こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
梅雨も明けていよいよ盛夏本番。いよいよ半袖が縦横無尽に活躍するシーズンがやってきました。
そして、それと同時に活躍の場がとても広がってくるのが小物の世界!!
『シンプルになりがちな夏服には小物を利かせて、、、』というファッション指南も、今ではすっかりお馴染みとなってきましたが、サラリーマンをはじめ、まだまだ男性がジャラジャラとアクセサリーを付ける事は良しとされない文化は健在。
そう言う意味では、一般的に男性が身につけるアクセサリーといえば、帽子、カバン、靴、ベルトといった、【宝飾品】というよりは【洋服の延長線上にあるアイテム】が多いように感じます。
しかし!!
実は、この世にはサラリーマンであっても決して敬遠される事なく、且つ、ネガディブな印象も与えないであろう【宝飾品】が2つ存在します。
ひとつは結婚指輪、そしてもう一つが
ズバリ、腕時計ではないでしょうか。
そして今回、何故この話題で筆を執っているかというと、
なんと、先日半年間お仕事を頑張ったご褒美として、遂に念願のアイツを誘致しました!こちら!!
そう、ハミルトンが誇るドル箱プロダクト、ベンチュラ!!!
と言うわけで、今回のエントリはカルチャーと蘊蓄がパンパンに詰まったロマン時計、ベンチュラについてご紹介したいと思います!
よもや、私奴にとっても数年越しの悲願と言っても過言ではないベンチュラですが、現物をみるとやはりカッコいいですし、アメリカンな洋服に合わせてもバチっとハマってくれる汎用性はサスガです!
本ブログをご覧の貴方も【ベンチュラに秘められたサイドストーリー】を知れば欲しくなる事間違いなしだぞ!!(爆)
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ベンチュラは男好きする物欲ポイントが満載!!
ベンチュラといえば時計好きはもちろん、洋服好きな方であればご存知であろう名作時計。
もっと言えば、(後述するように)ベンチュラはエピソードには事欠かないので、雑誌でも取り上げられる機会も少なくありません。
しかし、一方でクセのあるデザイン故に 入門時計としてもなかなか推されにくいのがベンチュラ。
正直、いくら私奴でも知人から時計購入の相談を受けた際に、初見でベンチュラをオススメする事はまずありません(爆)
ってか、そもそも初っ端からベンチュラを買おう!!って考えになる人はこんな相談してこないと思います。
それでも『オールディーズな雰囲気が好き』とか『アメリカンカルチャーが好き!』とか、もっというと『ロックンロールカルチャーが好き!』とか、高確率で相手の好みにハマりそうな場合においては、
颯爽と手のひらを返してオススメできる時計に間違いありません!!
というわけで、ここからは本エントリをご覧の貴方がベンチュラ購入を迷っているものと想定して(爆)、
ベンチュラに秘められた物欲ポイントを余す所なくご紹介し、皆さんの琴線をバッチンバッチンと刺激していきたいと思います!!
物欲ポイント①;アメリカンヒストリーを体感できるプロダクト
まず、ベンチュラの魅力を語るには、まずはブランド、つまり【Hamilton /ハミルトン】の歴史を遡らなければいけません。
というのも、ベンチュラを始めとする人気プロダクトを多く有するハミルトン社が設立されたのは、今から130年近く前の1892年。
当時のアメリカといえば、鉄道全盛期でありながらイマイチ精度の悪い時計が原因で鉄道事故が多く発生していた時代。そして、そんな鉄道業界に一石を投じたのがハミルトンでした。
なんと、ハミルトンが手がけるの高精度な時計は 鉄道事故を大幅に低減させるウルトラCを達成!それもあって【アメリカ鉄道公式時計】に採用され、アメリカ国内にて名を馳せていくようになります。
また、鉄道時計の実績を引っ提げたハミルトンは、軍事用時計の生産(つまり、アメリカ軍への供給)も開始したり、飛行機の台頭に伴うパイロットウォッチを手がけてみたりと、数々のアメリカ史に残る時計を手がけるようになっていくんですね。
そんな創業以来、ずっとアメリカメイドを貫き、近代のアメリカと共に成長してきたブランドとも言えるハミルトン。
惜しくも1971年にスイスのスウォッチグループ傘下となり、ひとまず純粋なアメリカブランドとしての歴史は一区切りしてしまうのですが、スウォッチグループに買収されたとはいえ、そこから更に30年以上も(2003年に本拠地 及び、製造拠点がスイスに移るまで)変わらずアメリカ生産を継続していた、、、というのはなんとも粋な話ですよね。
そう考えると、今でこそスイス資本とはいえ、創業から100年以上もアメリカメイドを貫いた気概や実績は、十分にアメリカンスピリッツを体現していると言えるのではないでしょうか!
とか言いながら、今回私奴が購入したのは現行品である、愛と信頼のスイスメイドです(爆)
ってか、ここまで語ったくせに『アメリカ製と違うんかい!!』といったツッコミを受けそうですが(爆)、ただ皆さんによく考えてみて欲しいのは、
スピリットやカルチャーはTHEアメリカな時計でありながら、製造は時計大国スイスという事実って、めちゃめちゃ美味しいところ取りじゃね!?(超ポジショントーク/爆)
とはいえ、上述したような歴史を意識しちゃうと【アメリカ製のベンチュラ】ってのもロマンがあるもんで、そういう意味では【自分と同い年のベンチュラ】は継続して探していきたいと思っています。
どこかで’85年製のベンチュラが売っていたら、ぜひ教えてくださいww(猛爆)
物欲ポイント②;デザイナーはキャデラックをデザインしたリチャード・アービブ
と、ここまでがハミルトンに対する物欲ポイントだったのですが、ここからはいよいよ【ベンチュラ】というモデルにフォーカスを絞って物欲ポイントをご紹介していきたいと思います。
というのも、上述の通り1920年代くらいから軍用時計を製造する様になったハミルトンですが、1950年代ともなれば革新的な時計もリリースするようになります。
そして、その代表格こそがベンチュラ!
それまでは丸型ケース、もしくは角型ケースが一般的だった中で、なんとハミルトンは三角形をした不思議なデザインの時計をリリースし注目を集めるようになります。
ちなみに、ベンチュラのデザイナーには、アメリカンデザインの代名詞とも言えるアメ車、キャデラックをデザインしたリチャード・アービブ氏を起用するという本気っぷり!
未来的なデザインを多く手掛けたリチャード・アービブ氏ですが、エッジィなデザインは何処となくベンチュラの雰囲気もあるでしょ。
こういったアメリカンカルチャーの交錯っぷりを感じるとちょっと嬉しくなっちゃうのは私奴だけでしょうかww
また、ベンチュラは秒針の先端が往年のマッチ棒よろしく赤色になっているのもニクイ演出!
ちなみに、このディテールはゴールドケース限定のディテール(シルバーケースの場合は秒針も全部シルバー)なので、これが欲しくてゴールドケースを選ぶ人も少なくないんじゃないでしょうか。
もっと言えば、この抜群のアメリカンパワーを感じるデザインは、
アメリカを代表する超有名人にビタハマりし、さらに人気が拡大していく事となります。
物欲ポイント③;あのエルビスプレスリーも愛用
さて、そんなリチャード・アービブ氏のデザインをひっさげ、満を持して1957年にリリースされたベンチュラですが、この奇抜なデザインにビタハマりした著名人というのが、、、
ロックンロールの王様であり、大スターであったエルヴィス・プレスリー御大。
ちなみに、今でこそハミルトンからオリジナル商品としてリリースされているフレックス(蛇腹)ベルトですが、当時は革ベルトしか存在せずにプレスリー御大が独自にカスタムしたベルトだった、、、というのは有名な話ですよね。(その後、ちゃっかり自社のオリジナル商品として販売しているのは流石アメリカ企業ですwww)
とはいえ、プレスリー御大にとってベンチュラは相当なお気に入りだった様で、映画にもベンチュラを付けたまま出演したり、近しい友人にはベンチュラをプレゼントしたり、、、と、当時からインフルエンサービジネスを地で行っていた様子ww
ちなみに、プレスリー御大の影響は今でも健在で、令和の時代においてもロックンロールやオールディーズ界隈ではベンチュラはお約束的なアイテムとして認知されています。
また、映画【メンインブラックシリーズ】にてウィルスミスの腕元に光っていたのもベンチュラ。 このセレクトには何かオマージュ的な意図があるのか、映画のキャラクターに合わせてセレクトされたのかはわかりませんが、
いかんせん特徴的なケース形状故に、小道具とはいえゴリゴリに画面映えしちゃうという稀有なアイテムですwww
物欲ポイント④;世界初の電池式時計!!
これに関しては(誤解を恐れずいうと)ある意味 昨今の時計選びにおける弱点が、ゴリゴリの強みに変わったポイントではないでしょうか。
というのも、実はこのベンチュラは世界初の電池で動く時計としてリリースされた金字塔的なモデルなのは有名な話ですよね。
文字盤のセンターに刻まれたギザギザマークは”オシロスコープ”の波形をイメージしていると言われていて、世界初の電池時計をアピールするアイコニックなマークとなっています。
ただ、現在の高級時計と言われる市場は機械式時計が主流となっているのも事実で、その影響もあってか【機械式時計である事】が売り文句として重宝されている事も珍しくありません。
※それもあって機械式時計の方がクオーツ時計よりもエライ!的な風潮になったりして、時計マウント合戦の火種になったりしているんですけどね、、、
しかし、一方でベンチュラに関して言えば(機械式ムーブメントが搭載されたモデルこそあれど)、オリジナルこそ電池式なんだ!!という出自から、くだらない時計マウント合戦から離脱できちゃう!!という思わぬメリットもあったりしますww
ちなみに、世界初の電池式時計と言われるベンチュラですが、実は当時ハミルトンが開発したムーブメントは、現在の電池式時計(水晶振動子で動くクオーツ時計)とはまた別機構なんですよ。
と言うのも、今のクオーツは水晶振動子の信号を電気回路でキャッチして時間を測っているのですが、ハミルトンの電池式ムーブメントはもっとアナログ。
簡単に言えば、機械式時計のムーブメントの動力源であるゼンマイの代わりとして、モータ(+電池)を駆動させるという、アナログとデジタルが交錯するハイブリット仕様だったんですね!!
これはこれで面白そうな機構ですよねww
とはいえ、現在ではそんなムーブメントも【愛と信頼のクオーツ仕様】に切り替わり、文字盤に刻まれていた『ELECTRIC』の文字も無くなってしまいましたが、電池式時計というアイデンティティは今でも継承され続けているベンチュラ。
そう考えると、今回のベンチュラもクオーツを選んで正解でしたwww(ポジショントーク/爆)
シルバーとゴールド、はたまた文字盤カラーはどれを選ぶ!?
ここまでの物欲ポイントの紹介により、もはや皆さんの購買意欲もチンチンに熱せられているのではないでしょうか!(爆)
しかし、そんな購入に悩む諸兄諸姉諸君が最初にぶち当たる壁があるとすれば、ズバリそれこそが
【ケースカラー】と【文字盤カラー】の組み合わせ!
いやはや、コレはよく分かります。
だって私奴も最終結論に至るまでに、大袈裟でなく何年もグルグルと悩み抜きましたからwww
ただ、そこまで悩んだからこそ『ケースカラー×文字盤カラー×洋服との相性』といったものも見えてきたワケで、ここでは同じような悩みを持つ諸兄諸姉諸君の為にも
ベンチュラ選びに伴う【ちゃん貴流の相性選別方法】をご紹介したいと思います!コチラ!
- 男臭いスタイルに合わせたい ⇨ ゴールドケースに黒文字
- クールにカッコよくキメたい ⇨ シルバーケースに黒文字盤
- キレイめに着こなしたい ⇨ ゴールドケースに白文字盤
- 様々なシーンに万能に使いたい ⇨ シルバーケースに白文字盤
どうでしょうか。よもや私奴の偏見がゴリゴリに炸裂した内容となっていますが(爆)、あながち遠からずなイメージではないでしょうか。
ちなみに私奴はアーリーアメリカンな格好が好きな事や、デニムに革ジャンといった男臭いアイテムに惹かれる性分ゆえに【シルバーの黒文字盤】若しくは【ゴールドの黒文字盤】にて数ヶ月は悩んでいましたwww
結局ゴールドを選んだのは(こんな感じで)デニムジャケットや革ジャンからチラッと見えるゴールドの配色がシブいから。
そして、やっぱり秒針の赤マーカーが捨てられないんだよなぁ(爆)
ちなみに、【ケースカラー】と【文字盤カラー】の悩みはベンチュラ購入検討における最初の壁と申しましたが、実はその悩みをクリアした直後にぶつかる壁がもう1つありまして、それこそが、、、
革ベルト vs. フレックスベルト問題。
上述した通り、ココンチのフレックスベルトはプレスリー御大の愛用伝説から端を発し、今ではベンチュラと並ぶアイコンにまで昇華されている超重要パーツ。
むしろ、時計ベルトは革ベルト派の私奴から見ても、
ココンチのフレックスベルトはカルチャー的にメチャメチャ欲しいですww
ただ、如何せん【ゴールドケース】に【ゴールドフレックスベルト】の組み合わせはクセが強くなっちゃうのが難点。
それもあって、私奴も今回は革ベルトで着地したものの、シルバーケースを選ぶならフレックスベルトでも使い易いかもしれません。
こんな感じで、ゴールドのフレックスベルトを付けれる人は超かっこいいんだけど、こんな雰囲気で着用するにはまだまだ修行が足らないんだろうなぁww
というわけで、次にベンチュラを買う時は【シルバーケース】×【黒文字盤】×【フレックスベルト】と言う役物大揃い&クール路線で攻めてみたいと思います!(猛爆)
次回予告!ベンチュラを選ぶ際の注意点はコレ!!
ここまでベンチュラの魅力を改めて整理してみましたが、筆を進めれば進める程、ベンチュラは名作だと思わずにはいられません。
とは言え、ベンチュラも結局は人が作ったもの。良い点があれば、実際に使ってみて気になる点も少なくありません。
というワケで、次回のエントリでは本ブログではお馴染みとなった『デメリットも含めて愛す』を合言葉に、ベンチュラに隠された注意点についても余す事なく書き綴っていきたいと思います。
いうて、辛辣に書きすぎてハミルトン社に怒られたら消すかもしれませんけどwww(猛爆)
あとがき
ってな具合で、今回ベンチュラについてゴリゴリと筆を執ったものの、実は20代の頃はそんなに惹かれるプロダクトではなかったんですよね。
というのも、ベンチュラの存在は当時から知っていたものの、当時は機械式時計のロマンに憧れていた事や、(上述の通り)最初に買うにはデザイン的に尖っている事もあって、購入候補として挙がることは無かったんです。
ただ、そんな意識がガラっと変わったのが忘れもしない30歳の夏。
とあるイベントでベテランのロックンロールバンドさんとご一緒させてもらう機会があったのですが、その時に彼等が付けていたのがベンチュラでした。
そもそもプレスリー御大の影響でロックンロールにはベンチュラと言う系譜が出来上がっている事は知っていましたが、お話をした時に『やっぱりこういう格好にはベンチュラだろ!』と言われた事にガツン!と痺れたのがキッカケです。
オープンカラーシャツにタックの入ったパンツ、サドルシューズにリーゼント、そしてベンチュラ、、、というスタイルは、誤解を恐れず言えば『コスプレ』とも捉えられる事も少なくない組み合わせですが、
ロックンロールというカルチャーを考えればベンチュラは外せないアイテムですし、そういう人に限って、コスプレとは感じさせないオーラがあるんですよね。
むしろ、自分の好きなカルチャーの関連アイテムを『シチュエーションに合わせて選べる”選択肢”を持っている』と言う事が非常に粋だと思ったワケです。
正直、『ベンチュラは他の時計よりもカルチャー色が強い』と言う特性があるのも否定はできません。
ただ、そのロックンロールイベントに来られたお客さんのベンチュラ率の高さが異常だった(爆)事も、ある意味TPOだと思いましたし、自身の好きなカルチャーを手持ちのアイテムで表現できるのは非常にかっこいいな、、、と感じたのも事実なんですよね。
今回はたまたまベンチュラを主役に語りましたが、どんなカルチャーにせよこういったアイテムというのは多々あるもんで、
こういったモノに対するバックグラウンドを紐解いてロマンを感じる事も、ファッションのワクワクポイントではないでしょうか。
ある意味、今の時代には似合わない『老害感が明後日まで香りそうなモノの選び方(爆)』ではありますが、私奴はこういう楽しさをガンガン掘って行きたいんですよね。
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コメント
23歳男、たまたまベンチュラ調べてて来ました
(爆)ってなんですか?
彼女や周りの知り合いにいろいろ聞いたけどよくわかりません
文脈で見ると、突っ込みではないか?という声が1番多いです
ベンチュラのことは色々わかりました
>20代 モデル件トレーダーさん
真面目に答えるのは恥ずかしいですが、仰るとおりツッコミの意味合いでOKです。