さてさて、前回のエントリでは物欲解消『冬場所2018』における個人戦の紹介も相まって、メインであるエルゴヒューマンのご紹介が中途半端になっておりました。
ただ、前回のエントリをお読みになった方は 既にお分かりかと思いますが、私奴はアーロンチェアに惚れ込んでおりました。 もっというと、最新型のアーロンチェアリマスタードというヤツ。
普段の私奴は、『妥協して代替品を買うくらいなら、多少出費が重なっても欲しいものを最短距離で!』と口酸っぱく筆を執ってきたにも関わらず、何がどういう経緯を経てアーロンチェアではなくてエルゴヒューマンを選んだのか。
よもや、アーロンチェアから妥協しただけなんじゃ無いのか?なんて思われる方も居られるかと思いますが、コレだけは声を大にして言いたい!
私奴は、現時点にて考えうる項目を徹底的に比較検討した結果、エルゴヒューマンが最適だ!という解に辿り着いたのだ!!
恐らく私奴が 今回実施した比較結果を公開すれば、今後はアーロンチェア→エルゴヒューマンという轍を通る人が出てくるのではないか、などという自惚れすら見え隠れしています(猛爆)
というわけで、大風呂敷広げたものの、無事にたたみ切る事ができるのか。
早速その答え合わせに参りましょう!!
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休憩する意図を問う!リクライニング機能について!
では早速、今回私奴が比較検討したデータ詳細を見ていきましょう。
まずはリクライニング/ロッキング機能についてです。こちら。
正直、書斎に置く椅子を選ぶに際して、欲しかった機能の第一位はズバリ、リクライニング。
というのも、書斎といえば聞こえはいいですが、実は我が書斎は3畳もない狭小スペースww。
ソレもあって、基本的に書斎では椅子の上で過ごす事になるのですが、作業中の睡魔対策としてチョット椅子を倒してひと眠り、、、なんて事もしたかったんですよねwww
とはいえ、上表を見て頂ければ分かるのですが、憧れていたアーロンチェアはロッキング(背もたれを後ろに倒す)事はできても固定が出来ないんです! つまり、ちょっと眠気が来たので 椅子を倒して1時間仮眠を、、、なんて事が出来ないのです。
これに対して、コンテッサ、バロンチェア、各種エルゴヒューマンはリクライニング機能(背もたれを倒して固定)があるのでこの辺りは楽勝。
また、コンテッサ、バロンチェア、エルゴヒューマンはヘッドレストが付いている(モデルも選べる)一方で、アーロンチェアはヘッドレストすら付いていない!
そうなると、仮にリクライニングできたとしても首トレ状態は必死。仮眠どころの騒ぎじゃない是w
これらの対策として、サードパーティー製のヘッドレストも販売されてはいるものの、足元を見られているのか少々高い価格設定となっており、追加投資額はさらにドン。 コチラ↓
ソレもあって、この結果だけ見れば『アーロンチェアの装備が軟弱だよね、、、』なんて思う方も居られるとは思います。
ただ、これに関しては私奴の解釈はちょっと違います。
というのも、アーロンチェアはあくまでオフィスチェアなんですよね。いわば、仕事をする為の椅子なのです。
そう考えると、アーロンチェアのコンセプトは『仕事のパフォーマンス向上に全力を注ぐ設計』という、アツい設計思想なのでは無いか、、、と思うんですよね。
それ故、アーロンチェア御大に言わせるならば
『リクライニング機能にヘッドレスト?俺は休憩するための椅子じゃねーよ!バーロー!』
的なチャキチャキ系の返答が返ってくる予感がビンビンにしますww
もっといえば、
『眠たい時は布団で寝やがれ!』
『でも仕事をする時はどこまでも全力でサポートしてやるぜ!』
的な、よもやの業務のメリハリ(=ワークライフバランス)を重視した21世紀型のツンデレ系ワーキングチェアなのではないかとすら思えてきます(爆)
1995年という20世紀末のデビュー当時から、頑なに貫く本コンセプト。
うーむ、流石アメリカさんです。
それに対してオカムラ(バロン、コンテッサ)や、エルゴヒューマンは
『ずっと仕事してると疲れちゃうから、時にはリラックスしちゃってくださいよ!』
的に、CMで缶コーヒーを差し出してくれる石田ゆり子姉さん(爆)の様なカンジです。
まぁ、これは休憩という概念に対して どこまでケアをするのか、、、という事ですかね。
あくまで、合理性を求めるアメリカ的設計思想と、ホスタピリティ溢れる日本的設計思想の差異でしょうが、アーロンチェアは硬派でカッコいいじゃねーか!(猛爆)
それからいうと、エルゴヒューマンなんて他社よりも10度近く大きく倒れるリクライング角度にオットマンまで付属させちゃって、むしろ仕事させる気がないくらいの超ぬるま湯チェアwww(爆
ここまでくるとエルゴヒューマンはワーキングチェアではなくて、リラクシングチェアという側面の方が大きいのかもしれません。 ライバル会社の事務所に寄贈すれば、生産性を低下させる事ができる刺客と成り得るかもしれないwwww
ヤル気を焚き付けろ、前傾チルト機能!
さて、この機能は前項でも触れたとおり、ワーキングチェアとしてパフォーマンス向上に注力するというアーロンチェアのコンセプトが効いた、専売特許とも言うべき革新的な機能です。
具体的にいうと、PCや書き物の集中する際には、無意識に前のめりになっちゃうモノですが、そんな時でも姿勢をサポートしてやるぜ!的な男気溢れる機能ですね。
後述するランバーサポートにて前傾姿勢でも姿勢を崩させない宝塚歌劇団よろしくな姿勢矯正っぷり!
この機能は、オカムラのバロンやコンテッサには本機能は搭載されていません。
それ故、本機能が欲しい場合は、アーロンチェア若しくは、エルゴヒューマンの上位モデルである”プロモデル”という、限定的なモデルでのみ味わえる特殊機能なのです!
ただし、このエルゴヒューマンプロ。
同じ前傾チルト機構が搭載されているといえど、本家アーロンチェアとは一線を画す、他サイトには決して記載されない弱点があったりするのはご存知でしょうか。コレだ!
エルゴヒューマンは常時前傾!アーロンチェアは任意で前傾!
これ、結構大事な事だと思うのですが、何故か事前のリサーチで本件に関する内容が全然ヒットしませんでしたので、ココは私奴が声を大にして言いたいと思います。
エルゴヒューマンの前傾チルト機構は常時前傾だ!(2回目)
とはいえ、この言葉だけではいまいちピンとこないと思いますので 詳細をご紹介しますと、エルゴヒューマンの場合は、座面を前傾チルトさせる為には座面後方下部のコックを回して機械的に座面角度を調整する必要があります。コチラ。
つまり、座面後方下部のコックを回す事により、座面の後部がせり上がって座面に角度が付くギミック。 これで最大20mmの高低差にて前傾が可能。
ただし、前傾チルトを解除する場合は毎度ココのコックを戻さないといけない!
正直面倒くさいです(爆)
対して、アーロンチェアはいつもはフラット座面ながら、 座面下のレバー操作にて任意のタイミングで前傾姿勢にシフトできる抜群の操作性。 このギミックの方が使い勝手は絶対いいww 詳しい操作性はコチラを!
冒頭の通り、私奴はエルゴヒューマンを買ったクチですが、ココに関しては正直アーロンチェアの操作方法に憧れますww
というのも、エルゴヒューマンで前傾姿勢にすると ナルホド集中して業務を行う時は良いのですが、常時前傾状態にしていると、ふと座った時にやはり違和感があるんですよね。 リクライニングさてしまえば気にはなりませんが、常時背もたれがチョット倒れているのも、調べモノをする時なんかは不便ですし。
そう考えると、エルゴヒューマンには前傾チルト機能が有る!とはいっても、いちいち椅子から降りてコックをひねる作業が付属するという『オマケ程度』で考えた方がいいかもしれません。 ある意味、座面調整の延長線上の機能ですね。
そういう意味では、バロンチェアやコンテッサもコストバランスを考慮して機能から外しているのかもしれません。
ちなみに、私奴はエルゴヒューマンの前傾チルトは解除していますwwww(爆)
腰痛ケアは任せろ!ランバーサポートと座り心地!
さて、これは前述したリクライニングや前傾チルト云々よりも、最も椅子として重視するべき機能性ですよねww
むしろ、リクライニングや前傾チルト云々よりも先に言及するべきだったと反省しています(爆)しかし!何故ここまで 勿体ぶってご紹介する事になったかというと、、、
ジツはどの椅子も座り心地が良かったからwww(猛爆)
もうね、あからさまにこの椅子はダメ!! 的な椅子は有りませんでしたw(猛爆) というのも、今までランバーサポート(腰椎サポート)なる機能が付いた、高級椅子に座った事もないので、全ての椅子で気持ちイイと感じてしまう貧乏腰っぷり(爆)
そんなワーキングチェアビギナーな私奴には、そもそも高機能チェアなんて要らないんじゃないかという説も浮上する程でしたwww(猛爆)
エルゴヒューマンのランバーサポート部。
ここのメッシュ地のクッション性が気持ちいい。
ただ、この貧乏腰について補足をするならば、私奴自身が 本格的な椅子( というか、メッシュチェアというカテゴリ)が初体験と言う事もあって『自分の好みの座り心地』がビシっと定まっていない事も大きな要因ではないかと思います。
そもそも『アーロンチェアは欧米人向けのデザインだから日本人の体型に合わない!』とか、『日本人には国産メーカーのバロン、コンテッサがイイ!』とか、イロイロな評判はリサーチしましたが、実際座ってみても、正直違いが分かりませんwwww
お寿司を食べたことの無い外国の方に、好きな寿司ネタを聞いても答えられない様に、いかに日本人(というか私奴に)椅子文化が根付いていないかが分かりますww
ただ、この辺も私奴の体験談を元にアドバイスできる事があるとするならば、既に椅子への座り心地として自身の好みがハッキリしている方ならまだしも、そうでない方はある程度デザインや直感で選ばれるのも有りだと思いますよ。
目隠しして座る、、、とかしない限り、絶対先入観とかも効いてきますし。。。
そういう意味ではデザイン面ではアーロンチェアがカッコいいよね。(爆)
絶対ソンはさせない!実勢価格と保証期間!
さて、ここまでは機能面にフォーカスを当てて比較してきましたが、ここからは少し現実に目を向けて、 購入検討における大きなファクターとなり得る『実勢価格』と『保証期間』について筆を執りたいと思います。
実勢価格;結論として、どの椅子もとても高い!
これは、実際に高機能チェアと呼ばれるチェアの購入を検討した際に真っ先に思った事ですが、正直いうと、どれも高すぎですwww
というのも、『世の2〜3万円で買える椅子とはどういった違いがあるのか?』とか、『果たして、椅子に10万を超えた金額を投資する価値はあるのか?』という疑問は当然考えるかと思います。 更に、こんな高級な椅子を買わずとも、生活への支障は無いのでは?なんて事まで考える事だってあると思います。
私奴だって、永らくこのテの椅子の購入に際して、同じ理由で二の足を踏んでいたので気持ちはよく分かるつもりです(猛爆)
ただ、ココらへんの椅子が欲しくなる様な方は、各椅子に秘められたギミックや、見た目のカッコよさ、仕様、豆知識やロマンに惹かれる部分があるんだと思います。
そういった意味では、この価格問題については、各自が納得できる考察して乗り越えるべき内容じゃないかと思います。
ただ、そんな皆さんの背中を少し押すことができるとすれば、『地面(床)と身体の間に挟むモノは良い物を買え!』という格言を贈ります。(猛爆)
私含めて、この言葉で何人の人間が道を外れて飛び立って言ったことか、、、
なんという罪深い言葉でしょうかww
保証期限;アーロンチェアの圧勝。ただし、注意事項あり!
上記の様に 価格帯に対する感覚が麻痺してきたとは言え、ギリギリの所で理性を保ち、葛藤の続ける諸兄諸姉諸君の背中を推してくれる内容、ソレこそがこの保証期限ではないでしょうか。
ただ、この保証期限問題については、実質1強の保証体系。
そんな高機能チェアにおける保証内容を比較した中で目を引くのは、やはりアーロンチェアの12年という超長期保証っぷりではないでしょうか。
エルゴヒューマンは最長でも構造体の3年保証。
アーロンチェアはエルゴヒューマンの4倍の期間を保証してくれる!
アーロンチェアの12年保証については、それこそプロダクトとしての自信の現れと言っても良いのではないでしょうか。(サスガにガスシリンダーは2年保証ですがww)
これも、12年の保証費用込みという風に考えれば、エルゴヒューマンや、バロンチェア等とのコスト差も納得出来ることもあるんじゃないでしょうか。
(12年分の保証料も製品代金として含まれている、、、という見解もできますがww)
ただし、この12年保証は正規店から購入したファーストオーナー(登録必要)であることと、通常使用をしていた場合と限定されています。
具体的にいえば、前者は 例え新品を購入したとしても、正規店以外で購入した場合は保証対象外となりますし、後者の場合は前述したサードパーティ製のヘッドレストを取り付けちゃったら保証対象外となる罠がありますので、皆様十分にご留意ください。
次回予告!
さて、ここまでご紹介しましたエルゴヒューマンや、アーロンチェア、コンテッサ等とのスペックですが、この内容を加味した上で徹底的に点数付けを行った比較結果をご紹介したいと思います!
これこそ、現時点で私奴が出来うる最大限の比較。できるだけフラットに判定できる様に心がけたつもりではありますが、どのような結果となるのでしょうか!
いよいよ次のエントリで、このエルゴヒューマン紹介企画も千秋楽!ということで今週末には更新したいと思います!乞うご期待!(爆)
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