6月も終盤！そろそろ大好きな夏が目前に迫ってまいりました。
こんにちは、ちゃん貴（@butsuyokukaisho）です。
さて、今回のエントリも前回に引き続きオールデンのタンカーブーツについて。
前回のエントリでは、轟々と音を立てて燃える皆様の物欲の炎の上からガソリンを散布するかの如く、タンカーブーツの素晴らしさについてレビュー(猛爆)をさせて頂きましたが、今回は打って変わって 自分で油を注いだ炎を自ら消火する！という渾身のマッチポンプシステム！（爆）
ボーナスが支給されタンカーブーツの購入に決気づいている諸兄諸姉諸君！
一度このエントリを読んで落ち着いてからの方が良い買い物が出来るかもしれませんよ！！（猛爆）
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目指せ泡消火！タンカーブーツのデメリットを一挙公開！
というわけで、いざ本格的に消火活動をするか！とPCの前に座わってみたものの、よくよく考えると
ガソリンの様な燃焼物の火災に水はご法度！
これは危険物乙種4類の試験にて習う超重要ポイント！
というワケで、今回は火元に水を向けるのではなく、泡状の消化液にて酸素をシャットアウトする窒息消火法にてチャレンジしてみたいと思います！
え！？（猛爆）
デメリット①；クレープソールにはバチクソごみが付いてくる！(爆)
先ずはコレ！！
5人組ロックバンドみたいな名前でお馴染み（爆）の【プランテーションクレープソール】については、前回のエントリでも『素晴らしい履き心地はモチロン、ラバーとレザーで切り替えられたルックスも秀逸な物欲ポイント』である旨をご紹介させて頂きました。
ただ、この一文の中で唯一悔やむことがあるとすれば(爆)、この文言をつけ忘れた事ｗｗｗ
クレープソールはめちゃくちゃ石やゴミ、汚れを吸着しますｗｗｗｗｗ（猛爆）
というのも、これはご存知の方も多いかとおもいますが、クレープソールって生ゴム故に柔らかい＆粘り気があるもんで、小石や芝生を噛むのなんてザラなんですよねｗｗ
おそらく、皆さんの想像の7割増しくらいで石が刺さりますｗｗ
どれくらい石が刺さるかというと、タンカーブーツを履いて大きさ1cm程度の砂利が敷き詰められた駐車場を利用した際、クレープソールにザクザクと砂利が刺さり、サッカースパイクヨロシクな靴裏事情になるくらい石が刺さります（爆）
勿論、運転席には砂利が散乱ｗｗ クレープソールヤベええええｗｗ
お目汚しかとも思いましたが、分かりやすい様に新品状態と比較したのがコレ。
私奴のタンカーブーツも、いくら掃除をしても細かい小石や芝生のカスは取りきれませんｗｗｗ
また、上写真の通りオールデンは最初から黒いクレープソールですが、クラークスのような無着色の生ゴムともなれば、みるみる黒ずんできます！！！！！！
ただ、これもよく考えると納得の事象でして、何を隠そうスエードの汚れ取り用のゴムバーはクレープソール作製時の端材をカットして販売しているとかｗｗ
![[コロンブス] 日本製 スエードラブラブクリーナー スエード・ヌバック用クリーナー（消しゴム）](https://m.media-amazon.com/images/I/41zYkz9g18L._SL160_.jpg)
汚れ取り用途の道具がソールになるなんて、そりゃ汚れも付着しますよｗｗｗ
トドメは、ショッピングモールや商店街を歩いた際は、誰かの髪の毛や、動物の毛らしき物を吸着しているのもクレープソールあるあるｗｗｗ
画像こそ自粛しますが(爆）、このあたりがクレープソールによるデメリットの筆頭でしょうか。
また、クレープソールの清掃方法についてはググってもヒットしない事もあって、根本的に『そういうモノ』と割り切る精神力が必要ですｗｗ（爆）
そういう意味では、そういった汚れが気になる方や、潔癖症の方には、レザーソール（もしくはコマンドソール）が採用されたバリーラスト等をお選びになった方が良いかもしれません。
デメリット②；アッパーが伸び難いコードバン！
2つ目の消火ポイントはコチラ。
元来、革は伸びる、、、というのは一般的に言われている内容かと思います。
そもそも、革靴の魅力のひとつとして『アッパー（革）が足のカタチに沿って伸びる事で、自分だけのフィッティングに育つ！』というのがあると思いますが、これだって革が伸びるからこその事象ですよね。
もっと言えば、ウエストンのタイトフィット修行、、、というのはこれの最たるモノだと思いますが、その一方で この理屈が通らない革というのもあったりします。
そう、それこそがコードバン！
ただ、これも少々語弊があるので補足させてもらうと、【伸びない】というより【伸びにくい】という表現が正しいかと思います。
というのも、コードバンは飴状とも言われるコラーゲン層（繊維質層）が緻密にカラミティガンダム（爆）しています。
それもあって、通常の革よりも【伸びにくい】んですよね。
とはいえ、コードバンの靴も 実際はコルクの沈み込みにて幾分フィッティングの変化はありますから、小さめのサイズをお選びになっても全然履けない！ということは有りません。
ただ、上記の特性を鑑みるに『カーフほどの伸びは期待しない方が良いよ！』ということはご理解頂いていた方が良いかと思います。
とはいえ、上述の通り【伸びにくい】だけで、多少は足の形に併せて伸びてくれます。
型崩れの賛否はあろうかと思いますが、このタンカーブーツも小指側のボールジョイントは足のカタチに合わせて多少の伸びてくれています！
ただ、年季と根気が足らないのか、チャッカブーツの万力締めはまだ慣れないけどなｗｗｗｗｗ
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デメリット③；端糸の処理が甘いアメリカ気質ｗ（爆）
さて、コレはタンカーブーツというよりオールデンの問題ですねｗｗｗ
そもそも、オールデンの靴のデメリットとして『価格が高い』というレビューは耳にされる機会も多いかと思いますが、本項目もそんなレビューにつながる内容なんじゃないかと思います。
というのも、『品質が良いモノや、希少価値の高いモノが高額になるのは仕方ない』というのは皆様もご理解頂けていると思います。 そういう意味で言えば、オールデンは【コードバンの希少性】があるから価格が高い、という構図となるのですが、それを加味した上でも何故『オールデンは高い』と言われるのかというと、、、
ズバリ、細かい箇所の作りの甘さが起因しているのではないでしょうか。
例えばこういった箇所。
ステッチの端糸の処理だったり、地味に作りが甘かったりするんですよねｗｗ
まぁワークブーツでありながらこういったポイントで減点とするのは野暮ですけど（爆）
しかしながら、恐らくこういった価格と品質のバランスが取れていない状態こそが『オールデンは高い』と言われる所以なのだと思います。
しかし、私奴としてはこの内容だけを槍玉に上げて『オールデンは高い』というのにはちょっと抵抗があります。その理由としては、、、
オールデンには品質の甘さを補って余る魅力があるから。
そもそも、作りだけでいえばオールデンより丁寧で 且つ価格も安い！なんてブランドは結構あると思いますｗｗｗ
ただ、一方で【カッコよさ】というパラメーターを見れば、オールデンでしか得られない魅力というのがあるんじゃないかと思うんです。
そしてコレこそがオールデンが多くの人をトリコにする理由だと思うんです。
とはいえ、耐久性が低くて すぐに壊れるようなブーツには評価は集まらないでしょうし、端糸処理等の詰めが甘いとはいえ剛健っぷりには定評のあるオールデン。
そう考えると、このオールデンの価格設定も【品質】【カッコよさ】【価格】の3点のトータルで考えると、選択肢としてアリになるのではないでしょうか。
とりあえず、コイツを履いて歯医者に行きたくなるくらいカッコいい！！（爆）
デメリット④；好みが分かれるミリタリーラストのポッテリトゥ
さぁ、やってまいりました。
上述の通りエッサホイサと消火泡を供給してまいりましたが、コレこそが本エントリにて1番物議を醸す内容かも知れません！（猛爆）
そう！4つ目のデメリット（？）が、ミリタリーラスト独特のシルエットです！
というのも、ミリタリーラストってトゥがどことなくポッテリしているんですよね。
例えば、同じタンカーブーツでもバリーラストのタンカーブーツとは少々印象が違うんです。コチラ↓↓
トゥのモカ縫いのラインを見てもらうと分かりますが、バリーラストのステッチはキレイな円弧状であるのに対して、ミリタリーラストはどこか角っぽいステッチワーク！
誤解を恐れずいえば、ミリタリーラストはどこか野暮ったく見えるかも知れません。
しかし！
コレに関して補足するならば、タンカーブーツを選ぶ際はバリーラストを選んだ方がスタイリッシュでカッコいいよ！と言ってるワケではないんです！（本気で！）
むしろ、このミリタリーラストのトゥのカタチこそ カッコよくないですか！？
というのも、今回 私奴はタンカーブーツをワークブーツ枠として登用したんですが、ここにはシュッとしたデザインよりも【男臭さ】が欲しかったので、そういう意味ではバリーラストよりもミリタリーラストが大正解だと思っているクチですｗ
というか、そもそもバリーラストがシュッとしすぎているだけで、ミリタリーラストもキレイめなカッコに合わせてもバチクソカッコいいですからね！
じゃぁ、なんでこのデメリットとして挙げたのか、というと、、、
逆説的にミリタリーラストのタンカーブーツを自慢する為だよｗｗｗｗ（猛爆）
というのは半分冗談（半分は本気ｗｗｗ爆）だったりするんですが、ジツは前回のエントリで手放しで褒めちぎったミリタリーラストですが、やもすれば野暮ったく見える事もあるよ！というのはレビューしておきたかったんですよね。
ちなみに、バリーラストはストームウェルト（というかリバースウェルト）なのに対して、ミリタリーラストはフラットウェルトという違いもありそう。
そういえば、同じバリーラストのチャッカブーツもリバースウェルトだったな。
こういった微妙なディテールの違いでも案外イメージも変わってくるので、知っておいてソンは無いですよ！
これぞミステリー！？幻の4540品番とは！？
さて、そんなデメリットも含めて紹介の終わった 我が物欲艦隊におけるワークブーツ長官こと、タンカーブーツ中将。
ただ、このタンカーブーツ中将は見れば見るほどにミステリーが多い個体であることが判明しました。
というわけで、現行品とは幾分仕様が異なる本タンカーブーツ。
オールデンにお詳しい方がおられましたら、以下のミステリーについて是非ご教授くださいませ！！
Hのつかない無印仕様！
まず状況をご理解頂く為に説明しますと、今日現在のラコタハウスのラインナップを見るに、ミリタリーラストのタンカーブーツの品番って【4540H】という品番になっているんですよね。こんな感じ。
ちなみに、＃8カラーが4540Hで、ブラックカラーは4545Hです。
あ、ここはテストにでます（爆）
それに対して、私奴のタンカーブーツのライナーに書かれている表示、もっというと化粧箱の表記がコチラ！
御覧の通り、4540Hではなく、4540！
なんと末尾に”H”のつかない無印仕様！
ただ、上述したラコタの製品品番を鑑みるに、4540という品番から＃8カラーのタンカーブーツであろう事は間違いないと睨んでいるのですが、気になるのは末尾の”H”の有無ですよね！
まさかオールデンの代表が 女優の波瑠ちゃんに惚れてイニシャルのHを付けたのかも！？とか、どうもこの末尾の”H”の有無に秘められたサイドストーリーでご飯3杯は食べられそうな予感がする是！！！（猛爆）
インソールがホワイトっぽい独特なイキフン！
そんな末尾に”H”のつかないミステリータンカーブーツを更に際立たせるのがこのインソール！ まずはこの画像を御覧ください！
どうも、チャッカブーツ（バリーラスト）と比較しても分かるように、タンカーブーツ（ミリタリーラスト）はインソールが若干白っぽい（薄い肌色っぽい？）！！
ネットで散見される写真をみても、タンカーブーツにこのお色のインソールは中々見ないぞ！！
この白っぽいインソールだけでも、なにやら特殊なイキフンが香りますが、そこから更に特別な個体感をビンビンに感じちゃうくらい特徴的なポイントがあったりします。
と、その前にまず確認の為に見て欲しいのがコレ。
これは上でも登場したライナーに記入された製造番号等を記載した表示。
詳細は割愛しますが、左右で記載されているナンバーはまったく同じことから、左右は間違いなくペアであることが分かります。
ちなみに8桁の文字列の先頭が８Aということで、2008年(もしくは’98年)の1月に作製かな。
で、この『左右がペア』である事を前提条件としてご紹介したいミステリーポイントがコチラ！
噂の白っぽいインソールは言わずもがなですが、違い分かります？
(右足の色の違いは撮影時の光の加減ですｗｗｗｗｗ）
分かりやすい様に画像を回転＆拡大してみましょう！コチラ！
お分かりでしょうか。
王冠マークの左隣りの刻印に注目！
なんと、左は【Est.】で、右は【SINCE】というチグハグっぷりｗｗｗ
この、【Est.】と【SINCE】の違いについて、そこまで話を広げる意味があるのか！？とお思いの方も居られるかと思いますが、話を広げる意味はあるんです！（イイんです！）
というのも、パッと見はソコまで差のなさそうなこのロゴマークですが、Alden of Tuckさんのブログを参照させて頂くに、オールデンのロゴは年代別にこんな変遷があるらしいんです！！！
これを見るに、どうも王冠マーク左の文字が【SINCE】で表示されているのは2003年までと言われていて、2003年以降は【Est.】に変わっているという事実！
また、私奴のタンカーブーツの片足が【Est.】の表記（の材料が準備されている）ということは、少なくとも2003年以降に作製されたモデルである事は間違いなさそうで、そこから考えても８Aの表記は2008年の1月である事も信憑性が増してきました！
ただ、謎が広がるとすればここからで、、、
・何故、ロゴが切り替わった5年後（2008年）に 旧ロゴのインソールを貼ったのか！？
・しかも【SINCE】ロゴにはしっかりと深さもある事から、2000年以前のインソールっぽい。
・万が一、材料（インソール）を取り違えたのだとしても、何故右足だけ？
・しかもなぜインソールのお色が薄肌色？？？？
と、少し考えただけでも 謎が謎を呼ぶスペシャル仕様が炸裂中ですｗｗｗ
これ、何気にレアな個体かもしれないぞｗｗｗ
やはり、波瑠ちゃんの事で頭がイッパイになって材料を取り違えたとか、、、（猛爆）
とは言ってもオールデンは色々なメーカーの別注（別注先別にインソールを作製）している背景もあるので、どこかのブランドが狙ってこのインソール仕様を別注した、、、という説もアリそうですね。
単純にアメリカならではの品質管理説もありますけどｗｗｗ
あとがき
過去、ミカエルを購入した際に
『コレでカジュアル靴が埋まったので、後はワークブーツ枠さえ埋まれば私奴の革靴ラインナップは完成！』
と大見栄をきったのは記憶に新しい所ですが、まさにそこから電光石火ともいえる速さでタンカーブーツを譲り受けれたのは正に奇跡！！！！
ミカエルをはじめ、この短期間で憧れの革靴2足が手に入るなんて、足の本数が足りませんｗｗｗ ※タンカーブーツ入手の経緯については前回エントリ参照
しかし、予想以上のハイペースとはいえ 想定通りワークブーツ枠にタンカーブーツが登用された事により、我が物欲艦隊における革靴旅団は無事に完成！！！！
、、、と思っておりました。（猛爆）
いや、コレは自分でも不思議なんですが、何だろう人間の欲望とは枯れる事がないのか、あるいは 自分自身の洋服の好みが増えたことの影響なのか、
ぶっといパンツを穿くドアメカジな格好をした時の革靴がない！という自体に発展ｗｗ
いや、別にそこはタンカーブーツやチャッカブーツでイイじゃん！という事になる（実際にソレでもカッコよくキマる）んですが、そこはプレーントゥの外羽根シューズが有ったらイイよね！的な風呂敷がどんどん広がっております(猛爆）
そうなると、他にもモンクストラップ（パラブーツのウィリアム！！！爆）がいるんじゃないの？とか、同じプレーントゥでもサドルシューズは要らないのか？といった悪魔の囁きがｗｗｗｗｗｗ
やめろ！やめろ！もう俺のライフはゼロなんだ！
黒のコードバンのプレーントゥなんて買わない（買えない）！
だから、、、
冬まで待って！！！！！←支払いを（猛爆）
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