こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
6月に突入し徐々に気温も上昇傾向。皆様も夏服の準備は整っておりますでしょうか。
かくいう私奴は既に準備万端。なんならTシャツ以外にも【夏物の飛び道具】ともいえる名作アイテムまで誘致が完了しております!
というのも、やはり夏になると(特に男性は)どうしてもお洋服が単調になりがちじゃないですか。まぁ、それも気温が高くなると仕方無い事だとは理解しつつも、それでもどこかで捻りは入れたいのが人情です。そして、そんな時に活躍するのが今回ご紹介する【夏の飛び道具】です。こちら。
そう、チマヨベスト!!
チマヨベストといえば、本ブログでもオルテガのチマヨベストをレビューした事がありますが、こういったネイティブアメリカンテイスト溢れるデザインはめちゃめちゃ夏にハマるんですよね。
もっと言えば、今回数年ぶりにインコースにズバッと食い込む破壊力抜群のチマヨベストをゲットできた事もあり、改めてチマヨベストの魅力を再発信できればと思います。
思えば、永らく続く古着/アメカジブームの中でもなかなか注目されないチマヨベスト。
それこそ『アイテムとしてのクセが強すぎるから、、、』という印象で敬遠されるケースもあるのでしょうが、選ぶお色によってはゴリゴリになり過ぎ無いことは是非皆様にも知って欲しい!!
というわけで今回のエントリでは、巷で敬遠されがちなチマヨベストのイメージを刷新するべく、男好きするディテール紹介は勿論、チマヨベストビギナーにオススメなお色についても鋭意ご紹介したいと思います。
もっと言えば、この雰囲気を着こなしてこそアメカジ好きだし、意外と使い勝手の良いアイテムなんだぞ!!!
【関連記事】
サラッと渋色トルフィリオス
というわけで、改めてチマヨベストについて筆を執りたいと思うのですが、その理由が(上述の通り)とてもカッコいいベストをゲットしたから。そして、そのチマヨベストこそが、、、
TRUJILLO’S/トルフィリオス のベストです!
トルフィリオスといえば、チマヨベスト界隈では知らぬはモグリといわれる御三家(オルテガ、センチネラ、トルフィリオス)に挙げられる工房でして、先代のジョン・トルフィリオス御大はその技術から人間国宝に選ばれる程の高い品質を誇るブランドでもあります。
今でも息子さんを始めとする熟練職人さんが手織りでラグを織っており、その生産数の少なさ故に希少価値の高いアイテムとなっています。
今でも続くトルフィリオスの工房。
ネイティブアメリカンの方たちと交流を深めながら共存してきた、、、という歴史を感じる佇まいですよね。まさにファッションと文化遺産が融合したお洋服ではないでしょうか。
今なお手織りの織り機でラグを作っている超老舗。
チマヨベストの歴史についてはオルテガのエントリで触れているので、よろしければこちらも読んでみてください。
ちなみに、そんなブランド背景や歴史もさることながら、実はトルフィリオスには他メーカーには無い贅沢ディテールが搭載されているのはご存知でしょうか。
というわけで、ここからは そんなトルフィリオスの細かな魅力についても全力でアピールしたいと思います!!
脇下に縫い目のない、一枚仕立て
まず、トルフィリオスにおける名物ディテールといえばコレでしょう。
ヴィンテージTシャツよろしくな丸胴仕立て!!
まぁ丸胴仕立てとは言ってもコイツは前開きベストなので厳密に言えば違うんですが、言いたい事はこれ。
なんと、ベストでありながら、脇下に縫い合わせが存在しない一枚生地で作られているんです!! こんな感じ。
肩の部分が縫製されているので全面に広げるのは難しいのですが、後ろ身頃と前身頃がまるっと繋がっているのがお分かりになるかと思います。
一方で、同じく御三家に数えられるオルテガのベストはこちら。
脇下で前身頃と後ろ身頃を縫い合わせるタイプとなっています。ちなみにセンチネラも同じような作り方となっています。
正直、脇下の縫い合わせの有無で着心地が大きく左右されるか!?と言われれば、実際はそこまで差を感じることはない(爆)のですが、それでも
トルフィリオスだからこそこういったディテールが採用されている!という蘊蓄や、この一枚仕立てを実現させる為にどれだけ贅沢に生地が使われているのか、という背景を想像するとグッと来ずにはいられません!!(爆)
メタルボタン3発の着やすい着丈
また、もう一つトルフィリオスの嬉しいディテールを挙げるとすれば、、、
雰囲気抜群のメタルボタンは外せません。
それこそ、オルテガはレザーのくるみボタンが採用されているのですが、(くるみボタンが嫌という事では無いのですが)濃い色のベストならまだしも薄い色味のベストでは黒っぽい色のボタンってどうしても浮いちゃうんですよね。
そういう意味では、このメタルボタンは薄い色味のボディでもスッキリ馴染んでくれるので嬉しい!
ただ、そう考えると『逆に濃い色味のベストを選ぶとシルバーカラーのメタルボタンは浮いちゃうのでは!?』と思うフシもあるっちゃあるんですが、、、
それはソレで以外と馴染んじゃう不思議!!(爆)
まぁコレには【ネイティブアメリカン的なアイテム】と【シルバージュエリー】の相性もあって、意外と違和感がないのも大きいですね。
ちなみに、トルフィリオスに標準で付いているボタンはこんな感じでネイティブアメリカンっぽいデザインが採用されているのですが、世の中には
5セントコインやモルガンダラーコインを加工したコンチョボタンや、シルバー925で作られたコンチョボタンという、男心をくすぐるカスタムパーツも多く存在しており、、、
その気になればカスタム代がゴリゴリに残っている、沼底のふかーいアイテム(爆)だったりしますw
薄めの色味が使いやすい!
こんな感じで、ブランドとしてのバックボーンや蘊蓄、細かなディテールも相まって男好きするであろうチマヨベスト。 一方で、『コテコテな印象が強いアイテム故にどうしてもコーディネートが難しい』と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、実はチマヨベストには
- コテコテな印象にもなり過ぎず
- ビギナーの方でもサラッと羽織れて
- 幅広いコーディネートに馴染む使い勝手の良い色味
という、裏ワザ的な選び方が存在します。それこそが、
薄めのお色のチマヨベスト!!!
それこそベージュっぽいナチュラルカラーはもちろん、薄いグレーや、薄いインディゴカラーなど、明度の高いベストの場合、白Tシャツに重ねてもコントラスト差が少ないのでスッキリ馴染むんですよね。例えばこういう感じ。
コテコテのアメカジ感が出ないが良いでしょ。
なんなら過去にご紹介したオルテガもナチュラルカラーベースだったりするので、私奴がチマヨベストを選ぶ時は薄めのお色を選びがちです(爆)
もっと言えば、このトルフィリオスは部分的に薄いブルーグリーンの様な糸が織り込まれいるのがスーパーお気に入り。
また、ちょっと張り切ってデニムスタイルに合わせる場合でも、、、
この配色故にスッと馴染んでくれるので本当に使いやすいです。
『ベタでゴリゴリなアメカジはちょっと気恥ずかしい、、、』なんて方にもハードル低く着用いただけるのではないでしょうか。オススメです。
そもそもチマヨベスト自体、タマ数が多くないアイテムなのですが、例えばこの辺りとか、、、
コイツとか、、、
サラッと合わせるには結構良いカラーリングではないでしょうか。
あとがき
ちなみに、私奴は今回ご紹介したトルフィリオスやオルテガ以外にもフィルソンやブラウンズビーチといったウールベストはいくつか持っていますが、コレらのベストは意外と春先から初夏にかけて重宝する名脇役だと思っています。
なんなら、フィルソンやブラウンズビーチは冬物っぽいイメージこそありますが、意外とTシャツに合わせても塩梅がよかったりするもんで、そういう意味でもこういったウールベストを拡充しておくと初夏のコーディネートのマンネリは払拭できるかもしれません。
もっと言えば、今回トルフィリオスを購入した事で、奇しくもチマヨベスト御三家の中の二つが揃ったという事で、、、
残るセンチネラも買わなきゃいけない使命感が出てきましたwww←絶対違う(猛爆)
【関連記事】
コメント