そろそろボーナスの使い道に心を躍らせる時期がやってまいりましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
例年であればこの時期は【アマゾンのファッションセールでアンデルセンアンデルセンのニットを格安で買う】というのが本ブログの定期イベントでしたが(爆)、よもや3年連続で3着分のアンデルセンアンデルセンの誘致に成功した現在では冬物ニット艦隊は鉄壁のラインナップが完成!! よもや孫の代まで愛用できるほどに一生モノのニットが揃い踏みましたwww
それもあって『この冬は新しいニットの誘致は見送る』旨にて、ちゃん貴脳内会議は議決したものの『浮いた予算を使って別アイテムの誘致を、、、』という悪い癖が発動ww
その結果、長年に渡って構想だけは練り上げていた【大物の誘致】に満を持して踏み切る事となりました。
そう、革ジャンです。
思えば、私奴が本格的に洋服に興味を持ち始めてから20年。
いわゆる定番と言われるアイテムを積極的に誘致し、(手前味噌ながら)ある程度のワードローブは揃ってきたと自負しています。
ええ、革ジャン以外は。
というのも、革ジャンって何かハードルが高いんじゃないですか。
そもそも、一言で革ジャンといっても革の種類やら、カタチやモデルやら選択肢が多いんです。
もっといえば、価格帯だってエントリーモデルとされる数万円の革ジャンから、ン十万のハイエンドブランドまで幅広いですし、正直何が良くてどういう基準で選んだらいいのか分かりにくいんですよねww
しかし!
そんな時こそ、ピンかキリ!!
コレは私奴の持論なのですが、革関連のアイテムは【価格と品質が比例する】という概念が当たらずとも遠からずなプロダクトであると思ってます。
それ故、【失敗しても許容できる金額のアイテムを探す】or【背伸びしたら手が届く一番欲しいアイテムを狙う】といった両極端な選び方をした方が、失敗が少ない(失敗をしても被害が少ない)んじゃないかな、、、と思っています。
むしろ、中途半端なモノを選んだほうが『やっぱりあの時に背伸びしてでもアレを買えばよかった』なんてモヤモヤが一番炸裂しちゃうんじゃないか、、、という懸念もあって、
今回はステップアップという概念は一切無視して、一気にアガりを狙う一世一代の大勝負に打って出ました!(猛爆)
結果として、コロナ禍による日本経済(ひいては弊社ボーナス支給額)の悪化すら懸念されるこのタイミングにも関わらず【1着の被服代】が私奴の物欲解消人生の最高額を更新(猛爆)する乱痴気騒ぎに発展ww
まだ今年も60日を残す10月末時点にて早くも打ち止めとなった、2020年最後の欲解消案件をとくとご覧あれ!(猛爆)
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Addict ClothesのAD-10で、もう革ジャンはアガリ!?
さて、長い長い冒頭分(猛爆)からもお分かりの通り、今回の革ジャン購入に際しては気合の入り方が違います!(猛爆)
という訳で、久しぶりに本ブログの備忘録的な側面を発揮するべく、
今回はこのAD-10を選んだ背景も含めて、ガッツリと高カロリーに筆を執っていこうと思います。(猛爆)
そもそも(冒頭でも触れた通り)、一言で革ジャンといってもタイプは様々あるじゃないですか。
代表的な革ジャンを纏めてみてもこんな感じでしょうか。
- バイカー御用達;ライダースジャケット
- パイロット御用達;フライトジャケット
- ドライバー御用達;カーコート
- その他;カジュアルウェアのレザープロダクト
まぁ、これも少々乱暴なカテゴライズとはいえ、本ブログをご覧の皆様も『このジャンルの革ジャンが欲しい!』とか、好みは色々と分かれるのではないでしょうか。
これに関しては私奴も同じで、基本スタンスとしては『手に入るのであれば すべてのジャンルの革ジャンがもれなく欲しい(猛爆)』という強欲っぷりは置いておくとしても、かねてより特筆して憧れ続ける革ジャンがあるとすれば、
ズバリ、ライダースジャケット!
しかもダブルライダースね(爆)
とはいえ、長年に渡って恋い焦がれていたライダースジャケットですから、当然 過去に購入を検討した事は一度や二度ではありません。
しかし、その度に私奴を悩ませ、結果として購入を断念してきた一番の理由というのか、
デザインがハードすぎて自分のキャラじゃない問題!!
コレ、共感いただける方も少なくないとは思うんですが、正直、キャラなんていうのは『愛用するからこそ似合ってくる』という事実は理解するんです。
それでも【今の自分】の雰囲気に似合う/似合わないってのも実際は重要じゃないですか。
手持ちの洋服のジャンルやバリエーションにだって少なからず影響あるワケですし、どうせ買うなら色々とコーディネートも楽しみたいし。 そういった意味ではダブルライダースを着るとなると、ある程度ワードローブも限られてくるよな、、、なんて感じでイマイチ購入に踏み切れなかったんです。
しかし!!!
そんな時にズキュゥゥゥン!!と私奴のハートにハマったのがコイツ。
そうなんです!コイツこそが、
シングルライダースほどシンプルすぎず、ダブルライダースほどハードじゃない塩梅ながら、デザイン的にも程よくコッテリしてるし、一方でA−2ほどカジュアルでもなく、シャープにパリッと格好つけれそうな絶妙なデザインが素敵!!(超早口で!ww)
と、私奴のストライクゾーンを針の穴を通す精度で通り抜けた革ジャンなのです!!
そうだよ!こんな革ジャンを探していたんだ!!!
いわばカタチこそ【ベルスタッフのトライアルマスター】や【バブアーのインターナショナル】といった往年のモータサイクルジャケットを踏襲したデザインですが、よもや素材が革となるだけでこんなに迫力があるのか!!と唸ってしまう出来栄えです!
そして、このデザインと迫力もさる事ながら、それにも増して私奴の物欲をゴリゴリに刺激してくるダメ押し満塁ホームランこそが、
とんでもなくイカした経年変化!!
というのも、元々このジャケットは【AddictClothes/アディクトクローズ】という革ジャンブランドの代表である石嶋さんが愛用されていた事で存在を知るのですが、そのエイジングっぷりがヤバイんです。コチラ!
この全体的にくったり柔らかくなった素材感もさることながら、
腕のシワ部分やポケットの端、袖先部分の色落ちのコントラストがスーパーかっこいい!!
それもそのはず、アディクトクローズのシープスキンは茶芯を残しているって事で、スレる部分は茶色が出てきたりと、まさにジーパンに通ずるロマンがあるんですよね。
また、余談ですがこのジャケットを愛用する石嶋さんは、今年からこのシープのジャケットは男殿堂入りにして同モデルのホースハイドを着用開始したの事で、、、
タイミング的にも今年からは、私奴がシープスキンのAD-10を引き継いてみせる!!と言う謎の使命感すら湧いてくる始末!!(猛爆)
正直言うと、最初はどうせ革ジャンを買うなら長年憧れたダブルライダースが欲しいし、どうせダブルライダースを買うならルイスレザーが欲しいよね、、、なんて考えていたのですが、
このBMCジャケット(AD-10)を見ちゃうと、もはやアディクトクローズ一択でしょ!!(鼻息強めww)
って事で、革ジャン購入を計画してから約1ヶ月。
このAD-10をカートに突っ込んだままウンウンと2週間悩み抜き、満を持して震える指先で注文ボタンをポチったのでしたww
これぞ憧れのBMCジャケット!詳細ディティールを見て!観て!魅て!
さて、ここまでの内容にてAD-10の全体像はご理解頂けたと思います。
そして、実際に現物を見てみると、ルックスは勿論ですが
随所に作りの良さや、凝りに凝ったディテールが隠されている事に気が付きます!!
という訳で、ココからは珠玉の名品と言わざるを得ないAD-10の詳細ディテールについて、じっくり観察しながら一挙大公開していこうと思います!
見れば見るほどに細かい仕事の光るアディクトクローズ。
正直、どのモデルを選んだとしても決して安い買い物とは言えないラインナップですが、
これからの人生の相棒の中で【勝ち星の計算できるエース】と約束できる所以をご覧あれ!
ディテールその①;フロントに付いた4つポケットの収納性
AD-10のディテール紹介に際して、まず触れなければならないのが
本モデルのアイデンティティとも言える4つのフロントのポケットでしょう!
上述の通り、デザイン的にはベルスタッフやインターナショナルに近しいデザインとはいえ、コレをレザーで再現するだけでとんでもない破壊力があると思いませんか?(爆)
同じくアディクトクローズからも ワックスコットンにて仕上げられたBMCジャケットはリリースされていますが、はやりレザーで作り込む事による迫力は別格!
そして、総レザーで作り上げる上で特筆するべき事があるならば、それこそが 向かって右上についたスラントポケット!!
というのも、おそらくポケットの取り付けの際に わざと革にパリッと折り癖をつけていないんだと思いますが、
このランダムに入ったシワの具合がめちゃくちゃカッコいいんですよね!!
このシワで意図せぬデザインのオリジナリティーが出せるんじゃないか!と、私奴もスラントポケットはクシャクシャにして着用してますw
ちなみに、他のポケットもキチンと折り癖がつけられているとは言えない状態なので、パリッとカタチがキマらないのも素敵!!
上述したアタリもこういったシワから生まれるんだ、と思うと、今後の成長が楽しみで仕方ない是www
また、この4つのポケットも単純に取り付けられているだけと思ったら大間違い!
スラントポケットのフラップ部分には補強用途(?)の三角革も取り付けられていますし、スナップボタン開閉時のストレス(革の伸び)を考慮してトップ部分から1/3くらいまではポケットの裏にも表革が貼り合わされています。
このスラントポケットの角につけられた三角形の革はなんなんだろう?
これインターナショナルにも付いているの見た事有るような、、、
ポケットの上部1/3くらいは裏地もシープの表革が使われている!!
しかも表面の革をヘリ返して縫製されていたりとポケット一つをとっても手間かかってるな!
しかも左胸のポケットはジッパー付きの貴重品ポケット!!(爆)←言い方ww
このボールチェーンのついたファスナーがライダースジャケットっぽくていいよね!
もっと言えば、ご想像の通り、いずれのポケットもしっかりマチの付いたポケット故に収納性も抜群!!
携帯に財布にコインケース、更にはキーホルダーにカードケース、サングラスまで余裕で収納可能!
そして手袋はスラントポケットからチラ見せさせたいww
さらに内ポケットまで付いた実質5ポケット仕様www
ココにはパスポートをいれたり、、、なんて事を想定すると、海外旅行の際もコレ一着あれば持ち歩きのがカバン要らない!
トラベラーズジャケットもビックリな収納性です!!
ちなみに、内ポケットの裏地にはシープスキンとコーデュロイが貼られている『コレでもか!!』というお仕事っぷりww
力が掛かるポケットの両端部分までシープスキンで補強されているとか、素敵かよ!!!
よもや、触る箇所すべてに意味のあるディテールが鎮座しており、正直ブログを書きながら圧倒されていますwww
むしろ、ここまで妥協を許さないモノ作りへの執念(爆)を目の当たりにしてしまうと、
一気にアガリを目指す革ジャン選びとしては最適解という他ありません!!
ディテールその②;無骨なチンストラップにジッパー&防風フラップ
そんなトラベラーズジャケットのような実用性を持つAD-10ですが、出自を考えると 中身はバリバリのモーターサイクルジャケット!!
つまり、モータサイクルジャケット=ライダースジャケットですから、やはり注目するべきスは防風性能ではないでしょうか。
例えばダブルライダースなんかは、フロントの合わせ部分が重なった設計故に 走行中でも風の侵入をシャットアウトする効果があったり、大ぶりの襟を立てれば首の風除けとなったりと、スキマ風がジャケットの中に入るのを防ぐ為に様々な工夫が凝らされています。
そして出自を同じとするこのBMCジャケットも、カタチこそ違えど様々な工夫もってスキマ風対策がなされています。
例えばこの首元にのディテール。
ダブルライダースと比べて襟が低く、防御力(?)こそ低そうなBMCジャケットですが、スキマ風対策は万全!
上写真の通り重ね合わせた襟をチンストラップでビシッと固定して防風性を確保するワケですが、
ココがバックル式というのが無骨でカッコ良くないですか?
例えば、同じような出自であるバブアーのビデイル(元々は乗馬用途のジャケット)にもチンストラップはついているのですが、それと比較してみた写真がコチラ!!
これぞ馬VS鉄馬対決!
ビデイルはスナップボタンにてチンストラップを固定する方式ですが、馬力が異なるだけあって鉄馬用のジャケットは剛健です!
また、スタンドカラーの内側には肉厚&ふかふかなコーデュロイが。
これによりレザーのヒヤっとする感覚を抑える工夫はよく考えられていますよね。
ちなみに、コーデュロイの具合は畝の太さも色味もビデイルとよく似ています。
ちなみに袖口にも同じコーデュロイが貼られています。
ブラックレザーにいい塩梅のブラウンカラーが洒脱なんだよなぁ。
またスキマ風邪対策としては、フロントジッパー部分にも防風用フラップが二重に被さる本格仕様。
この防風フラップも肉厚なレザーで仕上げられているものの、柔らかいシープスキン故にストレスは皆無。
ちなみに、一枚皮で作られた防風フラップの端もヘリ返して縫い合わされていたりと、細かい仕事がめちゃくちゃ光ります。
そして、ここのシープのバックスキンがベロアのような触り心地で超キモチいいのww(爆)
また、外側のフラップこそスナップボタンで留める設計ですが、タウンユースの場合はいちいちジッパーを閉めずともスナップボタンだけで開閉できるので便利です。
正直この辺のディテール自体は そこまで目新しいディテールはありませんが、ワックスコットンで作り込まれているトライアルマスターやインターナショナルに対して、
アディクトクローズは加工がややこしいレザーを用いながらも、意匠を省略することなくまるっとレザーで再現するポリシーがすげえ!!
ちなみに、使われているレザーだって驚異的。
このフルベジタブルタンニンで鞣されたシープスキンの厚みに注目!!
なんと、2ミリ弱はあるんじゃないかという肉厚なレザーが使われている!!
それでも抜群の着心地が実現できるのは、
正に【軽さ】と【柔らかさ】を併せ持つシープスキンの醍醐味という他ありません。
実際、AD-10の購入検討に際して『価格が高いな!(猛爆)』と躊躇したのは事実ですが、こういった妥協のない仕事を目の当たりにすると不思議と後悔の念は湧いてきませんし。
むしろ、もう一着欲しくなっちゃ、、、おっとワイフの足音が!!!!(猛爆)
次回予告;急遽分割!珠玉のディテール紹介【後編】
という訳で、冒頭の通りAD-10に秘められた珠玉のディテールを紹介するべく一気に筆を執っては見たものの、フタを開ければなんと10000字を超える超大作が完成www
そのまま1つのエントリとして公開しても良かったのですが、如何せん私奴の気持ちが熱くなり過ぎた事もあって一旦クールダウン!
残りの珠玉のディテール(その③以降)については【後編】エントリにてご紹介したいと思います!
しかし、このAD-10。
見れば見るほど、着れば着るほど、そしてブログ執筆の為に細部に注目すればするほど、、、
カッコ良すぎてたまらん!!(シャウトで!)
※ディテール紹介の後半記事はコチラ!
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