こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
先日、VANSの新しいハイエンドライン【プレミアムクラシック】のレビューをしました。
ヴィンテージよろしくなシルエットやディテールを踏襲しながら、最新のインソールを搭載する温故知新っぷりは早くも大ヒットの予感です。
そんなファッション&ディテール面での温故知新を進める一方で、VANSのメインカルチャーであるスケートボードに特化した、もう一つのフラッグシップモデル、【スケートクラシックス】を忘れてはいけません!!
それこそ、VANSのスケートモデルといえば、古くは【プロモデル】というモデルから系譜するゴリゴリのスケシュー。2021年からモデル名が【スケートクラシックス】に変わった今でも
- ソールやオーリーガード(トゥの側面に巻かれた保護ラバー)には耐久性に優れた特別素材を使ってみたり
- アッパーはデッキへの食い付きと耐久性を加味した肉厚スエードを使ってみたり
- 着地時の衝撃吸収とボードコントロール向上の為に贅沢なカップインソールを搭載してみたり
と、まさにローテクシューズの皮を被ったハイテクシューズとして君臨しています。
そういう意味では、手元にプレミアムクラシックがある今だからこそ、『現行VANSを代表する2大フラッグシップモデルを直接比較したら絶対楽しいだろ!!』というスケベ心から、思い切ってコイツを誘致してみる事にしました。
スケートモデルのオーセンティック!!
もっと言えば、今回はサイズもプレミアムクラシックと同じ27cmを選んでみました!
というワケで、今回はそんなスケートオーセンを主役として、
- スケートモデルの特徴
- スケートモデルのサイズ感
について改めてレビューしながら、スケート or. プレミアム 買うならどっちがいいの!?と言った突っ込んだ疑問についても、忖度無しでバッサリと切り込んで行きたいと思います!!
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では、早速スケートオーセンの特徴をご紹介したいと思いますが、その前にひとつだけ声を大にして言っておきたい事があります。それは、、、
スケートモデルは非スケーターの皆様にもおススメしたいモデルだということ!!
というのも、そもそもモデル名に【Skate】と付いていたり、上述した様なスケートに特化したディテールが搭載されていることもあって、日常使いするには主張が強い気がするコイツ。
しかし、逆説的に考えると
- 摩耗に強い素材なのでソールが減りにくい
- タフなスエードでアッパーが草臥れない
- クッション性の高いインソールで足は疲れない
という機能面は、タウンユースにもビタハマりするスニーカーなんですよね。
というわけで、ここからはスケートクラシックスの特徴についてもう少し掘り下げてご紹介していきましょう。
特徴その①;耐久性とグリップ性を向上させたタフソール
これは過去のエントリでも触れた事がありますが、スケートモデルには”高グリップ性”と”耐久性”を両立させた専用アウトソソールが採用されています。
そもそもスケートには繊細なボード操作や、プッシュ(地面を蹴って進む)の為にグリップ性は非常に重要となりますが、グリップ性が高い=柔らかい=摩耗し易い という方程式故に、耐久性がトレードオフとなるのが世の常でした。
しかし、そこをケアしてくれるのが、おれ達のVANS!
なんと、”SICKSTICK™ゴム製コンパウンド”なる新素材をソールに混ぜ込むことで、グリップ性と耐久性を最大限に向上させたとかナントカ。
正直、スケートの練習用に愛用している現物の印象で言えば、特筆するほど耐久性が高いとは思えないものの(爆)、かといって特別減りが早いとも感じません。 ある意味、スケボー用途で酷使しているにも関わらず、ソールの減りの早さを感じないという意味では一定の効果はあるのかも知れません。
ちなみに、スケートモデルの耐久性といえば、オーリーガードに採用されたDURACAPのガチっぷりは外せない話題なのですが、、、
日常生活でオーリガードが摩耗する機会は全然ないので、これは蘊蓄としてホクホクしておいてくれ!(猛爆)
特徴その②;肉厚スエードの切り替えが本気モデルの証
スケートを楽しむ上でスケートシューズは消耗品です。
そんなスケシューの寿命を左右する要因の一つは上述したソールの消耗なのですが、同時にアッパーのダメージもケアする必要があります。
それこそ(乱暴に言うと)、スケボーとはヤスリの付いた板にアッパーを擦りつけてトリックを成立させるスポーツ故にキャンバス生地だとアッパーが直ぐボロボロになっちゃうんですよね。
それもあって、スケシューのアッパーには耐久性に優れたレザー(スエード)が使われるケースが多いのですが、オーセンティックの様なクラシックなモデルには“キャンバス生地の素朴な雰囲気”も残しておきたいじゃないですか。
そういった意味でも『本気のスケートシューズとして求められる実用性』と『オーセンというモデルイメージ』を両立させるべく採用されたのがこのデザイン!
デッキ(スケボー板)に触れるトゥの部分だけスエードに切り替えるというリアルなスケーターディテール!!
シルエットやフォクシングテープの雰囲気は現行品と大きく変えず、パッと見は普通のオーセンを履いていると思わせておいて、実はゴリゴリのスケートモデル!という【裏メニュー感】も所有欲を満たしてくれるでしょwww
ただその一方で、スケートモデルにはデザイン的なデメリットがいくつかありまして、、、
ヒールカウンターがチェッカー柄になっている!!
ちょっとこれはお座敷に上がる時に主張が強すぎるだろ。。。
ただ、これは履いている時にはわからないので(百歩譲って)辛抱できるとしても、、、
このピスネームだけは通常の赤色(最悪白色)に戻して欲しいわ!!(切実)
特徴その③;スケートモデルの目玉ディテールはコレ!
これはプロモデルの時代からご紹介している内容にはなりますが、スケートモデルにおける最大の特徴とえば、、、
やはり、超肉厚なカップインソールをご紹介しないわけにはいきません!
そもそも、ガンガンに障害物を飛び越えるプロスケーター向けにチューニングされたインソールですから、従来のVANSやコンバースでは辛かった長距離移動や、長時間の立ち仕事なんぞ、お茶の子さいさい!!
伝家の宝刀であるPOP CUSHインソール。
最大箇所で2cmはあろうかという超本格派インソールです。
柔らかさで言えば、新しくプレミアムクラシックに採用されたインソールよりも更に柔らいクッション性を誇り、更に足にフィットしやすい様にカーブが付けられているのもポイント。
このカーブによって靴の中でカカトが左右に振れず、定位置がキマるのは抜群過ぎる!
正直、インソールはプレミアムよりもスケートモデルの方が完成度が高いので、最悪プレミアムにスケートモデルのインソールを入れちゃう!という魔改造も大アリだぞ!!!
スケートモデルのサイズ選びのコツは!?
こんな感じでタウンユースにもハマる見た目はもちろん、履き心地でもトップクラスのポテンシャルを見せつけるスケートモデル。
ただ、魅力は理解頂けたとしても、スケートモデルを選ぶにあたって 皆様が不安に思う事も理解は出来るんです。そう、
分厚いインソールを搭載して、サイズ感は変わらないのか問題ですよね。
しかし!
皆さま、これについてはご安心ください。
それこそプロモデルの時代から数多の【スケートモデル】を履きつぶしてきた私奴の実体験から申し上げるに、スケートモデルといえど、サイズ感は通常選ばれているサイズを選べばOKです。
というのも、この疑問は『インソールの厚みでサイズ感が変わるんじゃないの?』という懸念があっての事でしょうが、普段と同じサイズ選びでOKとする根拠がこちら。
スケートモデルはインソールにカーブがあるので測定が難しいのですが、そもそもインソールから履き口までの高さは、現行品もプレミアムもスケートも大きく変わらないんです。
それもあって、実際に足入れした時のサイズ感も大きく変わらないんですよね。
なんなら、私奴はスケボー用途に使う場合はハーフサイズ落としていますが、それでも窮屈じゃないんですよ。
もっといえば、意外と現行品のインソールも(無理やり剥がすと)結構な厚みがあるんです。こちら。
現行品はこの水色の部分がウレタン層で、グレーの部分がゴム素材。
ウレタン層でクッション性を担保しようとしているものの、ウレタン層が薄い(+ゴム素材部分が硬い)ので、どうしても履き心地が硬くなっちゃうというワケ。
対して、スケートやプレミアムはインソール全てがウレタンフォームで作られているもんで、、、
そりゃ履き心地は違うわな!!(確信)
インソールは現行モデルに転用しちゃえ!!
てまた、コレは一度スケートモデルを買った事がある人の特権なのですが、もしスケートモデルを履き潰しても、残ったインソールを現行モデルに転用することで、(上の写真の通り)スケートモデルの履き心地を継承する事が可能です。
ただ、現行品にそのままインソールを入れちゃうと それこそサイズ感が変わってしまうので、ボンドでくっつけられたインソールは、無理やり剥がしてからインソールを入れてください!!(爆)
ちなみに、インソール下の処理にも違いがあって、、、
スケートやプレミアムは綺麗な処理がされているのに対し、無印モデルは接着剤のみ!!
こういう所に仕事の細かさ(≒コストへの影響)が出るんですね。
しかし、冷静に考えると、いくらインソールを転用する為とはいえ、新品のスニーカーのインソールを引き剥がすのは、正気の沙汰じゃないな(猛爆)
スケートクラシックとプレミアムクラシック、買うならどっち!?
こんな感じでスケートモデルをレビューしてみましたが、意外とスケートモデルも捨てたもんじゃないでしょ!?
ただ、そうなると【プレミアムクラシック】と【スケートクラシック】のどっちを選べば良いのか!?という疑問も出てくるのですが、個人的な考えを申すならば、、、
- トラッド(キレイめ)な格好が好きならプレミアムクラシック
- ストリートっぽい格好が好きならスケートクラシック
こういった棲み分けがしっくりくるんじゃないでしょうか。
と言うのも、改めて比較してみると【プレミアムクラシック】の方がシュッとした細身のシルエットになっている事や、キメの細かいキャンバス生地も手伝って ”ちょっと上品な雰囲気” があるのに対し、出自がゴリゴリのスケシューである【スケートクラシック】は、やはりストリートっぽい空気感があるんですよね。
もちろん、大前提として自由に履いて貰えばいいのですが、二つのモデルで悩むケースに遭遇した時のヒントになれば幸いです。
あとがき;スケートモデルはガチで穴場
機能性に特化したディテール故に、本ブログでもオススメモデルとして度々紹介してきたスケートモデル。
ただ、知名度の問題なのか、こんなに履きやすいのにセール時期には大幅値引きがザラにある、なんとも不遇なモデルです。
しかし!!
何度も申し上げますが、
もし、無印モデルと悩んでいるのであれば、絶対スケートモデルを買った方がいいぞ!!
それこそ上述した様に、1足でも持っていれば履き潰した後はインソールが流用できるし、そもそもPOPCUSHのインソールだけで¥2,000以上の販売価格である事を考えると、如何にスケートモデルがお買い得かお分かりになるかと思います。
なんなら、今現在、某楽天ショップでスケートオーセンが¥3,990(ポイントを考えると実質¥3,700)で買える異常事態が発生しているので、正直サイズが合うならノータイムで買うべき案件だぞ!!
なんなら、同じ価格でスケハイのスケートモデルもあるwww
ってか、そもそもこの価格帯なら迷う理由はないですし、
なんなら、ディッキーズ874とセットで買っちゃえば、この夏はゴキゲンに過ごせる事間違いなしだぞ!!(猛爆)
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