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【インチアップNG】ディッキーズのダブルニーはジャストサイズで!

 
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ダブルニーのサムネ メンズファッション

こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。

お盆も過ぎていよいよ9月。まだまだ暑い日は続きますが、所謂『晩夏』と言われる季節に突入しました。それこそショップには秋物が並び始め、夏と秋の両方を意識する“ちょっとふわふわした季節”こそ9月の特徴ではないでしょうか。

かくいう私奴もショップに並ぶ秋物を見るたびに『今年の秋冬は◯◯を着たいなぁ、、』と妄想を繰り広げているのですが、実は私奴には 既に秋冬シーズンを見越して購入しているお洋服があります。こちら。

秋冬に狙ったディッキーズ

本ブログではお馴染み、ディッキーズです。しかも2着。(爆)

しかし、これらは過去から筆を執っているド定番の874ではありません。それこそ秋冬シーズンを見越したディッキーズという事で、、、

ダブルニーのディッキーズが2着

【ダブルニー】を購入しました!!しかも2着!!(猛爆)

思えば、長らく続いたビッグシルエットという一大ムーブメントが終焉したこのタイミングで、ルーズフィットと名高いダブルニーを誘致するのは『トレンドに逆行する愚行(爆)』と映るかもしれませんが、私奴に言わせれば、ダブルニーはトレンドに左右されない【魅力】がある傑作ズボン!!

というわけで今回は、そんなダブルニーの魅力について、25年以上に渡ってお洋服と対峙してきた私奴が見つけた“サイズ選びのコツ”も含めて 鋭意レビューしたいと思います!

題して『ディッキーズ/ダブルニーの偏見紹介!』是非最後までお付き合いください!!

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もうひとつの定番、85283ことダブルニー

ダブルニーとは

ディッキーズといえば(本ブログでも兼ねてよりご紹介している)874があまりにも有名ですが、実はディッキーズには874に並ぶ定番長ズボンがもうひとつあります。

それが品番;85283 、通称【ダブルニー】。

ご存知の通り、“膝(ニー)”の部分が2重生地になっていることに由来して【ダブルニー】と呼ばれているコイツ。これぞ出自であるワークウェアっぽさが全面に出た名ディテールですよね。

膝の生地が2重

膝の部分は、8.5オンスのTCツイルが2重に重なった、まさかの17オンス。まさにドラクエでいうところの“旅人のふく”ですよ。(爆)

【ちゃん貴コソコソ蘊蓄話
TCツイルの“TC”とは、素材名である【テトロン】コットンの頭文字に由来するのですが、これはかつてポリエステルテトロンと呼ばれていた事に由来します。

ちなみにディッキーズのTCツイルは、ポリエステル65%/コットン35%の混紡比で織られているのですが、この混紡比は【吸水性が良く】【肌触りも良く】【乾きやすくて】【シワになりにくい】という“黄金ブレンド”と言われています。

ただ、このダブルニー。
単純に既存の874に膝当てが1枚追加されただけ、、、かと思いきや、膝当て以外にも874と一線を画すユニークなディテールが実装されている【差別化モデル】だったりします。

というわけで、ここからはその辺りも詳しく説明して参りましょう。

ルーズフィットを謳うドカン・ストレート

ルーズフィットのダブルニーのウエストバンド裏

まず、ダブルニーと874と比較して『ディテールの違いは何だ?』と問われた時、まず1番最初に挙がるのは上述した【膝の当て布の有無】ですが、次点として挙がるディテールといえば間違いなくこれでしょう。

ルーズフィットなストレートシルエット。

それこそ、ウエストバンドの内側に“Loose Fit”とプリントされている通り、このシルエットの違いはディッキーズとしても874との差別化を図っている重要なポイントだったりします。

ちなみに、シルエットにどれくらい差異が有るか?を検証してみた結果がこちら。

ダブルニーと874のシルエット比較

ウエスト/レングス含めて、全く同じ表記サイズで比較していますが、側面から見た時のシルエット差は一目瞭然。もっと言えば、サイズチャートを比較するとその差は歴然。

サイズチャート

腰周りはコンパクトながら、ヒップからドカンと落ちる(昭和の変形学ランよろしくな/爆)シルエットがクラシックなワーカースタイルをビシビシに想起させてくれます。
いやぁこれ、無骨でタフでクラシックなアメカジスタイルにはめちゃめちゃハマりますよ。カッコいいです。

ちなみに、ダブルニーのワイドなシルエットが近年のビッグシルエットブームと相性が良かった事もあって、ゴリゴリにインチアップさせたサイズ選びが横行していたのは記憶に新しい所ですが、正直そういった消費のされ方については思う所が有るもんで、その辺りは後述したいと思います。

太もも裏のミニポケットとタグネーム

ダブルニーのミニポケット

さらに、“膝当て”や、“シルエット”と続いて874との違いを挙げるとすれば、こちらも外せません。

もも裏についたミニポケット。

これは地味ながら、(個人的にも)非常に嬉しいディテールで、スマホを入れるのに重宝する絶妙なサイズと位置にポケットが付いているんですよね。

というのも、フロントポケットにスマホを入れておくと 椅子に座る時に突っ張ってゴロゴロするし、かといってバックポケットに入れたまま椅子に座るとスマホが曲がりそうになっちゃうのは、世の手ぶら男子のあるあるネタじゃないですか。

しかし、そんな悩みを一発で解消してくれるのがこのポケット。

もも裏ポケット

“もも裏”という絶妙な位置のおかげで、椅子に座っても突っ張りにくいのは勿論、椅子に座ってもスマホが曲がる心配も少ないんですよね。また、デザイン面でもカーゴポケットほど主張も強くないので、スッキリ見えるのも嬉しい。

とはいえ、ダブルニーがリリースされた年代を考えると、このポケットはスマホ収納用途ではない事は明らか。とはいえ ハンマーやスパナを入れるにしては浅いし、この絶妙なサイズのポケットがそもそもどういった用途で設計されたのかは本気で気になります。(爆)
この辺りの事実をご存知の方が居られましたら、是非コメントで教えてください。

ちなみに、こういったポケットや膝当ての追加により、ブランドタグの位置が874とは異なっているのもダブルニーの特徴です。

ダブルニーのタグ位置

通常、874だと【右後ろポケットの上】にタグが縫い付られているのですが、ダブルニーは【もも裏ポケットの上】と【フロントの当て布の上】というやや主張が強い2箇所(爆)にタグが付いています。

正直いえば、私奴の好みとして膝上に付けられたタグはちょっと主張が強すぎる気がするので、後から取り外す予定ですけど。(爆)

ウエストとレングスの選び方

サイズ メジャー 寸法

さて、ここからは冒頭でも触れた【ダブルニーにおけるサイズ選びのコツ】についてご紹介したいと思いますが、最初に結論を言うと、その答えはこちら。

ウエストはジャストサイズ、レングスはノークッションで穿くべし!!

コレです。

というのも、この持論は(基本的に)どのお洋服にも共通する事なのですが、その中でもダブルニーの様な特徴的なシルエットをしたアイテムでは特に留意したいポイントです。

と言うわけで、これらの理由について、もうちょっと深堀って参りましょう。

ウエストをサイズアップさせない理由はこれ!

ダブルニーのサイズ

上述の通り、私奴はウエストはジャストサイズ(フロントホックを留めた状態で、手のひらがひとつ分入るくらい)を選ばれる事を強く推奨します。

ちなみに、ディッキーズに関しては(過去のエントリでも触れた通り)ヒップ寸法が小さいパターニングとなっているので、ウエストジャストで穿くとお尻が窮屈になる、、、なんて背反は有るものの、それでもダブルニーに限ってはジャストサイズに近いサイズ感で合わせる事をオススメします。

と言うのも、ダブルニーの特徴といえば、(上述した通り)腰周りはコンパクトなのに、ワタリから一気にストンと落ちる無骨なシルエットじゃないですか。

にも関わらず、ビッグシルエットブームの影響で、まさかのダブルニーまで過剰なデカ穿きをされている方を見ると、、、

ダブルニー最大のアイデンティティを放棄してまでサイズアップさせるのは勿体無いと思っちゃうんですよね。(猛爆)

むしろ、自身のスタイルがあってインチアップしているならまだしも、トレンドに乗っかる為だけにインチアップするのは『ダブルニー本来の魅力を理解出来てないんじゃないか!?』と、非常に複雑な気持ちになるわけです。

しかし、コレらを逆説的に考えるならば、【アイテムの本質的な魅力】を理解した上でサイズを選ぶのであればトレンドに影響されないセレクトができるわけで、そう考えたときにダブルニーの本質的な魅力を発揮できるサイズ感といえば、やはりジャストサイズだろ!!となるわけです。

そして、この解釈こそが25年以上の年月を経て私奴が辿り着いた【サイズ選びのコツ】だったりするもんで、それもあって、、、

皆さんには是非ジャストサイズでダブルニーを穿いて欲しい是。。。

レングスはノークッションが1番カッコイイ

レングスの選び方

また、ダブルニーのサイズを選ぶ際は レングスにも是非気をつけて欲しくって、

オススメは断固ノークッションです。

というのも、革靴やローテクスニーカーの様なスッキリ顔の靴が好きな私奴からすると、長いレングスで裾が溜める感じがどうも野暮ったく感じちゃうんですよね。

むしろ、ダブルニーはワイドなシルエットだからこそ、靴の甲にギリギリかかるくらいのノークッション丈が1番スッキリして好きなんですよ。こういう感じです。

ローテクスニーカーとのマッチング

革靴やローテクスニーカーに合わせるならば、コレくらいの丈感が◎。
もっといえば、このレングスはブーツを履いた時でもシルエットが綺麗に見えるのが魅力で、、、

ブーツとのマッチング

こんな感じでチャッカブーツや、ローリングダブトリオのキャスパーの様なスッキリ顔のブーツなら、ストンと落ちるシルエットを邪魔しないんですよね。

それこそ、ボリューミーなハイテクスニーカーでストリートっぽく着こなすなら裾を溜めるのもアリですが、無骨でクラシックなアメカジを意識するなら、ギリギリのノークッションというのは一つの答えではないでしょうか。

まぁこんな感じで、レングスの長さやウエストサイズについて持論を述べてみたものの、トレンドを追いかけてお洋服を選ぶのもファッションの楽しみ方ですから、そういった楽しみ方を否定するつもりはありません。

ただ、ひとつひとつのアイテムに愛着を持ちながら永く愛用したい私奴からすれば、【ワンシーズンの使い捨てを前提にする様な洋服選び】というのは、趣味に合わないですけどね。

合わせやすいのはブラック&チャコール

ブラックとチャコール

ちなみに今回私奴が購入したタブルニーは、874でも大人気の【ブラック】と【チャコール】。 まさに汎用性の高さでは1、2を争うド定番カラーです。(爆)

ただ、ド定番カラーだからこそ【シルエットの違いや魅力が分かり易い】もんで、ここからは上述したサイズ選びの妥当性を検証する(爆)意味でも、実際にスタイリングサンプルをご覧いただきながら、ダブルニーの魅力をさらに考察していきましょう。

男臭いワークスタイルといえばこれ

まず、ダブルニーを買って真っ先に連想するスタイリングといえば、やはりワークスタイルでしょう。

それこそワークスタイルこそがディッキーズの出自ですから、ルーツに経緯を払う意味も込めてコーディネートしてみたのがこちら。

ワークシャツとダブルニー

まだまだ残暑が厳しいのでリネンのワークシャツを合わせてみましたが、ウォバッシュシャツなんかでもバリバリにハマります。

ちなみに、この手のスタイリングのポイントとして【トップスとスボンのサイズ感ギャップ】は非常に重要で、トップスはコンパクトながら スボンをワイドにすると、’50〜’60sくらいの【無骨なワークスタイル】っぽさが生まれるので非常にオススメです。

また当時はドレスとワークの垣根がまだクロスオーバーしていた時代ゆえに、シャツのトップボタンを閉めるのも雰囲気としては大アリ。

結局、こういうスタイリングって、いつの時代もカッコいいんだよな!!

タフで無骨なストリートスタイル

また、ディッキーズから連想するカルチャーとして【スケート】は無視して通ることはできません。
それもあって、上記のワークスタイルとはちょっと毛色の違うスタイリングを考えてみたのがコチラ。

Tシャツとダブルニー

これをストリートスタイルと呼ぶのはおこがましいですが、こういったローテクアイテムを使ったストリートスタイルは非常に好きです。スウェットやフーディを合わせても文句なしにハマります。

基本的には【ブラック】【チャコール】【ネイビー】【ブラウン】といった暗めのお色であれば、どれに合わせても基本的には大きく外れる事もありません。

ラストリゾートABとマッチング

もっといえばレングスの長さでも触れた通り、ラストリゾートABや、VANS、コンバースの様なスッキリ顔のスニーカーにはホントに相性がいいんですよね。

なんなら膝が2重になっているので厳冬シーズンでも膝小僧の防寒はバッチリ(爆)ですから、そういう意味でも秋冬を見越した今のタイミングこそ、ダブルニーは狙い目かもしれません!!

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ルードなスタイルにもハマる

さらにダブルニーを用いた男臭いスタイリングといえばルードスタイルも欠かせません。

革ジャンにダブルニー

ここでもトップスはタイトでズボンはぐわっとワイドなシルエットが好き。
それこそ、革ジャンにダブルニーを合わせるのは、なんとも言えないお約束感がありますね。

もっと言えば、ルードな香りのするオープンカラーシャツとの相性もバッチリ。暗めのトーンのアブサンシャツとの組み合わせは秋の定番スタイルになりそうです。

アブサンシャツにダブルニー

コレ系のシャツで言えば、かつて筆をとったドライボーンズのオンブレチェックシャツにもハマりそうですし、なんなら今回購入した【ブラック】と【チャコール】という無彩色セレクトも手伝って、如何せん男臭さのボルテージが急上昇ですwww

しかし、どんなスタリングであれ、やっぱりダブルニーを合わせる時は、、、

トップスはコンパクトにするのが断然かっこいいわ!!(爆)

あとがき

メイドインホンジュラス

こんな感じでいくつかスタイリング案を考察してみましたが、いずれも無骨で男臭いイメージが漂ってくれるダブルニー。

なんならこの秀逸なズボンが3,000円台という値段で買えるのもディッキーズの魅力ですよね。

思えば、近年のダブルニーの流行の裏には『この価格帯だからこそ、極端なオーバーサイズを選んでも懐が痛まない』といった側面があったのかもしれませんが、同じ論調でいうならば、

この買いやすい価格帯だからこそ、実験的にウエストジャストでダブルニーを買ってみても楽しそうじゃないですか??(爆)

それこそ上述した様なスタイリングがご趣味にハマるのであれば、コレほど使い勝手の良いズボンは他にはありません。気になった方は是非チェックしてみてください!!


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