩くのも気が引けますが(爆)、それでもエイジングサンプルとしては参考になるのではないでしょうか。コチラ。
サイドポケットのフラップはエッジ部分が白っちゃけて来ると一気に雰囲気が出ます。
こういう雰囲のがお好きな方も多いんじゃないでしょうか。
また、特徴的なおしりのパターンもこんな感じ。
このまるく当てられたパターンはジーパンやスラックスには見られないディテールで、こういう無骨なデザインこそ軍パンの魅力。
こういったステッチ回りにもパッカリングが出てくると余計にカッコいいですね。
また、新品当時はコットンとは思えぬ程にパリパリだった生地も、履き込む事でクタクタ/スベスベの肌触りに進化。
手持ちの’90sのアメアパ製BDUジャケットもコットンリップストップ生地ですが、こちらはどことなくケバっぽさを感じる生地感。 同じコットンリップストップといえど微妙な違いはありそうです。
どちらかというと、ナイジェルケーボンのリップストップチノの方が質感は近いかも。
という事は、このナイジェルのスポンも履き込んだらスベスベの肌触りが期待できるのかwww
それこそ、プロッパーのコットン生地は『クタクタになってきてからが本番』と言われる、いわゆる大器晩成タイプ。 飽きたら売るといった短期的なニーズではなく、
長期的なお付き合いを前提に選ばれる方が幸せになれるスボンではないでしょうか。
プロッパーというブランド背景も大アリ
また、モノに蘊蓄を求めるタイプの私奴(爆)にとって、プロッパーのブランド背景だってビタハマリします。
それこそ、今でも米軍や警察等にユニフォームとして納品している生粋のアメリカンブランドという事で、ホンモノ感はいまだに健在。
むしろ、現役米軍サプライヤーがリリースするカーゴパンツという事で、
世のレプリカアイテムとは一線を画す【ホンモノ感】は他のアイテムよりも、より高純度に感じれるんじゃないでしょうか。
そう思えば、
そんなズボンが6099円~(Amazon/’23.4月現在)で買えるってスゴイ事だな !!
あとがき
上述の通り、今回は意図的にユーズドのプロッパーを誘致したのですが、
- サイズはSmall / Short
- 素材はコットン100%
といったポイントはどうしても譲れなかった為、
新品が6000円で買えるにも関わらず、ユーズドを5500円で買うという良く分からないムーブをしてしまいました(猛爆)
ってか、この価格帯のズボンとしては脅威のリセールだな!!
今回は『この中古価格には、生地を草臥れさせる手間賃が含まれているんだ』と無理やり納得させm…
やっぱり次にプロッパー(ネイビー)を買う時は新品から育てよう!!(猛爆)
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