季節ははやくも7月。全国的に梅雨入りが遅かったとはいえ、梅雨さえ明ければ夏!ナツ!奈津!(誰?爆)
どうも!『薄着、背伸び、チョイ開放的、テキーラ!』を合言葉に、サマージャム’95を夏のアンセムにしてしまうビーチボーイズ、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。(猛爆)
さて、そんな遠足前夜の小学生よろしく夏を待ち望んでいる私奴ですが、何故そこまで夏が恋しいのか!というと、、、
『アロハシャツが着れるから!!』
これです!(猛爆)
決して女性が薄着になるから!とか、海にけばサングラスで視線を隠しながら眼福な散歩ができるから!とか、そういったヨコシマな理由じゃなありません!(棒)
というのも、アロハシャツって夏しか着れないじゃないですか。
そりゃ冬でもインナー使いは可能ですけど、ハワイならまだしも日本だと季節感もありますので、やっぱり夏の風物詩だと思うんですよ。
一方で、レインスプーナーに代表されるコットン生地のアロハシャツならまだしも、アロハシャツ生地の代表格ともいえる【レーヨン】ともなると、洗濯含めてちょっと二の足を踏んでしまう!という方も少なくないかと思います!
しかし!
よもや今日現在において、声を大にして言えることがあるとすれば、
レーヨンの自宅洗濯は全然難しくない!
これです! いや、ホントです!!
だって、ホームクリーニング素人の私奴でもキレイにパリッと仕上がらせる事ができるくらい簡単なんですよ!
というワケで、今回のエントリでは、皆様が身構えるレーヨンの洗濯方法について、実際にやってみて分かった注意点と、勘所を一挙大公開してみたいと思います!
これぞ、ホームクリーニングの完全保存版!
コレでこの夏はアロハシャツもガンガン着用できちゃう是!!
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レーヨンは取扱が面倒くさい!

さて、では早速レーヨンの洗濯方法をご紹介、、、とする前に、予備知識としてレーヨンという生地がどういったモノなのか、おさらいも兼ねて説明しましょうか。
多分ココが分かっていた方が、後々の工程も頭に入りやすいかと思いますので。
そもそもレーヨンとは、独特の”とろみ”のある質感と光沢が印象的な生地の事で、古くは人造シルクと言われた人類最古の合成繊維というのは皆様ご存知かと思います。
もっといえば、作り方も独特で、乱暴に説明すると『木からとれた繊維をドロドロにした後、薬液のなかで細く紡糸したもの』という理解で遠からずかと思います。
それ故に『天然素材で作られた生地なのでお肌にやさしい』とか『埋めると土にかえる』とか、地球に優しそうなイメージで語れるのがレーヨンの特徴ですね。(とはいえ、レーヨンを作る際に使用する薬品の毒性が強いとかで、トータルでみると環境に優しいのか厳しいのか分からんというオチwww)
ただ、そんなメリットがある一方で、デメリットが結構面倒くさいのもレーヨンの特徴!
というのも、上述した紡糸方法でお分かりかと思いますが、極論をいえばレーヨンって紙に近いんですよ。 なので
- 吸水性が良い為、乾燥時にシワや縮みが起きやすい。
- 水に濡れた時の強度が弱い(乾燥時は綿と同レベルの引っ張り強度に対して、濡れた時は綿の半分程度まで低下)
といったデメリットがあります。
もはや、ここまで聞くと既にピンと来た方も多いかと思いますが、こういったデメリットを鑑みて、一般的に『レーヨンの水洗いはご法度!』と言われているワケですね。

こんな感じで汗をかいて(濡れたまま)乾燥しちゃうと、こんな感じに襟にシワが残っちゃうwww
とはいえ『自分でメンテナンス出来ずして洋服好きといえるか!』という事で、上述した特性(デメリット)を理解した上で、洗濯工程について考察していきたいと思います
いちいちクリーニングなんて出してられない!ホームクリーニング手順はコレだ!

上述の通り、濡れるとシワになったり強度が低下しちゃうレーヨン。
洗濯表示を見ると基本的には上の写真の様な【水洗い禁止】の表示が付いている事が多いです。
タライに×マーク。これがウワサの水洗い禁止令か。
ちくしょう!勿体ぶった洗濯表示だなwww!
しかも、洗濯表示だけを信じるならば、レーヨンはドライクリーニングでしか洗濯できない、、、という事になるんですが、そもそもドライクリーニングって油性の汚れ(マジックのインク等)をクリーニングする際の手段じゃないですか。
むしろ、ドライクリーニングでは汗の様な水溶性の汚れは落ちにくいですし、夏用の普段着であるアロハシャツで汗をかくな!というのはそもそも無理ですwww
というわけで、そんな暴論は お上が許してもちゃん貴が許さんぞ!という事で(爆)、水洗い禁止の不満を解消するべく 満を持して家庭でも水洗いを決行する事と相成りました!
まぁお約束として『コレで型崩れや縮みが出ちゃっても私奴は責任は取れませんので、あくまで自己責任で!!』とは書いちゃいますが、そうならない為にも全力で説明したいと思います!
STEP①;洗濯液を作る!
では早速、レーヨンを選択する為の洗濯液から作っていきたいと思いますが、『家でレーヨンを洗うぞ!』となった時に有ると便利な道具がコチラ!

そう、タライ!
TA.RA.Iです!
ユアマイソゥソゥ!いつもすぐそばにある!(違う)
これはダイソーで150円で購入したヤツですが、Amazonだとこんなのも有ります。
THEタライwww ドリフのコントで使うような出で立ちがステキ!
ちなみにタライは、今回の様にアロハシャツの洗濯はモチロン、冬場はニットの洗濯にも案外使い勝手が良いので、小さめでもイイのでひとつ有ると非常に重宝します。
で、そんなタライに入れるべくはコレ!
エマール!所謂オシャレ着用の中性洗剤ですね。
キャップのメモリで20mlくらいをタライにいれて、あとはシャワーでグワーっと。

シャワーの水流で一気に泡立ちますwww
これ、私奴は泡立てた方がイイと思ってやってますけど、真相はどうなんでしょ。
ちなみに、お水でやりましょう!
お湯とかぬるま湯にしちゃうとレーヨンから色が出ちゃいそうなので。
お水でも結構キレイに洗えますよ。
こんな感じで洗濯液の完成!!!!
STEP②;アロハ投入!やさしく押し&揺すり洗い
洗濯液が作れたら、早速アロハシャツを洗濯液の中に投入していきましょう!
この時、皆様一度は『このままアロハを洗濯液に漬けちゃうと、もう後には引けなくなっちゃう、、、!!!』とおっかなびっくりしちゃうかと思いますが(爆)、もうここは腹を括って行きましょうww エイ!!!!

ラフに折りたたんでポイーと。
コレでもう後には退けない!www
とはいえ、一度洗濯液に浸けてしまえば もう洗うしかない是!という事で、おしゃれ着洗い界隈ではお馴染みの押し洗いでジャブジャブと。
たまにゆすってみたり、ひっくり返してみたり、生地の目の中に洗濯液を通過させるようなイメージで洗います。(擦るのは生地が痛むので絶対ダメだぞ!)
ちなみに、、、
ここでポイントがあるとすれば、アロハシャツは洗濯液に投入する前にフロントボタンはキチンと留めておいてください。
というのも、正確に言えば この洗浄工程ではボタンを留めておく必要はないのですが、後の脱水の際にはボタンを留めていた方がやり易いですし、そもそも水を含むとボタンが留めにくくなるので、事前に留めておいた方が簡単ですよという事。 ココ、テストにでます!
そんな押し洗いも、だいたい3分程度でしょうか。
ある程度洗い終わると、すすぎに移ります!
STEP③;すすぎは十分に!
押し洗いが終われば 次はすすぎ!
洗濯液を流して、水でジャブジャブとすすぎましょう。

最初こそ生地に染み込んだ洗濯液が泡立つのですが、2・3回くりかえすと徐々に泡立ちも収まってきます。
すすぎでも押し洗い(?)が前提。
水を含むと生地が重たくなって、摩擦も大きくなるので、生地が破れないよう慎重に。

ここまでくるとすすぎも完成かな!
かるく絞って大まかに水気を切ります。
そして、すすぎの後は超需要な工程、脱水に移ります!
STEP④;超重要!伝家の宝刀タオル脱水!
さあ、きました!これぞアロハシャツ洗濯における重要ポイント!
世の中には洗濯機で1分間だけ脱水を、、、といった記事も見かける事はありますが、個人的にはオススメしません。
というワケで、ちゃん貴がおススメする脱水方法はこれ。
題して、バスタオルでポンポン脱水!!! 手順がコチラ。

まず、平たい箇所にバスタオルを拡げて、その上にアロハをセット。
浴槽のフタの上とか具合よかったですよwww
で、ここからが重要なのですが、このタイミングでキチンとシャツのカタチは整えておいてください! というのも、脱水工程で付いたシワやヨレは、乾燥後の出来栄えにバリバリ影響しますから!

私奴は襟だってキチンと閉じちゃうww
ヨレている所はちょっと引っ張って伸ばしたり。

で、カタチが整ったらその上からもう一枚のタオルでサンドイッチ。
表裏のタオルでアロハに含まれた水気を吸い上げるイメージです。
レーヨン自体は吸水性が高い素材とはいえ、これだけでも結構イイ感じに脱水できちゃいます。コレがウワサの毛細管現象ですね。知らんけどww(爆)
バスタオルでポンポン脱水、テストにでます!
STEP⑤;乾燥→生乾きからのアイロンプレス!

そして乾燥。
基本的には平干しが推奨されているレーヨンですが、アロハシャツであれば私奴は平干しよりもハンガー派。
というのも 平干しの場合、着丈に縮みが出そうなのでハンガーに吊って重力で身頃の縮みを抑える作戦です。
ちなみに、ココでもハンガーに吊る際は十分に形を整えてくださいね。
あ、それと室外干しだと突風でハンガーからシャツがズレてクセが付いちゃう可能性があるので室内干しの方がイイかも。
で、ここから乾燥させていくワケですが、上記の脱水と合わせて2つ目の重要ポイントがコレ。
若干生乾きの状態でアイロンプレスに移行すること!!!
まぁコレは細かいシワもアロハの魅力だからアイロンは要らない是!という方であればすっ飛ばしてくれてもOKなのですが、やはりヨレやシワはアイロンかけをした方が全然キレイに仕上がります。

我が家のドライアイロン。
そもそもスチーム機能がないので、そういう意味でも生乾きの状態がイイww
アイロンで乾燥時間を短縮できるのも◎
で、ココでもハンガーにかけていた事でヨレが出るケースもありますので、生乾きの状態でもキチンとカタチを整えてプレスします。

レーヨンは熱で光沢が無くなっちゃうことがあるので温度設定;弱。
さらに当て布は必須です。なんだよデリケートだなwww
ただ設定温度が弱とはいえ、軽くプレスするだけでシワは伸びるし、カタチもいい具合にキマってくれるので、アイロンのし甲斐は有ります。
その結果がコレ!

アロハ特有の開襟部分がパリッとしながらもふわっと。
イイ感じに洗い上がりました!!!
シワのない身頃も気持ちいいですね。
レーヨンは取り扱いが面倒くさい!リターンズ!(爆)
こんな感じで、いかにも上手に洗濯できましたよ!なんて匂いをプンプンと醸しているエントリですが、実はちょっと失敗した箇所もあったりするんですwww(猛爆)
コチラ!

うーん、右肩部分がチョットほつれてしまったww
脱水の際、このほつれに気が付いたので、押し洗いの際にグイグイやり過ぎたか、、、
幸い、このほつれが目立って着れない!なんて事にはなっていませんが、Tシャツやコットン生地のシャツでは同じように洗濯してもビクともしなかった事を考えると、やっぱりレーヨンという生地は強度面からみてもデリケートな素材なんだなぁ、、、という事を再認識しました(猛爆)
改めてレーヨンの取扱いが面倒くさいなwww(猛爆)
あとがき

さて、今回はレーヨンのアロハシャツを洗濯してみたものの、上級者ともなればコットン生地のドレスシャツさえ手洗いするのがホームクリーニングの世界。
コットンシャツはネットに入れて洗濯機ポイーの私奴とはレベルが違う是www
ただ、そんな手間のかかる【手洗い】ですが、ジツはコレにはいい所があって、それは生地へのダメージ低減はモチロンなんですが、イチバンは洋服に対する愛着がメチャメチャ増す事ではないでしょうか。
手間のかかるヤツ程愛しい、、、とはよく言ったもので、洗濯は面倒だけど、その面倒を乗り越えても着たい!という洋服はやはり着ていてテンションもアガります。
もっといえば、こうやって洗濯(メンテナンス)したよなぁ、、、という思い出も満足度をあげてくれるというか。
今回タライを手に入れた事により、今後は手洗いする機会が増えそうですww
とりあえず、この冬はアンデルセンアンデルセンでも手洗いしてみますか。
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