こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
皆様は【パックTシャツ】といえば、何を思い浮かべますか。
我々世代でパックTと言えば【フルーツオブザルーム】や【ヘルスニット】【バルバシーン】といった海外ブランドを思い浮かべる方が多いと思いますが、今の時代で言えば【ユニクロ】や【GU】、【ファミリーマート】といったお手軽ブランドや、【ナイジェルケーボン】や【APC】、【ヒューマンメイド】といったハイエンドブランドのパックTシャツを思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、そんな多くのパックTがひしめく昨今にありながらもまだまだ牙城は揺るぎない【パックTシャツの王様】と言えば、コイツでしょう。

そう、Hanes/ヘインズ です。
それこそファッションに興味がない方でも一度は袖を通した事があるのがココンチの【パックTシャツ】。よもや、認知度や実用性で言えば世界のマスターピースと呼ぶに相応しいプロダクトではないでしょうか。
しかし!!!
そんな永遠の定番と言えるヘインズのパックTでも、意外と【赤ラベル】【青ラベル】【金ラベル】の違いを意識して購入する機会って少なくないですか。
それこそ私奴もこのパックTには 四半世紀以上に渡ってお世話になっているにも関わらず、、、
- 赤ラベルはコットン100%
- 青ラベルはポリエステル混紡
- 金ラベルは赤ラベルよりも上等なコットン100%
くらいの認識しか無いんですよね。
むしろ、毎度深く考えずに【赤ラベル】を購入していた事もあって、意外とコレらの着用感やヘタリ具合をフラットに比較した事はありません。
なんならググっても【赤ラベル】【青ラベル】【金ラベル】の違いをガッツリ比較したレビュー記事だって見当たらないもんで、、、

『無いなら作ればいいじゃない!!』というノリで、今回思い切って3種のパックTをGETしました!!
ちなみに、この企画を思いついたのが今年の8月という事で、現在では実際に4ヶ月に渡って着用したエイジング(爆)済みの【赤ラベル】【青ラベル】【金ラベル】までもが満を持して勢揃い!!
もっと言えば、3枚入りというパックTの最大の利点も手伝って、新品状態のTシャツもそのまま残っています。
すなわち、これらを一斉比較する事で、ラベルカラー別の
- 生地のヘタリ具合
- 風合いの変化
- 首周りのヘタリ具合/ヨレ具合
- 着心地の変化
といった、超リアルな経時変化がビタビタに検証できちゃう環境が整いました!!
というわけで、今回のエントリでは 皆さんが何気なく選んでいる【赤ラベル】【青ラベル】【金ラベル】の違いについて、4ヶ月に渡るビフォーアフター検証を実施!!
それぞれのラベルカラーの特徴と、オススメのラベルカラーについて、忖度抜きでガチレビューしたいと思います!!
コレぞ、ヘインズパックTレビュー記事の決定版!!
是非とも皆さん、今後のパックT選びの参考にしてみてください!!
【関連記事】
比較したのは【赤ラベル】【青ラベル】【金ラベル】の3着

というわけで、今回の企画を思いついて速攻で買い足したのが上記3つのパックTシャツ。
個人的には、
- コットン100%の永遠の定番品【赤ラベル】(実勢価格;約¥2,000)
- ポリ混紡で型崩れしにくい【青ラベル】(実勢価格;約¥2,000)
は使った事があるんですが、
- 赤ラベルより上質なコットン生地で仕上げた【金ラベル】(実勢価格;約¥3,000)
を購入するというのは、私奴にとっても人生初のチャンレジ(爆)でしたwww。
それこそ、実勢価格として1.5倍の価格差がある【金ラベル】は、この価格帯でどこまでクオリティに差があるのか、、、というのは個人的にも非常に興味深いポイントで、実はこれも本企画の裏テーマだったりしますw
ちなみに、今回3パック分を同時購入した事で、一気に合計9枚のTシャツが手元に到着したワケですが(爆)、流石に一気に9枚おろすと着用頻度が少なくなりすぎるので、今回は各パックから1枚づつサンプリングし、下記の条件下にて経年変化を観察してみる事としました。
- 検証期間は9月〜12月の約120日の内、約80日のウィークデイ
- 【赤ラベル】【青ラベル】【金ラベル】をローテーションで着用・洗濯
- 洗濯はネットに入れず、そのまま洗濯機で処理
- 洗濯後は乾燥機を使わず、ハンガーで自然乾燥
つまり、実際の着用回数でいえばそれぞれ27回の着用+洗濯を経た経年変化という事になります。なんかこう考えると意外と着ていないな(爆)
ただ、このたった27回の着用においても、モノによってはヘタリが出てきた個体もあるもんで、ここからはその辺りもビシッとレビューして参りましょう。
生地のヘタリ具合と型崩れ具合
では、まずは【赤ラベル】【青ラベル】【金ラベル】のヘタリ具合からチェックしていきたいと思いますが、まずその前に 各ラベルにおける【新品状態】を確認しておきましょう。こちら。

いずれも新品状態ではピシッとしたシルエット。
丸胴に編まれたボディにもねじれの発生はなく、裾もピタッと揃っています。
そして、これを4ヶ月間着用してみた結果がこちら!

ご覧の通り【赤ラベル】は 現時点ですでに型崩れ気味。
ボディがねじれたり、裾が伸びてヒラヒラしてるもんで、スウェットやセーターの裾からチラ見せさせると不恰好になっちゃうのは減点ポイント。
ただし、同じコットン100%生地でも【金ラベル】は意外と型崩れも少なくキープできています。
厳密に言えば、ボディのねじれと共に裾の伸びは見られますが、4ヶ月時点ではまだギリギリセーフかな。 正直、金ラベルとはいえ、実勢価格ほどに差は出ないとタカを括っていた(爆)のですが、こんな感じで金額通りに優劣が出るとは意外な結果でした。ヘインズさん、疑ってすみません(爆)
一方で、この手のヘタりや型崩れ具合で言えば、やはり優秀なのはポリ混紡の【青ラベル】。
それこそポリエステル由来の高い耐久性も手伝って、裾のノビや首周りのヘタリ(後述します)は今回の3種類の中でもピカイチの耐久性です。
型崩れのし難さの優勝は【青ラベル】、次点として【金ラベル】といった結果でした。
ちなみに、生地の拡大写真はこんな感じ
ここまで各ラベルカラーでの耐久性に差異が出てくるとなると、一体 生地がどうなっているのか、、、という観点もちょっと気になりますよね。 何なら今回の裏テーマである【赤ラベル】と【金ラベル】の違いも気になるもんで(爆)、ここからはその辺りも併せて確認してみましょう。
まずは新品状態での生地の具合から。

この状態で比較しても【金ラベル】だけが生地の編み目(横糸の陰影)がより目立ちます。
もっと言えば、【赤ラベル】と比較しても、若干ガシガシとした手触りなのが【金ラベル】の特徴でしょうか。
ただ、一体何が違って、このような差異が生まれているのか?
ここからは生地の拡大写真を見ながら比較してみましょう。こちら。

ご覧の通り、【赤ラベル】と【金ラベル】と比較すると、明らかに【金ラベル】の方が生地の編み目がギュッと詰まった様に見えますね。
そして、この生地が4ヶ月の使用を経てどう変化するのか?こちら!

赤ラベルは編み目の隙間が目立つ様になったのに対し、【金ラベル】の目の詰まり具合は健在。
金ラベルの謳い文句である『上質な生地』というのは、こういう点が所以になっているのかもしれませんね。
しかし、こう比較してみると、、、
【青ラベル】はビフォーアフターで大きく顔が変わらないのに型崩れし難いってのは、やはりポリ混紡ってスゴいんだな。
襟リブのヨレ&ヘタリ具合
また、ボディのヨレ具合と併せて気になるのが、ズバリ襟リブのヘタリ具合でしょう。
というか、襟リブのヘタり具合こそがTシャツの生命線であり、コレこそが今回の最重要ポイントだったりします。
というわけで、ここからは4ヶ月のビフォーアフターとして、襟リブのヘタリ具合をチェックしてみましょう。まずは新品状態の首周りがこちら。

これだけ見るとラベルによる差異は感じられず、どれもキュッと詰まったリブ状態。
やはり新品状態は気持ちいいですね。
しかし、この詰まったリブ状態から一体どう変化するのでしょうか。4ヶ月後の現物がこちら。

やはり首周りのリブは広がったりヨレたり変化こそありますが、やはり上述した型崩れと同じく【青ラベル】と【金ラベル】が優秀です。
逆に赤ラベルは4ヶ月着用した段階では型崩れ気味。

干すときに形を整えるなり、アイロンかけるなりするともう少しマシになるかもしれませんが、首周りは2ヶ月目くらいから型崩れが目立つ様になりました。
正直、タイドアップしたシャツのインナー用途に、、、なんてケースでいえば、このくらいのヘタリ具合でも問題ありませんが、ノータイで襟元にTシャツが覗く、、、なんて状況を鑑みれば、
【青ラベル】くらいピタッと首に沿ってくれた方が、清潔感という観点でも高ポイントですね。
着心地の塩梅

ちなみに、ここまで素材感や襟リブのヘタリ具合等に触れてきましたが、同時に肝心の着心地も気になるところでしょう。
むしろ青ラベルはポリ混紡だからシャリ感があるんじゃないか?金ラベルはゴワゴワするのか??とか、気になるでしょ!?
ただ、これは実際に着用してみた結論なのですが、、、
正直着用してしまえば、ラベル別の差異は感じません!!(猛爆)
それこそ、青ラベルは着心地もさる事ながら、『ポリ混紡ゆえに夏場は汗の吸収が悪く、着心地が悪くなるのでは!?』なんて想像もしていましたが、実際は着用するとそんな問題は杞憂も杞憂。全然気になりませんでしたし、着心地も変わりません(猛爆)
強いて言えば、生地の柔らかさ(良くも悪くもクタクタになる)という意味では【赤ラベル】が手に取ったときに柔らかくて手触りが良いなぁ(【青ラベル】も【金ラベル】もちょっとザラっとしている)くらいの差でしょうか。
ただ、それでも一度着用してしまえば着心地に明確な差異は感じられないのは上述した通りで、そういう意味ではインナー用途としての着心地という意味では、
【型崩れのし難さ】や【襟リブのタフさ】こそが着心地の良さ(着用時の安心感)に直結する気がします。
おすすめのラベルはこれ!!

というわけで、こんな感じでガッチガチに忖度なしのレビューをしてみましたが、
意外と【青ラベル】が優秀という結果で終わりましたwww
まぁこの結果としては、やはり型崩れがネックでした。
それこそ、ビジネス/カジュアルのいずれの場面でも ヨレヨレのTシャツはカッコ悪いですから、これもポリ混紡のメリットが存分に発揮された結果ですね。
また、もう一つの指標を挙げるとするならばコストでしょうか。
上述した通り、コットン100%ながらも型崩れし難い【金ラベル】という選択肢も悪くはないんですが、やはり1.5倍のコスト増を鑑みるならば、『青ラベルがコスパの面で優秀』というのが【理論的な結論】になりそうです。
しかし!
じゃあ今後はずっと青ラベルを買うか?、、、と問われたら ソレはそれで複雑なんですよね。
なんせヘインズの赤ラベル(というか当時は赤ラベルしかなかったんだけど)といえば、ジェームスディーンが着用したバックグラウンドとか、クタクタになったコットンの風合いが気持ちいいとか、そういった情緒的な側面を鑑みると【赤ラベル】の方がロマンがあるじゃないですか。
それこそ、今回は4ヶ月の検証期間での比較でしたが、新品から2ヶ月間くらいの期間であれば赤ラベルでもなんとか型崩れなく着用できるもんで、、
2ヶ月で買い替えるんだ!と割り切って運用するなら【赤ラベル】の方がワクワクできる(爆)気がするんだよなぁ。
そういう意味では
- ロマンを求めるなら赤ラベル
- コスパと実用性を求めるなら青ラベル
- コットン素材で耐久性が欲しいなら金ラベル
みたいな使い方がいちばん現実的かもしれませんね。
ちなみに俺はロマンチストだから、今後はやっぱり【赤ラベル】を買うかな。
あとがき

いやはや、久しぶりに長期間にわたる検証エントリを書きましたが、皆さんはご自身のスタイルに合ったラベルカラーは見つけられましたでしょうか。
今回の結果で言えば、私奴は『2ヶ月ペースで買い替える前提で赤ラベル着たらいいやん!』なんて思ったのですが、一方で この運用方法に唯一デメリットがあるとすれば、、、
クタクタになった赤ラベルTがどんどんストックされてしまう事!(猛爆)
まぁこれは私奴特有の問題かもしれませんが、元来の貧乏性も手伝って、我が家には靴磨きや大掃除用にストックされたクタクタのヘインズがゴロゴロあるんですよ(爆)
そういう意味では、ウエス用途のヘインズが少なくなるまでは寿命が長い【青ラベル】を着用して、ウエスが少なくなってきたら【赤ラベル】に、、、なんて運用が正解な気が、、、
って、何でウエスの在庫状況で俺のインナーが左右されなアカンのじゃい!!!(猛爆)
【関連記事】








































コメント