台風一過という事で、またしても厳しい猛暑が戻ってまいりましたww
とはいえ毎年お盆を超えれば猛暑も影をひそめる感もありますので、この暑さも残り1週間。そう考えると、この焼けつくような暑さも少々名残惜しくなりますねww
とはいえ、まだまだ盛夏本番!というワケで今回は今がまさにシーズンであろうアロハシャツについて筆を執ろうと思います!
昨年もアロハシャツについては筆をとりましたが、今回のアロハシャツは所謂開襟シャツと言われるタイプではなく、プルオーバータイプのアロハシャツ!
ここまで言うとピン!と来た諸兄諸姉諸君も少なくないと思います!そう、太平洋のブルックスブラザーズとも名高いレインスプーナーについて!
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さて、今回はアロハシャツ!ということで、満を持してご紹介するのはコチラ!
このオレンジともブラウンとも取れない絶妙なお色と、キレイなブルーの組み合わせに惚れた!これこそがハワイアントラディショナル!レイン・スプーナー!
アロハシャツといいながらボタンダウンのプルオーバータイプというのがポイント!
レインスプーナーのシャツはオープンカラーよりもボタンダウン系が多い様な気がする。
これもブランドのテイストなのかな。
アロハシャツは比較的ゆったり目のサイジングですが、ワケあってXSをチョイス。
この言い訳は後述にでもwww
そして、通常のアロハシャツといえば、レーヨン等のヒンヤリとした生地で作られる事が多いですが、ココンチ(というかコイツ)は愛しのコットン100%!
レーヨンほどのとろみのない、ハリコシのあるコットン生地
抜群の吸水性を誇る、猛暑にピッタリの相棒です!
いつもなら恥ずかしいフロントボタンも、コイツなら2つ3つ外して風通しを肌で感じれるのもアロハシャツならではですね!
レインスプーナーとはなんぞや?
そんなレインスプーナー。 よもや本ブログをご覧の諸兄諸姉諸君はお馴染すぎて今更語ることもないでしょうが、私奴の備忘録の為にも少々お付き合いくださいませww
レインスプーナーは1956年に創業したハワイオリジナルのアロハシャツ工房!
めちゃくちゃ乱暴に説明すると、元々はカリフォルニアで洋服屋さんをしていたレインさんと、ハワイに住む裁縫職人のスプーナーさんが共同で立ち上げたブランドがレインスプーナーといった感じです(猛爆)
元々はミシン1つという規模の洋服ブランドが、今や太平洋のブルックス・ブラザーズと呼ばれる程のトラディショナルな存在となるなんて、なんかいいですよね。こういったアメリカン・ドリーム的な立ち上げのエピソードとか胸がアツいですwww
更に、レインスプーナーといえば、なんと云ってもこのパターンではないでしょうか。
これぞ、レインスプーナー!
ラハイナセーラーというハワイ州のシンボル(ハワイの州旗、州花、州鳥、州木)をあしらったプリント!
ダサいのか、カッコいいのかわからない塩梅がなんとも言えない是!(猛爆)
さらに、ココンチのポイントは【プリントの裏面を表地として使用する事にて独特のかすれたイキフンを演出している】ところ。コレです!
裏地はプリントがハッキリとww
裏地を表地に!というナカナカ文字での説明がややこしい内容をやってのける(爆)、のがハワイアントラディショナル!
ハワイではアロハシャツが冠婚葬祭にも着用されるフォーマルウェアなのはご存知の通りですが、レーヨンを使う事が多いアロハシャツ界隈において、ココンチの様なハリのあるコットン生地やスプーナークロスは『パリっと着こなす!』という面でみてもナカナカ秀逸なセレクトとなるのではないでしょうか。
まさかの最初期ヴィンテージ!? タグの変遷を見る!
しかし改めて考えてみるとレインスプーナーの創業が1956年ですか。そう考えると、すでに歴史は60年を超えるハワイでの老舗ブランド。 さらには現地住民のみならず、世界中の諸兄諸姉諸君から愛されるレインスプーナーですが、実はココンチにはコレクター魂をくすぐる仕掛けもいくつか施されていたりするんですよね。
というわけで、本項ではその【コレクター魂をくすぐる仕掛け】についてご紹介したいと思いますが、ソレこそが【タグの種類】でございます!
というのも、実はレインスプーナーは時代時代によってタグが結構変化しているんです。それ故、タグを見れば作られた年代が分かるとかそういった感じで、ヴィンテージの識別なんかにも使われていたりします。(バブアーのワラントの数がどうこう、、、といった内容に近いですね。)
そんな情報も手伝って、これはヴィンテージのレインスプーナーだの、80年代のレインスプーナーだ、なんてコレクター心をくすぐる仕掛けとして機能しているワケですww
そんな時代毎のタグの変遷がこちら!
※このブログの方はVANSのロゴの変遷を調べられてたりして、勉強になります!
これだけ見ても、ちょっとお酒が進むくらいの話題のネタになりそうですよねww
自由の国アメリカにありながら、途中から乳首がなくなったり、水着着用になったりするハレンチ騒動も面白いww
ってか、レイン・スプーナーのタグを調べていたら『乳首』というパワーワードの応酬がスゴイな(猛爆) まぁ何を隠そう、私奴もタグの変遷を知り得て以降は、古着屋さんやネットでレインスプーナーを発見してはタグを確認し、乳首だビキニだ言ってキャッキャと盛り上がっているクチなんですが(爆)
そして、話を戻しますと、今回私奴が紹介しているレインスプーナーのタグを改めて確認シてみましょう!コチラ!
金色の女性にタグの周りは黒い糸でステッチ!
そう!何を隠そう、最初期のヴィンテージなんです!!
コイツに関して言えば、ヤフオクをパトロールしている際に偶然発見し、タグ画像がまさかのヴィンテージ!という事で勢い余って落札してしまった逸品です!
もはやコレはタグの変遷を知り得てしまっていたが故の背反といえるでしょうww
知識に助けられる事は数あれど、逆に知識が牙を剥く事があるという好例ではないでしょうかw(猛爆)
細かなディテールも抜かりなし!
そんなプリントに対するエピソードや、タグの変遷というエンタメ要素を多く含むレインスプーナーですが、実はその他にも 処刑諸姉諸君の琴線を刺激するポイントがあるんです!
そしてその琴線ポイントこそが、下記で紹介する【作り込みに対する情熱】ではないでしょうか。
というのも、キッチリ作り込まれた日本製の洋服に触れる機会の多い私達からすると、アメリカ(ハワイ)製で更にはヴィンテージ品ともなると、裁縫もおおざっぱで大味な出来栄えなんじゃないの?なんて思われる方も少なくないと思います。
しかし!少なくとも私が入手したシャツに関して言えば、案外しっかりとした作りなんですよね。 たとえばこの胸ポケットに注目!!
ご覧の通り、胸ポケットとボディの柄合せがドンピシャ!
こういうのがニクイ是!
このディテールについては、昨年のアロハシャツのエントリでも触れましたが、小紋柄やボーダー、ストライプならまだしも、大柄のパターンの中で、胸ポケットに同じパターンの部分を使う!というのはなんという贅沢+こだわり!
そもそもこのディテールでいえば、ポケットのプリント位置を狙ってパターンの切り出しをしたり、縫い付けにもパターンがズレ無いように!という注意が必要だったりして、合理性を重視するアメリカにおいて ナカナカ手の込んだ仕事ではないでしょうか。
こういった、職人気質な気概は見えて気持ちが良いですよねwww やはりこういったポイントが今でもなお愛される所以なのでしょうか。
そして、このほかにもレインスプーナーのディテールの代表といえばコレ!。
裾や袖部分のまつり縫いです!
これは、通常のミシン縫いだと柄面(表面)にステッチ後が目立っちゃう事を考慮して、柄面(表面)にステッチ痕が目立たないまつり縫いで処理をするという、柄モノが主役のアロハシャツならではのディテールではないでしょうか。
サスガにミシン処理でしょうが、こういった意味をもたせた仕事というのはテンションが上がります!
ちなみにビームスのアロハは日本製ですがミシンの直線縫いで処理されてましたww
背面はセンターボックスプリーツを。
このあたりはサスガアメリカ! ダーツは取らない!(爆)
パンツアウトを想定しているのか、再度には深めのスリット!
風になびいたり、シャツの中を風が通り抜けるのが気持ちいい!
こんな感じで、アメリカ製とはいえど、ポケットの柄合わせや、まつり縫いのでの処理といった様にアメリカンなイメージとは対局にある繊細な仕事が光るココンチ。
個人的にはレインスプーナーを語る上では外せない素敵ポイントではないかと思っておりますww
何に合わせる!?レインスプーナー
さて、最近のエントリでは張り切ってコーディネート案なんかを載せてみよう的なチャレンジを行っておりますが、今回も恥ずかしながら私奴ちゃん貴が選ぶレインスプーナーを使ったコーディネート案をご紹介したいと思います(爆)
まずはコチラ!
コレは前回のVANSのエントリにてご紹介しましたが、ガンホーのベーカーパンツと合わせた感じですね。XSというタイトサイズなので、パンツはストンとルーズに。
シュッとしたい時はPT01のチノパンでも。
ボタンダウンでカッチリしたイキフンもあるのでパンツインしたっていいかも。
足元はビルケンでリラックス感を出してもいいし、ローファーで締めてもいい。
しかしこのネイビーチノは重宝するなぁww
あと半袖✕短パンは子供っぽくなりがちなので敬遠しがちですが、海に行くのならこんな格好でも良いかも!?
シャツのブルーのお色によく似たフェデラルブルーのバードウェルと、履き古して色褪せてきたオーセンティックでサーファー感出します(猛爆)
って、こんな感じでご紹介してみたものの、実はアロハシャツであれば実際はゆったり目に着用したほうがリラックス感というかリゾート感が出て良いかと思います。
ただ、今回はヴィンテージ品という特性上、一期一会+新品の様に潤沢なサイズ展開から選べない!という事もあって、ヤフオクで偶然遭遇したXSサイズを選びましたが『タイト目だからこそ、こういったコーディネートで着よう!』なんて考えたりするのも楽しみの一つ!
逆にアロハっぽくなく、タイトにカッチリと着てみても良いかも!
最近のトレンドのサイズ感とはかけ離れていますけれどwwwww
あとがき
そういえば、前回のアロハシャツのエントリの最後に、キッズ用のレインスプーナーを購入した旨をレビューさせてもらいました。こちら。
私奴がダサいのかカッコいいのか、、、と戦々恐々していたラハイナセーラーをキッズに着せてみる暴挙(猛爆)
現物を見ると、案外可愛いじゃないか!
ただ、ライトオンのライセンス品だからなのか、オリジナルのラハイナセーラー柄とはちょっと違うっぽい。
タグはロゴ文字オンリー。
フラガールがいないのもライセンス品の影響かなwww
ちなみにマイキッズ用のレインスプーナーの可愛さにヤラれ、別にサーフボード柄のシャツも購入しちゃうくらいココンチのアロハシャツにはハマっていますwww
コチラはレインスプーナーらしくない、レーヨン100%のとろみ素材。
更にはオープンカラーの前開きというスタンダードなアロハシャツ仕様!
実は、お父さんもこの柄が欲しいわww(猛爆)
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