さてさてさて、ブログ停滞記事に中途半端に筆を執っていたストック記事も、そろそろ残りが少なくなって参りました。どうも、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
といっても、やはり印象に残った買い物というのはチョコチョコと筆を執っていた様で、今回の記事はいまでも忘れもしません、2013年の12月30日の出来事ですね。
あれから、もう3年。。。 時の流れは自分が思うよりも早いものです。
さて、2013年AWの物欲解消といえば、まだ記憶に新しい方もおられるかもしれません。長年の物欲解消の本丸と謳ってALDEN(オールデン)を買う為に、清水の舞台から命綱もなく飛び降りた私奴。
オールデンに対する熱い気持ちは過去の記事でアツく語らせて頂きましたが、ジツはこの後にももう一度清水の舞台から飛び降りております。
まさかの清水の2段構え(爆)
正直オールデンが、2013のAWの大型買物のつもりでしたが、まさかオールデンはオータム担当で、ウィンター勢がまだ控えていたなんてwww
いやはや、2013年の秋から冬にかけての散財っぷりたるや、30年に一度といわれる乱痴気っぷりで、膝は笑うわ足も立たないわのバキバキっぷり。
ただ、この散財、ジツはご乱心の様で、ある種一世一代の博打にでたのでした。。。
というのも、皆様もピンとくるかと思いますが、ジツは翌年の2014年の2月に控えたココンチの商品値上がりと、2014年4月の消費税8%化を控えておりまして、このダブルパンチを考えると同じ商品が数ヶ月後にはン万円の出費が増えちゃう!ということで、大胆 且つ、戦略的に判断された物欲解消っぷりなのでした。
今でこそ、この判断は かの諸葛孔明の如し!というのが 専らの評論ですが、サスガに数か月で10万オーバーの靴2足はキツイかった。 これからのむこう10年の買い物は消化試合が決定ですwww
なんちゃって。
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これがJ.M.ウエストンとの出会い
とかなんとか、今でこそ笑い話ですが、ホント当時の支払いは過酷でした。
タンス貯金と当時の冬ボーナスのお小遣いを総動員して火の車を回した記憶がありますが、そこまで苦労して(?)戦略的に手に入れたのがコチラ
泣く子も黙るおフランス製の高級靴。
ご存知、J.M.ウエストン。
というのも、私奴とJ.M.ウエストンとの出会いのきっかけは、仕事で使用していたストレートチップの靴が結構くたびれて来た為、ツイッター上で『ストレートチップの革靴が欲しいのだが、何がおススメだろうか。。。』と漏らした際に、優しい優しい某御洒落紳士にウエストンを紹介された事に端を発します。
それまではウエストンと言えば、ローファー等のカジュアル寄りのラインナップを得意とするメーカーと勝手に解釈してましたが、調べれば調べるほどにコダワリのパンパンにつまったシューメイカーであることが発覚。
ソレまでの自分の無知を恥じながら粛々と情報を集め、冬のボーナスをアテに直営店の門を叩き、その後十分過ぎる接客とフィッティングの末 購入した後悔のない逸品です。
コイツの購入に関しては、前述したとおり 完全に背中を押して頂いた某御洒落紳士のおかげでして、今の時代だからこそ実現した『SNSを経由した全然知らない人からの繋がりによるモノとの出会い』を体感した貴重な経験でした。
SNSでのトラブル等も広く叫ばれてはおりますが、こういった反面があるというのもナカナカ捨てたモンではありません。
J.M.ウエストンの魅力について
さてさて、話を戻してウエストンのレビューに移って参りますが、ウエストンといえばご存知の方も多いと思いますがカーフの質に定評があります。
それもそのはず、世界的にも有名なタンナーである『デュプイ社』のカーフを使用したココンチ。
さらに、聞いたことがある方も少なくないと思いますが、ウエストンには デュプイ社の中でも特に最高級クラスのモノしかあてがわれず、同等レベルの革は、かのエルメスとJ.M.ウエストンが独占しているとかナントカ。
私奴も正直、革の質なんて有って無いようなモノなんじゃないの?なんて思っていましたが、同じくデュプイ社のカーフを使用しているというのが宣伝文句であるインドネシア発の本格シューメイカー、ご存知ジャラン・スリウァヤの靴と比較して唖然。
ジャラン(右)に対してウエストン(左) キメの細かさとハリツヤが本当に違う。
とはいえ、年季が違うじゃねーか!といったご指摘もあるとは思いますが現物を見ればホントに違いが分かります。
これは、ジャランの靴が悪いという事ではなくて、(個人的にジャランの靴はお気に入り)ウエストンのレベルの高さを認めざるを得ない、という事です。
そんな高品質の革で作られた靴だけに、固形ワックスでベカベカに磨かずとも、クリームとブラッシングだけで深くて渋い光沢が出てくるあたり、本気で惚れた!
所謂高級靴のカテゴリに入るであろう価格設定でありながら、リピータが増える意味わかります。
かくいう私奴も正直、もう一足欲しいですもん(爆)
その後のウエストンについて
ただ、コイツを購入した2013年時点から時はながれて2016年5月。
どうやらデュプイ社はウエストンとの関係を解消し、新たにエルメス傘下に移った模様です。
もともと、デュプイ社が経営難となった際にJ.M.ウエストンとの提携にて峠を越したデュプイ社でしたが、このご時世 母体のウエストン自体も厳しい所だったのかは分かりませんが、ウエストンに代わって 同じく関係の深かった大資本のエルメスが手を差し伸べた、、、という構図となってしまいました。
そうなるとココで気になることと言えば、過去より資本提携があったからこそ優先的に最高級の革を供給できたウエストンですが、資本がエルメスとなった今、今後の革素材の品質に不安が残る所ではあります。
とはいえ、デュプイとウエストンの関係は今後も継続されるとの事で、このあたりは今すぐわかる事ではありませんね。
しかし、 たとえデュプイとの提携が解消されようとも、ウエストンにはそれ以外でも確かな魅力があるのです!
いや、むしろ、この魅力があるからこそ、J.M.ウエストンが高級靴であるにも関わらずリピーターを増やし続ける理由であると思います。
ここいらについて筆を執るとなると、ちょっと長くなりそうなので詳細は次の記事に持ち越させて頂きますが、ヒントは『修行』。
既にウエストンをお召しになられている方や、情報収集に勤しんでいる方には広く認識されていますが、次回はこのあたりについて私の経験則をばご紹介したいと思います。
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あとがき
余談ですが、ココンチの純正クリームはホント甘くて良いにほひ。
間違ってもパンに塗って食べてはいけないww
あとがき②
ウエストンを購入してはや3年が経とうとしていますが、今から考えてもやはりコイツは買ってよかったな、と思います。
というのも、冠婚葬祭含めてストレートチップは本当に便利です。
靴としても、ストレートチップであれば、失礼にあたるケースというのも稀有ですし、どこに言っても恥ずかしくない!という自負があるのがとても大きいです。
さらに靴がお好きな方には風貌でピンとくるものがあるらしく、『ソレ、ウエストンだよね?』なんて言われたことはありませんが、『なんか、その靴良いね。』なんて会話が広がることもしばしば。
この価格帯となると、品質面よりも完全の趣味嗜好要素が強くなってくる所ではあるのですが、ことウエストンに関しては革の質からみても品質面のアドバンテージが高く、またグッドイヤー製法というリペアにも対応可能な構造という事からも 、大袈裟でなく革の質を考えると 長きに分かって使用できる、正に人生の相棒に選定可能な逸品であると思います。
(この人生の相棒になりえる重要な内容については次回に!!!)
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