買おうと思えば買えるんだけど、なかなか手を出せずにいるモノ。
皆さんにはそんなアイテムはありますか? こんにちは、ちゃんたかです。
実は私奴には、20年来ずっと上述した想いを抱いているアイテムがありまして、昨年ついに重い腰を上げてゲットしたものがあります。こちら。

リーガルのサドルシューズ!
正直、黒いダービーシューズの様にオンオフ使える汎用性があるわけではありませんし、独特なフォルム&クセのあるツートンカラーとくれば一般的にはあまり物欲を掻き立てられるアイテムではないのかもしれません。
しかし!!!
いざこの靴に秘められたカルチャーやバックグラウンドを知れば、いかにコイツが【様式美を纏った名靴】なのかお分かりいただけると思います!
もっといえば数多くのシューメイカーやシューズブランドがある中で、あえて【リーガル】というブランドを選ぶのにも理由がありまして、今回のエントリではそんなバックグラウンドまで深掘りながらコイツの魅力をお伝えいたしましょう!!
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サドルシューズって何ぞ?

では早速このサドルシューズについてレビューしたいと思いますが、その前にサドルシューズとはなんぞや?という所からご説明いたしましょう。
まず、サドルシューズは1800年代の後半にイギリスで発祥したシューズと言われています。

この馬の鞍(サドル)の様に、アッパーにサドルを被せた様なデザインからサドルシューズと呼ばれる様になったのは有名な話で、当時は主にドレスシューズとして認識されていたみたいです。

今でこそカジュアルシューズとして重宝されているにも関わらず内羽根になっているのは長年の謎でしたが、上述したドレスシューズとしてのディテールが今に残っている、、、と思えば納得ですね。
その後、50sを代表するアメリカンカルチャーに!

そんなイギリス発祥のサドルシューズですが、1950年代に一大ブレイクを果たします。そしてその舞台となったのはなんと海を渡ったアメリカ!
ロックンロールの神様、エルヴィスプレスリーが愛用した事で人気に火がつくのですが、『ツートンカラーがロックンロールの世界観にマッチするやん!!』ということでどんどんと人気を博していきます。

さらには同年代のアメリカンエリートであるアイビーリーガー達からも支持を受ける様になり、【ロックンロール界隈】のみならず【アメトラ&アイビー界隈】のカルチャーも染み込んだファッションアイテムに成長していくんですね。
ただ、当時のアイビーリーガーの写真をググってみても アメリカではサドルシューズを着用しているスナップはいくつか見られるものの、1960年代のジャパニーズアイビースタイルとしては意外とサドルシューズって見ないんですよね。
むしろジャパニーズアイビー御用達のシューズとしては、ローファやプレーントゥ、ホワイトバックスにダーティーバックス、ロングウイングみたいなアイコンシューズがあまりにも多いもんで、あまりサドルシューズがアイビースタイルに食い込む余地がなかったのかも。
まぁ私奴の中で『ロケンロールなスタイルが好き!』というバイアスが強すぎるだけ(爆)なのかも知れませんが、個人的にはロケンロールなスタイリングに合わせる方がしっくりくるかな。
なぜリーガルを選ぶのか?

上述の通りサドルシューズはアメリカで人気が爆発したプロダクト。それもあって、今でも結構なアメリカンブランドからサドルシューズはリリースされています。
例えば、アイビーリーガー御用達の【G.H.BASS】や【ウォークオーバー】だったり、それこそおれたちの憧れ【オールデン】からもサドルシューズは展開されてるにも関わらず、何故アメリカブランドが大好きな私奴が国産メーカー【リーガル】を選んだのか。
実はそれにも明確に理由があります。それこそが、、、
やはりこのブラックソーテルの配色と、ポッテリしたトゥ形状の【絶妙なオールティーズ感】が好きなんですよね。
というのも、実は私奴が好きなロケンロールスタイルは、1950年代のゴリゴリのアメリカンスタイルというよりは80年代に日本でリバイバルしたロカビリーカルチャー要素が強いんですよね。
もっと言えば、そのロカビリースタイルの中にはリバイバルブームの中で生まれた要素も少なからず混ざってまして、例えば、今でこそロカビリースタイルの定番アイテムとなったボーリングシャツとのスタイリングも、蓋を開ければロックンロールが生まれた’50sに大人気だったボーリングブームを抱き合わせただけだったりと、意外と後発的に結びつけた要素も少なくないんですよ。
ただ、私奴が好きなのは【そういった内容も含めたロカビリースタイル】だし、当時のリバイバルブームの中で人気を博したのがこのリーガルのサドルシューズだった、、、という事を鑑みると
リーガルのサドルシューズこそが、日本のカルチャーの【ホンモノ】だと思えちゃうんですよね。
そう考えると、欧米のシューメイカーが作るシュッとしたサドルシューズよりも、やはり【様式美】的にリーガルが欲しくなっちゃうんだよなぁ。
もっと言えば、そういった様式美やロマン、さらにはそこから確立されたスタイルがあるからこそ、1972年の発売から55年に渡ってなお売れ続けるリーガルのベストセラーとなっているのではないでしょうか。
リーガルのサドルシューズのサイズ感ってどうなん?

さて、ここまでの内容にて『サドルシューズとは何か?』といった背景について、ざっくりとご理解いただけたかと思います。もっといえば、こういった背景を知ることで『ちょっとサドルシューズが気になってきた!!』という方も少なくないかと思います。
というわけで、ここからはそんなサドルシューズに興味を持ってくれた諸兄諸姉諸君に向けて、サイズ選びのコツも併せてレビューしたいと思います。
おすすめサイズは実測サイズから、、、
では早速結論から申し上げますと、おすすめサイズは、
足の実測サイズから-0.5cmがオススメです。
というのも、私奴の足の実測サイズがこちら。

実際は踵の位置はゼロ点に合わせており、わずかに残る鉛筆のラインが中空(?)の踵のラインですww
- 左足の長さ;25.5cm
- 右足の長さ;25.0cm
もっというと、足囲となる①、②、③サイズ(大きい数字はメジャーを緩く当てたサイズ/小さい数字はメジャーをギュッと絞った際のサイズ)がこちらです。
- ①… 母子球〜小指球回り;25.5cm ⇒ 24.0cm
- ② … ①と③の間;24.5cm ⇒ 23.0cm
- ③ … 土踏まずのくびれ部分;24.5cm ⇒ 23.5m
これらを考慮すると、本来であればちょっと大きい左足のサイズを基準に25.5cmを選ぶのが正解なのですが、リーガルのサドルシューズに関しては、ぽってりしたトゥ形状の恩恵もあって靴の中は意外とゆとりがあるもんでジャストサイズだと踵が浮きやすいんですよね。

それもあって私奴は25.0cmを選んでいるのですが、実測サイズ25.5cmの左足でもまだ踵にはゆとりがあるくらいのサイズ感です。
むしろ、ここから履き慣らす事で中底のコルクが沈み、靴の中はさらにゆとりが出てくることを考えるならば、、、
やはりリーガルのサドルシューズは実測サイズより0.5cmダウンがオススメです。
ただ、こんな感じで本当はゆとりのあるフィット感にも関わらず『いざ試着をするぞ!!』となった際に陥りがちな罠があるのもリーガルのサドルシューズ!!(爆)
というわけで、ここからは【試着時や履き始めに気を付けるべき注意点】についても共有しておきましょう。
ガチガチに固いガラスレザーは要注意

まず、このサドルシューズの試着時や履き始めに陥りやすい罠となるのが、、、
ガラスレザー硬すぎ問題!!
もっといえば、ノーズ部分ではなく内羽根のサドル部分が要注意です。
というのも、元々はイギリスでドレスシューズとして開発された背景もあって【内羽根式】となっているのは上述の通りですが、ただでさえ羽根の開き代を調整しにくい内羽根式でありながら、、、
ココンチのレザーはガチガチすぎて全然羽根が開きません!(爆)

それもあって最初は足入れが難しく、サイズ選びを見誤ってしまう(なんならサイズアップをしてしまう)方が多いんですよね。
しかし、この問題は多少面倒でもシューレースをしっかりと緩め、ガチガチの羽根を広げた上で試着すれば確実に解消できますので、是非面倒くさがらずにやってください。マジで。

汚れ防止の為にレザーの上に樹脂がコーティングされたガラスレザー。
新品当時は特にガチガチで、ソールの返りも悪いので靴擦れ必至という極悪レザー(爆)
とはいえ、履き込みを初めて3回目くらいから足入れは幾分ラクになってくると思います。
具体的に言えば、だいたい15時間くらい履き慣らせばソールの返りも付いてくるので、若干の硬さは残りつつも本来の革靴レベルの履き心地になります。まずは我慢ですw
ただ、唯一残念な点があるとすれば、、、

大味なシワの刻まれ方をするガラスレザーは、もう少し改善してほしいけどな(猛爆)
サドルシューズのコーディネートは難しい!?

そんなディテールやバックグラウンドが豊富にあるサドルシューズ。
しかしそういったエピソード以外を見ても幾分カッコイイデザインだと思うのは私奴だけでしょうか。
それこそ上述したロカビリーな着こなしはモチロン、ロケンロールから派生したちょっとルードなスタイルにもハマるのがブラックソーテルと言われるこのカラーリング。
というわけでここからはそんなサドルシューズのスタイリング事例も一緒に検討してみましょう。
ロケンロールな雰囲気で夏を乗り越えるならこれ!
これぞ、ロケンロールスタイルの定番とも言えるオープンカラーシャツと合わせるスタイル。
冒頭でも触れた通りボーリングシャツに合わせるケースも多いですが、アロハシャツもかっこいいです。
なんなら荷物は全然入らないけれど、ロケンロールがギュウギュウに詰まっているショルダーバッグ(爆)との相性も抜群です。
基本的にはモノトーンなお色合わせだったり、ちょっと重ためのお色の方がこのサドルシューズには合わせやすいかと思います。
ちなみに、こういったスタイルの時につける腕時計は、やっぱりベンチュラがいいよな!!
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派手目なお色をバチっと組み込むなら
ちなみに、上ではモノトーンスタイルが合わせやすい、、、といったものの、派手色の面積を抑えるならば意外と
ただ、これもカバーオールやズボンのトーンを落として柄シャツを差し色的に使うパターンです。ちなみに、この場合だと【サドルシューズだからこそできるスタイリングのメリット】があって、それこそがツートーンカラーで足元の色味を軽くできる事。
基本的には【靴】と【ベルト】と【ハット】の色は合わせるのがセオリーと言われているメンズファッションにおいて、サドルシューズがあれば色合わせとしての選択肢も増やせるもんで、意外と使い勝手が良かったりします。むしろ、この作戦があればH.W.DOGのトラベラーハットの出番も一気に増えそうです。
こればっかりは黒のプレーントゥでは再現できない特徴ですよね。
あとがき

- ずっと欲しいんだけど、お店でいつでも買える
- 買おうと思えば買えるけど、ちょっとヨイショがいる価格設定
- 使えるシーンが限定的だから、別に今すぐ無くてもいい
正直いうと、上記の3つの因子が重なり合い、気がつけば20年近く物欲在庫として計上されていたこのサドルシューズ(猛爆)。 特に3つ目の『使えるシーンが限定的だから、、、』という理由で後回しにしていたのですが、いざ現物をゲットしてみた感想としては、、、
ニッチなアイテムだからこそ【シチュエーションにビタッとハマる楽しさ】がある事を再確認させられましたwww
むしろTPOに合わせたスタイリングで遊ぶのがファッションの楽しさ&醍醐味ですから、このサドルシューズがあるからこそロカビリーなスタイリングの気分や楽しさが広がるんですよね。やはりカタチから入るのはおすすめです。
それこそ数年前まではSNSによって日本全体で洋服の流行が一本化されてきた様に感じていましたが、今ではもう1段階SNS文化が発達した事によりそれぞれのカルチャーに紐付くスタイリングをする事で、自分自身の趣味嗜好を表わす文化が復権してきた様にも感じます。
これはまさに’90年代や’00年代のインターネットが広がる前のローカルな雰囲気が、SNSを介して全国的に広まっている感覚です。
そういう意味でも、今回ご紹介したサドルシューズというのは まさにカルチャーが染み込んだアイテムであり、コミュニケーションツールとしても機能する名靴。
さらにお洋服の値上がりが激しい昨今でも、ココンチは国内ブランド故に高い品質は担保されつつ、手に取りやすい価格帯といった恩恵はまだまだ健在です。
是非ともトラッドやロカビリー好きはモチロン、クラシックなブリティッシュスタイルがお好きな方まで、気になった方はチェックしてみてください!
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