春に新調した財布を、【春財布】と呼びます。
こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
これは、【春財布】≒【張る財布】という言葉遊びが転じて、『春に買った財布にはお金が貯まる』と言われている言霊なのですが、この度私奴もその言霊に乗っかるべく、新しくお財布を新調しました。こちら。
これぞ、知る人ぞ知る名プロダクト、ワイルドスワンズのジェネラル/Generalです。
それこそ、すっかりキャッシュレスが定着した昨今では、兼ねてより愛用していた札入れですら手に余るようになってきた事や、泊まり出張ですらキャッシュレスで対応できる様になってきた事もあって、いよいよ【ミニ財布】の新調に乗り出した次第です。
ただ、いざソレっぽい財布を探すとなっても、サイズ感や使い勝手、自分好みのディテールを兼ね備えた財布というのはナカナカ見つからないモノ。
そういう意味でも今回のエントリでは、
- キャッシュレス時代にマッチしたミニ財布が欲しい!
- 渋いエイジングが見込める財布が欲しい!
とお悩みの皆さんにバッチリハマる、ゴキゲンなミニ財布をパリッとご紹介したいと思います。
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ワイルドスワンズ/ジェネラルとは
では改めて今回入手した春財布をご紹介したいと思いますが、ココンチは御存知の方も多いのではないでしょうか。
そう、WILD SWANS/ワイルドスワンズです。
ワイルドスワンズといえば、茨城県にアトリエを構える日本屈指の革工房でして、コバ(革の断面)の処理が非常に美しい事で有名なブランドですね。
この美しい半円状のカーブと、磨き上げられたツヤは正に職人仕事。
コバの処理が甘いと一気に見栄えが悪くなるので、こういった仕事には圧倒的な安心感があります。
また、こういった【丁寧なコバ仕上げ】や、ブライドルレザーに代表される【堅牢な革】を【分厚く】使ったプロダクトからも分かる通り、永く使って経年変化も楽しいんで欲しい、、、という想いがビシビシに込められたブランドです。その証拠に、、
化粧箱の中にはこんなメッセージが同封される程。
良いモノを永く使いたい私奴にとって、とてもキュンとしちゃう。
思えば、今まで色々なお財布を愛用してきましたが、今回ご縁あってワイルドスワンズを買う事が出来たのはなんとも嬉しい限りです。
ジェネラルはカードケース!?いやミニ財布だろ!
ちなみに、今回【春財布】をテーマに筆を執っているものの、ひとつだけお伝えしておかねばならない事があります。それは、、、
今回購入したジェネラル、実はカードケースだったりしますww
こんな感じで大容量のカードポケットが付いた、いわゆる名刺入れ。
無駄な装飾もないので、ビジネスシーンにも馴染みやすいアイテムではないでしょうか。
しかし!!
そこは流石のワイルドスワンズ。
いくらビジネスアイテムっぽい雰囲気で猫を被ったとしても、
- ガッツリ磨かれたコバ
- 堅牢性を感じる革の厚み
- 太い番手のステッチ
- 50枚を超える名刺が収納できる収納力
という鍛え抜かれた体育会系のノリ(爆)は隠し切れるワケがありません!
むしろ、例えカードケースとして設計されていたとしても【ミニ財布に転用できる素質】はヒシヒシと感じるもんで、ここからは『ジェネラルをミニ財布にコンバートした理由』についても細かくご紹介していきたいと思います。
トラッカーウォレットみたいな見た目
では早速、ジェネラルをミニ財布にコンバートできる!と考えた理由を解説していきたいと思いますが、その筆頭理由は何と言ってもコレでしょう。
ルックス!(猛爆)
というのも、そもそもジェネラルはカードケースとはいえ、ワイルドスワンズ特有の曲線を描くフォルムによって、どこか【ミニトラッカーウォレット】的な雰囲気があるんですよね。
仕事で愛用している名刺入れと比較しても、細長くて丸みを帯びたフォルム。
これが(いい意味で)カードケースっぽくないでしょ。
一方で、『トラッカーウォレットっぽい!』とは言ってみたものの、フロントボタンが無いデザイン故にカジュアル過ぎない見た目なのもポイント。(コレは後述します)
そういった観点で見ると
- 手に収まるサイズ感
- カジュアル過ぎず、ドレス過ぎないルックス
- 男臭さも感じるディテール(後述参照)
と、私奴が所望するルックス条件をバッチリ網羅しちゃっていたもんで、コレにはデステニーを感じずにはいられませんでした。(猛爆)
ボタン痕の付かない、プレーンなエイジングに期待
ちなみに、ワイルドスワンズには【ミニ財布】とカテゴライズされるアイテムは豊富にあります。
それこそ、有名モデルの【タング】や【パーム】はご存知の方も多いでしょうし、実際、今回のミニ財布選びでも両モデルは最終候補まで残っていました。
しかし、そんな強力なライバルひしめくミニ財布レースの中でも、ジェネラルが優勝するに至った【2つ目の理由】がこちら!
ボタンのないシンプルな構造だったから。
というのも、これは
- 余計なパーツが付くと壊れるリスクが増える
- 全体的な厚みが増す
といった【斜に構えたヤツが言いそうなソレっぽい理由(爆)】ではなく、
単純にドットボタンに起因するエイジングが私奴の想定用途にミスマッチにだったからですww
例えばこういうヤツですね。
こう言ったボタン部分に見られる独特のアタリは、タングやパームに限らずワイルドスワンズの魅力として語られるエイジングネタ。 そもそもこういったエイジングが好きな私奴にとっても、こういう風に使い込まれた財布には憧れがあったりします。
ただ、こういったエイジングに強い魅力を感じる一方で、ボタン痕が浮き出ちゃうと一気にカジュアル感が増し過ぎちゃうのも事実なんですよね。
それもあって、『オンオフ問わず幅広いシーンで使いたい』意図を考えると、タングでもパームでもなく、ボタンのないスッキリ顔のジェネラルが一番ハマったというワケなんですね。
いうて、ドットボタンが付いていない事のデメリットもあって、、、
新品状態ではフラップが閉まりきらないのは結構ストレスwww
それもあって、開封直後からフラップ部分を入念に揉み込んだのは言うまでもありませんwww
もっといえば、到着してから最初の1週間は、、、
コムバンドで留めてフラップの曲げ癖をつける、、、といった影の努力をしていた事は内緒だぞ!!(猛爆)
カードキーが入るポケットが欲しい
ここまでの内容で、いかにルックスが私好みだったのか分かるジェネラル。
ただ、いくらルックスが良いとはいえ『実用面で譲れない条件』というのは勿論ありました。むしろ、今回のミニ財布レースでジェネラルが優勝するには『私奴が提示する条件を無事クリアできるのか!?』というのは最大の関心ポイント。
ちなみに、そんな私奴の譲れない条件はこの2つ。
- よく使うクレカが取り出しやすい事
- カードキーを収納できる専用ポケットが欲しい事
それこそ前者は特筆する内容でもないですが、問題は後者。
というのも、我が家の玄関はカードキーで施錠/開錠するタイプでして、頻度としてカードキーを使う機会は非常に多いんですよね。
なので『いちいち財布からカードキーを取り出すのではなく、財布を近づけるだけで施錠/開錠したい!』という使い勝手は譲れなかった、というわけです。
そういう意味では、ライバルとなったタングやパームにはカード用の外ポケットが設計されている事もあって、『やはり使い勝手ではコイツらには勝てないのか、、、』と思った事もあったのですが、、、
実はジェネラルにもこのニーズに対応するポケットがあるんです。こちら。
フラップを開けてすぐのポケットには日常使いのクレカを収納できるし、
なによりフラップ裏にカードスリットがある為、ここにカードキーを収納しておく事で、カードケースごとタッチして施錠/開錠できるのが嬉しすぎる!!
もっと言えば、このポケットはSuica等の交通系ICカードを使う方にもバッチリハマるディテールではないでしょうか。
やはりジェネラルはカードケースとして終わらすには勿体無いアイテムなのかも知れません。
意外とお札も入る
冒頭で『ジェネラルの見た目がミニトラッカーウォレットっぽい』と言ってみたものの、当然ながらサイズ感的にお札を入れるには工夫が必要です。
とはいえ、意外とたっぷりお札が収納できちゃうのもジェネラルの魅力で、お札を二つ折りにする事でこんな感じで収納ができます。
この名刺が50枚以上収納できる大容量の【蛇腹マチ】のお陰で、抜群の収納力を見せるジェネラル。
お札を数枚収納してもフラップ開閉には影響はありません。
また、この蛇腹折りで作られたマチにも素晴らしい熟練仕事が光っていて、、、
蛇腹折りのマチは保持しながら、コーナー部分までぐるっと折り曲げる職人技(”通しマチ”と言われるディテール)が炸裂しているのもグッとくるポイント!!
それもあって、クレカ2枚、免許証、保険証、キャッシュカード2枚といった普段使いには必要十分なカードもすっぽり飲み込んでくれます。
ちなみに今回、私奴が買ったジェネラルはマチ部分(内装革)と外装革がツートンカラーになっていますが、ラインナップには単色使いのジェネラルもあるのでデザイン面の選択肢も◎。
ひとつ難点があるとすれば、小銭入れは別持ちが必要となる事ですが、元々小銭入れは別持ちしている私奴からすれば、何一つ影響ありませんwww
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ホーウィン社のシェルコードバン
最後に機能面、、、と言うと語弊がありますが、今回購入したジェネラルには私奴の所有欲をバキバキに満たしてくれるオプションが付いています。
それが、外装に使われたホーウィン社のシェルコードバン!!
それこそ、ホーウィンのシェルコードバンと言えば、本ブログでもお馴染みのオールデンのアレ(爆)が有名ですが、実は新品状態を目の当たりにした時は『コードバンといっても、オールデンと比べて光沢が甘いなぁ』なんて思っていました。
しかし、、、
使い続けて1ヵ月。いまではしっかり鈍い光沢が増してきました。
思えば、雨に濡れた手でコイツを掴んだり、早速キズが入ったりと、結構ラフに扱っているものの、やはり革小物は使うほどに風格が出てきますね。
実際はブライドルレザーの方が雨にもキズにも気を使わないで済むのでしょうが、それでもコードバンだからこそ味わえる所有欲や、充足感は格別です。
もっといえば、コードバンによる独特のツヤ感があるからこそ、上述した『カジュアル過ぎない風格』に一役買っているのだと思うと、やはりこの選択は間違っていなかった是!!
あとがき
ちなみに、冒頭で触れた【春財布】ですが、どうやらここで言う春の定義は、『新春となる1/1から桜の散る4月中旬まで』という、まさかの1年の1/4以上を占める大盤振る舞いっぷりでしたw
ちなみに、私奴は3月が誕生日という事もあって、歴代の財布はいずれも春財布に分別されるタイミングで入手していたのですが、今年は更にゲンを担いで【一粒万倍日】【寅の日】【天赦日】という、かつての裏原ブランドよろしくなトリプルネームの日(3/15)におろす事にしましたwww
これから向こう何年コイツを愛用するのかは分かりませんが、ルックス・機能性共に非常に満足度の高いジェネラル。
壊れても可能な限り修理してくれるワイルドスワンズのポリシーも最大限に活用しながら、私奴と共にナイスミドルと呼ばれるにふさわしいエイジングを進めて行きたいと思います。
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