こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
日に日に熱くなるこの季節。まさに【初夏】と呼ぶに相応しい気温となって参りました。
そんな夏の訪れにワクワクする一方で、皆様にも(一時的とはいえ)寂しいお別れがあった事かと思います。
そう、衣替え。もっと言えば革ジャンとのお別れです。
革ジャンといえば、我が物欲艦隊でも秋口から初夏まで八面六臂の活躍をみせる主力アウターですが、昨今の気温を鑑みるに いよいよ今シーズンもお勤めを終了させる季節となりました。
ただ、いくら気温が高くなってきたとはいえ、つい数週間前までは蜜月な関係(爆)を結んでいたワケですから、『また秋口に会いましょう!』と簡単に割り切るには寂しすぎる!!
というわけで、
今回のエントリでは、この時期の恒例行事となった【革ジャンの育成記録】をお届けしたいと思います!
題して、
チキチキ!2シーズンが経過したサイクロンのエイジングレビュー!!
振り返れば2021年の年末(1年半前)に誘致したサイクロン。
2シーズンを経て、一体どんなエイジングっぷりが見れるのでしょうか!?
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2022年はサイクロンの年!!
さてさて、兼ねてから筆を執っている通り、我が革ジャン艦隊には3着の革ジャン将校がいます。
- アディクトクローズ AD-10;シープスキン(黒)
- アディクトクローズ AD-7;ホースハイド(黒)
- ルイスレザー サイクロン;カウハイド(紺)
ユーズドで購入したAD-7は元々それなりにエイジングは進んでいましたが、中でも新品で買ったAD-10と、新古品を購入したサイクロンは1からエイジングを進捗させる必要がありました。
それこそ、2020〜2021年の2年間はAD-10を重点的に着込み、2022年の春先にはAD-10のエイジングがひと段落(こちらのエントリ参照)した事もあって、
昨シーズン(’22-23AW年)の重点育成選手にはこのサイクロンが選ばれていたのでした。
とは言え、柔らかいシープスキン(AD-10)と比べて、甲冑と見まごうコシの強さを誇るカウハイド(サイクロン)ですから、全体的なエイジングがスローペースとなる事は想像に難くありません。
というワケで、今回はそういった【革の硬さ】の変化にも触れつつ、
リアルなエイジング進捗をお送りしたいと思います!
腕周りの窮屈さは2シーズンで解消!
では早速、現時点(’23年5月時点)におけるサイクロンのエイジングっぷりを紹介していこうと思いますが、革ジャンにおいて最も着心地に直結するポイントといえば、
やはり、腕周り/肩周りは外せません。
そもそも、新品状態では『腕が上がらない』『変なツッパリ感がある』と言う事で、まるで拘束具の様に感じるのは革ジャンの通過儀礼でしょう。
それでも、このサイクロンに関して言えば、2シーズンに渡る着用の甲斐あって、
遂に、腕を回しても違和感の少ない柔らかさを手に入れました!!
それこそ、自身のクセや可動域に合わせて革を伸ばし、オーダーメイドさながらの着心地に育てていくのが革ジャンの醍醐味。
このサイクロンも肩口が伸びてゆとりが生まれたのか、アームホール近傍の繊維が柔らかくなったのか(はたまたその両方なのか)は分かりませんが、ここまで馴染んでくると比較的着るのもラクになります。
むしろ、カウハイドやホースハイドの革ジャンは、先ずはこの着心地に到達する事が【エイジングにおける最初の難関】ではないでしょうか。
腕の蛇腹もくっきりと!
また、肩回りと同じく、もう一つ分かり易いエイジングポイントといえば、
肘の内側についたシワ。
ジーパンで言うところのハチノス的なポイントで、蛇腹に折り曲がったウネウネに色気を感じるんですね。
こんな感じでシワと革の光沢がイイ感じに魅せてくれます。
こういった革のシワはブーツに通するポイントですね。
また、この蛇腹シワのお陰で、最初は手の甲まで隠れがちだった袖丈が、
ようやく手首付近まで持ち上がりました。
最終的には手首のくるぶし位まで持ち上がらせたいのですが、こういう所からも自分の身体に馴染んできたなぁと実感します。
もっと言えば、肘も抜けてきて、脱いだ時の抜け殻もUP
とはいえ(上でも触れた通り)、ある意味ココまでが革ジャン育成のプロローグ。
いよいよここからがエイジング本番!と考えれば、
来年からは更に楽しいエイジングライフが味わえるかもしれません!!
いうて、身頃のエイジングはまだまだこれから
こんな感じで、順風満帆なエイジングっぷりを見せるサイクロンですが、一方でなかなか手ごわい部分もあります。
それが、身頃。
なんせ、頻繁に動かす肩や腕と違って身頃は可動範囲が狭いので、なかなか柔らかくなってくれません。
理想は、革が身体に沿ってくれるくらいまでクタクタにしたいのですが、まだまだボール紙をあてがっている様な雰囲気(爆)は払拭できていません。
なんなら、最近は(身頃エイジングの期待も込めて)、出来るだけフロントジッパーも締めて着用していたのですが、キチンとファスナーをはめ込まずスライドさせようとした結果、
ココが痛んでしまった是!!(爆)
このジッパーのパーツ(名前知らない/爆)って、みんなどうなってます?
ここのダメージって、結構あるあるネタなんですかね?
【番外編】ライナーの破れはいかに!?
ちなみに、ルイスレザーでの【エイジングあるある(?)】としてよく聞くのが、
ライナーの破れ。
それこそサテンやメッシュ生地という様な、決して強度の高くないライナーを選択した場合、アームホール(縫製)部分が破れたり、袖口部分が時計やアクセサリーと干渉して痛む事が多いんですよね。
かくいう私もタイトなサイズ感で革ジャンを選んでいるので、着脱時のアームホール部分のストレスは少なからずありそうですが、、、
こんな感じで、まだまだなんとか持ち堪えてくれていましたwww
これはこれで体型維持の目安にもなりそうです(爆)
ただ、その一方で、、、
袖口のライナーには微少なスレ(破れ)が。
ただ、この袖口スレ(左側限定)の原因は検討がついていて、
ベンチュラのケース角のせい!!
というのも、ベンチュラって上写真の通り部分が尖ってて、革ジャンに限らず時計したまま袖を通すと引っ掛かりやすいんですよね。 それもあって、革ジャンを着る時は時計を外してから着用する、というマイルールを徹底していたくらいです。
ただ、そこまで気を付けていたにも関わらず、結果として袖口のライナーが傷んでいた事を感えると、
来年は細かい事は気にせずガンガン着てやろうかしら(爆)
2023年もサイクロンは重点育成選手!?
と、2シーズン目を終えた時点でのサイクロンのエイジングっぷりはこんな感じです。
皆様のお手持ちの革ジャンと比較して、エイジングの進捗っぷりは如何でしたでしょうか。
もしも、革ジャンのエイジングに際し『⚪︎⚪︎はこうやってケアするのがオススメ!』なんてアドバイスがあれば、是非コメント欄からご教授いただければ嬉しいです。
それこそ、シーズン単位で革ジャンのエイジング進捗をレビューしているブログ自体が少ないので、本ブログが同じように革ジャンを育成している方や、ルイスレザーの購入を検討している皆様の参考となれば幸いです。
なんにせよ、まだまだ硬さの残るサイクロン。
この調子いえば、来シーズン(’23−24AW)もサイクロンは重点育成選手となりそうなので、
来年の今頃には、更に渋さに磨きをかけた男前サイクロンに仕上げてみせる!!!!
あとがき
ちなみに、今回のレビュー(衣替え)のタイミングで革ジャンのケアを行いました。
まぁケアといっても表面をブラッシングするだけ(特にクリームを入れたりはしない)なのですが、実はその際に大活躍しているアイテムがあります。こちら。
洗車用のムートングローブ!!
それこそ、『革ジャンのケアに革靴用のムートングローブを!』というネタは広く知られていますが
使い勝手で言えば洗車用グローブは大ありです。
というか、安いし、超モフモフです。
効果としても、羊毛に含まれる保湿成分(ラノリン)の恩恵なのかツヤも出ますし、元々が洗車用グローブなので汚れたら洗えるのも◎。
ホコリ落としや表面ケアとしては最適かもしれません。
もっといえば、ワンセット買えば左右二つのグローブが入っているので、お色別(ネイビーとブラック)で使いワケができるのも良いですね。
梅雨入り前のこの季節、革ジャンのホコリ落としはカビ対策としても有効です。気になる方は是非お試しあれ!
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