こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
日に日に気温が下がる今の季節、とてもお洒落が楽しい季節になりましたね。
むしろ、日中でもライトアウターを活躍させれるこの季節は、私奴も意識的に【今の時期だからこそ着れるお洋服】を着用するようにしています。
ちなみに、これはお洋服好きあるあるだと思いますが、Gジャンやカバーオールに代表されるライトアウターって、気がついたら数が増えていませんか?
それこそ私奴も『ちょっと量を減らさないとクローゼットがいっぱいだわ、、、』なんて状況関わらず、
またしてもライトアウターを誘致してしまいました(爆)
それがこちら。
ミリタリーテイスト溢れるオリーブカラーの生地感に、今回の目玉とも言える特徴的な斜め胸ポケットといえば、、、
そう、ジャングルファティーグジャケットです!
もっといえば、いわゆる【5th】と言われる最後期タイプですね。
なんなら、かつて誘致したBDUジャケットと同じお色だし、むしろパッと見の雰囲気や生地感、防寒性も大きく変わりません。むしろ、ワイフからは『同じ服持ってるやん!?』とツッコミを受けるレベルなのですが、、、
それでも、ジャングルファティーグだからこそキマる味付けがあるんだよ!!
と自分(とワイフwww)を納得させて、我が物欲艦隊のライトアウター部隊に配属させることになりました。
というわけで、今回はそんな私奴の言い訳の正当化(爆)を行うべく、【年々枯渇・高騰しているジャングルファティーグ】vs.【タマ数が豊富&お財布にも優しいBDUジャケット】という、双方のプロダクトを比較をしながら
- 細かいディテールの違い
- シルエットの違い
- 同じスタイリングをした際のイメージの違い
について、フラットな目線から 忖度抜きでビシッとレビューしてみたいと思います。
むしろ、本ブログをご覧になっているミリタリージャケット購入を迷っている貴方!! 両モデルの気になるポイントがあれば是非コメント欄から教えてください!!
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ジャングルファティーグとBDUって何ぞ!?
本ブログをご覧の方にとっては釈迦に説法かもしれませんが、ざっくりとジャングルファティーグとBDUの違いを触れておきたいと思います。
先ず大前提として、どちらも【軍人さんが現場で着用する】という意味では同じ用途のジャケットです。それこそ(詳細は後述しますが)、タフなリップストップ生地と、実用性に特化した4つのフラップポケットからもガチンコのミリタリー臭はプンプンでしょ。
一方で、『なんで似た特徴を持つジャケットが2種類もあるの?』という疑問が生まれるのですが、ざっくり言えば、それぞれ採用されていた時代が違うと言うのが答えです。
具体的に言うと、
- ジャングルファティーグ:1960年代~1970年
- BDUジャケット:1981年~2000年代
という世代差がありまして、いわばジャングルファティーグの後継がBDUジャケットといった感じで理解頂ければOKです。
そういう意味では、【適宜アップデートされたBDUこそ、完成されたジャケット】と言えるのですが、
それでも発展途上だったからこそ【世代別でのディテール違い】という男好きする魅力や蘊蓄が詰まっているのがジャングルファティーグなんです!!
もっと言えば、斜めに付いた胸ポケットでプロダクトとしてのアイデンティティを1発で知らしめてくるのも、ニクすぎる!!(爆)
というわけで、ここからは10年という短い採用期間にも関わらず、世界中のファッションフリークがこぞって熱い視線を送るジャングルファティーグのワクワクポイントを整理してみましょう。
年代によってディテールが異なるジャングルファティーグ
では、早速ジャングルファティーグのおけるディテールをご紹介して参りましょう。
とは言え、実はジャングルファティーグには大きく5つの世代があって、各世代でそれぞれ細かなディテールの違いがあったりします。
ただ、そんな違いがあるからこそ【贔屓したい世代のジャングルファティーグ】ってのが見つかるもんで、是非の皆様の好みにハマるジャングルファティーグを探してみてください!こちら。
本来であれば、それぞれのモデルで詳細説明したい所ですが、正直ミリタリー物となれば私奴よりも格段に詳しい方がゴマンと居らっしゃいますので、ひとまずここではかいつまんだ全体的なディテールを比較してみました。
個人的にはエポレットが苦手なのと、フラップポケット(のボタン)は比翼仕立ての方が好きなので、3rd.以降のモデルが好みですかね。もっと言えば、
- 無骨さを取るならリップストップの4th、5th
- スタイリングの汎用性を考えるならば3rd
といった感じでしょうか。
まぁ、こういったスタイリングへの影響については後述しますが、正直タマ数も減ってきているので、個人的には3rd以降で、状態とサイズが納得できるならどれでもいいけどな!!(猛爆)
実際の雰囲気はこれだけ違う
そんなミリタリージャケットの名作として君臨する【ジャングルファティーグ】ですが、【BDUジャケット】と比較してルックスやディテールはもちろん、スタイリングのニュアンス含めてどこまで差異があるのか?気になる方も多いのではないでしょうか。
というわけで、ここからは私奴が入手した【ジャングルファティーグ(5th.)】と【BDUジャケット】を比較サンプルとして、それぞれの違いをチェックしてみましょう。
サイズチャートはどう違う?
まずは気になるサイズ感から検証してみましょう。
ちなみに、私奴が持っているジャケットはどちらもS-R(Small -Regular)。
というわけで、サイズ感を比較してみました。
結論から言えば、あまりコレといった差はなさそうです。(爆)
まぁこれは軍服という特性上、ファッションを意識したお洋服ではないので時代によってサイズ感が変わらない、、、という事だとは思いますが、現物確認が難しくなってきたジャングルファティーグの着用感をBDUジャケットで代用できるという意味では、ある種の朗報ではないでしょうか。
ちなみに、屈強なマッチョアームを想定してなのか、アームホールが大きめに作られている設計は今も変わらないけどなwwww
気になるポケットのニュアンスは!?
ただ、サイズ感は変わらずともやはりルックス的には差異があって、1番の違いはやはり斜めについた胸ポケットでしょう。
個人的には胸ポケットが斜めだからこそジャングルファティーグは洒落ていると思っていて、ロイヤルネイビーのカーゴパンツよろしく、本来のお洋服ではなかなか見れないデザインにはやはり目が惹かれますよね。
あとはポケットのアクションプリーツ。
BDUはポケット側面のみにマチがついた設計ですが、ジャングルファティーグのポケット中央部にはアクションプリーツが設けられており、ちょっとした味付けとしても嬉しいポイントです。
まぁ元々は胸ポケットは斜めになっていた方がモノが出し入れしやすいとか、ポケットのアクションプリーツで収納性を確保する、、、といった実用性を担保する為のディテールなのですが、そういうのも含めて【機能美と呼ぶに相応しいデザイン性】を持っているのがジャングルファティーグではないでしょうか。
もっと言えば、胸ポケットが斜めになっている事もあってか、ポケットの位置がちょっと高めについているのもポイントで、これにより腰ポケットの位置が相対的に低く見えるのもポイント。
それもあって、ジャングルファティーグの方がウエスト周りが間延びして見えるでしょw(爆)まぁ、バランス的にはBDUの方が整っているのは明らかですかねw
ただ、この間延びしたウエストだからこそのメリットもあって、
- プリーツでボリューム感が増したポケットで重心が下がって見える
- ボリューミーな腰ポケットでウエストのくびれが強調される
といった錯覚的な要素も手伝ってか、ドレスっぽく着こなすケースにマッチしやすかったりします。
実際、海外のスナップを見てもテーラードジャケットの代わりとして羽織るケースも多く、そういった細かなニュアンスの違いが根強い人気を集めている理由なのかもしれません。
着用イメージはどう変わる!?
こんな感じで【ジャングルファティーグ】と【BDUジャケット】のニュアンスの違いに触れてみましたが、ここまで来たら『実際に着用した時に、一体どれだけイメージが変わるのか?』というポイントについても一緒に検証してみましょう!
それこそ、(上述したように)サイズチャート的にはほぼ変わらない訳ですから、いわばポケットの塩梅でどれだけスタイリングイメージが変わるのか、気になる方も多いと思います。
というわけで、ジャケット以外は同じスタイリングのまま、両ジャケットで比較してみました。こちら。
Vゾーンの開き具合が違うので分かりにくいですが、胸ポケットの位置とかで意外と雰囲気が変わって見える気がしませんか??
一点補足するならば、BDUはデッドストックから育てているのでまだ生地に角が立っている(対して、ジャングルファティーグの方がクタクタ感が強い)のは確かですが、やはりこういったタイドアップ系のスタイルにはジャングルファティーグの方が馴染んでいる気がします。
ちなみに、今回の私奴のジャンクルファティーグはリップストップ生地の為、少々無骨な印象なのですが、これが3rdのコットンポプリン生地となると無骨さが緩和されて、こういったキレイめなスタイリングにはさらにマッチしやすい印象です。
一方で、よりカジュアルっぽくスタイリングすると、こんな感じです。
これくらいカジュアルに振ると胸ポケット位置が低くてワークジャケット感のあるBDUの方がハマるんだよなぁ。
まぁ言うて、微妙な差といえば微妙な差なんですけどね wwww(猛爆)
結論;買うならどっち!?
さて、実際に比較してみると全然別モノというのはご理解いただけたかと思いますが、その一方で
今回みたいに比較対象がないと(特に着用イメージの差なんて)分かんねーよ!!
という方だって少なくないのが実情だと思いますwwww(爆)
むしろ、これくらいのニュアンス差であれば、『価格が安くて入手しやすい(いうてアメリカ製だし、バックグラウンドや蘊蓄もある)BDUで十分やん??』と思う方も居られるかと思います。まぁ正直、私奴もその選択が悪いとは思いません。
ただ、あえて誤解を恐れず言うとするならば、、、
買える環境にあるなら、ジャングルファティーグを選んだ方が良いと思うぞ!!
というのも、やっぱり胸ポケットに秘められたルックス的なディテールが大きくって、この特徴的なディテールによって『あえてジャングルファティーグを選んでいるホクホク感』が感じられるのはデカいんですよ。
しかも、このディテールが【見た目で判別できちゃう】ってのがミソで、例え 街中で気が付いてくれる人が100人中1人だったとしても『お!それジャングルファティーグやん?』ってお互いがニヤッとできる状況を想像するとテンション上がりませんか!?
そう考えると(決してBDUをクサしているワケでは無くて)、そういった感情に共感できる人や、そもそも『どっちを買うべきか!?』という疑問が出る人に関しては、、、
ジャングルファティーグを選んだ方が良いぞ!!(2回目)
思えば、自分の趣味嗜好に沿ったスタイリングでコミュニティが生まれたり、お洋服がコミュニケーションツールだった時代は遥か昔、、、と思われがちですが、意外と昨今ではSNSの普及も手伝ってそんなカルチャーが再燃している気がするんですよね。
そういう意味でも、たかがポケットとはいえ【抜かりないディテール選び】から広がるワクワク感ってのは意外とバカにできなかったりするんだよなぁ。
あとがき
今回、結果的にジャングルファティーグを推す格好となったものの、振り返れば私奴もジャングルファティーグに憧れながらも、まずはBDUでお茶を濁していたクチです。(爆)
ただ、そういった遠回りも含めてすぐに入手できないからこそ憧れるのがファッションの楽しみ方だと思うし、そういった憧れのアイテムを念願叶って着用する充足感が楽しいじゃないですか。
一方で、実際に愛用していると BDUにも愛着は湧いてくるし、上述の通りカジュアルなスタイリングではジャングルファティーグよりもBDUの方が重宝するという発見が出るのも嬉しいんですよ。
むしろ、そういった発見の積み重ねで自分のスタイルが形成されていくんだろう、、、と思うと、やっぱり遠回りも必要だと思うもんで、
むしろジャングルファティーグとBDUを両方買う行為は愚行ではなく、慧眼だった気がしてきたわ(猛爆)
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