前回のエントリにてアメリカが誇る高級シャツ【INDIVIDUALIZED SHIRTS/インディビジュアライズドシャツ】をご紹介しましたが、皆様ご覧になって頂けたでしょうか。どうも、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です!
前回はインディビジュアライズドシャツのサイズ選びに悩む諸兄諸姉諸君の参考になれば!と、モデル毎に各種寸法(衿周り、肩幅、身幅、着丈、袖丈、裄丈)を集計し、且つ、私奴が実践するサイズ選びの方法も赤裸々に大公開いたしました!
とはいえ「『身幅は○○センチ』なんて言われてもいまいちピンと来ない」なんて方も多いんじゃなかろうか、、、というわけで、
今回は、実際にサイズ別+モデル別の着用写真でサイズ感のヒントを掴んで貰おう!というエントリ!
というのも私奴、実は先月(3月)が誕生日だった事もあって、自分自身へのセルフ誕生日プレゼントとしてインディビのシャツを2着(!)買い増したんですよねww
もっというと、意図あってサイズ感も色々と意思を持って冒険してみたりしたもんで、今回のエントリネタとしてもバッチリのサイズが揃いました!
というわけで早速、何処よりも詳しいインディビジュアライズドシャツのサイズ感レビューをご覧あれ!
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実際にモデル×サイズ別のシャツを着てみたよ!!!
というわけで、今回はのっけから出し惜しみをせずにサイズ感をご紹介していきたいと思いますが、先ずはその前にモデルとなる私奴のボディサイズが分からねばサイズ感が連想できまい!!と言うことで、私奴の最新ボディサイズ(’20.4.4現在)をZOZOスーツで測定してみたのがコチラ!
何とも言えない入肉中背!
恥をしのんでアップしたマイボディサイズ!皆さん無駄にしてくれるなよ!!(爆)
ってか首!!こんなに細くないよ!ZOZOスーツ嘘つくな!(猛爆)
というわけで、このボディサイズを基準にインディビジュアライズドシャツのサイズ感を確認して参りましょう!
比較ナンバー①;スリムフィット vs. スタンダードフィット
では、先ず最初はモデル別のサイズ感の比較について。
インディビジュアライズドシャツには【クラシックフィット】【スタンダードフィット】【スリムフィット】の3つのモデルがあり、それぞれ微妙にサイズ感が異なるのは前回のエントリにてご紹介した通りですが、「同じ【15.5−33】というサイズを選んた場合でも、モデルによって着用イメージがどれくらい変わるのか!?」について比較していきたいと思います。コチラ!
左のブルーのストライプが前回紹介したスリムフィットで、ネイビーが今回買い増したスタンダードフィット。
実際に着てみると、スタンダードフィットとはいえ身頃がガバガバに大きくなる印象はありませんが、比較すると腕周りや脇下部分に多少のゆとりは垣間見えます。
ちなみに、タックインしてタイドアップしてみたのがコチラ。
ちょっと両方共袖丈が長いので腕まくりしてますが(爆)、こう見るとやはりスタンダードフィットのほうが全体的にゆとりがありますね。
ちなみに、前回のエントリでご紹介した各種寸法がコチラ!
スタンダードフィットの方がスリムフィットよりも身幅にゆとりがある、、、と言っても大体4cmくらい大きくなった感じですね。
逆に言うと、4cmの寸法差はこんな感じなんですね。是非サイズ選びの参考にしてみてください!
【補足】インディビジュアライズドシャツのリネンシャツは隠れた名作!!!
ちなみに、お気づきの方も居られると思いますが、このネイビーのシャツはリネン(麻)素材を選びました!
生地自体をアップにするとこんな感じです。
ネイビーというよりは、メランジかかったブルーっぽい色味。
素肌にサラッと羽織っても気持ちいいので、これからの季節にもってこい!
一点補足すると、前回のエントリでは 私奴がスタンダードフィットを選ぶならば【14.5−32】がジャストサイズかな、、、なんて言ったものの、なにゆえ今回は【15.5−33】という大きいサイズを選んだのか。
実はコレには2つの理由がありまして、
理由①;リネン素材は洗濯すると縮みやすい
理由②;リネンシャツは真夏に着用したいので、若干ゆとりが欲しいww
という意向もあって、今回は2サイズアップさせてみました。
結果としてはややゆとりをもったシルエットとはいえ、ルーズ過ぎないサイズが選べたのではないかと自画自賛していますww(猛爆)
洗濯を繰り返すことでどんどん柔らかくなってくるリネン素材。
それをアメトラの名作であるインディビジュアライズドシャツから選ぶ、、、というのは一度やってみたかった贅沢!!
この春夏はゴリゴリに着倒して、クッタクタに仕上げて見せる!!!!
比較ナンバー②;スタンダートフィット 【14.5−32】vs. 【15.5−33】
さて、上項では「同じサイズ表記だけど モデルの異なるシャツのサイズ感」を比較しましたが、2つ目の比較対象は「同じスタンダードフィットでもサイズ違いにてどれくらいの差異があるのか!?」について検証してみたいと思います!
では早速みていきましょう、コチラ!
このオリーブカラーのシャツこそが、今回買い増した2着目!!!
サイズは【14.5−32】というジャストサイズ!
リネンシャツと比べるとややタイト目ながら、悪くないサイズ感だと思っています。
ちなみに、同じスタンダードフィットのサイズ感の比較がコレ。
コチラも身幅は4cm程度の差。
身幅だけでいえば【スタンダートフィット;14.5−32】≒【スリムフィット;15.5−33】という式は成り立ちそう。
ただ、コレは最初から分かっていた事ではありますが、
第1ボタンが閉まらない是!!!!(猛爆)
やはり寸法は正直なので、着用方法は必然的にノータイになりますww(爆)
個人的に夏場でもシャツは長袖(腕まくりをしたバランス感が好きなタイプ)なので、これからはこういった格好で愛用するようになるのかな。
【補足】オリーブヘリンボーンは50周年アニバーサリーの限定生地!!
ちなみに、オリーブカラーのシャツもネイビーリネンと同じく生地は特別な生地。
というのも、コチラはインディビジュアライズドシャツの50周年を記念したエクスクルーシブ生地になります。
色味的にも無骨な雰囲気は漂っていましたが、ヘリンボーン!というミリタリー感がプンプンに香る男の子が大好きなシャツとなってます!
しかし、このシャツ。
生地感と見た目こそ秀逸ですが、少々曲者だったりするんですよ。
というのも、前回のエントリでご紹介した通り インディビジュアライズドシャツは1961年創業(来年で60周年)になるんですが、それからいうと 50周年記念で発売されたこのシャツというのは、実に9年前に発売されたシャツと言うことになります。 で、この9年前のシャツの何が曲者なのかというと、、
若干着丈が短い!!
というのも、その写真がコチラ。
着丈というか、側面から見た時の脇下のカーブ部分がグイッとせり上がっているんですね。
9年前といえば、シャツもタックアウト全盛?な風潮だった事もあってかソレに合わせてパターンを変更しているのかな、、、と思われます。
それもあって、タックアウトはパリッとキマるものの、タックインした際に若干サイド部分がギリギリ。股上が浅めのパンツなら、こんな感じでサイド部分はズボンから出ちゃう気がします。
流行の変遷を見る!という意味では興味深い内容ですが、少々注意が必要ですね。
【補足情報】
このインディヴィの着丈短い事件について、インディヴィの関係者の方より貴重な情報をいただきましたのでココに補足いたします!(Kさん!ありがとうございます!)
※ ※ ※
ヘリンボーン生地の裾のカーブが急であることについてですが、タックアウトが全盛だったから…ではないのです。むしろこれはタックインを前提としたシャツであったときの名残です。
2000年ごろからアメリカでも日本でもカジュアルではシャツをタックアウトして着ることが主流になり、それに伴いシャツの着丈はどんどん短くなりました。カーブの強いシャツは着丈を長くとり、ハイライズのパンツにタックインする場合は理にかなっています。しかし、ローライズのパンツを履いて着丈の短いシャツをタックアウトすると、先の画像のようにサイドが短くなりすぎます。
そうして2010年ごろを境に、インディビのシャツの裾は現行のカーブが弱いものにパターンが変更されました。
ただ、コイツのアイデンティティであるこの無骨な生地は、9年モノとはいえビクともしない強靭さを発揮していますwww
アウター級にヘビーオンスな生地故に、アタリやパッカリングもチラホラと。
正直、今くらいからがカッコいい位の生地ではないでしょうか。
第1ボタンが閉まらないけどな!!!(2回目)
インディビジュアライズドシャツのサイズ感まとめ
というわけで、今回は3種類のシャツの着用サイズ感をご紹介してきましたが(間でチョコチョコ脱線してましたがww)、改めて各モデルのサイズ感を比較してみましょう。コチラ!
それぞれ素材や生地が違ったりしていますが、サイズ感の目安としては分かりやすいかと思います。
ただ、やっぱり裄丈が33インチとなると袖の長さが余っちゃうなぁ。
ちなみに、タックイン&タイドアップした写真がこちら。
改めて見ても、リネンシャツのゆとりはリゾートっぽくて良いし、オリーブのシャツは首元がギッチギチだなwww
ボタン留めるのに5分間は格闘した上に、顔は真っ赤になってますw(猛爆)
というわけで、以上がインディビのモデル別×サイズ別のサイズ感となりますが、皆様好みのサイズ感のイメージは湧きましたでしょうか。
個人的にはリネンシャツの【スタンダードフィットの15.5−33】は若干冒険したサイズ選びでしたが、思っていたより悪くないなぁ、、、なんて発見(爆)もあったのは朗報でした。
是非皆様もお気に入りのサイズ感を見つけて見てください!
あとがき
ちなみに、今回ご紹介したリネンシャツとヘリンボーンシャツはリサイクルショップ(某セカスト)と、マッチングアプリ(某ヤフオク・メルカリ系(爆))からサルベージした超お買得品www なんと2つで一万円くらいでした。うはwww やったぜ!
コレについては過去にトラッカージャケットのレビューをした際に触れましたが、現在はオーバーサイズシルエットの流行の影響もあって、数年前のタイト〜ジャストサイズ全盛期にボリュームゾーンだった洋服が結構格安で出回っているんですよねwww
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もっといえば、ヘリンボーンのシャツなんてバッキバキの厚手生地故にオフシーズン扱いになったのかめちゃくちゃ破格でしたww。
サイズ感もスタンダードフィットとはいえ 14.5−32(日本でいうS〜M程度)のサイズ感なんで、オーバーサイズに着るには物足りない、、、という需要のスキマに見事ミートしたのかもしれませんwww
正直言うと、私奴は現在のトレンドであるビッグシルエットブームは長く続くと思っていませんし、もっと言えば、トレンドだって部分的に取り入れるぐらいで丁度いいと思っているクチなので、
今の状況だけをみれば、往年の名作をジャストサイズで買い集めるには絶好のタイミングだと思っていますww
むしろ、冬にパタゴニアのレトロXのSサイズがタブ付く事態なって欲しいので、個人的にはこのままビッグシルエットブームは加速&継続してほしいですww(猛爆)
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コメント
はじめまして!インディビジュアライズドシャツで検索していてたどり着きました。突然のコメント失礼いたします。
インディビジュアライズドシャツ関連で働いている者でして、こうした目線でのサイズ感などのレビュー、大変参考になります。50周年ラベルのシャツなど希少なものも見ることができて嬉しい限りです。
ひとつだけ、ちゃん貴さん(とお呼びしてよろしいでしょうか)とブログ読者の方々に共有させていただきたいことがありまして、コメントを残しております。
ヘリンボーン生地の裾のカーブが急であることについてですが、タックアウトが全盛だったから…ではないのです。むしろこれはタックインを前提としたシャツであったときの名残です。
2000年ごろからアメリカでも日本でもカジュアルではシャツをタックアウトして着ることが主流になり、それに伴いシャツの着丈はどんどん短くなりました。カーブの強いシャツは着丈を長くとり、ハイライズのパンツにタックインする場合は理にかなっています。しかし、ローライズのパンツを履いて着丈の短いシャツをタックアウトすると、先の画像のようにサイドが短くなりすぎます。
そうして2010年ごろを境に、インディビのシャツの裾は現行のカーブが弱いものにパターンが変更されました。
というのが真相です。
とんだお節介ですみません。インディビ への猛烈な愛を感じて、嬉しくていてもたってもいられずコメントさせていただきました。
今後のブログも楽しみにしております!
>Kさん
コメントありがとうございます!
そして貴重な情報ありがとうございます!
なるほど、このディテールの意図が理解できました!
どちらかというと、パンツのハイライズ、ローライズの影響なのですね!!
帰宅後、コメント引用させて頂いて修正させてもらいます!また気になる点が有れば色々教えてください!