どうも、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
前回のエントリにて鼻息荒くご紹介したオルテガのラグベスト。
よもやの海外ドラマの如く続編(シーズン2)を匂わせつつ切り上げた前エントリ(シーズン1)でしたが(爆)、今回は予告通り【オルテガのベストの洗濯手順】についてご紹介したいと思います!
とはいえ、内容からいえば 先日アップした【レーヨンのアロハシャツの洗濯手順】と大きく変わる事はありませんが、実際に経験してみると『ラグベストならではの注意点やコツ』がアリそうなので、そのあたりを重点的に補足説明できればと思います!
というわけで、いつもなら関係ない話題で間延びする本導入文ですが(爆)、今回はサクっと参りましょう!
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というわけで勢いよく始まった本エントリですが、いざライバルとなりそうなサイトやブログを探してみても、案外ラグベストのホームクリーニング方法をパリッと記載したエントリって見当たらないんですよね。
いやコレ、ジツは私奴もちょっと困ったんですよwww
というのも、今回オルテガのベストの自宅洗濯の決意をしたものの、どういった方法で洗濯したらいいものか私奴も手探りでしたwww(爆)
まぁとりあえずググってみるwwという初歩的なアプローチはしてみたんですが、上述の通りそれっぽいサイトは全然見当たらないというオチ。
ただ、アロハシャツの時もそうでしたが、『家で洗えないモノはない!(猛爆)』を合言葉にしている私奴。
ラグベストの選択手順を記載したサイト(というかページ)が無いなら作ればいいじゃない!と言うことで、前回のアロハシャツに続き ラグベストの洗濯方法までも、私奴の実際の洗濯結果を元にご紹介しようではありませんか!
STEP①;仕事は準備が8割!まずは下準備にボタンの前処理!
さて、仕事は準備が8割とはよく言ったモノですが、過去に筆を執ったアロハシャツの洗濯と大きく違ってくるポイントがあるとすればコレじゃないでしょうか。
ボタンの前処理!
というのも、オルテガのベストってフロントボタンが【レザーのくるみボタン】になっているんですよね。
私奴のベストは黒いレザーのくるみボタン。
このまま洗濯液に漬けるのはチョット気が引けるな、、、
といってもレザーは水洗い可能ですから 別に洗濯しちゃっても然るべきタイミングでオイルアップしてやれば問題ないのは分かっています。
ただ、なるべくダメージは最小限に抑えたいよね!という事で準備したのはコレ。
アルミホイル!
よもやコレでピンと来た方も居られると思います。
そう、クリーニング屋さんにてお馴染みのボタンのアルミホイル保護を行います!
作業内容は至って簡単。
小さく切ったアルミホイルをボタンに被せるだけ。
こんな感じでくるみボタンを覆いかぶせます。
ただ、誤解の無いように言っておくと、コレでボタンを完全に保護できる!という事はありません。せいぜい洗濯液がボタンに染み込みにくくなる、、、とかその程度で、完全にボタンを保護する事はできません。 ってか、物理現象(毛細管現象)をナメたらアカン!
とはいえ【しないよりはマシ!】という事で、私奴はくるみボタンが付いた洋服を洗濯する際は毎回アルミホイルでカバーしています。
ただ、これも気休めとはいえ、案外この一手間を行う事で洋服に対する愛着が増すというのは洋服メンテナンスのあるあるポイント!
あながち馬鹿には出来ないすww。 皆さんも是非!
STEP②;洗濯液を作ろう!
さて、アルミホイルでのボタンの保護が完了すれば、いよいよ洗濯液の作製に取り掛かります!
そんな時に活躍するのは、やはりタライとエマール!
我が家のホームクリーニングの鉄板グッズ!
ダイソーのタライ(¥150)のサイズが大きすぎず、小さすぎずな絶妙サイズ!
コレに規定量の洗剤を入れてシャワーでグワーっと泡立てます!
ココまでは前回のアロハシャツの洗濯の時と同じですね。
ちなみに、今回は本格的な洗濯(汚れ落としとオイニー対策)が主目的だったので、思い切ってぬるま湯で。
コレはアロハシャツの洗濯のエントリでも触れましたが、洗濯液さえ作ってしまえば後は腹を括るだけ!
そういえば、こういったシチュエーションの際にちょっと勇気をくれる便利な言葉があったのを思い出しました。皆様、ご唱和ください!
『おっと!手が滑った!!!!!!』(猛爆)
STEP③;押し洗いは大胆に!!ただし擦ったらダメ!
そんな洗濯液にベストを投入した後はグイグイと押し洗い。
ウールはレーヨン程にデリケートに扱う必要はありませんが、ラグベストが毛玉まみれにになっているのはカッコよくない!
というワケで、ここでも基本は押し洗いで洗っていきます。
擦っちゃだめですよ。
前の持ち主さんはあまり洗わなかったのでしょうか。
この時点で水が結構黒ずんできますwwww
ちなみに、私奴は合計で2回、この工程を通過させましたwww
というのも、1回目の洗濯の際は(洗濯液のすすぎが甘かったのか)、乾燥させる際に雑巾のような異臭がwww 即座に2回目の洗濯と相成りました。(爆)
2回目の洗濯をクリアした後はフレッシュなオイニーに変わりましたので、どうもヘンな匂いがする!という方は複数回のチャレンジをオススメします!
STEP④;すすぎを制すモノは匂いを制す!
さて、押し洗いが終わった後はすすぎ工程。ええ、このすすぎ工程はスーパー大切です!
上述の通りすすぎが甘いと せっかく洋服はキレイになったのに、うす汚れた洗濯水が生地の中に留まっちゃって異臭騒ぎに発展する可能性があります。
もっというと、ウールの目がガッツリ詰まったラグベストですからその懸念は通常のニットよりも必然的に高くなります。それこそ、私奴は2回目の洗濯の際はこれでもか!!!というくらいすすぎました(爆)
皆様もシャワーやタライを使ってしっかりとすすいでください。
そして、この後はアロハシャツの際にも最重要工程として紹介した脱水に移るのですが、本格的な脱水工程に移る前に、余分な水分は取っておいてください!
というのも、ラグベストともなると水分含有量がハンパないんです。
アイテム的にギューっと絞る!なんて事も出来ませんし、軽く水を切ったくらいではまだまだビッチャビチャに水を含んでいます。
なので、できるだけすすぎの際に水気は切っておいて貰った方が効率的です。
STEP⑤;タオルで脱水!洗濯機はなるだけ回避
さぁ、ここでも登場します!ちゃん貴名物【タオルでポンポン脱水!】
ただアロハシャツと違って質量が多いだけ水分の含有量が多いのか、脱水には結構なタオルを使いますwwww
バスタオルの上においたすすぎの後のベスト。
2枚以上のバスタオルがビチャビチャになるくらいの水分量です。
裏から表から、ポンポントントンしてください。
ここで擦っちゃうと、ウールが毛羽立ってきちゃうので、あくまでも叩くように。
とはいえ、若干の毛羽立ちは出ちゃうかもしれませんけどwww
STEP⑥;乾燥
これもアロハシャツと同じですね。私奴はハンガーで干す派でして、着丈の縮みを重力にて緩和してやろうという魂胆です。
ただ、この乾燥において、アロハシャツと異なる事があるとすれば、それはズバリ
ベストの中の水分含有量!!!
というのも、上述した脱水にてしっかり目に脱水したつもりでも、乾燥の際に水が滴ってくることがザラにあります。(ハンガーに吊るした状態で、フェイスタオル3枚分くらいの水分量が取れちゃうくらいwww)
ただ、この現象を考察してみるに、恐らくこういった事象ではないでしょうか。
こんな感じでベスト内に含まれた水分が、重力の影響で洋服下部に集中した可能性が高い。
もっというとポインテッドと言われる形状が影響してなのか、ポインテッドの先端部分からポタポタと水が滴る自体にwwww
まぁコレはハンガー干し故の背反かとは思いますので、平干しだったら回避できるかもです。
私奴は部屋干しだったが故、ポインテッドの先から滴る水滴をタオルで給水してましたwww
ちなみに、、、
今回は押し洗い(というか、こすり洗いだと摩擦で生地が傷んじゃうので必然的に押し洗いになるんですが)にてどれだけキレイになるの?というのを疑問に思う方も居られると思いますが、、、
結論としては、思っている以上にキレイになります!
というのも、洗濯前後にて大きく変わったと自負しているのが、この襟の裏のパイピングの黒ずみ。
どうですか、コレ。
個人的にはメチャクチャキレイになったので自分で洗っておきながらビックリしましたww
ってか前のオーナー全然洗濯してねぇな!!!!
ただ、油性の汚れ、、、みたいなモノは落ちにくかったりするので、完全にキレイにクリーニングしたい!という場合はドライクリーニングも併用した方が良いかも知れません。
それでも、日々の汗汚れや排気ガス等の汚れを洗濯する、、、という意図であれば、上記のホームクリーニングにて十分かと思います。
逆に、ろくすっぽ洗濯しなかったが為に出てきたオイニーを他の強い香りで誤魔化す、、、というのは止めたほうが良いですね。
なんだろう。全ての古着屋さんがそういった事をしている、、、というわけではないでしょうが、あの古着屋独特の香りはちょっと苦手です。
気になる洗濯前後でのサイズ変化は如何に!?
ちなみに、オルテガのベストがいかに屈強に織られているとはいえ、基本的にはウール100%ですから、洗濯によって縮み問題が発生する可能性は大いにあります。
というわけで、上述した手順にて洗濯してみたBefore-Afterの寸法の変化がコチラ!
肩幅;36cm(選択前)→ 36cm(選択後) ※変化なし
身幅;47cm(選択前)→ 47cm(選択後) ※変化なし
着丈前;57cm(選択前)→ 57cm(選択後) ※変化なし
着丈前;51cm(選択前)→ 50.5cm(選択後) ※5mmサイズダウン
これ、撮影時の角度の影響もあって写真では洗濯後の縦に縮んだ感がスゴイですが(爆)、実際は5mmしか縮んでないという結果。
いやぁ、案外縮みませんでしたねwww(歓喜)
この理由を考察するに、
①前オーナーが洗濯した時に既に縮み済。今回はもう縮み代がなかった
②メンテナンスの方法が良かったので縮まらずに済んだ
のどちらかだとは思うんですが、新品のカタログ寸法と比較するに、洗濯前のサイズ感と大きく変わらないことから、後者が有力な気がしてきましたww(自画自賛www爆)
そういう意味では、今回のホームクリーニング方法もあながち間違いではなさそうです!
汚れが気になる諸兄諸姉諸君は、是非上記のクリーニング手順を参考にしてみて下さい。
あとがき
というわけで、今回もおっかなびっくりながらもホームクリーニング実施してみたラグベスト。
まぁ一度やってみるとハードルは下がるもんで、ヘンな話アロハシャツでの経験値も含めてチョット自信が付いてきましたwww
流石にスーツ云々のホームクリーニングは厳しいモノがありますが、アンデルセンアンデルセンくらいなら洗えそうだなwww
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