安くて丈夫、L.L.Bean グローサリートート

LLBEAN グロサリートート01 2 メンズファッション

レジ袋が有料になり、日本に訪れたトートバック戦国時代。多くの人がエコバックやトートバックを持参するようになりました。ビニール袋はたかが数円、しかし塵も積もれば山となる。何よりも、ビニール袋くださいって言う時、何か地球に悪いことしている気がするっていう軽〜〜い罪悪感訪れる時ありませんか?

私はあります。こんにちわ、五十嵐アボンぬです。ということで、なるべくバッグを持ち歩く、もしくはポケットに無理やり詰め込む日々が続いております。

さて、こういったムーブメントによってトートやエコバッグが注目を集め始め、各ブランドでもエコバッグの発売が開始され始めたわけですが、そんな群雄割拠のエコバッグ戦国時代に紹介したいのは、まさに古き良きトートバック。

そう、老舗アウトドアブランド『L.L.Bean』が手がける【グローサリートート】の魅力を紐解いていきます。

【関連記事】

スポンサーリンク

↓↓↓↓あのハイブランドの日本未発売品がセールで買える!?イギリス発の海外ショッピングサイト。関税、送料込み、日本語対応なので是非チェックしてみて!↓↓↓↓

スポンサーリンク
Farfetch

タフネスなんすよ『L.L.Bean』

言わずと知れた米国のアウトドアブランド『L.L.Bean』。
110年続く老舗であり、その魅力はなんと言っても飽きのこないシンプルなデザインと丈夫さです。

それこそ、L.L.Beanの顔といえるアイテムといえば、「ビーンブーツ」と「ボート・アンド・トート・バッグ」。

創業者のレオン・レオンウッド・ビーンが、創立とともに売り出したのが【ビーンブーツ】であり、僕も愛用していますが、とにかく丈夫で飽きのこない傑作です。

また、氷を運ぶために開発された【ボート・アンド・トート・バッグ】だって、これまた丈夫。
詳細は過去のエントリでも触れた事がありますが、ここんちのトートバッグの耐加重は200kgを超えるオバケスペックで、そうなるとカバンのクセに持ち歩けない本末転倒っぷりwww

他にも、ハンティングジャケットやトラッドなジャケット、ネルシャツなど、トラディショナルでクラシカルなアイテムが人気を誇っており、近年では、古着業界でもより注目が集まってきてる気がします(それに伴う値上げエグいよぉ)。

伊藤忠の買収!?ブランドはどうなる?

インポート 輸入

伊藤忠商事がL.L.Beanの国内における、マスターライセンス権並びにインポート商品の卸売り販売権を獲得したそうです。つまりは今後、日本独自の新アイテムなどの開発と販売を独占していくということ。

独自開発された新アイテムはセレクトショップなどに並ぶとのこと。

ただし、L.L.Beanの直営店やオンラインショップは、引き続きL.L.Beanの日本支社が変わらずに販売してくれるみたいです。

うーん、不穏ですね。コンバースなど、いくつものブランドがこのような版権問題により、ブランドイメージや質が変化してきました。

頼むううう! 変わらないL.L.Beanであってくれ!(切実)

というわけで、無性にL.L.Beanの魅力を伝えたくなり、本記事を執筆することにしました。

念の為、公式サイトの引用も。

L.L.Bean JAPAN EDITION”立ち上げに関する契約締結のご案内

2022年12月12日(月)、伊藤忠商事株式会社より「『L.L.Bean』ブランドのマスターライセンス権及び卸売販売権の取得について」発表がございました。
伊藤忠商事株式会社と弊社が結んだ契約は、日本におけるライセンス商品の独占販売契約とUS本社企画商品の卸売独占販売契約であり、
伊藤忠商事株式会社にてすべての商品に関する独占販売がなされるというものではございません。
弊社としましては、今後もUS本社企画商品の販売を継続するとともに、来春より日本市場向けに開発されたライセンス商品の販売を直営店(店舗・EC)にてスタートいたします。
より日本のお客様のニーズに合った品揃えをご用意し、ご期待に沿えるよう努めてまいります。
引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

L.L.Bean公式サイトより

グローサリーの魅力

食料品や雑貨店などを意味する「グローサリー(Grocery)」。その名の通り、このトートは日用品の買い物において良き相棒に。

というわけで、実際に使用した日常での気づきと愛すべきポイントを深掘りしていきます。

大容量なのに、かさばらない

洗濯と乾燥をかけているのでシワシワです。

先ずは基礎情報。値段は4290円(税込)。近頃のあらゆるものの値上げ祭りと米国企業というのを考慮すると値上げしてしまいそうな気がします。

生産はベトナム。実は人気商品の一つで、オールシーズンで展開されている定番商品です。

サイズ:は高さ37 x 幅45 x 奥行き17(cm)。このサイズだけだとピンと来ないかもしれませんが、2リットルのペットボトル8本が収容可能です。

取っ手の長さが絶妙なため、手で持っても、肩にかけてもしっくりくる作りになっています。ちなみにペットボトル8本入れての肩掛けは、流石に肩のめり込みが凄まじいですが、(笑)。

とはいえ、折り畳みエコバッグのように超コンパクトにはなりません。しかし、折り畳むとこんなサイズ感に。片手に収まるくらいになります。

折り畳みのエコバックって、化学繊維で作られていて底が柔いですよね。そのため安定しづらく、焼酎ボトルを買った日は底が抜けそうな恐怖を抱えて帰路に。

他にも、

「さて、今夜は鍋だ。肉やら野菜、大好きなネギも収納して、あぁ早く飲みたいなぁ」と、いざトートを担ぐとかっちり整頓したはずの中身がぐしゃぐしゃ状態に。

もしくは、「あ〜うまく収まらないな、もうネギを折るしかない! 容量が足りない、負けてたまる。 えぇい、大根も膝蹴りで逝ってやらぁ、」

あるあるですね。(オーバーかもしれませんが、ズボラなボクとにってはノンフィクションです。笑)

けれども、グローサリートートの場合は違います。

その名の通り、食料品のためのバッグ

アメリカのバカでけえ牛乳やらドデカお肉を収納できる作りとなっています。そして、安心して大容量を運べる頑丈さを兼ね備えています。

タフネスの秘訣は!?

そんなストロングな作りの秘訣はステッチ。上記画像、持ち手部分と本体のところに大きめな2本のステッチが。

これは持ち手が二枚の生地から出来ているので、その接合としても縫われているみたいです。これなら、重い物を入れても持ち手への負担が削減されますね。

こちらはボトム部分を横から撮った写真。この重ねられた三角部分の生地と施されたステッチがより強度をマシマシに。また、この作り×ソフトな綿100%により、デカイ物を入れた際に自然と横に広がってくれます。ハードな素材感の「ボート・アンド・トート」にはない機能性ですね。

作りに関してのデメリットは、ポケットが一つもないところですかねぇ。小物を入れがちな学校や仕事など用には、適していないかもしれません。

僕の場合、キャンプやアウトドアに行く際によく愛用しています。とりあえず衣類やら防寒具をグローサリーにぶち込んで、車に乗せちゃっています。どれ持って行こうと悩んでいるうちに収納し忘れることもないですし、暗闇でも収納物が見やすです!しかも、枕がわりにもなるので重宝しています。

今回の執筆にあたり、グローサリートートを深掘りしたところ、世の中のちびっ子を育ている親御さんに支持されているみたいですね。タフでナイスプライスですもんね、そりゃそうか!

アースな色味、全7色

カラーバリエーションが豊富で、Natural、Dusty Olive、Fossil Brown、Almond Beige、Platinum、Raw Indigo、Blackの全7色の展開(シーズンによって変化あり)。どれもアース色といいますか、落ちついたカラーリングが堪らないです。他にも、限定やコラボで別色カラーが販売されることも。

全色、ブランドカラーでもある緑色で「L.L.Bean」のロゴ刺繍が施されていますが、ブランドロゴ!という強い主張はありません。なので、飽きがこないです。

僕が愛用しているのはナチュラル。全てのコーデに合う!といっても過言ではないほどの凡庸性を持ちます。

タフネスと洗濯・乾燥

タフネスさに付け加え、手入れのしやすさも推しポイントであります。

素材は綿100%。ナチュラル以外のカラーは、内側にポリエステル加工がされており、ちょっとした汚れであれば、濡れ雑巾などの拭き取りだけでクリーンになります。

生地の厚みはナチュラルが10オンス、ほか各カラーは11オンス。公式サイトでは、部分洗いをケア方法として推奨しています。

さて、荒ぶりタイム!

こんなナチュラルな色味、経年変化を楽しまないなんて、まさかねぇ。

僕は、洗いと乾燥を推したいと思います(個人的オススメです、責任は負いかねます)。

だって、アメリカの老舗アウトドアブランドですよ!? タフネスなら、ガッツリウォッシュ&ドライも余裕っしょ!!

いや勢いで述べてるわけではありません。アメリカでは洗濯をしたら基本、乾燥機にぶち込みます。気候や土地柄にもよるのですがね。そして、本場アメリカの洗濯&乾燥機は強力です。威力が段違いです。

つまり、アメリカの乾燥機は熱が強いのです。その為洋服がグングン縮みます。あくまで10年前の実体験でしたが、留学先のカリフォニアで洗濯乾燥をかけたら、持っていったTシャツが大きく縮むという事件がありました。

一見、このような乾燥機の縮みは良くないように思えます。しかし、コットンの場合は別なんですよ。コットンという生地は性質上、縮むことで生地が密になり、強くなります。そう!よりタフネスに進化するのです。

なので、本場のアメリカブランドでタフネスなアイテムは、まず洗濯&乾燥機にイン! 

とはいえ、日本の家庭用洗濯機ではそこまで縮みが出ません。けれども、質感と詰まりが出るのでオススメです。

LLBEAN グロサリートート02

ということで、BEFORE。やんわり毛羽立っていますかね。

AFFTER 。一回ではそんなに見た目が変わりませんね。触ってみると、生地がやんわり詰まって、触り心地はややソフトになったかなぁ。

一個強めのデメリットが、、、なんか黒くなっている!

グローサリー単品で洗いと乾燥をかけました。犯人は糸に使われていた黒糸っぽいですね(この糸は、撮影のために意図的に出しています)。

個人的には気にならないですし、純粋すぎた色味にいいアクセントが!という所存です。

また、ナチュラル以外のカラーは内側にポリエステル加工が施されています。洗濯と乾燥によって剥がれてしまう可能性が高く、オススメはできません。

ボクの場合ですが、そんな機能いらないや、ギュンギュンに洗って乾燥して色味の変化楽しもうとなりますが。

はい、ということで声を大にして表明させていただきます。

ボクは洗濯と乾燥するのが大好きです!

しかし、自己責任でよろしくお願いします!爆

SDGs !?

世界で推奨されている、「SDGs:持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」。超絶簡潔に述べると、いくつかの項目を基に地球と人間を優しく大事にすることしていこうって感じです。その中に、環境保護・プラや資源ムダ使い減少が含まれています。やや話が飛びますが、つまりは洋服やバッグなどアイテムを長く愛用することはSDGsなんです!!

少しだけ、現代のファッションに向けての偏見を。

ファストファッションが広まり、流行に沿ったアイテムが安く手に入るようになりました。UNIQLOを筆頭に、トレンディで質の良いブランドも増えました。UNIQLOを馬鹿にする人は、ファッション業界でも少ないことでしょう。一方で、長年愛用のお気に入りアイテムとなることはないでしょう。多くの人が2、3シーズンなどで捨ててしまっています。中には、ボタンが取れただけで捨ててしまう人もいます。

洗いや少しの手入れで落ちる、少しの汚れやシミで廃棄。そんなの地球に優しくない!ダサい!!

すぐ捨てる前提で服を買うのも地球に優しくない!「直す手間や金をかけるなら新しいのを買うもん」。そんなのはべらぼうにダサいです。ボタン付けなんて1時間もかからずに身に付けられるスキルですからね!? 

すぐ壊れるエコバッグ(ビニール袋よりは優しいですが)よりも、長く使えるトートバッグを愛用することこそ、地球に優しい!

経年変化を楽しんで、SDGsも

さて、心の底から愛しているアイテムをいくつ持ってますか!? 

お気に入りのアイテムって使えば使うほど、愛着がさらに湧きますよね。特に綿100%は経年変化が顕著です。

溢してしまったコーヒー、ピクニックで付着する土の汚れ、飲み過ぎた次の日にこびり付いた謎の黒ずみ、洗濯毎にソフトになる質感。毎回積み重なる思い出たちとエイジングされて行くアイテム。経年変化こそ、服を楽しむ醍醐味の一つだと思っています。

そして、グローサリートートも綿100パーセント。買い物や旅行にとりあえず持っていこうと思える、使い勝手のいいスペックと飽きの来ないシンプルなデザイン。自分だけの思い出と共にエイジングを堪能できます。

是非ともドンドン使って、ガシガシ洗って欲しいです。新品の状態も良いですが、経年変化による色気を纏っている方が絶対に唆られます(周囲からの理解なんていらないもん!)。そんでもって、SDGsです!

グローサリートート×スタイル

デイリーにグローサリートートを楽しむスタイリングを紹介。

上記で熱弁してきたようにタフネスな本アイテム、小型犬ならば安心して楽々と入れられます。このもふもふブラウンは愛犬がまだパピー時代に動物病院まで運んだ時のものです。

もちろんネコちゃんもin出来ます、笑。

冬終わりから春の季節、家を出るときは肌寒いのに日中はポカポカ。ロングコートなどかさばるアウターは邪魔になりがち。そんなシーズンにはこんな感じでグローサリートートに収納。アウターのチラ見が粋ですね。

ジャケットとネクタイでトラッドな格好にも相性が良く、柔らかみが印象をもたらしてくれます。アメトラスタイルとの親和性が高くて、ストーリーを感じさせますね。

シンプルなサイジングのコーデに、ドデカバッグ。グローサリートートの可愛さが光るスタイリングですね。

ワッペンをペタペタして、好みのスタイルにカスタマイズ。シンプルなデザインだからこそ、改築しがいがありますね。バンダナやキーホルダーなどを付けて、簡単にデザインすることもできます。

あとがき

LLBEAN あとがきグロサリートート03

L.L.Beanは僕にとって特別なブランドの一つです。

日本にブランド登場した頃から父が愛用していた為、幼い頃から古き良きL.L.Beanアイテムが隣にいました。中高生の時はどこがカッコいいんだよ、と思ってましたがww。今となってはクラシカルな風味とタフネスさがドストライクなブランドです。

そんなブランドが変換機ともいえる販売権についてのニュース、少しナーバスな気持ちになりました。ブランドの方向性が変わってしまうのではないかと。もしかすると、イメージや印象が今後変わってしまうかもしれません。今回は「あの頃のL.L.Beanは、こんな感じだったなぁ」と将来語るための個人的な備忘録でもあります。

まぁそんなに勘ぐったところで、ボクには何も出来ないのですが、、(笑)。

【関連記事】

コメント