桜の開花もチラホラと。
新年度に入りましていろいろと環境が変わった諸兄諸姉諸君も少なくないと思います。
かく云う私奴においても 少しタイミングはズレますが、この夏に予定されている引っ越しの準備に追われたり、チビが小学校に入学したりと、なにかとバタバタしております。ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
まぁチビの入学式は来週ですケドwww
しかしチビの小学校入学に際して、改めてビックリした事がったんですが、ソレは制服を購入しようとした時。
実は制服にもランクがあって、生地の良し悪しで価格も変わるという事を知りました。 というか生地が違えば値段が変わるのは分かるのですが、まさか小学校の制服でそんな生地ランクを選べるとは。。
まぁ、わんぱく盛りの小学生故、ウール100%とかスーツの様な生地ではなく、ウールとポリエステルの混合生地なんですけどね。
小学校の時分では特にそんな意識はありませんでしたが、売り場で比較対象を出されて、黒さが違う、、、とか言われると、いいヤツの方を買ってあげたい親バカがでちゃうwww
学生服メーカーも考えたモンです。
成長期故に、サイズをビシッと合わせても数か月でサイズアウト、という事態にもなりかねない学生服ですが、私奴に仕立ての技術があれば大きめの学生服をリッパーで解き、パターンを引き直してリサイズ、、、なんて事ができるのに、、、
というわけで、今回は私奴自信の研究の意味も兼ねて(嘘)パンツブランドといえばコチラ!というブランドについてシェケナベイベーしてやろうかと思います。 コイツで私の裁縫技術の糧にしてやろうw(無理
イタリア発のパンツ専業ブランドといえば、、、
さてPT01といえば、ご存知イタリア発のパンツ専業ブランド。
老舗のパンツブランドであるインコテックスの台頭に伴い、こういったブランドが目立つようになってきました。
今回ご紹介するPT01も元々はイタリアの老舗の生地屋だったそうですが、インコテックスのディレクターを務めたステファノ・マラン氏がPT01のディレクターに就任したのが2007年とか。おおよそ10年前ですね。
それからの躍進っぷりたるや、各セレクトショップでの取扱いの多さもあるのでしょうが、やはりインコテックスとPT01が他のパンツ専業メーカーと比較しても知名度として抜きんでているのではないでしょうか。
ただ、歴史としては後発となるココンチに関しては、パンツブランドとしての歴史は浅いですが、はやりインコテックスで活躍したディレクターの存在が大きいかと思います。
そもそもイタリアのスーツサルト(オーダー請負ブランド)といっても、基本的には分業制とも聞きます。ジャケットとパンツ、もっというと袖付けや芯付けといったスーツ作製の各工程においても、プロフェッショナルになるには人生1度じゃ足りないと言われている世界故、ある程度は外注という事も珍しいモノではないようです。
それこそ、サルトのオーナーが針糸をとることはモチロンあるんでしょうが、下職は外注に出したりと、シルエットやディテール含めた、全体的なプロデューサー的な位置付けだとかナントカ。
そんな側面があることを知れば、主に有名サルトの外注を受けていたパンツブランドが、自社が誇れる技術力のみを終結させてハイクオリティな洋服を、独自ブランドとして発表しても不思議ではないですよね。
まさに、インコテックスはソレにあたるワケですが、そんなブランドのディレクターと、4代続く生地屋の造詣の融合となると、シルエットはキレイだわ、作りは丁寧だわ、使っている素材はイイわ、という事でそりゃ大人気となるワケです。
私奴の所有するPT01軍。 コットンとウールという2種類を ネイビーにオリーブ、ライトグレーというド定番www 5年前に購入したモデルでも未だ現役という素晴らしい汎用性が魅力!
その中でも、コットンスラックスの使い勝手はグンバツ。
普段使いにはもってこいで、カジュアルながらもドレスアップにも対応できる守備範囲の広さはさすが。
まさにPT01自体、細かなディテールがどうのこうとと言うよりは、非常にキレイなシルエットというのがオススメの筆頭ポイント。
足の短い(爆)の私奴においても、ココンチのシルエットの恩恵もあってシュッとスラっと足の長さが2割増し。
というのも、ココンチのズボンを履いちゃってからと言うもの、他社のチノパン等のシルエットがどうも野暮ったい感じがしちゃって満足できない、、、なんて後遺症が残っちゃっていますww(爆)
なんか腰回りからワタリに至るまでのフィット感が違うんですよね。 こればかりは是非試着をしてシルエットの美しさを体感して貰いたい。
強いて言うならココがニクイポイント5選!
上記のとおり、PT01の一番のオススメポイントはシルエットだ!と言いましたが、そのシルエットを最大限に活かすためにココンチ(というか、インコテックス含めたイタリア系のブランドは)は様々なディテールが盛り込まれています。
今回はソレをご紹介していきたいと思います。
①パンツの内部にコルセットが
これぞ、ピッツァとワインで肥えた下っ腹を文字とおり抑えるコルセット!
ジーパンとは比較にならない前開き部分の生地面積が女性用の補正下着よろしく抑えてくれますww
これは正にイタリアっぽいディテールではないかと思いますww
というのも、パンツの中で2段階にボタンを止めたりと、慣れるまでは若干面倒があるのですがそれもカッコよく見せる為。
カッコよく見せるためには、着用時はもとより、お手洗いの際の煩わしさすら惜しまないという、イタリア人のド直球な欲求っぷりは逆に好感www(爆)
②オリジナルボタンとファスナー
そういえば、ココンチのボタンはオリジナル仕様でした。
オリーブ生地にオフホワイトのボタン。この辺りの色合わせまで素敵。
ウール系のパンツはジッパーを採用していますが、そいつもオリジナル 見えない部分もココまでコダワるのがハイクオリティーの証。
こういったトコロ、好きです。
③圧巻!裏地の作り込みっぷり。
まずはライトグレーウールパンツ。
ストライプとブラウンカラーとのコンビの配色がキレイ。
こういうセンスがニクイ。 ヒダと言うか細かいパイピングが施されているのも、タックインしたシャツが出てこないようにという配慮から。 丁寧な肌さわりのいい裏地まで気持ちイイ!
オリーブもストライプが渋い。 エンジのストライプて。
小紋柄の裏地がキマるのはネイピーチノパン。 裏地の柄はコイツがイチバン好きww
コイツに関しては”Antibes”というリゾートを意識したモデル故、タックイン用のヒダがないタイプ。 モデルによってこういったディテールが変わるのも素晴らしいです。 ポリシーを感じるといえば大袈裟ですが、そんなイメージです。
④バックVスリット
更にいずれのモデルも共通するのはバックのVスリットの作り込み。
ここが屈んだ時やイスに腰掛けたときのツッパリを低減。 正直無くてもいいディテールですが、シャツの脇マチと同じく、ココを作り込む事にてメーカーの矜持が分かるポイントですよね。
⑤細い細い両玉縁ポケット
ポケットの作り込みも両玉縁で。 ここの細い細い玉縁の作り込みは流石です。
こういった作り込みこそがパンツ専業メーカーたる所以ですね。
インコテックスにしてもPT01にしても安い価格帯ではありませんが、コーディネートにしてもイチローよろしくな守備範囲の広さや、何年も戦えるキレイなシルエット。 そして、後述する生地の素晴らしさは特筆モノだぜ!
出目は流石の老舗生地メーカー
さてさて、ココまでにPT01の魅力として、シルエットが秀逸であることと、上記5選の魅力を記載してきましたが、さらにもう一つのダメ押し2ランよろしくなオススメポイントがあるんです!
これは冒頭にも記載しましたが、PT01自体は、50年以上も続く老舗生地メーカー。 それ故、使われている生地も素晴らしいんです。
生地といえばウール。 このパンツで使われているウールの光沢感とスベスベ感たるや。
サスガのsuper110’s サマーウールの類はシャリ感が結構出てくるようなイメージですが、ヌルヌルでありながらスベスベ。
夏場のオフィスではスーパーお気に入りです。
これは語るよりも是非実物を触って頂きたいPT01が誇るウール生地なのですが、ジツはコットン生地も素晴らしい出来栄え。まずはコチラを御覧いただきたい。
オリーブのチノパンの素晴らしいパッカリング。
ポケットのステッチとステッチ周りのコントラスト。 この色落ちが個人的な好みで言えばドンズバ。
同じくネイビーチノ生地も同じ。 購入してから5年!が経過しますが、今でなおガンガン穿く!
コットン系はポリウレタンが2%配合ということでストレッチが効いて楽ちん。
ただ、ポリウレタンって結構敬遠されがち。
というのも、経年劣化の代表格である加水分解含めたリスクがありますよね。
せっかく大枚叩いたのに、数年で膝が抜けたりして穿けなくなるのは、お小遣い制の世のお父さんには辛い出来事であろうと思います。 いやはや、私奴も同じです。
しかし、ある意味私奴は自宅でオシャレ着洗いをするほどにデイリーに着用。
ゴリゴリにアイロンプレスだってしちゃいます。
使えるウチに使えるだけ酷使してやろうという貧乏根性丸出しのブラックオーナー(爆)ww
あとがき
冒頭で制服について触れましたが、ジツは前々から思っている事がありまして。
というのも、学ランって所謂マオカラーのスーツじゃないですか。
となると、チビが中学に入る頃には ロロピアーナの礼服生地を見立ててもらって、マオカラーでメタルボタンでオーダーすれば、学ランライクな制服ができるのではなかろうか、、、と自分が着るわけでもなく、もっというと予算すらないのにどこにメリットがあるの分からない妄想を繰り広げていますww
いまでこそ、ビシッと体に沿ったスーツスタイルがカッコいいと思っていますが、私奴の学生当時はストリート系ファッションの流行もあり、ズートスーツのようなサイズ感にトキメいておりました。ただ、今の風潮をかんがえると、ヒップホッパーですらタイトフィットな時代ですから(爆) そう考えると、最近の学ランならタイトフィットだったりウエストもシェイプされたヤツとかありそうですよね。
しかしまてよ。
そうなるとそれは標準学生服ではなく、短ラン・長ラン・ボンタン・ドカンの様な変形学生服の部類となるんではないのか、、、
むしろ年頃の学生の趣味嗜好が私奴の斜め上に達し、長ラン、ドカンといった変形学生服が欲しい!といわれた際は、私奴はどうすればよいのか、、、
長ラン、ドカンよりは、せめて短ランとベルボトムにしてくれwww(爆)
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