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【大事件】新品のLLbeanトートをエイジング加工してみたら、、、

 
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LLビーントート 強制エイジング メンズファッション

こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。

ついにこのネタで筆を執る時がやって来ました。

そう、2025年年明け早々に起きた、ビーントートのエイジング加工事件について

というのも私奴、この度 数年ぶりにビーントートを新調したんですよ。
それこそ、新年早々にオフィシャルサイトでトートバッグセールが開催されており、その際に格安ゲットしたのがコイツ。

購入したビーントート
出典;https://www.llbean.co.jp/

既にビーントートはグリーンとバーガンディを持ってるので、今回は念願のネイビーをチョイス。
将来的なエイジングも見越してこのタイミングで購入する事としました。

ただ、(多少の想定はしていたものの)いざ現物を見てみると、どうしても『新品特有のキャンバス生地の硬さ』『ハンドル部分のピンピンな色味』が気恥ずかしいんですよね。

それこそ、お洋服と合わせてもバッグだけピンピンで違和感がある様な感じになっちゃうもんで、どうしたもんか、、、と悩み抜いた結果、

思い切って、湯もみ&キッチンハイターを用いた【強制エイジング大作戦】にチャレンジすることにしました!!

ちなみに、エイジングの目標としては松浦弥太郎さんが持ってるビーントート。

ビーントートエイジングの目標
出典;https://kunel-salon.com/life/103955/

ネイビーがこんな塩梅にフェードしてくれたら最高やん!!という期待も込めてチャレンジしてみたのですが、今回はその辺りの手順もご紹介しながら

  • 身近なキッチン用品を使ってどんなエイジング加工ができるのか
  • その結果、どんな仕上がりとなるのか?

といった点について、貴重な実験結果(爆)を一挙大公開したいと思います!!

果たして これは失敗なのか成功なのか、とくとご覧あれ!!!

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キッチンハイターでのエイジング加工の出来栄えはコレ!!

エイジング加工前

さて、冒頭では勿体ぶって出来栄えの紹介を引き延ばしてみたものの、『皆さんが知りたいのは結果なんだよ!!』という事で、まずは【強制エイジング大作戦】の結果をご覧いただきましょう。こちら!!

エイジング加工 ビフォーアフター

バーガンディになってるやないかい!!(猛爆)

よもや、フェードネイビーを通り越してバーガンディ。何なら早稲田実業 若しくは、ハーバード大学のスクールカラーを彷彿とさせるお色に見事タイプチェンジしてくれましたwww

ちなみに、このトートバッグにはストラップがついていて、そのストラップ(エイジング加工未実施)と比較するこんな感じ。お色の変化がもっと分かりやすいですね。

エイジング加工 ビフォーアフター2

やっぱりバーガンディーやないかい!!(2回目)

実際、これはコレでアリなお色だとは思うのですが、正直言えば『思ってたのと違う!!(猛爆)』というのが本音です。

とはいえ、今回の処理により

  • ピンピンなキャンバス生地が柔らかくなったこと
  • ハイター作戦がカラーチェンジには効果的であったこと

というのは、貴重な実績としてゲットできましたし、もっと言えば このバーガンディの色味を見てピンと来たことがあります。こちら。

Begin レミレリーフ別注トート
出典;https://market.e-begin.jp/products/ses_llb0281e

今回の強制エイジング品って、Bigin×レミレリーフ別注のビーントートと色味が似てません!?

それこそ、この別注品が出た時、『なんでネイビーのエイジングモデルがバーガンディになるんだろ?』なんてフワッと思っていましたが、今回の実験結果で合点。
ひょっとするとレミレリーフの脱色加工と今回私奴が実施した脱色工程は、近しい内容が施されているのかもしれません。

つまり、今回はネイビーだから意図したお色に仕上がらなかった(爆)ものの、

グリーンとレッドだったら、想像している塩梅でエイジングできる気がしてきたぞ!!!!

そう考えると、今回の実験もあながち失敗ではなかったな、、、と思うと同時に、私奴と同じく新品のトートバッグに気恥ずかしさを感じる皆様の為にも、今回の手順と結果はしっかりと語り継いで行きたいと思いますw

ご興味がある方はぜひ参考にして見てください!

STEP①;用意するもの

では早速、今回私奴が実施した【強制エイジング大作戦】の手順をご紹介したいと思いますが、まずは用意するものがこの2つ。

  1. トートバッグが入る発泡スチロール
  2. キッチンハイター(塩素系漂白剤)

ちなみに、今回私奴は(時期的な問題もあって)湯温をキープしたかったので発泡スチロールを用意しましたが、タライでも十分。何なら浴槽でもOKです。ちなみに、発泡スチロールはホームセンターで数百円で買えるので気になる方はそちらで。

また、発泡スチロール(ポリスチレン樹脂)は塩素とは反応しませんので、ご安心を!!

STEP②;湯もみからスタート

お湯に沈める

では、道具が準備できたら早速発泡スチロールにお湯を溜めましょう。
私奴は給湯器から50度くらいのお湯を溜めました。50度でも素手では熱い。
ちなみに、ポリスチレン樹脂の耐熱温度は70℃度くらいなので、沸騰したお湯はNGですよ。

その後、お湯の中に新品のトートバッグを漬けて30分放置します。
これはキャンバス生地についた糊成分を溶かすイメージですね。

で、30分くらい放置したら(熱かったら加水して熱めのお風呂くらいの温度にして)そこからガッツリ湯もみしてください。ぐっしゃぐしゃに揉み倒しましょう。ハンドルもグニグニに揉みます。型崩れとか気にしません。後からカタチを整えて干すから大丈夫です。親の仇くらい揉み倒してください。

そうすると、お湯が糊なのか汚れなのか若干黄色っぽく濁ってくるので、このタイミングで湯もみは終了。揉み倒したトートバッグを引き上げます。その後、40℃くらいのお湯でしっかりすすぎましょう。

十分すすいだら、トートバッグは濡れた状態でひとまず放置。
次は脱色液を作りましょう。

STEP③;いざ脱色!!

漂白

先ほど湯もみをした発泡スチロールを水でゆすいで、再びこの発泡スチロールにお湯を溜めます。

この時のお湯は40℃くらい。
ちなみに、ここからは湯量が大切になるので、溜めた湯量はチェックしておいてくださいね。
私奴の場合は6リットルを溜めました。

そして、ここで登場するのが塩素系漂白剤。
いわゆるキッチンハイターですが、派生品となる『泡キッチンハイター』とかだと漂白剤の濃度が違ったりするので、私奴の脱色具合を踏襲したい場合はクラシックなボトルタイプを使うの方が安心です。

これを2リットルの湯量に対して、キャップ1杯分。
私奴は6リットル溜めたのでキャップ3杯分ですね。なのでお湯は2リットルの倍数にすると管理が楽ちんですよ。そして、この脱色液を軽く混ぜた後に、濡れたままのトートバッグを沈めていきます。

トートバッグを濡れたままにしているのは、単純に乾かす時間が待てない(爆)のもありますが、私奴は、ある種の誘い水的な意味で脱色ムラを解消する意図でやってます。乾いた状態でもイケるとは思いますけどwww

ただ、ここで注意点があるとすれば、脱色液に漬けるだけではトートバッグは浮力で浮かんできちゃう(部分的に水面から出ていると脱色ムラの原因になりかねません)ので、水を入れたペットボトルで押さえておく、、、等の工夫はしたほうがいいかもしれません。

そんな状態でまた30分放置します!!

STEP④;すすぎと乾燥

30分漬けたらトートバッグを救出します。
この時点で脱色液にちょっと色が付いていて、バッグの色味が変わっているのがわかると思います。
ちなみに、ネイビーだとこの時点でちょっと紫色になってます(爆)

また、このハイター液はお風呂の排水溝に流すのですが、もしも浴槽の端っこなんかに酸素系の洗剤等が残留していると意図せず有毒ガスが発生するので、ハイター液を流す前には浴室全体を水で流した方がベターかも。

その後、すすぎとして5分くらい再び湯もみをして、濡れた状態のまま洗濯機で丸洗い→脱水までぶん回します。その後はカタチを整えて乾燥させれば完了です。

エイジング後ジッパーはどうなる?

上記の通り、作業としては意外と簡単。強いて言えば、気にするのはハイターの希釈割合とか、浸漬時間とかそれくらいです。ただ、一つだけ留意しておいて欲しい事があるとすれば、LLビーン自体がトートバッグの丸洗いは推奨していない知っておいてください
それこそ、底やサイドの部分なんかは分厚い生地を折り曲げて縫いつけた部分があるので、そこに水分が溜まってカビの原因になるから、、、といった意図の様です。

そういう意味でも乾燥はある程度は余裕を見た方がいいかもしれません。まぁ、よっぽど多湿な環境でない限り『丸洗いで問題が出た、、、』とは聞いた事ないですけどね。ちなみに、私奴は48時間サーキュレーターにぶち当てて乾燥させまして、それでまだ問題は出ていません。

再現性と付帯部品への影響は如何に!?

トートバッグファスナー

ちなみに、今回、強制エイジングを実施するにあたり、 個人的に気になる点が2つあったので、その辺りについてもビシッと補足しておきたいと思います。

まずはこちら。

エイジング加工の【再現性】や如何に!?

これに関しては、実は1番気になっていた所でして、『毎回出来栄えが変わる様ではオススメはできないよなぁ、、、』と思っていた事もあって、【トートバッグ本体】と付属品の【ストラップ】を2回に分けてエイジングチャレンジしてみました。
その結果がこちら!!

ハイター漬けの再現性

どうです?同じ塩梅で脱色できているでしょ!?
ちなみに、バッグとストラップで脱色液の湯量こそ変更しましたが、ハイターの希釈量さえ合わせればパリっと再現性が取れる事が確認できました!!(爆)

まぁよくよく考えると、濃度を時間を固定すれば再現性が取れる、、、なんてのは当たり前なんですが、そこの裏取りが出来た!となれば、皆さんもチャレンジし易いのではないでしょうか。

金属パーツに対するハイター(塩素)の影響は!?

また、もう1つの懸念点としてあったのは、金属パーツとハイターの相性ですね。

それこそ、今回私奴がエイジング加工をしたトートバッグには【肩ストラップ】と【内ポケット(ファスナー)】が付いていた事もあり、これらがハイターで腐食しないのか?、、、というのはとても気になっていました。

というわけで、せっかくですから今回ハイターに漬け込んだ金属ナスカンや、内ポケットのファスナーをご覧いただきましょう。こちら。

ハイター漬けしたナスカン

意外と無事です。むしろ、加工前後で差が出た様には見えません。よかったwww(爆)

ただ、これも厳密に言えば『金属と塩素が反応すれば腐食が進行する』『真鍮に塩素が触れると黒ずむ』という反応は少なからず発生する、、、と言われていますので、ハイターの原液に漬け込む、なんて無茶をすれば腐食が進行する可能性はあります。

とはいえ、今回のレシピを踏襲する限りは大きな影響はでないというのも事実ですから、これもある種の実験成果ではないでしょうか。(爆)

あとがき

トートタグ

あと、言い忘れていましたが、今回私奴がゲットしたトートバッグはどうやら日本企画品だったようで、とうもアメリカ企画のジップトートとはまるっきり別モノだった事に後から気がつきました。

それもあって、通常ココンチのトートバッグであれば『Made in U.S.A.』のタグがつくのですが、、、

ベトナム製のタグ

お前、ベトナム製やったんかい!!(猛爆)

もっと言えば(生産国が影響してなのかは分かりませんが)、キャンバス生地もアメリカ製のそれとは微妙に違ってそうなんですよね。こちら。

キャンバス生地の具合が違う

キメの細かさも違っていて、ちょっとこれは良くないと思いますけどね、代理店さん。。。

まぁ実用上は問題ないでしょうし、日本人が取り回しし易いサイズにモディファイしている狙いは理解するとしても、ビーントートはアメリカ製だからこそグッとくる部分があるもんで、こればっかりは『ロマンに欠ける』と言わざるえを得ません(爆)。むしろ、日本企画品なら商品ページにも日本企画って書いておいて欲しかった是!!!!

まぁ、このハーバードカラーも使うけどな!!!!


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