こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
新年早々、【2024年の欲しいものランキング】にノミネートされたロイヤルネイビーカーゴを誘致するキレキレの物欲解消っぷりを見せる本ブログですが、今回のエントリの主役は何と言っても毎年恒例のフライング物欲解消案件!!
それこそ『新年の欲しいものランキング第1位は、旧年中に入手しておく(爆)』という茶番を始めて数年が経ちますが、コイツに関しては”憧れ”と”諦め”が混ざった感情のまま10年以上探し続けていた物欲在庫のレジェンドです。こちら。
これぞオールデンが誇る【53511】というモデル。
そしてコイツこそが、、、
- モディファイドラスト
- ブラックシェルコードバン
- プレーントゥ
というオールデンが誇る役物をこれでもか!と詰め込んだ、親のトリプル役満レベルの革靴です!!
思えば、オールデンのコードバンシューズ自体が世界的に品薄な昨今、必然的に53511の流通数は少なくなるし、ゴールデンサイズともなれば正に幻と呼ぶに相応しいモデルとなってしまうのですが、この度 ご縁あって入手できたのはなんいう幸運!!
おそらく、向こう5年分の幸運を前借りして出会ったであろうコイツ。
2024年のハイライトとも言える物欲解消案件をとくとご覧あれ!!!
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53511こそ、オールデンのアイコンを煮詰めた靴(爆)
さて、2024年の看板物欲解消アイテムとして入手したオールデンの53511。
- モディファイドラスト
- ブラックコードバン
- プレーントゥ
といった【オールデンの看板メニューをコンプリートしたモデル】である事は上述の通りですが、やはり改めて文字にしてみてるとコレらの破壊力は抜群です。
というわけで、ここからは(既にご存知の方もいらっしゃるとは思いますが)改めてオールデンのアイコンともいうべき名物ディテールを掘り下げながら、それらが搭載された53511の魅力をお伝えしていきたいと思います!!
いつかは履きたいモディファイドラスト
では早速、53511の魅力をレビューしていきたいと思いますが、本項でご紹介するディテールは53511だけに収まらず、オールデンの魅力を語る際にも取り上げられるディテールでしょう。こちら。
このグイッと曲がった土踏まずのカーブ。コレこそが、、、
オールデンが開発した名作ラスト【モディファイドラスト】です!!
そもそもモディファイドラストとは、医療用矯正靴を手掛けていたオールデンがハイアーチ(扁平足の逆で土踏まずが高すぎる)に悩む患者の為に開発したラスト(木型)。
故に出自としては”一般向けでは無い特殊なモデル”だったりします。
具体的に言えば、グイッと曲がったカーブで土踏まずを支える事で、疲れにくいフィッティングと歩行性を確保する、、、という設計思想なのですが、このラストの履き心地が『一般人でも歩き易いぞ!!』と世界中に人気になっていく事になります。
中でも、その履き心地はフランスのカリスマバイヤー、ピーエル・フルニエ御大をも唸らせ、御大が運営するショップ【アナトミカ】で取り扱うオールデンは全てモディファイドラストで別注されるという伝説まで打ち立ててしまいます。
美しいシルエットを誇る【バリーラスト】と比べると、土踏まず部分のカーブ具合は一目瞭然。
アーチサポートに定評のある【ミリタリーラスト】より、もう1段階 土踏まずがくびれているのが【モディファイドラスト】。これが唯一無二の履き心地を実現してくれるんですね。
そんなアナトミカでの取扱いも相まって、一躍オールデンの象徴的なディテールにまで成長したモディファイドラスト。それこそ、私奴が【53511】に興味を持ったのも『モディファイドラストの履き心地を体感してみたい』という理由でしたし、実際に履いてみた感想としても、土踏まずがグッと押される気持ちよさは本当に秀逸。 フルニエ御大が惚れ込んた理由もわかる気がします。
そういう意味でも、オールデンでしか味わう事のできないモディファイドラストというのは【履き心地】や【エピソードのワクワク感】も含めて、ブランドのアイコンたり得る秀逸なディテールではないでしょうか。
革のダイヤモンド、ブラックシェルコードバン
そしてもう一つ、53511には【モディファイドラスト】と並ぶオールデンのもう一つのアイコンが搭載されています。それこそが、、、
【ホーウィン社のシェルコードバン】です。
というのも、オールデン社とホーウィン社は単なるメーカーとタンナーという関係性を超越しているのは有名な話で、事実、1960年代にホーウィン社が経営難に陥った際には 向こう2年分の大口発注を行い、ホーウィン社の経営危機を救う男気を見せたのがオールデンだし、その恩義に報うべく現在においてもコードバンはオールデンに優先供給する義理人情を貫いているのがホーウィン。
正直、この胸熱エピソードだけでコードバンのオールデンが欲しくなる理由として十分ですが、そんなコードバンのアイコンカラーとして君臨するのがこの2色。
エレガンテが香るバーガンディーカラーの【#8】と、無骨さと色気が共存する【ブラック】。
一部ウイスキーコードバンや、シガーコードバンと言われるレアカラーも存在しますが、この【#8】と【ブラック】のイメージはあまりにも強烈。おそらく皆様が最初に惚れるのはこの二つのどちらかではないでしょうか。
それこそ、私奴のオールデンデビューは【#8カラー】でしたが、一度気になっちゃうと忘れられないのがブラックコードバンの魅力ですし、ブラックコードバンからしか出せない奥深い光沢と色気は、正に”革のダイヤモンド”という異名にピッタリです。
もっといえば、コードバンは高密度に繊維が絡み合っている為、【牛革の3倍以上の強度を持つ】と言われており、そういう意味でも ガンガン履き込み、丁寧にケアを進めてこそ魅力が発揮される靴。道具として履き込んでナンボのアイテムです。
如何せん 履くのを勿体ぶっちゃう貧乏性の私奴には辛いチャレンジとなりますが(爆)、気負いせず意識的に履き込んで行きたいと思います。
10年後、コードバンがどういったエイジングを見せてくれるのか。また新しい人生の楽しみが増えましたwwww
トラッドからミリタリーまで対応できるプレーントゥ
ここまで、【モディファイドラスト】や【シェルコードバン】と言った、オールデンだからこそ実現できたエクスクルーシブな内容を紹介してきましたが、最後にご紹介するこのディテールこそ私奴の好みが炸裂した53511の最大の特徴でしょう。
そう、プレーントゥダービーという事。
ちなみに、プレーントゥのダービー(外羽根)シューズを選んだのには理由があって、キレイ目からカジュアル、はたまたスラックスからチノパン、軍パン、ジーパンに至るまで、様々なスタイルで履ける無骨なデザインの靴が欲しかったから。
そういう意味では、内羽根モデルはフォーマルすぎるし、Vチップはどこかキザな印象(爆)があるもんで、USネイビーのサービスシューズにも採用されたプレーントゥダービーモデルを選んだというワケです。
実際、トラッドやカジュアル問わず抜群の相性を見せるのはもちろん、無骨な軍パンや、色落ちしたジーパンにもハマるのがプレーントゥの懐の広さです。
※ちなみに男臭さをUPさせる為に、シューレースは4mm幅の平紐に交換しています。
やはり、無骨で男臭い洋服が好きな私奴にとって、プレーントゥは大正解でした!
また、フロント部分に余計なステッチがないからこそアッパーに刻まれたシワの光沢を最大限に引き出せるのもプレーントゥの特権。経年変化における期待値としてもプレーントゥとコードバンの相性は抜群です!
それこそタイトルでも『オールデンの魅力を煮詰めた靴』と紹介しましたが、
- オールデンでしか味わえないモディファイドラストを使い、
- オールデンだからこそ供給される上質なコードバンを使い、
- コードバンが1番映えるプレーントゥでキメる!
という事実は、本気でトリプル役満すぎるだろ!!!!(猛爆)
あとがき
というわけで、今回遂に長年探し求めた53511を入手したワケですが、改めて私奴が所有するオールデンを並べてみると、
(手前味噌で恐縮ながら)オールデンの美味しいところを網羅した鉄壁ラインナップが完成したのではないか!?と非常にウットリしております。こちら。
- 左;チャッカブーツ/バリーラスト/#8コードバン
- 中;プレーントゥダービー/モディファイドラスト/ブラックコードバン
- 右;タンカーブーツ/ミリタリーラスト/#8コードバン
いわゆるオールデンを代表するモデルやラストが勢揃いしているわけで、概ね私奴の革靴ライフはとうとう”上がり”を迎えようとしているのかもしれません。
まぁ、強いて言うならココにペニーローファーがあっても良いよなぁ、、、
って、まだ私奴の物欲は枯渇せんのかい!!!!(猛爆)
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