毎度毎度 一つのエントリーを投稿する度に次は何について筆を取ろうか、、、なんて考えながら日々を過ごしております。ちゃん貴です。
今日現在でいえば幸いにも書きたいネタのストックが幾分ありますのでネタが無くて困った、、、という事態には発展しておりませんが、そんな中でも突発的なネタはいつ舞い込んで来るか分かりません。
というのも、鮮度によっては記事ネタの先入れ先出しを無視する事もあったりするんですが、ジツは今回のネタもソレ。(爆)
今回の内容については標題でモロバレですが(爆)、今回は発表されたてホヤホヤのゾゾスーツについて。 コレに関しては、洋服好きと公言出来るほどに洋服を着た事も作った事もない私奴ですら『スゴイものが出てきた!』と関心しちゃう位ですから(爆)、アパレルに詳しい方であれば 更にいろいろと思う所もあるとは思います。
というわけで折角ですが、アパレルに関してはズブの素人である私奴がZOZOSUITSが今後のアパレル業界にどういった変革をもたらして行きそうなのか、素人考え全開で妄想してみようとおもいます。
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ZOZOSUITS(ゾゾスーツ)とはなんぞや?
ゾゾスーツ。かくいう私奴も昨日まで内容はサッパリ知りませんでした(爆)
というのも、22日の休憩中に見たツイッターのタイムライン上に出できたゾゾスーツと言う言葉に『とうとうZOZOTOWNはスーツ(ここでいう背広の意味)の販売でも始めたのかなぁ』という軽い気持ちでリンクを開くとびっくり。
スーツはスーツでもGANTZスーツを連想させる程の全身スーツじゃないか。(爆)
ランやスポーツ用のコンプレッション系のスパッツを彷彿とさせるラインの入った全身スーツでした。コレ↓↓↓
まぁ最初はナニコレ?となりますが、内容を見ると本気でびっくり。
着用するだけて全身のサイズが測長できるという夢のような機械でしたwww
私奴も、過去に一度だけオーダースーツを拵えて貰った時や、シャツをオーダーした際に身体の採寸と言うものは経験した事はありますが、せいぜい身体の上からメジャーを当てるくらいのモノ。
まぁ胸囲やウエスト、腕周りなんかはキュッと測定頂けますが、なるほどゾゾスーツを用いればまさにヌード寸法といえる寸法が取得可能ですね。
昨今これだけネットでの洋服購入サイトやオークションやフリマアプリが台頭してくると、ネットで洋服を買われる方も少なくないですから、そういう方にとっては自身の身体の寸法、もしくは好みのサイズの洋服の寸法目安というのは大切な情報ですよね。
そう言った意味では、このゾゾスーツ、今後のインターネットでの洋服販売における ”試着が出来ない”というリスクを解消するための虎の子なり得る存在ではないでしょうか。
更にはそんな開発品を無料で配布する!というSTART TODAY社の太っ腹っぷりが、ツイッターを始めとしたSNSや各媒体での話題となったのかと思います。
恥ずかしながら私奴も無料という謳い文句に釣られて注文したクチですが(爆)、2着目以降は¥3,000の価格での販売となっていました。おそらく1着目から¥3,000の価格設定ではここまで話題になる事はなかったと思いますし、無料だからこそ洋服に興味の有る方や、オーダー洋服に興味の有る方を一斉に取り込めたのではないかと思います。
この先行無料配布については、かつてのYahoo!モデム配布をフラッシュバックさせる内容ではありますが、Yahoo!でのビジネスモデルが有ることや 時代背景から連想する今後のインターネットでの洋服販売の流れからみても、とてもワクワクする展開が待っていそうです。
今後20年先を考えると、今回のZOZOSUITSの発表は『ゾゾスーツの変』と言われるくらいに近代洋服史のターニングポイントとなったりしてwww
ZOZOSUITSの使われ方を妄想してみた
さてさて、そんなゾゾスーツ。上記の様に自分の身体の寸法を簡単に知ることが出来るのはユーザー、すなわち購入側目線でいえば大きなメリットですよね。
コレによって、購入側としてはゾゾタウンはモチロン、他のブランドの洋服を検討する際にも参考情報として展開できちゃうワケですから。
ただ、ZOZO、もっというと親会社のSTART TODAY社からすれば、ゾゾスーツを無料配布した損失以上のリターンを想定しているんだろう!というのは素人も私奴でも想像が付きます。
というわけで早速、このゾゾスーツがどういった使われ方をしていくのかを勝手に妄想してみようと思います。
逆に言うと、こうなるとイイなぁ的な希望的観測かもしれませんがwwww
妄想その①;洋服サイズの提案と問題点
これはゾゾスーツのサイト上でも明らかにされている内容ですが、この採寸データを元に顧客に対してピッタリのサイズの服を提案する、、、とあります。
貴方にはこのサイズの洋服がピッタリですよ。とかそう言った内容をゾゾタウン側から提案してもらえるのかなぁ、と考える事も出来ますが、私奴には少々違和感があるんですよね。
というのも、そもそも、ピッタリのサイズというのが個人差が有るじゃないですか。
例えばまだまだ世を席巻中のオーバーサイズシルエットはその最たる例で、身体にピッタリと沿うような洋服をジャストサイズと考えるのか、少々肩が落ちるくらいのシルエットをジャストサイズと考えるのかも、単純な数値では決めれないのではないでしょうか。
モチロン、デザイナーや企画者の意向を元に『このくらいのボディサイズの方をターゲットにしました』という提案は可能ですが、購入側がそのシルエットを好むのかはまた別の話なので、結局自身の寸法データと洋服の寸法が分かったといえども、有効活用には可視化というのが課題となってくると思います。
妄想その②;アバターでの試着、シルエットの確認
さて、上記の寸法は分かっても、洋服サイズが顧客の好みと一致するのかは分からない、、、いう問題点を解消するためには、やはり可視化が必要かと思います。
本来、好みのサイズなのか確認する為に、店舗型のショップでは試着が出来るわけですが、生憎インターネットショップではソレも出来ない、、、というフラストレーションの解消の為に、このゾゾスーツが使われるのでは、、、という妄想をしています。
というのも、ゾゾスーツ自体にセンサが多岐に渡って設けられておりますゆえ、このセンサをフル活用すれば、ユーザーと同じ体型のマネキン(アバター)をサイト上で3D表示させる事くらいは容易に実現できるかと思います。
もっというと、販売する側の洋服の各寸法もインプットできれば、そのアバターで試着時のシルエット確認だって出来ちゃうという妄想だって出来ちゃいますww
さらには3D表示故に、360°のあらゆる角度からもシルエットの確認が出来ちゃったりして、コレさえできれば前述した好みのジャストサイズ問題も解消できると思うんですよね。
妄想その③;他ブランドへの展開
で、この採寸データと洋服データとをかけ合わせたアバターでの着せ替えですが、私奴の妄想ではまず、ZOZOのオリジナル洋服ブランドからSTARTするのではないかと思っています。
というのもゾゾスーツと同じタイミングでオリジナルブランド”ZOZO”の発表と言う事ですから、ゾゾスーツのデータを利用できるコンテンツ第1号!というのは想像に堅くない内容だと思います。 ただ、この内容は購入側からしたらとてつもなくメリットの大きい内容ですから、一度ココで味を占めちゃうと、他のブランドでも同じようなサービスを期待する声が上がってくるのが人情でしょう。
そうなると、ゾゾタウンで販売している各ブランドもこのサービスに乗っかろう!という所が出てくるのは時間の問題で、我が社の洋服もゾゾスーツのデータを活用させて欲しい!という流れは止まらないのではないでしょうか。
これは個人的な妄想ですが、そうなるとココでゾゾスーツ無料配布における赤字回復の一端が見えてきて、例えばゾゾスーツの採寸データを用いたコンテンツを利用できるようにするならば、使用料を払え!という風に、各ブランドから使用料を徴収できる、という画を描いているのかなぁとも考えられます。
モチロン、ゾゾスーツによるゾゾタウン全体の収益UPというのも大前提だと思いますが。
妄想その④;既製服のサイズ概念の変化
あと、考えられるとすれば、おそらくゾゾスーツでの採寸データはゾゾタウンで収集されてデータ集計がされるまでは皆さん想像出来ると思います。
これはかなりの数のデータが集まると思うんですが、少なくともゾゾタウンを利用する方の体型データは収集出来るわけで、そうなれば洋服メーカーは需要の大きそうな洋服サイズが具体的に分かるといるメリットもあるのではないかと思います。
いままで漠然としていたS.M.Lというサイズ展開のみならず、SとMの中間サイズに需要が大きければそういったサイズも展開されるかもしれない。
もっというとオーダーメイドシステムが非常に効率化できるので、オーダーメイドの敷居が大幅に下がる事だって考えられます。
オーダーメイドが得意なスーツメーカーと提携して、ZOZOブランド名義でオーダースーツという事だって考えられない事ではないですね。
もしそうなったら安い生地でもいいので、コットンスーツとか本気でオーダーしてみたいwww
妄想その⑤;WEARとの連携
ゾゾスーツのデータ自体、ゾゾタウンの内部で使うとなれば 上記の様な状況が本筋となるような気がしていますが、おそらくSNSでもこのデータは使われて行くのではないかと妄想しています。
というのも、ゾゾタウンの経営会社のSTART TODAYは『WEAR』というアプリも展開してます。 WEARはユーザーがコーディネートをアップしたり閲覧したりできるファッションSNSで、このサイトを元にしてコーディネートの参考にしている方も少なくないと思います。
で、例えばWEARの中で、莫大な支持を得ているユーザーにゾゾスーツの寸法データの提示を要請するとか、もっというとプロフィール欄にゾゾスーツのデータをインプットさせる、という手立てもあると思います。
コレにより、自分のゾゾスーツでの採寸データに近しい人のコーディネートや、着用している洋服のサイズを検索出来たりというサービスも可能となり、コレによりより販売チャンスが増えるという旨味だってあります。
WEARから直接ゾゾタウンにも飛べちゃうし、考えれば考えるほどに本気で使い勝手がいい。
一部のユーザーにはゾゾスーツのデータ開示の対価として報酬を、といったケースも有るかとは思いますが、そうはせずとも ユーザー自ら各SNSでゾゾスーツのデータ開示を行なってくれるケースは多々出てくるでしょうから、そう言った意味でもゾゾスーツの広がり方たるや、スピード感がアリそうですよね。
妄想その⑥;サードパーティーアプリの登場
さぁ、ここまで来ると、もはやサードパーティー製のアプリの登場は避けて通れないのではないでしょうか。
ゾゾスーツで自分の体型データはスキャンした、となれば、あとは洋服のデータさえインプットしてしまえば、スマホアプリ上でアバターの着せ替えを行えるとかそういう事が出来るようになるんじゃないかと思います。割りと本気で。
で、ココで本気でお金のニオイがするのがユニクロとの連携でしょうね。
というのも、ユニクロもオンラインショップにチカラを入れる中、おそらくサイズ感等に不安を覚える方だって少なくないと思います。
いまでこそ、オンラインショップでのユニクロ商品には洋服の各部寸法が記載されていたりするのですが、まだまだ具体的なサイズ感は分かりにくい場面もあるでしょう。
しかし、ゾゾスーツのデータが使用出来れば、アプリ上でユニクロの洋服寸法を読み込ませて 事前に登録したゾゾスーツのデータと掛け合わせることだって可能だと思います。
流石にユニクロとゾゾタウンが提携、、、という事は 今の各社の状況からみても無いと思いますが、それをつなぎ合わせるサードパーティ製のアプリがあればヒットしそうな予感です。
誰かそういったアプリを作成できるプログラマーの方、私奴を企画者として一枚噛ませてくださいwww(猛爆)
あとがき
イロイロと書きましたが、ゾゾスーツ自体は購入側から考えると非常にメリットの大きいプロダクトであることは間違いないと思います。
ただ、このゾゾスーツ自体がインターネットでの洋服販売、もっというと店舗型含めたアパレル業界に対する脅威となる可能性だって有るわけで、試着というメリットすらもネット上で可能となると店舗型ショップの旨味は、洋服の素材感を身をもって体感できる、もしくは店員さんやショップ自体がブランドとして成立している、というポイントしか残らないような気がします。
ただし、前者は今後のテクノロジーの進化でタッチセンサで再現出来たりという未来だって考えられるし、店員さんやショップのブランド化もSNSやブログといった方法で最早ネットに片足を突っ込んでいる状況のため、ますます店舗型のアパレルは厳しい状況となっていくのかもしれません。
これを回避するには逆説的ですが購買層に不便を強いる、具体的にはゾゾスーツへの展開を行わない、、、という判断が各ショップには必要なのかもしれません。
ただし、はやりゾゾスーツに乗っかった方がユーザビリティが上がり販売件数も増えるでしょうからココを拒否するのは相当な判断が必要かと思います。
例えば各ショップのオリジナル商品はゾゾスーツでの試着は可能だけれど、一部商品は対象外、、、とか店舗に足を向けさせる為の考察は少なからず必要かもしれません。
効率化と人情というのは相反するもので 便利になるのも考えものですが、コレが時代の流れであるのならば 乗っかることを前提に考える懐の深さも必要なのかもしれません。
あとがき②
とかなんとか、私奴でコレだけの妄想が出来るゾゾスーツ。
好き勝手妄想を云々書きましたが、個人的にはとても楽しみな内容です。
そうなると、贔屓の洋服屋さんが潰れてもいいのか!と言われるとナカナカ返答には詰まってしまいますし、実際にそうなれば寂しい以外の言葉はありません。
ですが、単純にゾゾスーツというプロダクトを発表したSTART TODAYの社長さんはやっぱりスゴイんだなぁ(爆)、と今回を機に まだまだ完成された様で未完成な部分は多々有って、ビジネスチャンスとなりうる事はゴロゴロと転がっているんだなぁ、と再認識。
こういった近未来が見え隠れするような新しい事は何故がワクワクしますね。
別に私奴が考えたワケでも実現させたワケでも無いんですけどwwww(猛爆)
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