永らく片思いを続け、満を持して購入に至ったモノ。
過去からこういったアイテムについて筆を執ってきましたが、ブログを始めてはや10年。まだまだ片思いアイテムは尽きる気配はありません。どうも、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
そして、今回。またしてもン年越しの片思いを拗らせていた長期物欲在庫の誘致に成功しました。こちら。
エンジニアードガーメンツが誇る名作、ベッドフォードジャケット!
思えばコイツは初めて上野に遊びに行った際、名店サンハウスにて一目惚れした筋金入りの物欲在庫。 当時は私奴の甲斐性が足らずに買えずじまいだったのですが、以来ずっと後ろ髪をひかれ続け 気が付けば3年が経過。いやはやコレはめちゃめちゃ嬉しい!
もっと言えば、そんな【俺とベッドフォードジャケットとの空白の3年間(爆)】を加速度的に取り戻す為に、
同ジャケットとセットアップになるファティーグパンツも同時誘致!!
これは盆と正月というありきたりな言葉では言い表せない喜びだぞ!!
なんなら、これからの季節に大活躍するであろう生地感や、抜群のディテール、シルエットなど、着れば着る程にこみ上げてくる満足感は、まさに稀代の人たらしセットアップ!!
奇しくも先日のバブアーのエントリにて(個人的な)ブリカジブームの再燃を匂わせたばかりだと言うのに、
やはりアメカジに対する憧れは別格だった是!!!
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3年越しの恋慕!’19年AWのベッドフォードジャケット!
皆さんはEGのベッドフォードジャケットと聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか。
私奴としては、
- 各種ディテールにはコダワリつつも、デザインは普遍的
- ゆとりのあるカジュアルなシルエット
- 永く着れるスタンダードアイテム
といったイメージで、定番アイテムとして多くのファッションラバー達に愛用されている印象でした。
その一方で(超個人的な偏見として)、私奴はEGというブランドやベッドフォードジャケットというアイテム自体は知っていても、どこか敬遠していた部分があったんですよね。。。
というのも、所謂【味付け濃いめのデザイン(爆)】を好む私奴にとって、従来のベッドフォードジャケットは『モノとしては良いんだろうけど、どこかピンとこないんだよなぁ(超失礼/猛爆)』という理由であまり食指が動かなかったんですw。
しかし!
そんな心情にも関わらず、何故、今回ご紹介する’19シーズンのベッドフォードジャケットに限って簡単に一目惚れするに至ったのか!?
今回のエントリではその辺りをバッコリ掘り下げていきたいと思います!
パッチワークなのに統一感のある、秀逸デザイン
よもや、勿体ぶるのも趣味ではないので単刀直入申しますと、本ベッドフォードジャケットに一目惚れした理由、、、それこそが、
細畝、太畝、なんでもござれのパッチワークコーデュロイ!
いやはや、上記にて『従来のベッドフォードジャケットは味付けがプレーン』だなんて知ったクチを叩いてしまいましたが(猛爆)、このデザインを見てしまえばもうプレーンだなんで言わないよ、絶対。
ちなみに、エンジニアードガーメンツにおけるパッチワークといえば もはやお家芸的な存在。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
それこそ数年前のユニクロ×EGのコラボでは、パッチワークデザインのフリースジャケットをリリースしたりと、ブランドアイコンとしての認知度は広まるばかりです。
しかしながら、やりすぎるとクセが強くなるのがパッチワーク。
それ故、【普遍性のあるスタンダード】という洋服作りをベースにしているEGにおいて、【普遍性の代名詞】たるベッドフォードジャケットにクセのあるパッチワークを組み合わせるのはコンセプトとズレるんじゃなか、なんて思いきや、、、
パッチワークとはいえ、畝の太さや配色によって絶妙にまとまりがあるデザインで大優勝しているのがおれたちのEG!!
近くで見ると畝の太さやお色味は違うのに、遠目で見ると違和感のない配置と配色。
いやはや、過去のベッドフォードジャケットと比較しても、
この’19シーズンが一番キレッキレで好きです。超カッコいい。
もう一つのアイコン、ピークドラペル
そんな【攻めのパッチワーク】を採用した変わり種とも言える’19年のベッドフォードジャケットですが、一方で【往年の名物ディテール】は変わらず踏襲されています。例えば、コレ。
お馴染み、ピークドラペル!
コイツは洋服のアクセントとしても秀逸なデザイン。
まさに、巷に溢れるジャケットとは一線を画す名物ディテールです。
ちなみに、ピークドラペルといえば本来はドレス要素の強いデザインなのですが、野趣味溢れる4つのポケット付きのジャケットとミックスさせちゃうセンスこそが名作の所以です。
それこそ、1920年代のアメリカで見られた【ジャケットを着て農作業をする】といった、ドレスとカジュアルの境目が曖昧だった時代の雰囲気を感じて非常に好きです。
ちなみにラペルの先のループがついていて、、、
襟を立てて、ボタンを留めればカバーオールの様な雰囲気に様変わり。
これもベッドフォードジャケットの特徴。襟裏のジグザクステッチがいい仕事してるんだよなぁ。
ジャケットとカバーオールという2種類の洋服を自由に往来するユーティリティープレイヤーっぷりは、正にベッドフォードジャケットでしか味わえない物欲ポイントでしょう。
いやはや、今まで『いまいちピンとこなかった』とか言ってゴメン!!!(猛爆)
計算されたシルエットから香るアメリカ風味!
上述の通り、カバーオールとしての要素も含むこのジャケット。
それもあって全体的なシルエットもゆとりをもって設計されているのですが、実はココにもバツグンの設計が活きていました。 というのも、、、
ジャケットとして着る場合、このボックスシルエットが非常にアメリカっぽくてメチャメチャハマるんですよ!!
こんな感じで、身幅と肩幅も大きく設計されている一方で、肩にはパッドや芯地が入っていないので、『肩は落ちるけど、袖丈は短く設計されているので裄丈はピッタリ』という絶妙なバランスが非常に秀逸!
正に『エンジニアードガーメンツ=巧みに設計された洋服』というブランド名の由来をビシビシに感じる出来栄えです。
まぁ流石にビジネス用途としておススメできるジャケットではありませんが、カジュアルシーンに限定するならば、キレイ目からワーク系まで網羅する汎用性オバケとも言えるコイツ。
どうです?めっちゃ気になるでしょ!?
裏ボタンは、古き良き名物ディテール
また、ベッドフォードジャケットの名物ディテールはまだまだあって、その中でも
【チェンジボタン】を忘れてはいけません。
というのも、チェンジボタンとは、所謂裏ボタン(学ラン世代にはお馴染みのBOΦWYのシールを貼るアレ/爆)の事を指すのですが、ベッドフォードジャケットのチェンジボタンはコレ。
このキーホルダーよろしくなリングこそが、【チェンジボタン】。
ヴィンテージのカバーオールなんかに見られるディテールと同じですね。
それこそ、洗濯機が普及する以前(洗濯板で洗っていた時代)は、ボタンが生地を傷めるので洗濯の度にわざわざボタンを外していたのですが、糸止めよりも着脱が容易なチェンジボタンが非常に重宝されたというワケです。
まぁ逆説的に言えば、洗濯機が普及した現在においては、決してチェンジボタンの実用性は高くないものの、
糸止めではなく、無駄に金属パーツが付いている満足感は計り知れませんけどねw
彼もまた特別な存在だからです。
ちなみにチェンジボタン関係でいえば、もう一つ注目して欲しいディテールがありまして、それこそがこちら。
ずばり、ボタン。
これは所謂【練りボタン】と言われるボタンなのですが、この”ウェルタースオリジナル”を彷彿とさせる色味は、ブラウンコーデュロイ生地との相性がバッチリ!
更にはチェンジボタンと連結させる為に、ボタンの中央には金属パーツを埋め込んだ凝った作りになっているのも素晴らしい。やっぱり全部樹脂で作っちゃうと、接続部分の強度不安は拭えませんからね。
正直、まだ紹介しきれていないベッドフォードジャケットのコダワリのディテールは山ほど残っていますが、こういうのも見ると、息子が大きくなったらベッドフォードジャケットを買ってあげたくなりますね。 え、なんでかって?
なぜなら、彼もまた特別な存在だからです。(言いたいだけ/猛爆)
肝心なサイズ感は!?野暮ったいシルエットがハマる!
ちなみに今回、私奴(170cm/63kg)が購入したベッドフォードジャケットのサイズは下記です。
- ジャケット;Sサイズ
- パンツ;XSサイズ
上述の通り、ジャケットはゆとりがあるシルエットなので 実際はXSサイズでも着られるのですが、EGの世界観を味わうならば『やはりSサイズだろう!』と、いたずらにサイズは変えずに着ています。
(ズボンはウエストにあわせましたけど。)
とは言え、コレだけではサイズ感ってイマイチ伝わり難いですから、ここからはスタイリングサンプルを考えながら、より具体的なサイズ感を確認していきましょう。
キャップとスニーカーでハズす、定番アメトラ
まず、このセットアップを誘致する際して、真っ先にやってみたかったスタイリングがコレ。
洗いざらしのBDシャツにニットタイを合せてラフさを出しつつ、キャップとスニーカーでハズす、というある種のセットアップの定番スタイル。
というのも 今の日本では、 例えカジュアルなジャケパンスタイルとは言え、普段着としてネクタイを巻くのってどこか気恥ずかしいじゃないですか。
でも、このセットアップなら洋服自体のカジュアル感が強いのでチャレンジし易そうなのもイイでしょ?
実際問題、普段着としてネクタイが巻ける時代となれば、もっとお洒落が楽しくなるだろうし、
なんなら、こういった格好でフラっと喫茶店に入るのって、非常に憧れるんだよなぁww
単品使いでもバッチリ!
ブラウンと相性がいいお色といえば、ご存知ネイビー。
コレはいわゆるアズーロ・エ・マローネという定番の配色なのでピンとくる方も多いと思いますが、実はブラウンにはネイビー以外におススメしたいお色味があるんです。それこそが、
ズバリえんじ色!!所謂ボルドーですね。
というのも、ブラウンとボルドーは何れも赤色から派生する同系色の為、非常に相性がいいんですよ。
もっといえば、ボルドーはお色のトーンが重たいので(ネイビーさながら)キュッと締まってくれるもんで、そういう意味ではブラウン×ボルドーの組み合わせはネイビーと双璧をなす相性の良さといっても過言ではありません。
しかし、その一方でブラウンとボルドーの合わせ方には注意点もあって、何も考えずに合わせちゃうと、秋冬感が強くなるので季節的な汎用性が無くなっちゃうこと。
ただ、この問題も本セットアップに限って言えば、
素材がコーデュロイである以上、秋冬感を演出する事に何の遠慮がいるのかwww
ちなみに、厚手のニットを着込んでも身幅にはまだまだ余裕があります。
こういう格好ってコテコテと言えばそれまでですが、コテコテだからこそ味わえるホクホク感ってやっぱりあるんだよなぁ(爆)
どカジュアルなスポーツスタイルにも!
またがっつりカジュアルに着てもサマになる懐の深さが、ベッドフォードジャケット!
それはカバーオールの様な雰囲気を持っている事に所以するのかもしれませんが、例えばインナーにアノラックを着てみたのがこちら。
セットアップがシンプルな配色なので、インナー(アノラック)の配色をキャップとスニーカーで拾っていくスタイル。
トリコカラーのポンプフューリーなんてこんな具合で合わせる時にしか活躍しねぇwww
コレはスボンをジーパンやチノパンに変えてもハマりそうだし、逆にジャケットをジージャンや別のカバーオールに変えてもイケる!
ジャケットばっかりレビューしちゃってましたが、実はこのスボンも結構具合が良いというww
あとがき;ケアはネットに入れて洗濯機でOK
ちなみに、今回ご紹介したベッドフォードジャケットは
自宅でガンガン洗濯できます。
もっと言えば、コーデュロイの洋服における洗濯トラブルとして『コーデュロイは洗うとシワシワになっちゃう』なんて意見を聞く事がありますが、
実はこのトラブルって、【脱水直後に形を整える】+【手のひらで撫でて、畝の毛並みを整えてやる】という一手間をかけるだけで、完全に対策できちゃいます!!
そもそも今現在、このジャケットを今入手しようすると、必然的に2次流通市場を利用せざるを得ないのですが、上述の洗濯方法さえ心得おけば”2次流通市場あるある”の【意図せぬ汚れ・臭い】や【保管しわ&梱包しわ】といったリスクにも対応可能です!
むしろ、ガンガン着用するあまりラーメンの汁を飛ばしてしまった、、、というシチュエーションにも対応できるので、
コイツと永く付き合う下地はもう完成しているようですw
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