こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
今回も前回エントリに引き続き【ロイヤルネイビーのカーゴパンツ】について、レビューを行いたいと思います。
前回は【前期モデル】と【後期モデル】の違いに着目しながらディテール紹介をしましたが、まさかのディテール紹介で文字数を大きく消化してしまう盛り上がり(爆)を見せたのは記憶に新しい所。
その為、本エントリでは前回ご紹介できなかった
- ロイヤルネイビー【後期モデル】のサイズ感
- スタイリングサンプル
- ロイヤルネイビー【後期モデル】のデメリット
について、実際に着用して感じた感想をビシっとお届けしたいと思います。
傑作軍パンと名高いロイヤルネイビーカーゴ、これを見たら余計に欲しくなっちゃう是!!!
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抜群のシルエット!サイズ感はこんな感じ

では早速ロイヤルネイビーカーゴの真骨頂ともいえるシュッとしたテーパードシルエットから説明していきましょう。
まず前提条件として、今回私奴が購入したカーゴパンツは上写真の通り【80/84/100】サイズ。
このサイズ表記の読み方は、
- レングス:80cm
- ウエスト:84cm
- ヒップ:100cm
という意味なのですが、この表記サイズにおける全体シルエットがコチラ!

なんという爽やかテーパード!
ちなみに、アメリカ軍の傑作カーゴと名高いM-65(M-R)と並べてみてもシルエットの差は一目瞭然です。こちら。

なんという爽やかテーパード!!(2回目)
というか、M-65が火の玉ストレートすぎるだろwww
もっといえば、このM-65(M-Rサイズ)自体が、ロイヤルカーゴでいう80/84サイズを選ぶ人が着用するサイズですから、如何にロイヤルカーゴが爽やかテーパード(3回目)なのかお分かりかと思います。
また、この爽やかテーパード(4回目)は着用時のシルエットもスタイリッシュで(実際に着用したシルエットは後述参照)、カーゴパンツのクセにスッキリ着れるんですよね。
モチロン、サイズアップする事でワイド&ルーズに着用する事もできますが、ジャスト〜ワンサイズアップくらいのシルエットこそがロイヤルカーゴの美味しいポイントではないでしょうか。
そういう意味でも、【特徴的なカーゴポケット】や【複雑なパターンワークから生まれるパッカリング】で男臭さを演出しながら、【シュッとしたシルエット】でアーバンスタイル(爆)を演出するコイツ。
まさに、ワイドシルエットが食傷気味になってきた今、穿きたいのはこんなシルエットだろ!(猛爆)
カーゴパンツっぽくないカーゴパンツ(哲学)を着る

ではココからは上述した絶妙なシルエットをより視覚的にイメージしてもらうべく、実際に着用してみたシルエットを検証してみたいと思います。
ちなみに私奴の体型は170cmで65kg。愛用するジーパンは29〜30inchです。
もし、本エントリをご覧のイギリス軍関係者の方、75/80サイズのカーゴパンツに余剰があれば、サイズ比較してみたいので是非送ってください(猛爆)
アメカジに合わせてもハマる汎用性
というわけで、早速手持ちのお洋服に合わせてみたいと思いますが、まずこのカーゴパンツでスタイリングする際に、最初に試してみて欲しいのはアメカジとのコンビネーション。こちら。
Gジャンに軍パンという、男臭さが明後日まで香りそうなコーディネート(爆)ですが、ロイヤルカーゴのシュッとしたシルエットが男臭さをいい塩梅に抑えてくれます。
ちなみに、Gジャンの中はスウェットやフーディでも良いのですが、今回はエゲレス的な”お上品さ”を足したかったので同郷のジャミーソンズを合わせてみました。
ジャミーソンズのこのお色はバランス的にもイイ感じだし、下にシャツを着ればGジャンを脱いでもスッキリ着れそうです。
同郷アイテムとの親和性は流石!!
また、上述したジャミーソンズの様に、比較的お上品な素材使いやシュッとしたシルエットが多いイギリスブランド。
そういう意味でも、このカーゴパンツから感じる上品なイメージは、他のイギリスブランドと相性抜群です。例えばこちら。
こんな感じで、テーラード技術の詰まったルイスレザーにもこの爽やかテーパード(n回目www)はハマります。
それこそ、ルイスレザーにガバッとルーズなアメリカアイテムを合わせるコーディネートに違和感を感じていた私奴にとって、この組み合わせは結構気に入っています。
いうて、インナーや靴にはがっつりアメリカアイテムを使うんですがw(爆)
ちなみに、股上もしっかり深めな仕様なので、ハイネックやタートルネックをタックインしても上品にまとまりますよ。
春先や夏場にもハマるネイビーブルー
また、こんな綺麗なネイビーブルーのスボンがあるとやりたくなるのが、お約束とも言うべきマリンスタイルです。こちら。

マリンスタイルといえば、ボーダーに紺ブレだろ!?なんてフレンチカジュアルを想像しちゃう所ですが、ここで使うのも同郷ナイジェルケーボンのワークジャケット。
紺ブレに合わせるならウエストン180を履いた方がフレンチアイビーな雰囲気にはマッチしますが、ワークジャケットに合わせるならアウトドア感のあるミカエルの方がいいかな、、、という解釈ですね。
こういう風に『自分でニヤニヤする為に【各アイテムとの繋がり】や【それっぽい解釈】を考える』のも、お洋服趣味の楽しいポイントです。(猛爆)
いうてデメリットが無いワケではない

ここまで、シルエットの良さやコーディネートの汎用性等、ポジティブな面ばかりをレビューしてきましたが、そんな名作カーゴパンツでも
正直、『ここはイマイチなんだよなぁ、、、』と思うポイントが無いわけではありません。
という訳で、ここからは他所のブログでは見る事のないロイヤルネイビーカーゴの弱点とも言える【イマイチポイント(爆)】についても筆を走らせてみたいと思います。
Made in China はロマンに欠ける

まず、このカーゴパンツにおける1番のデメリットといえば、コレを指摘される方も多いのではないでしょうか。
英国軍アイテムなのに中国で生産されてる問題!!
ただ、これは誤解の無いように言うと、別に中国生産を卑下している訳じゃ無いんです。
それこそ、今となっては著名なイギリスブランドでも中国生産のプロダクトは多々ありますし。
もっといえば、ミリタリーアイテムという特性上、中国生産だからと言って品質が悪い、、、なんて事は無いのは理解しているんです。
しかし!!
そうは分かっていても『イギリス軍のズボンであるならば【Made in ENGLAND】というロマンが欲しかった!』と思う方は多いんじゃないでしょうか。
それこそ、我々がイギリス軍のアイテムに求める感情としては『イギリスの【テーラード文化】がミリタリーアイテムにも浸透している!』というワクワク感をもっと強く感じたい!なんて気持ちも少なからずあるもんで、そういう意味でも【Made in ENGLAND】が良かった、、、と思うわけですね。
とはいえ、こういった中国生産も国際情勢が安定していた時代だからこそ実現した仕様なわけで、ン10年後には逆にレアな仕様になってたりしてwwww
まぁ、生産は中国とはいえ、設計やパターンデザインはイギリス主導で動いているでしょうから、上述した様な【イギリス的なテーラードっぽいデザイン思想】が否定される事はないんですけどね(猛爆)
生地が薄いので冬将軍には不向き?

また、イマイチ?な点をもう一つ挙げるならば
【後期モデル】から改良された生地は賛否が分かれる所でしょう。
というのも、このカーゴパンツに使われる生地は【コットン;75%/ポリエステル;25%】の難燃性の生地が使われているのですが、厚手の【前期モデル】と比べて、【後期モデル】はサラッと薄手な生地感に変更されているんですね。
そういった面では、男臭いイメージを持つ軍パンにはやはり少なからずタフなイメージは欲しいわけで、そういったイメージとは若干乖離する部分があるかもしれません。
いうて、このデメリットは【夏場に最適な軍パン】というメリットでもあるんですけどwww(猛爆)
あとがき

ちなみに、2エントリに渡って紹介してきたこのカーゴパンツですが、正式名称はRoyal Navy PCS Combat Trousers。
中でも、PCSというのは【Personal Clothing System】の略で、米軍でいうECWCSやPCUのような英国軍独自のレイヤードシステムを指します。
それもあって、寒冷地用途としてはこのカーゴパンツの上に重ね穿きするサーマルトラウザーズというアイテムもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
個人的には上述した生地感の違いを活かして、
- 春夏;薄手の【後期モデル】
- 秋冬;厚手の【前期モデル】
という使い分けしてみたいので、
本エントリをご覧のイギリス軍関係者の方、もし【前期モデル】のカーゴパンツに余剰があれば、質感を比較してみたいので是非送ってください!!(猛爆)
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