PR

【魔改造】ビルケンシュトック×ビブラムソールという禁断のカスタム

 
ご質問や話してみたい事があれば、お気軽にフォロー&DMください!!
ビルケン ビムラムカスタム 13 メンズファッション

こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。

私奴には、日々のお散歩はもちろん、スーパーへのお買い物や、ちょっとした外出時に愛用する、いわゆるワンマイルウェアならぬワンマイルシューズが存在します。コチラ。

ビルケンロンドン7年経過

ビルケンシュトックのロンドンです。

遡れば7年前、室内スリッパとしてボストンを誘致した事をキッカケに『こりゃ外履き用も要るやろ!!』と連続誘致をキメたのがこのロンドン

外履き用途という事で、カカト(ヒールカウンター)付きのモデルで歩きやすさを確保しつつ、コーディネートの汎用性が高いサンドベージュを選ぶ完璧な慧眼っぷり。今では私奴の玄関には欠かせない一足にまで成長しました。

しかし!

そんな名作ロンドンですが、大活躍を見せる一方で、やはりデメリットもあります。それが、、

ソールの減りが異様に早い問題!!(爆)

そもそもビルケンはソールが減っても貼り替えが出来る靴ではあるのですが、

  • クッション性の高いソールが使われている
  • それ故、ソールが減りやすい
  • そして、修理価格が高い!

というトリプルコンボが炸裂!!

特に外履き用となるとソールの減りの速さは顕著で、この頻度で純正修理してたら出費がデカすぎる(あと、単純にリペア頻度が高すぎて面倒くさいw)だろ!という事で、この度、この問題解決を目的として、ソール寿命を革新的に延長させる【魔改造】に踏み切る事にしました。こちら。

ビルケンとビブラムソールの組み合わせ

ビルケンシュトック×ビブラムソールという禁断の組み合わせ!!(爆)

正直、見た目だけで言えば想像以上にハマっているものの、双方のルーツである『健康サンダルのビルケン』『トレッキングのビブラム』がどこまで歩み寄れているのでしょうか。

というわけで今回のエントリでは、

  • この組み合わせの履き心地
  • ソール寿命の期待値
  • ソール貼り替えのリペア費用

について、同じ悩みを抱える皆様の人柱となるべく まるっとレビューしたいと思います。

【関連記事】

スポンサーリンク
 
ご質問や話してみたい事があれば、お気軽にフォロー&DMください!!

なんで純正ソールは減りやすいの?

ビルケン 純正ソールパターン

まず、最初に新品状態のビルケンシュトックについている純正ソールがこちら。

幾何学模様のパターンの中に”Birk”の文字が光るオリジナルソールなのですが、こいつの正体は、ズバリ、スポンジ素材!!

まぁスポンジと言えば語弊がありますが、ゴム素材を混ぜた樹脂を発泡させてシート状にした素材が使われています。当然、キッチンスポンジみたいな柔らかさではないものの、元々が医療用サンダルメーカーだったビルケンですから ある程度のクッション性は意識しているのでしょう。

そう考えるとオフィス等でのフロア履き用途ならまだしも、アスファルトにソールを切りつけながら暗闇走り抜けるゲットワイルドな使い方(爆)をしたらそりゃ削れるだろwwと。

実際、部屋履き(室内スリッパ)用途として活躍しているボストンは5年経過してもソールはピンピン。やはりビルケンの純正スポンジソールは外履き用途としては向いてない、と言うのが本音でしょうかw

ビルケンに合う外履き用ソールって何だろな?

ボストンのカスタム

ただ『ビルケンは外履きに向いていない』と言いながらも、コイツにしか出せない抜け感とか、フットベットの履き心地を考えると、街履きでコーディネートには組み込みたいし、どうにかして寿命も延命させたい!!と思うのが人情でしょう。

そもそも、今回 私奴が行ったカスタムもこの想いが働いての事!!というわけで、ここからはビルケンシュトックにハマりそうなカスタムソールについて考察してみましょう。

カスタムの定番は#8327

ビルケンと8327
出典;https://www.instagram.com/p/C7bAt77JdSA/?img_index=1

まず、最初に触れておかねばならないのはコレでしょう。ビブラム社が出したスポンジソール#8327です。

こちらにもビルケンのソールと同じくEVA発泡剤とゴムの混合剤が使われており、パターンデザインもビルケンを意識したであろう(爆)細かいパターンの連続体が採用されています。それゆえ特徴的なトゥ形状を持つビルケンにもマッチします。

リペアショップのスタッフさん曰く、ビルケン純正ソールと比較して耐摩耗性もやや向上した配合になっているとの事で、極力履き心地は変えず耐久性を上げたい!!という方には良い選択肢かもしれません。

いうて、耐久性が向上しているといってもスポンジソールには違いないのでゴムソールと比較するのは野暮ですけどwww

カスタムの新定番は#148

ビルケンと148
出典;https://www.instagram.com/p/CfMHd6yrlQZ/?img_index=1

そして、今回私奴が行ったカスタムがコレ。
ゴツゴツしたブロックパターンのお陰で、ビルケンでありながらオフロードの踏破性が向上するビブラムソール#148です。

このソール自体、低温時でもグリップ性が担保される素材という事で、雨の日や雪の日なんかには特に実用性が高いです。ただ、後述する通り、履き心地は固めに振れちゃうのが難点スニーカーライクな履き心地がお好きな方は要注意です。

個人的にはロンドンやミラノみたいなヒールカウンター(若しくはヒールストラップ)付きのモデルをスポーツサンダルっぽく履くと良い感じにハマりそうです。
特に(手前味噌ながら)、ロンドンは真冬でも履けるモデルなのでカスタムするにはイチオシです。

一方で、いわゆる突っ掛けタイプのサンダルにはこの#148は(個人的に)オススメしません。
というのも、そもそも突っ掛けでトレッキング用のブロックパターンってのもミスマッチだし、『ゴツゴツしたルックスが好き!』というならば、後述するソールの方がデザイン的にもマッチしそうなんですよね。

目立ちたいならシャークソール

ビルケン シャークソール
出典;https://www.instagram.com/p/CWspvEtJ0Ws/?img_index=2

コレは過去のエントリでも触れた事もありますが、【ビルケンで一度はやってみたいカスタム】の第一位こそが、シャークソール(#7124)です。

コイツのメリットで言えばもう明らかなルックスでしょう。

ゴツゴツしたルックスが好きなら#148よりも断然こっちがオススメです!
『意外と履き心地も良いよ、、、』なんて意見も聞くっちゃ聞くのですが、このオブジェ感が漂う見た目のインパクトさえ手に入るのであれば、履き心地なんてどうでもいいです。(爆)

そういう意味でも、積極的に長距離歩行には使わないであろう【チューリッヒ】や【ボストン】と言った、所謂つっかけタイプのモデルにはバチバチにハマりそうなカスタムなんですよね。

もっと言えば、ソールがギザギザになっているぶん ソールの総厚が分厚くなる事や、ラバー素材故の耐摩耗性もありそうなので、一回交換したら結構寿命も長そうなんですよね。

いっそ、室内履きのボストンをシャークソールにしてやろうかしら!!(何で!?爆)

実際の履き心地ってどうなの!?

ランニング

ちなみに、今回私奴が対応してもらった#148ですが、ビブラムのサイトを見るに硬度は他のソールよりも比較的高い(摩耗しにくい)数字となっており、触っただけでも固さの違いが分かります。

それもあって、履き下ろしはややおっかなびっくり。なんなら、履き下ろしの際の第一印象がコレ。

『固ったwww(爆)』

マジでこれです。ちなみに路面はアスファルト。

それこそ、従来のソールだと音も無く歩けていた場所でもカタカタと音が鳴るんですよね。まぁ硬いと言ってもローファー位の固さなんですけど。
あとは最初はソールの返りも悪くって、ロンドンだとちょっとカカトが抜ける感じもありました。

まぁカカト抜けに関しては、一日履いていたら気にならないレベルまで落ち着きましたが、そういう意味では#148ソールへの貼り替えにおいて問題視するべきは、ソールの固さ(クッション性)が許容できるか!?という点でしょうか。

正直、『ビルケンなんてソールを変えてもクッション性は変わらんやろ!?』と思っていた(爆)だけあってコレは意外。ただ、クッション性を望まれる方にはおススメしませんが、第1優先が『ソールの寿命を延ばしたい』という意図であれば、おススメできるカスタムです。

ひょっとすると、寿命とクッション性の両立を図るならば、先端が板バネ状にたわむシャークソールの方がバランスが良いのかもしれません。この辺りのフィーリングは次回以降のカスタムでシャークソールに貼り替えて検証してみたいと思います。

ちなみに、ソールが重たくなる事による重量増加も当初は懸念していたのですが、実使用上で言えばそこまで感じません。この辺りはあまり神経質にならなくて良いですよ。

リペア費用の目安はコレ

ビルケンソール貼り替え前後

これに関してはショップによって差異があるので一概にいくら、、、とは言えませんが、リペア費用における目安のとなるのはビルケンシュトックの公式リペア料金でしょうか。

ちなみに、その公式リペア価格は、両足オールソールで¥7,700(’24年5月時点)。

このリペア価格に関しては、(材料費はもちろん 職人さんの技術料を考えると)意外とリーズナブルではないでしょうか。ちょっとビルケンの高感度上がりますねwww

一方で、今回の様にビブラムソールへの非公式カスタムを検討される場合は、ほとんどが公式リペア価格より高くなる事を覚悟した方が良いでしょう。それこそ、具体的な価格例は後述しますが、肝要なのは『支払うリペア料金に対して、出来栄えが満足できるか』これ一つ。
当然ショップ毎に価格の差異は発生しますが、高いから悪い/安いから良い というワケでもないので、悪しからず。

もっと言えば、今回私奴がカスタムしたのはロンドンなのでまだマシですが、アッパーの材質や、モデルによってはリペア価格が新品価格を超えちゃうケースもザラにあるので、その辺りのバランスは難しいけどな!!(猛爆)

今回のリペア料金は¥13,000(税込)

お金 2

ちなみに、今回の私奴のカスタムにおいて、かかった料金はズバリ ¥13,000。
また、8327ソールに貼り替える場合でも¥13,000で、シャークソールなら¥16,000という修理見積もりでした。

正直、この価格だけ聞けば、純正ソールとよく似た#8327ソールに張り替えるなら(過去に実績のある)公式リペアにお願いした方が良いかな、、、とも思いましたが、今回は#148へ貼り替えるのが目的だったので、¥13,000なら許容範囲内。

ちなみに、楽天では#148には¥8,800、シャークソールなら¥9,900で貼り替えてくれるショップ(現物は郵送する)もあるので、単純な価格だけで言えばココンチが1番安いかな。



ただ、こういうリペアって(特に最初は)完成品のイメージ違いを無くす意味でも店頭で現物を見ながら相談できるのは非常にありがたいですよ。

実際、私奴もソールをあてがってイメージを膨らます事ができましたし、『ビルケンはトゥの形が特徴的なのでパターンがやや歪になるんだよね、、、』なんて情報を事前に説明してくれたのも実店舗だからこそ。

トゥ先のパターン

この内側のトゥの部分だけ、ブロックパターンがちょっと歪になるのがビブラムソール化のデメリットポイント。そう言われると、気になるっちゃ気になるかな(爆)

ちなみに、『シャークソールならこうなるよ、、、』というアドバイスも聞けたりするので、ビルケンのビブラムソール化に興味がある方は近所のリペアショップに相談してみるのもアリですよ。

あとがき

ビルケン ビムラムカスタム 04

さこ、今回こんな感じでビブラムソールに貼り替えてもらったワケですが、履き心地が硬いとか言った割には、、、

これ、結構気に入っています。

それこそ、ビルケンのくせにソールがゴツかったり、ビムラムの黄色いロゴが目立つのもあって色々と会話のネタになるのも面白いです。

もっと言えば、こういうカスタムは愛着を湧かせてくれますし、7年育てたスエードも良い感じに風格が出てきた事もあって、尚更捨てれない一足となりました。

定年になったら色落ちしたジーパンにスエードのペコスブーツでお散歩、、、なんて夢は絶賛計画中ですが、夏場はシアサッカーのスボン穿いて、足元は30年モノのロンドンでお散歩ってのも渋くて良いじゃんね!!

皆さんのお手持ちのビルケンも、是非この長寿命化カスタムで今一度再生させてみては如何ででしょうか。



【関連記事】

コメント