さて、今回も前回に引き続きフェリージの8637/2/DSのレビューの続きを行いたいと思います。
前回はいかに文乃(フェリージ)が色気たっぷりの艶やかなルックス 且つ、グンバツの配色であるかを自画自賛レビューしてまいりましたが(爆)、今回はお約束通りその中身をご紹介したいと思います。
この内容については、基本的に配色が変わろうと同じ内容かとおもいますので、8637/2/DSの購入を検討されている諸兄諸姉諸君の背中を押せればと思っております。
しかし、1年半前に筆を執った当時の私奴は、随分と木村文乃嬢に入れあげていた様子。
時は流れて’16年11月に愛しの文乃さんが結婚するとはつゆ知らず不憫なものです(爆)
この事実を認知してしまってからというもの、私奴の支えは、火曜ドラマ『逃げ恥』にて視聴者をドッキュンドッキュンと遠慮なく撃ち抜いた新垣結衣女史しかおりません。
という事で、購入後1年半を経過した今、文乃(フェリージ)は結衣(フェリージ)に改名いたしましたw(爆) あー、星野源になりたい。(猛爆)
前回のおさらい
さて、前回に引き続き、、、とはいっても、年末年始を挟みましたので正月ボケをしている私奴自身の為にもwwwちょいとおさらいを。
まず、今回(といっても1年半前ですがww)に購入した文乃(フェリージ)改め結衣(フェリージ)の全貌はコチラ。
ナイロンブリーフといえば、メーカー問わず思い浮かぶのはコレではないでしょうか。
ご存知、ナイロンブリーフの決定版、フェリージ8637/2/DSでございます。
お色味は、上記のネイビーのナイロン生地に明るめのブラウンのコチラは良く見かけると思いますが、私奴のハートを撃ち抜いた結衣(フェリージ)のカラーはコチラ。
ネイビー生地はそのままですが、レザー部がダークブラウンになるだけで落ち着いた印象へ。
出来る男っぷりが3割増しと専らのウワサ。
この結衣(フェリージ)の内助の功の素晴らしさたるや(猛爆)
正に一目惚れしたカラーリングで、溺愛っぷりがハンパでありませんが、こういう風に気に行ったアイテムを持って仕事が出来る!というのは、ある意味仕事に対するモチベーションを保つコツなんじゃないかと思います。
好きな事を仕事に出来ている人であればともかく、大多数の人が好きなこととは程遠い仕事をしているのかとと推測しますが(私奴も例に漏れずそのクチですが)、それであればこそ、モチベーションを保つには、今の仕事を好きになるしかないワケですよね。
そして仕事を好きになる理由として、こういった気に入ったアイテムを使える、、、という精神面での満足感は結構大きかったりするのではないでしょうか。
少なくとも、私奴はこのカバンをもってお気に入りのスーツやシャツ、ネクタイを締めて、気に入った靴を履いた日は結構気持ちがイイですので←単純(猛爆)
閑話休題。
というワケで、この結衣(フェリージ)に惚れた理由について、ルックスだけじゃないんだ!という事を 皆に声を大にして言う為にも、この結衣(フェリージ)に秘められた魅力を徹底レビューしていきたいと思います。
フェリージの細かな作り込みについて
では早速ですが前回ご紹介しきれなかった外装のポイントをみていきませうか。
まずは底面の写真をドドン。
底面の革について
コチラ(というか8637/2/DS全般)は鋲がうたれていないタイプとなります。
まぁこの辺りは賛否が分かれる所だと思いますが、これだと電車等にて床に直置きするのは抵抗ある方も居られるかもしれません。
個人的な意見としては、単純に雨とかで床が濡れている、、、とかであれば遠慮したいところではありますが、晴れや曇りであれば無問題なクチです。
ただ、いかに直置きに抵抗が無いとはいってもキズとか汚れは遠慮したいモノですが、ソコは流石のフェリージさん。ここらへんは抜かり有りませんでした。
といいますのも 全面や側面、取っ手に至っては丁寧に鞣された しなやかなレザーを使用しておられるのですが、底面の革においては幾分分厚いレザーが使われております。
それ故、摩擦やダメージにもある程度強いという作りこみっぷりです。
場所によって適した素材に使い分ける、、、こういった気遣いは、やはりブランドとしての付加価値ですよね。こういうのがホントにたまらない。
ヤン・ウェンリーよろしくなスキのない戦術っぷり。名将ですフェリージ企画部。
ちなみに、革は底面だけでなくで、側面のマチまでも革仕立て。
しかも地味にAラインを描くスタイリッシュっぷりも◎
カバンの外周をグルリを囲むパイピング
そしてこのカバンを一層華やかにチューンしてくれるのがコイツですよね。
均等なピッチで仕上げられた革のパイピングはサスガ 単純な直線状の破線ではなく、1つ1つのステッチが右肩上がりに。
このように直線ではなく、段々に仕上げられたステッチは高品質の証とも言われていますね。
カバンのコーナー部もこの通り。 レザーも余剰部分が変なシワになる事もなくスラリと処理を。 スマートです。 そして特筆するべきはコチラ
パイピングはぐるっと1周回っているのですが、パイピングのつなぎ目箇所の段差がホントに小さい。
フォトショップをも疑うほどの加工っぷり(爆)
これは重複する部分を薄く削って段差があまり目立たない様に考えられたコダワリですね。 更に、あえてハンドルの裏というタダでさえ見えにくく加工しているのに さらに見えにくい箇所に隠すというトゥシャイシャイボーイが見事に炸裂しています。
しかも底革との補強部分のステッチが重なる部分においても、同じ穴に同じようなステッチが! 遠目は補強ステッチがある事が見えないww
このたゆまぬ努力をあえて主張せずに審美眼的に隠すニクイ演出。 名将ですフェリージ企画部。 こういったステキな細工の妙は至る所に散見されます。
ポケットの充実性
結衣(フェリージ)はこのシンプルな外観からは想像できない程の利便性と機能性を有しています。
まずは、フロントのポケット。
全面に配置されたロゴの革の下に隠されているワケですが、この革のフラップがあるお陰で、ファスナーと直接擦れる事による洋服へのダメージ防止効果とかナントカ。
このロール感も素晴らしい色気っぷり。
ペタンコの折り曲げられていたら、このオーラは出てないだろう事を考え、極力ここのロール感を損なわない様に重たいモノを積んだりはしない。
そしてそのフラップの下に隠されているポケットがコチラ。
書類やDMなどの書類小物であれば収納可能なポケットが。
またこのファスナーのプルタブがニクイんですよ!
真ん中がぷっくり盛り上がったプルタブ。 つまみ易さの差異は分かりませんが、これにより高級感を醸し出しています。
ここは何の部品が分からないけど(猛爆)サイドのつまみ部分もぷっくり仕立て。
芯材を挟み込んでいるんだと思いますが、こういった手間ウレシイ。
で、フロントだけでは無く、背面にもポケットがあって、ソイツがこちら。
背面にはオープンポケットが。
飛行機や新幹線のチケットなんかもすぐ取り出せて地味に便利。
私奴は小銭入れや携帯なんかをスルッといれています。
センタ―部分の逆三角マークの補強がポイント。カワイイ。
相変わらずキレイなステッチで縫い合わされています。
細かな気遣いをしながらも、決して自らオープンにはせず、金具とスーツの摩擦までも気にする優しさ。 結衣(フェリージ)の可愛さたるや、天を裂くほどです。
インナーポケットも充実
前述した外のポケットもさることながら、バッグの内側も最小限ながら使い勝手の良いポケットが装備されています。
片面には蓋付きのポケットが1つに、オープンポケットが2つ。 あとペン差しが2つと筆記用具としては必要最小限がここに収納可能。
オープンポケットは名刺入れがピッタリ。
ジツは名刺入れもフェリージを愛用。
一度使うとハマる魅力がフェリージにはあります。
もうひとつのポケットは携帯を入れたり、、、という使い勝手なのでしょうが、大きいポケットに名刺入れを入れちゃうとiphone6の場合はギリギリ。 過去のiphone5までのサイズなら問題なかったのですが。
蓋付きのポケットは私はカバンの中で迷子になりがちなSDカードやUSBを収納にピッタリ。
逆サイドにはスナップボタン付きのマチなしのポケットも装備。
書類の整理もある程度は可能ですね。
あと、上記写真にて気がついた方も居られると思うのですが、全てのポケットに抜かりなくライナーと革のパイピングが。 見えない箇所にも抜かりはなし。
流石フェリージのモノ作りは関心させられる事ばかり。
あとはガバっと仕切りのないメインポケット。
コレでもA4サイズまでのノートPC+書類であれば十分な収納力を発揮。
あとライナー(内貼り)もコダワリがありそうで、丈夫なキャンバス生地が使われております。
そしてこのライナーは、メインポケットだけでなく、正面のフラップの付いたファスナーポケットや、裏面のオープンポケットにも貼り付けられています。
で、このキャンバスライナーもただのキャンバス生地ではなくて、なにかコーティングをしてそうな雰囲気なんですよね。
というのも、正面のファスナーポケットの内側を触ると、なんだか摩擦の感じが普通のキャンバス地とは違うんです。
※後で知ったんですが、フェリージはキャンバス生地にコーティングを施す事にて耐久性を向上させているとかナントカ。 さすがwww
ハンドルの作りこみ
さぁ、やはりカバンの品質が分かるといえばココですよね。ハンドル。
フェリージに関しては、イタリア製の上質なレザーを使って作られているだけあって、ハンドル部分の手の馴染みも違います。
細すぎず、太すぎず、固すぎず、柔らかすぎず。
絶妙な太さのハンドルにさわり心地のいいしっとりしたレザーが好き。
さらに同じくハンドル部分の縫い目も丁寧。
芯にコットンでできたロープをレザーで包んでいるとかで、ハンドルのしなやかさはこのコットンロープの恩恵も大きいのかもしれません。
縫い合わせのコバの処理も抜かりなし。
層となっている革の合わせ目が分からない程のコバ。
この辺りの処理も美しい。 流石、ベルトも手掛けるだけの事はあります。
ハンドルの取り付け部分も丁寧なステッチワークとリベット処理。
ダークブラウンの配色にキラリと光るリベットがポイント。
使われている革の質がいい
これは上記の全ての内容に関連しますが、部分部分で使われている革素材の上質さがうかがえます。
1年半の間、目立ったケアもしておりませんが、クリームを入れてなくてもツヤがありますし、カサカサとする気配もありません。
流石革製品にて定評のあるイタリア製。
ロゴ部分に刻印された『GENUINE LEATHER PRODUCT』=『本物の革製品』の表記は伊達ではない。
フェリージに至っては、今までベルトから財布にカードケース、キーケースとボチボチと使ってきましたが、ソコまで革質が特筆して良いというイメージはありませんでしたが、このカバンを使ってみて上方修正。
エルメスとかの大手メゾンブランドの革質と比較するのは野暮ですが、このクラスでいえば大変満足な仕上がりです。
あと革で言えばこのネームプレートもアクセントとなってイイ。
小物と言えば小物ですが、これもしっかりと作りこまれています。
ライトブラウンカラーであれば、白色のステッチのところ、このダークブラウンであれば同系色でのステッチという上品な仕上がりなのも嬉しい。
TUMIも同じようなネームプレートもありますが、こういうオマケ的な要素に弱い(爆)
TUMIは名刺がジャストサイズでしたが、フェリージはちっちゃなポケット。
名刺でもチョキチョキとカットしてサイズアレンジすれば収納可能でしょうが、私は今のトコロは何もいれず使っています。
ここの有効利用の方法として良いアイデアがあればおしえてくださーい(猛爆)
リモンタナイロンの堅牢性
リモンタナイロンといえば、ご存知プラダのバックで有名ですね。
あの光沢感のある独特の質感は、パっとみて分かる程のアイコン的要素が含まれています。
リモンタと付くだけで上がる付加価値があったりする程に昨今は認知されてきました。
まぁこれも自分で書いていて何ですが、結構間違って認識されている方も少なくないのですが、一般的に『リモンタナイロン』と呼ばれているこの生地ですが、実はリモンタというのは生地メーカーで、ここでいうリモンタナイロンというのは『リモンタ社のナイロン生地』という事ですね。
プラダ等でお馴染みのリモンタ社製のこの生地。
詳しくいうと、リモンタ社のデイヴィス(DAVIS)という品番になります。
艶やかな光沢感がカッコいい。
前述の通り、リモンタ社は(ナイロンやコットン生地に定評がある)生地メーカーですから、当然デイヴィス以外にも沢山のナイロン生地があります。
それこそ、一目で タフネスっぷりが分かる、肉厚なキャンバス生地のようなナイロン生地もラインナップされておりますから『リモンタナイロンの堅牢性』と一括りとするよりは、正しくは『デイヴィスの堅牢性』といった方が良いのかもしれませんね。
ただ、このデイヴィス、結構ペラペラっぽいが故に ただ見た目がハデなだけなんじゃないの?ってな具合に解釈されている方も居られますが、実はノンノン。
というのも、パッと想像できるほどに光沢感を持っているって事は、言い換えれば高密度で織り上げられている という事になりまして、密度が高いという事は物理的に強度的に有利な方向に働くというのは想像に難くないと思います。
とはいえ、高密度で織り上げていながら、ナイロンという素材故に軽量で 且つ、発色もキレイとなると、ある意味カバンには適した素材なのではないでしょうか。
ただ、ナイロンのカバンはカジュアル要素が出てくるというのがネックだったのですが、ココンチ(フェリージ)の魅力にてそれをリカバーする程 秀逸なデザインを以ってレザーと組み合わせる事にてソレを回避。サスガ、イタリアメーカーのセンスは侮れません。
フェリージのメリット・デメリット
まぁざっくりとフェリージ8637/DS の細かい所までレビューして参りましたが、 実用性とカッコよさ、堅牢性と作りこみのバランスが本当に絶妙だなぁと思います。
TUMIとは異なるベクトルとはなりますが、フェリージは軽くて、チョット打合せに、、、なんてケースでは大活躍です。
つまり要約するとフェリージの良い所(メリット)は
①カッコいい!
②軽い!
③作りこみがスゴイ!
④使いやすい
といった所でしょうか。
一方でデメリットもあるのですが、
①自立しない
②若干カジュアル感が出る
③結構カブる確率が高い
といった所ですかね。
【補足事項】
デメリットの①については、側面まで革で覆われていたりパイピングの妙にてバッグ自体に若干のコシはあるのですが、 表面背面がナイロンである事と、ハンドル部分の重量バランスより、自立という面では少々難ありです。
ただハンドルが気持ちいいですから、ずっと持っておくこともそれ程 苦ではありませんし(爆)、ある程度は コシはあるので立てかけて置いたり、足に挟んだり、というケースであればクタっとはしませんので及第点ではないでしょうか。
カジュアル感も素材柄やむを得ない所はありますが、カラーリングである程度は回避できそうな気もします。 そしてカブるのは仕方ないですね(猛爆) TUMIもそうでしたが、それだけ定番商品として、使い勝手と品質共に認知されているという事ではないでしょうか。
あとがき
上記は実用面でのメリット・デメリットでしたが、価格と品質のバランスという意味でみても、良いバランスなのではないかと思います。
逆に、日本での購入にあたって、内外価格差を考慮しても満足できるレベル、という事は、本国イタリアの販売価格でみると 結構良い買い物なのではないでしょうか。
まぁ当たりハズレがあるのかもしれませんので、そういう意味では日本正規店の検品の厳しさという観点も、メリットとなり得るのかもしれませんがwww
あとがき2
さて、前回の記事にて1年半前の当時の私奴は、公式サイトに張り付いても、近所の正規店に足を運んでもネイビー×ダークブラウンの配色が見つからなかった、、、と書きましたが、 今改めて公式サイトをみてみると、Arrival という事でこの配色の8637/2/DSが載っている!
当時あんなに探した配色がココに!
この配色は他人とカブらないので結構重宝していたのですが(爆)
これを期にお揃いさんが増えるかもしれません。
とはいえ、お揃いさんが増えるという事は、私奴のチョイスが周りの方から見ても良いチョイスだったという事で、認められた様な気がするのでチョット嬉しい反面もあったりしてwwww
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