怒涛の炎天下ウィークが過ぎたかと思えば、今週末はまさかのタイフーン襲来!という、西日本に対する自然の悪意さえ感じるちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
さて、そんな台風の影響もあって今週末は比較的気温の上昇も低くく過ごしやすかったのですが、そんな時でも活躍するべきアイテムといえばやはりTシャツでしょう。
最近では無地TやポケTといったシンプルな洋服が爆発的な広がりを見せておりましたが、3つ子の魂100までとはよく云ったもので、我々の様に思春期にガッツリ裏原ブームに乗っかった世代としては やはりグラフィックTシャツの存在は無視できないように教育されておりますww(猛爆)
それ故、過去にはT1011やGoodwearに代表されるようなシンプル無地Tシャツをご紹介してきましたが、そろそろグラフィックTシャツに対する喪も開けただろう!ということで、今回は長らく続いた無地Tシャツブームのカウンターとも言うべき『プリントTシャツ』についてシェゲナベイベーしたいと思います。
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まるでヴィンテージ!?本場アメリカからの刺客、MIXTA!
世の中における【古着】という概念がヤフオクやメルカリに代表されるような所謂ブランド古着を指すようになって随分久しいですが、まだまだ私奴が高校生当時の頃には 古着屋さん=アメリカの古着倉庫からキロ何円くらいのカーゴで買い取りした洋服を扱うお店 というのが一般的な風潮でした。
所謂ヴィンテージジーンズブームや、ダウンダウンの浜ちゃんのアメカジを真似たハマダーなるスタイル流行した背景もあって、15年位前までは古着屋さんも結構あったんですが、都心部ならともかく私奴の住むような地方都市でいえば所謂アメリカ古着を扱う店舗は少なくなってきており、『アレも一種のファッション・カルチャーだったのか』と一人でメランコリックになることもww(爆)
そんななか、よもやヴィンテージ感溢れるTシャツやスウェットをリリースするブランドに偶然遭遇しちゃいまして、一気に当時の感情までもフラッシュバックさせてくれたのがこのMIXTA(ミクスタ)です!
MIXTAについては後述しますが、結論からいえば、ある種のド変態ブランドです!※全力で褒めてます!(猛爆)
当時を知る諸兄諸姉ならともかく、今までヴィンテージ古着に興味がなかった世代ですらノックアウトさせれる程の実力を秘めているのではないか!と思うくらいです。
MIXTA(ミクスタ)とはなんぞ?
そんな、今回筆をとるMIXTA(ミクスタ)ですが、ブランド自体の立ち上がりとしては、2010年に立ち上がった比較的最近の洋服ブランドになります。
もともとアメリカ古着界隈で活躍されていた本場アメリカ人のお二人が、ロサンゼルスにて立ち上げたTシャツ屋さんがベースとなっており、プリントTシャツやスウェットに特化した洋服作りをされているブランドですね。
冒頭で変態ブランドと称した理由は多々ありますが、その中でもポイントが高い内容を挙げるとするならば、生地や縫製・プリント・染めにいたるまですべて管轄しちゃう!という【変態っぷり】ww いやはや、こういったエピソード大好きですww(猛爆)
更には、長年古着業界に携わっていた方が立ち上げたという事もあって、本当のヴィンテージ品の研究結果はガッツリ反映されているわ、デザインにおいても本当のヴィンテージ品のデザインをサンプリングしてるわと、ヴィンテージ品と見紛う洋服がリリースされているのも納得!!
というわけで、本項ではそんなMIXTA(ミクスタ)の変態っぷりが如何に素晴らしいのか、私なりの視点にて掘り下げていきたいと思います!
変態ポイント①;ハンドプリント&アメリカメイド!
そういえばMIXTA(ミクスタ)については、実は前回のVANSのエントリでもチラっとご紹介しておりました。こいつです!
オートミール色の様なボディにドカンと派手なプリント!
ニューヨークの愛称でもある『BIG APPLE』のデザインがいい感じ!
やはり無地Tシャツが昨今のスタンダートといえど、プリントTシャツ世代としてはこのくらいのプリント面積がある方が気持ちいですねw(爆)
MIXTA(ミクスタ)を立ち上げたお二人も『アメカジの醍醐味はプリントにある』という思想を掲げていることからもプリントに対するアツい意気込みを感じる事ができます!
そんなMIXTA(ミクスタ)ですが、こういったプリントの【デザイン】も然ることながら、さらに素晴らしい所といえばなんといってもプリントの具合ではないでしょうか。
というのも、かつての古着屋さん巡りにて、少ない小遣いを握りしめて膨大な洋服の中から気に入ったTシャツやスウェットを掘り起こしてきた時分からいうと、【デザイン】にプラスして【プリントの手法】にも惹かれるところが多々あったりするんですよね。
その中でも私奴が一番好きなのが所謂【染み込みプリント】というヤツ!
あの、洋服ボディの上にガッツリ乗っかる様にプリントされる【ラバープリント】は発色も良くてキレイなのですが、私奴は【染み込みプリント】故のかすれ具合がたまらなく好きなのです! コチラ!
これがミクスタの染み込みプリント!
この洗濯や加工によってプリント下の生地が毛羽ってきたりする雰囲気がたまらん!
さらにこの風合いを保つためにハンドプリント(!)というのも超変態ポイントww(猛爆)
もっと言えば上述した通り、このコダワリをアメリカで行う!というプロダクト自体が購買意欲を掻き立てるポイント! 理由は判りませんが、やはり幾つになってもアメリカやヨーロッパにて生産されたモノは魅力が3割り増しに感じてしまいます(猛爆)
もう一つ、ミクスタの洋服を持っておるのですがそれがコチラ
コチラはプリントが毛羽立って立体感のあるフロッキープリント
ベージュのような色味のボディに白いプリントという色合わせのセンスも抜群。
ココンチのスウェットの詳細については後で筆を執りたいと思います!
しかし、こうなるとラバープリントのミクスタも欲しくなるなww(爆)
変態ポイント②;ボディに使う生地まで圧巻!
そんな素晴らしいプリントを行うMIXTA(ミクスタ)ですが、プリントの変態っぷり以外にもどこまでヴィンテージを追いかけるんだ!という変態ポイントは多々あります!
その中の一つはボディではないでしょうか。
Tシャツのボディといえば、我々裏原ブーム世代ではお馴染みであるWネームの先駆けで、チャンピオンやキャンバーといった市販の無地Tシャツに、各ブランドがプリントしたTシャツが売られていたのもあの時代ならではかと思います。
それもあってTシャツのボディについても色々と夢中になった背景もあり、色々と日常生活に役に立たない知識を吸収したりしましたが、その甲斐もあって良くわからないディテールに凝る偏屈になってしまいましたwww(猛爆)
ただ、ミクスタにおいては、そんな私奴が熱中した丸胴編み云々を超える様な変態っぷりが発揮されております。コチラ!
上記でも触れた、この生成りっぽい生地。
これこそがココンチのコダワリの真骨頂。
というのも、ミクスタの白色のTシャツは何れも生成り色の【スカワ−コットン】という生地を採用しています。【スカワ−コットン】というのは綿花から糸を紡ぐ時に、綿花のカスを敢えて取り除かない生地を指します。
技術の発達した昨今であれば、綿花カスの除去技術はモチロン、生地を織った後の漂白なんて工程も通過されていると思いますが、ミクスタからすれば【スカワ−コットン】の採用し、生成り色の生地にてTシャツを作ることすら当時の再現なのです!
スーパー変態です!これは素敵すぎるwww(猛爆)
変態ポイント③;製品の染めだってかかってこい!
そしてもっと言えば、ミクスタは【製品染め】も自社で行う是!なんてコダワリは上述した通りですが、その変態っぷりが垣間見える素敵ポイントがコチラ!
コチラはフロッキープリントを紹介したスウェット。
ベージュというかミルクティーのようなお色が素敵!
こいつに関しては『あぁ、この色の生地を使って洋服を作ったのね』なんて思うのは少々早計。というのもコチラをご覧ください。
分かりにくいですが、身頃合わせにあるタグまで染まってる!
ということは色が付いた生地を使って作製しているワケではなくて、製品化した後に染め加工を行っているってこと!
それ故に立体感のある染めムラや、洗いによる色抜けがチラホラ!
こういった色ムラが素敵です。
これ、当然ネイビーのスウェットはタグがネイビーに染まっていたりと、そんなポイントからもココンチのコダワリっぷりが見えてたまらなくなります。
前回『この夏は新しく洋服買わないでもいいなぁ』なんていいましたが、今回ミクスタの考察を進めるにつれてココンチの洋服がもう一つ欲しくなってきたww(猛爆)
変態ポイント④;サイズ感を現代仕様にアップデート!
さて、MIXTA(ミクスタ)の作り込みの素晴らしさは上述した通りですが、ソレ以外にもココンチの最大の特徴があります。
それこそが【サイズ感】です!
というのも、本場のヴィンテージともなると洗濯による縮みや当時のパターン技術もあってかサイズ感がイマイチ合わない、、、なんて事もよくあります。
例えば身幅は合っても着丈が短いとか、着丈は合っても身幅が大きすぎとかそういうの。
もっといえば、アームホールがダルンダルンのドルマンスリーブのようなスウェットだって珍しくありません。
ジャクソンマティスのスウェットが古着に近いイキフンなので比較!
こう見ると、MIXTAはアームホール含めて幾分シュッとしてる!
こういったサイズ感のアップデートはTシャツよりもスウェットの方が分かりやすい。
昨今のオーバーサイズブームであればそういったサイズのヴィンテージ古着を着こなす事は可能でしょうが、そんな簡単に流行りにのってたまるか!という天の邪鬼な私奴(猛爆)には中々抵抗があったりしますw。
おそらく同じ様にお考えの方も少なくないと思います。そんな方にとってもMIXTAのようなサイズ感を現代風にアップデートした、本格アメリカンヴィンテージ(っぽい)洋服というのは重宝されるのではないでしょうか。
価格帯も案外手に取りやすい!なんだお前はMVPか!
ここまでで最早諸兄諸姉諸君の忘れられない存在となったであろうMIXTA(爆)
ボディもこだわってて、プリントやデザインが最高で、なんならシルエットだって現代的!なんていう打率・打点・HRという3冠王に近い実力者でありながら、アメリカ製という盗塁王にせまる俊足と、手に取りやすい価格というゴールデングラブ賞をも受賞する球界きっての名手っぷり!
いや、ホント。この事実だけ考えると他のスウェットなんて買えないよ。絶対(爆)
ただ、この手に取りやすい価格というのは、スウェットの話ね。
というのも、ココンチはTシャツと、半袖スウェットと、長袖のスウェットという(他にもあるかもしれないけれどww)このラインナップが主力といっても過言ではないです。
その価格帯でいえば、コチラ
・Tシャツ;¥6,000〜¥8,000くらい
・半袖スウェット;¥10,000くらい
・長袖スウェット;¥13,000くらい
これからいえば、長袖スウェットが他メーカーのスウェットと比較しても案外手に取りやすい価格帯なんですよね。(Tシャツや半袖スウェットは少々割高な気がしますがww)
そりゃスウェットの名作、チャンピオンのリバースウィーブにはリバースウィーブの胸熱エピソードがあるんですが、コダワリでいえばMIXTAだって負けてないですし、価格帯としても買いやすいんじゃないかと思います。
モチロンこれは定価なので、セール云々を上手く使うとここから2〜3割程度は安く変えるチャンスもあるもんで、なんなら真っ最中のセールで狙ってみてもいいんじゃないでしょうか。
もっといえば、ココンチのデザインは本物のヴィンテージ品からサンプリングしたデザイン故に、大きく流行に影響されることもない!というオマケ付き!
という事は今年買っても来年以降もガッツリ着用できちゃう!というのは大枚はたく購入者サイドからすれば嬉しい限りですよね!
本エントリをみてチョットでも『おっ?』と思った方。
MIXTA、本気でおすすめです。
あとがき
今回、敢えてエントリ内にて価格について触れましたが、正直、値段のことはあまり書きたくなかったんですwww だってTシャツ1枚に¥7,000というのは洋服好きな方ならまだしも、それよりも低価格で素晴らしい洋服がある事を考えると、なかなかハードルが高いじゃないですか。むしろ、その時点で物欲候補から外れちゃうことだって予想できちゃうので、、、
ただ今回改めてMIXTAについて筆を執ってみて思ったのが、ココンチのスウェットに関してはホントに狙い目だと思うんです。 アメリカ製のリバースウィーブの赤タグだって1万円チョットですから、それから考えてもMIXTAだって値段と出来栄えのバランスが取れた名品だと思っています。
私奴も家庭を持つ立場ともなると、自分の好き勝手に欲しい洋服ばかりも買えませんので(とはいっても買っていますが(猛爆))、今後MIXTAの値上げだけは無いように!!と切に願うばかりです。。。
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