春の到来に伴い、 ようやく語々の衣替えが完了しました。 どうもちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
そして、そんな衣替えに伴い、このタイミングで今まで持っていなかったアイテムを誘致してみました。 コチラ
そう。 アメリカが誇るワークウェアブランド、
【REDKAP/レッドキャップ】のワークパンツ!!
そして選んだお色が、ズバリ黒!!
そう、何を隠そう、私奴。
今まで、黒いズボンを持ってなかったんです!! (爆)
というのも、過去の洋服遍歴において、所謂【モード】というジャンルは通ってこなかった私奴。
それもあって、黒=モードというイメージも手伝って意味なく敬遠していたんですよねww
ただ、そんなコダワリ(?)も 一昨年の大型イベントであった革ジャン (AD-10) の誘致に伴い、 一斉解禁ww だって 革ジャンには黒いアイテムがカッコイイもんな!! (猛爆)
そういう意味では今回のREDKAPも、その影響で採用したアイテムではあるのですが、
どうも実際に届いた現物を見るに、 ひと悶着ありそうな出来栄えだぞ!! (猛爆)
という事で今回は、 急遽春アイテムの台風の目となりそうなコイツについて、筆を執ってみる事にしましたww
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REDKAP / レッドキャップとは
皆さんは 【アメリカのワークウェアブランド】 と聞かれて何を連想しますか!?
実際にこんなアンケートを取った場合、 おそらく回答の上位に食い込んでくるのは
- 西のディッキーズ
- 東のカーハート
この2台巨頭ではないでしょうか。
まぁ両ブランドともに西海岸/東海岸のストリートスタイルを構築する重要ブランドして紹介される事も多いですから、ある意味納得できる結果だと思います。
ただ、その一方で気になる事があるとすれば『ディッキーズのライバルとなるのは、果たしてカーハートなのか!?』という疑問がプカリ。
というのも、ディッキーズとカーハートを比較した場合、プライス面でカーハートの方がややお高めじゃないですか。
そういう意味では、同価格帯のプロダクトとして西のディッキーズとタメを張る 【真の東海岸ブランド】 は何だ!? と問われると、
やはりそこはREDKAP だろ!! と思うワケです。
とはいえ、まだまだ日本のワークパンツ界において確固たる地位を築いているとは言い難いREDKAP。
というワケで、ココからはREDKAPというブランドについて掘り下げながら ココンチのワークパンツの詳細をご紹介していきたいと思います!
リアルワーカー御用達!ゴリコリのアメリカンワークウェア!
さて、そんなREDKAPですが、 日本での知名度で言えばディッキーズやカーハートに劣るものの、実はアメリカ本国ではバリバリに幅を効かすワークウェアブランドだったりします。
というのも、REDKAP自体は1923年に創業された (未年で100周年! という) ゴリゴリの超老舗ブランド。
元々はオーバーオールから始まったREDKAPですが、 後にジャケットやシャツ ワークパンツといったワークウェア全般を手掛けるようになり、アメ車でお馴染みのGM社の制服や、戦時中は軍のサプライヤーに採用されたりと、アメリカの歴史を語るにおいて外せないワークウェアブランドに成長します。
もっといえば、今でも欧米の自動車メーカーではREDKAP製ウェアが制服として採用されているバリバリっぷり。 令和の時代においても、本場のリアルワーカー御用達!というエピソードは胸アツポイントではないでしょうか。
ちなみに冒頭ですこし触れましたが、 ディッキーズも含め、各社の立地関係はこんな感じ。
コレを見るにREDKAPはガッツリ東海岸ではないじゃん! と思いきや、東海岸ブランドとされるカーハート(デトロイト)とも大きくは変わらないので、思い切ってREDKAPも東海岸ブランドとして扱う事としましたwww
というか、そう言う意味ではディッキーズも西海岸ではないぞww
ちなみにREDKAPのワークパンツの多くはアメリカ生産では無くなってしまいましたが、それでもアジア生産ではなく、隣国メキシコで生産を行うという 【アメリカ大陸製】 は健在!!
まだまだギリギリアメリカの香りは残っている是!! (猛爆)
豊富なサイズ感と手に取りやすい価格!
また、これはディッキーズもそうであるようにサイズラインナップが豊富に揃っているのもココンチのポイント。
日本で買いやすいサイズだけを見ても
- ウェスト;28〜44インチまでの9サイズ(2インチ刻み)
- レングス;28〜36インチまでの5サイズ(2インチ刻み)
と言う、45通りのサイズ展開という在庫戦略!! (爆)
むしろアメリカ(Amazon.com)ではW28〜38サイズまでは1インチ刻みのラインナップがあるし、なんならW60とかいうよく分からんサイズや、L40とか言うキャプテン翼的なオバケサイズもあるくらいのサイズ展開ww
それゆえ、コレだけの在庫を抱えていたら販売価格にも影響があるのかと思いきや、
日本でも3,900円という買いやすい価格帯で展開されているのも嬉しいポイント。
この辺の価格帯的にもガッツリDickiesへの対抗心が効いていますね。
ちなみに、アメリカでは(サイズにもよりますが)、REDKAPの方が安かったりします。
上がディッキーズで、下がREDKAP。
ってかアメリカなら20$弱で買えちゃうのねw
また、 REDKAPのワークパンツはサイズ以外にも様々なバリエーションを取り揃えているのも嬉しいポイント。
例えば、今回私が誘致したのは【PT20】 という定番モデルですが、イマっぽい仕様が欲しければ、ツータック入りの 【PT32】や【PT38】 というモデルがあります。 こちら。
また、よりワーク感(というかカジュアル感を求めるならばポケットがジーパンの様な作りとなった 【PT50】 もおススメ。
もっといえば、アメリカのAmazonでは、日本に流通していないコットン100%のモデルもあったりするもんで、
ちゃん貴は今、Amazon.comを見ながらとても盛り上がっております!! (爆)
ワークパンツでありながら、 正統派なデザイン
そんな諸々のバリエーションを持つREDKAPですが、実はココンチのズボンはワークパンツでありながら正統派デザインを踏襲しているのも面白いポイントです。
というのもフロントトップこそ、ボタン留めというカジュアル感(というかジーパン、チノパンに通じるワーク感) はありますが、全体的にはキレイ目なスラックスなんですよね。
細いベルトループも手伝ってシャープな印象です。
裾もまつり縫いでステッチを目立たせない仕様になっています
もっといえば、意外と本格派じゃんか! と思ったのがコレ。
なんとココンチのズボンには、ウエストの詰め代がある!!
正直、ワークパンツでウエストを詰めるケースがあるのか?という疑問はさておき、 設計思想としては本格スラックスの作りを踏襲している正統派なんですね!!
ちなみに、上の写真の通り、ウエストの詰め代はディッキーズには無いディテール。
REDKAP、大変興味深いです。
また、ディッキーズとの比較で言えば、【生地の厚み】や【シルエット】も微妙に違っていたりするもんで、こういった仕様も含めて『REDKAP vs.Dickies の 東西ワークパンツのディテール対決!』なんて事をしてみるのも楽しいかもしれません! 乞うご期待あれ!
とはいえ、悪い所だってあるんだよ!
こんな感じで、ここまで
- プロダクトに宿るストーリー性
- サイズ展開の豊富さ
- モデルバリエーションの豊富さ
- ワークパンツらしくない本格設計思想
- 手に取りやすい価格帯
という鋭い角度で入る痛烈パンチをご紹介したREDKAP。
いやはや、これだけでも非常にグッとくるモノがあるでしょ!!
ただ冒頭で『一悶着ありそうな出来栄え』と触れたのには理由があって、モノとしての作り込みは決して良いとは言えませんww
というか
作り込みはスーパー雑だぞ!! (猛爆)
というワケで、美味しいポイントだけ紹介する【投げっぱなしジャーマン】では終わらせないのが本ブログ!
どうせならしっかりデメリットまでレビューした上で【ジャーマンスープレックスホールド】をキメにいく是!!
なんとて端糸の処理が甘い。
いつもであれば、いくら作り込みが雑(甘い) だろうとも
『こういうのもアメリカブランドの愛くるしいポイントだよねwww』
なんて言うのがお約束だったのですが(爆)、今回届いたREDKAPに限って言えば許容値ギリギリの攻防戦を繰り広げておりますww
というのも、現物確認に際して、最初にギョっとしたのがコレ。
いやいや、端糸がショロショロ伸びすぎだろ!! (爆)
同じく、端糸の処理が甘いアメリカ製品といえば、今では高騰が止まらないM-65フィールドパンツを思い出しますが、それでもコイツとは根本的に違うポイントがあります。
M-65はきちんと処理をした上で、端糸が長いのに対し、 REDKAPは処理すら中途半端www
ただ、上の写真は補強のカンヌキ留めの部分なので、まがいなりにも補強効果としては成立するとは思いますが、それに目をつぶったとしても気になるポイントもありましたw
ロックミシンは解けてナンボ!!(爆)
生地端のほつれ防止の処理としてよくあるのはロックミシン処理(かがり縫い)ですが、 例に漏れずREDKAPにおいてもこの処理は随所に使われています。
ちなみに、ロックミシンでは生地の端までミシン掛けをした後、いくらか空環 (からかん)と呼ばれる余白を作るのですが、、、
端まで処理する前に、糸が解けとるやないかい!!(爆)
しかも、これ、 トップボタンの真裏ですww
多分使っていく内にどんどん解れるヤツだなwww
また、同じくミシンワークの雑っぷりが大フィーバーしているなwwと思ったのがコチラ。
これはスボンの股ぐりの部分なのですが、 もはや毛むくじゃらになっとるやんけ! (爆)
ちなみに、ディッキーズの同部分は結構スッキリしていますww
メキシコではコーラを買っても内容量が全然違うというウワサに対し『そんな事あるかいな!!』と思っていましたが、 コレを見るとあながち嘘ではないかもしれませんw
とはいえ、例え縫製処理が毛むくじゃらだったとしても、ワークパンツに求める機能性を満足している(縫製が雑でも頑丈であればOK)という解釈のもとで生産されているのだとすれば、ソレはソレで一つの文化だと思っているので、
とりあえずこのチープな作り込みも含めて楽しんでみようと思っています!!
糊付けバキバキ。ボール紙でも入れとんかww
あと、これは品質面には大きく関係はありませんが、見て見ぬふりが出来なかったのが
スレキの糊の効き具合ww
どれくらい糊が効いているかといえば、上の写真の通り、スレキがパキーン!!と張るレベルで糊付けがされているww
糊落しの為に、軽くお湯に漬けただけでこのダシww
5番ダシくらいでもまだ濁ってたぞww
さらにこっから揉み倒してようやく違和感のないスレキになりましたが、新品状態で試着してみた日にゃ、ポケットにボール紙でもはいってるんか?というくらい硬かったですww
もっと言えば、生地もまだまだ硬いので、フロントボタン近辺の鋭利な角部分がお腹にチクチク刺さったりして意外にストレスが多いwww
REDKAPを購入された方は、着用前にまず3回くらい洗濯する事をオススメしますww
それでも補強は流石のワークパンツ仕様!
こんな感じで処理が甘いだの、糊がバキバキだのと散々文句は言ってみたものの、それでもやっぱりグッときたポイントがあるとすれば、
補強ステッチだけは、省略される事なく至る所に実施されている事実。
バックポケットや、サイドポケットの端にはしっかりカンヌキ留めが施されていたり、ポイントはキッチリと押さえているようにも感じます。
まぁ、老舗ブラントとはいえ、すぐに破れる品質ではここまでシェアは拡大していないでしょうし、そもそも100年に渡ってブランドが継続できている事実を鑑みるに、 やはり一定水準以上の品質は満足しているのかもしれません。
というか、そもそも20$以下で売られているズボンに、どこまで期待するの?という事でしょうか(爆)
Dickies 874 vs. REDKAP PT20 どちらを買うべき!?
これ、現時点の結論を言えば、品質面ではDickiesの方が優勢な気がしています。
というのも上述した縫製の甘さも含めて、REDKAPはいちいち端糸の処理をするのが面倒くさいんですよねww
ただ、その一方で、 ディッキーズのアイコンともいうべき極太のベルトループはタックインスタイルでは主張が強すぎるもんで、ルックス的にはREDKAPの方がクセが少ないと言うメリットもあるもんで、 どちらを選んでも一長一短あるんですよね。
ただ、一つだけ注釈があるとすれば、品質やルックス云々を言うならば、 ユニクロのレギュラーフィットチノパンを買った方がイイのは分かっています(むしろ、 価格的にもユニクロの方が安いww) が、
それは言わないお約束だぞ!(猛爆)
むしろ、このテの洋服というのは【チープ感も含めて本場の空気を味わいたい】という意味合いが強かったりするので、ならユニクロでいいじゃん、、、 というのは野暮なワケですよww
ちなみに、今回私奴がディッキーズではなくREDKAP を選んだ理由としては、東海岸地区のデトロイトタイガースのキャップに合わせて履きたかった(爆) という理由なので、正直、ディッキーズかREDKAPを選ぶ理由なんて、それくらいの軽い理由でいいんですよww
ってか、デトロイトを軸に選ぶなら、むしろカーハートにするべきだったな!!!! (猛爆)
あとがき
ちなみに、REDKAPには品番とサイズがプリントされたタグが外側に縫い付けられているんですが、
コレ、 皆さんは切り取ってるんですかね?
それとも、『これぞREDKAPのアイコン!!』ってな具合で、 タグを付けたまま着るのがクール! とされているのでしょうか。
とはいえ、タグを取る為にリッパーを入れたら、 ウエストバンドも解けちゃいそうなエスクトリーム仕様だったので、カットする場合は根本にハサミを入れるしかないのか。
いうて、レングス28インチがバレるのは恥ずかしすぎるので、私奴はソッコーでカットしたけどな!!!(猛爆)
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