こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
皆さんは、ちっちゃいメカ構造は好きですか?
私奴はバリバリ惹かれるタイプです(爆)
それこそ、私奴の好きな機械式時計はその筆頭ですし、他にも自転車やクルマ、はたまたギターやアンプといったガジェット(?)関連に惹かれるのも、紐解けばメカや電子回路といった機構にウズウズするタイプだからでしょう。
そんな私奴ですが、上述したプロダクト以外にもうひとつだけ『広い意味ではメカ機構として括れるであろう大好きなアイテム』があります。
それが、筆記具です。
かつてモンブランのボールペンや、最近ではスキルクラフトのボールペンをレビューした事がありますが、そんな筆記具関連の中でもまだレビューしていなかったアイテムがありました。こちら。
クロスの【クラシックセンチュリー】です。
クラシックセンチュリーといえば、『おじいちゃんの家に行けば一本くらいは転がっている、ちょっといいボールペン』といったイメージのアイテムでして、私奴よりも一回りくらい以上の方であれば、直接買わずとも頂き物としてお持ちなケースも少なくないボールペンでしょう。正味、そこまで珍しいモノではありません。
かくいう私奴も、15年以上前にカメラを購入した際にキャンペーンで頂いたのがコイツとの出会いだったのですが、当時こそ『おっさん臭いボールペンだなぁ、、、』と眠らせていたものの、改めて見たら『コイツ、意外とイケてないか?』とマイブームが起きたのが3年前くらい。
むしろ、
- ズシっと手ごたえのある上品な見た目
- 新品でも3,500円、中古市場だと1,000円くらいから買える
- 永久保証で壊れても無料で修理してくれる
- 非公式カスタムで遊べる
という(詳細は後述します)、とても1000円で買えるとは思えない【端正なルックス】と【アフターケア】、更には【面白さ】も兼ね備えたナイスなボールペンだったりするんです!
正直【クラシックセンチュリー】自体は、本ブログの様なレビュー系ブログでも大きく取り扱われる事が少ないアイテムですが、逆に言えばこれぞ まだ世間に気付かれてないスーパー穴場プロダクト!!
というわけで、今回はそんな【クラシックセンチュリー】について、皆様の青田買い(爆)をお手伝いするべく、私奴が知りうる最高の楽しみ方や素晴らしさをハイカロリーにご紹介したいと思います!!
ってか、これでクラシックセンチュリーが流行ったら、めちゃめちゃ面白いな!!
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クラシックセンチュリーって何!?
アメリカ最古の筆記具メーカー。
これは、今回の主役となる【クラシックセンチュリー】をリリースするCROSS /クロス社のキャッチコピーなのですが、最早この言葉だけでもアメリカ好きの皆様にはグッとくる謳い文句ではないでしょうか。
それこそ、アメリカ最古というだけあってクロス社の創業は1846年。なんなら再来年(2026年)には創業180年を迎える大老舗です。そして、そんなクロス社の歴史の中でもこの【クラシックセンチュリー】と言われるモデルはとても節目の大切なモデルでして、“センチュリー”と名の付く通り、、、
クロス社が100周年を迎えた1946年に発売された、アニバーサリーモデルだったりします。
ちなみに、通常のアニバーサリーモデルであれば限定発売みたいなノリを想像してしまいますが、クラシックセンチュリーは定番モデルとしてリリースされ続け、現在でも発売されているオバケロングセラーモデルにまで成長します。
しかも、80年前にデザインされたプロダクトでありながらも『ペン軸をツイストさせてペン先を出し入れする基本機構』が未だに現役バリバリで展開されているのも胸熱ポイント。強いていえば、ロゴ刻印等のマイナーチェンジこそありますが【基本構造は80年前に完成していた】というエピソードにはグッと来ずにはいられません。まさにアメリカを代表する名作ボールペンです。
現行品は中国生産になっていますが、市場にはまだMADE IN USAのクラシックセンチュリーがゴロゴロ転がっているので、MADE IN USAモデルを狙って掘り当てるのも一興。
ってか、リリースから80年が近いって事は、あと20年したら名実ともにクラシック&センチュリーになるやん!!(爆)
華奢&コンパクトがエレガント
また、コイツの特徴はもう一つあって、それこそが他のボールペンとは一線を画すペン軸の細さでしょう。
それこそ、現在の主流となっているちょっと太めのボールペンに慣れた方にとっては、鉛筆を彷彿とさせる細さのコイツにはちょっとギクシャクしますが、慣れるとこの細さがクセになるんですよね。
また、長さも13cmとややコンパクトで、それこそ、以前ご紹介した米国政府御用達のスキルクラフトとほぼ同じくらいの大きさです。
なにを隠そう、スキルクラフトの比較画像にも登場していたのがクラシックセンチュリーで、1番手前にあるのが定番のクロムめっきモデル。
モンブランよりも細くて10mmくらい短いのですが、金属で出来た上品な質感や華奢な細さがむしろエレガントでしょ。手帳と一緒に持ち歩くのもアリだし、ジャケットの内ポケットに刺しても大きくシルエットに響かないのも良い!
しかもアメリカ製のアイテムにありながら加工精度がビタビタに仕上がっているのにも触れずはいられません。
ツイスト機構故に、ペン軸は上部と下部に分かれるのですが、、、
はめ込んだ際に、双方のパーツがピッチリと隙間なくハマるのがスーパー気持ちいい!!
ちなみにコイツの製造国は、1番左が現行の中国製で、中央と右側が MADE IN USA!!
正直、アメリカ製アイテムの寸法精度はあまり信用していない(爆)私奴ですが、このビタ揃いな精度と品質管理は驚愕すぎる。それこそ中国生産となってもこの精度は健在です。やるなクロス。
もっと言えば、歴代大統領も愛用したと言われるのがクロスのボールペンで、中でもオバマ大統領が愛用していたのもクロス社のボールペンです。
まぁ、モデルはぜんぜん違うけどな!!(猛爆)
千円〜数十万円まで!?豊富なラインナップ
そんな、上品なルックスと、安心の品質監理下で生産されるクラシックセンチュリー。
なんなら高級筆記具メーカーであるクロス社のアイテムという事で、購入に際してちょっと身構えちゃったりするケースも有ろうかと思います。
しかし、クラシックセンチュリーの物欲ポイントはもう一つあって、、、
新品が3,500円くらいから買える、お手軽さも魅力なんです。
むしろ、オークションサイトやフリマサイトでは数百円で買えちゃうケースだって珍しくないクセに、実物はズッシリしたフルメタルのペン軸という事で、この価格帯で手に入るボールペンとしてはかなりオススメです。
しかも、クラシックセンチュリーはラインナップの展開も上手で、
- 定番のクロムメッキモデル
- クリップに23金めっきが施された貫禄モデル
- 樹脂ボディの落ち着きモデル
と、幅広いラインナップがあるのも嬉しいポイントです。
クロムめっきモデルと、樹脂ボディモデル。
クリップと口金(ペン先)がゴールドになった“メダリスト”と呼ばれるモデルも上品でカッコいいです。
もっといえば、(昨今の貴金属高騰を背景に)現在公式サイトからラインナップが外されているものの、過去にはめっきコーティングよりも20倍以上の厚み(スーパー贅沢!!)の金属膜でコーティングした【金張り】という技法を使ったハイエンドモデルもありました。こちら。
私奴が所有する14金張りのクラシックセンチュリー。
クリップの上には『1/20 14KT GOLD FILLED』の刻印があって、これは『総重量の1/20(つまり5%)以上は14金が使われているよ!』というまさに現物資産(爆)となりえる代物!!
しかも、金張りのラインナップとしては、
- 10KT GOLD FILLED
- 12KT GOLD FILLED
- 14KT GOLD FILLED
- 18KT GOLD FILLED
というガチの贅沢仕様はおろか、まさかの
- シルバ−925の無垢材
- 14金の無垢材
- 18金の無垢材
でペン軸を作っちゃった!(爆)という、ン十万の価格で売られるプレミアムモデルも存在するのも【THEアメリカ的】でヤバいでしょ!?(猛爆)
まぁ無垢材モデルはネタ感があるとしても、客観的に見ればいつの時代もシンプルな【クロムめっきモデル】がオススメです。ただ、実際に手に取ってみると金張りモデルもイヤラしさを感じないギリギリの塩梅で仕上がっているので、、、
- ボールペンは金張り
- シャーペンはクロムめっき
という使い分けも案外オススメですよ!!(わかりやすいしwww)
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利益が出るのか不安になる、まさかの永久保証付き!
また、クラシックセンチュリー(というかクロス社)のオバケエピソードはもう一つあって、ココンチのボールペンは、、、
機構上の永久保証(無料修理/交換)が付いています!!
つまり『ペンとしてスムーズに書く』という機能が保てなくなった場合は、永久に 且つ、無料で修理(今は交換が多いみたい)しますよ!という事ですね。
まぁ(当然ながら)『改造しようとして壊しちゃった』と言った自己責任ケースや、『クリップ部分が壊れた』というペン機構として影響しないケースは保証の対象外になるものの、『ツイストさせてもペン先が出てこなくなった』というクロスあるある(爆)にも、しっかり対応してくれるのは非常に有難いアフターサービス!
ってか、この保証が3500円のペンに付いている、、、ってのがスゴいもんで、
クロスさん利益出てる!?(猛爆)
安価だからこそ遊べるクラシックセンチュリー
一方で、これをやると永久保証の対象外となってしまうのであくまでも自己責任の遊び方にはなりますが、豊富なタマ数があり、且つ、安価だからこそ 自分好みにカスタムする楽しみがあるのがクラシックセンチュリー!!
というのも、そもそもクロスの油性ボールペンってお世辞にも書き心地は良くない(爆)んですよね。
まぁ、正確に言えば 日本製のボールペン(ジェットストリームや、各種水性ボールペン)の書き心地が良すぎるので、それと比べると目劣りしちゃう、、、という説明が正しいのですが、それでも『フィーリングは硬いし、書き始めにカスレたりするのが気になっちゃう』というのは多くのクロスユーザーが感じるデメリットでしょう。
こんな感じで書き始めのカスレは日本製ボールペン(ユニボールやジェットストリーム)の圧勝です。
まぁスキルクラフトも(なんならモンブランだって)この手のカスレ問題なら分が悪いですけど(爆)
しかし!!
このデメリットを解消するカスタムができるのがクラシックセンチュリー!!
それこそ、多くの諸先輩方の知恵もあって、ジェットストリームのリフィル(替え芯)を使える様にできるカスタム手法が確立されています!!!(猛爆)
しかし、デフォルトの状態では、ジェットストリームのペン先(下側)が、純正リフィル(上側)と比べてちょっと太く、ペン先の口金を通りません。
なのでジェットストリームのリフィルを使える様にする為に
- ボールペンの口金(ペン先)を削って拡張する
- リフィルのペン先を削って細くする
という力技カスタムを実施するのが、クラシックセンチュリーにおけるヘビーユーザーの楽しみ方!!
こういった“裏カスタム”という遊びもワクワクするでしょwww(爆)
もっと言えば、クラシックセンチュリーは基本構造が変わらないからこそパーツの互換性が高いのも特徴なので、ジャンク品を格安で入手して、場合によっては自分で分解・修理したり、パーツ取りやカスタムベースに使う、、、なんて楽しみ方だってできちゃう!
まぁ、三菱鉛筆からクロスと互換性のあるリフィルが発売されてはいるものの、書き心地で言えばジェットストリームや水性ボールペンの勝ちは揺るぎないもんで、、、
この見た目で、書き心地はバリバリのお気に入りってのは想像以上に楽しいんだ是!!
あとがき
スーツを着用する様な職種において、男性が付けれるアクセサリーは限られます。
例を挙げると(付ける/付けないはさておき)、結婚指輪や時計、メガネ、ベルト、タイバー、カラーバー、カフリンクス。パッと思いつくのでもこれ位でしょうか。
それこそ、一般的に『アクセサリー』と聞いて想像する【指輪】や【ネックレス】や【ブレスレット/バングル】といったアイテムは、まだまだビジネスシーンでは認められているとは言い難いのが実情ではないでしょうか。
しかし、そんな風当りの強いメンズアクセサリ事情にありながらも、今回ご紹介した筆記具(ボールペン)はギリギリ抜け道となり得る“虎の子アイテム”かもしれません。
ただ、誤解の無いようにいうと、アクセサリに成り得る!とは言ったものの、別に胸ポケットに刺してクリップをキラキラ主張させろ!という下品な意味ではないんです。
あくまでも、『さりげなく取り出したボールペンと、それを扱う仕草がクールだった』と言われる位の塩梅を目指そう是!という意図なので、そこには凝った意匠のギラついたペンは不要です。
むしろそういうシーンには『シンプルで、手に馴染むちょっと上質なペンがいい!』となるワケで、そういう意味だからこそクラシックセンチュリーの
- 華奢で上質なルックス
- 約80年前から変わらない完成された基本構造
- なのに数千円で買えるコストバランス
というのは塩梅が良いにも程があるだろ!!!(爆)
というわけで(繰り返しになりますが)、今こそ狙い目なのがクラシックセンチュリー。
正直、これを紹介する事で、今後私奴が買い難くなるリスクもあるっちゃあるんですが、
これでクラシックセンチュリーが流行ったら、それはそれで面白いよな!!(猛爆)
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