『良いモノを永く使う』
これはある意味、私奴の 買い物のテーマ みたいなモノです。
どうも、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
とはいえ、後々振り返ってみると あんなにお熱だったにも関わらず飽きてしまったり、安いからと衝動買いしたものの、あまり登場機会が無かったりするものもチラホラ。
もっといいますと、大枚叩いたにも関わらず前述したそれ、、、というモノも幾分ありまして、マダマダ勉強不足だなぁと思う次第でございます。
まぁ、必ずしも【良いモノ】が【永く使える】というワケでもありませんし、【高価なモノ】が【良いモノ】に繋がらないケースもありますから、何を以って有効な買い物とするか、、、その辺りのバランス感覚含めて日々勉強ですね。
緩和休題
さて、そんな中『良いモノを永く使う』 というテーマにおいて真っ先にアタマに浮かぶモノは?と問われた際に世の諸兄諸姉諸君の頭の中にもそれぞれ何か思い浮かんだモノがあろうかと思います。
私奴も脳裏に浮かんだのモノがあるのですが、やはりその筆頭は革製品が挙げられるのではないでしょうか。
本ブログでもいくらか革小物や革靴については取り上げさせて頂きましたが、そんな革製品においても一つご紹介し忘れていたモノがありますので今回はソイツをシェゲナベイベ―したいと思います。
憧れのオールレザーの大容量バック
革小物についてはBREEの革小物を筆頭にレビューしましたし、革靴についてはトリッカーズ、オールデン、JMウエストンとレビューさせて頂きましたが、革カバンというカテゴリーは皆無。
カバンといえば、TUMIやフェリージをレビューした事はありますが コイツはナイロン生地です故、レザーバッグという点から見ると そういえばレビューしてなかったなぁ、、、と今更筆をとった次第でございます。
とはいえ、カバンといっても、仕事中はフェリージですし、オフではカバンを持つ習慣がないもんで、レビューするほどのアイテムが無い、、、というのが本音ですが(爆)、そういえば一点だけ良い買い物をしたなぁ、と思えるカバンがあった事を思い出しました。 ソイツがコチラ。
鮮やかな発色のイイ、グリーンのトートバッグ。 肉厚な革とツヤがイイ感じ。 ピンと来るかたも少なくないと思います。 ご存知コーチのブリーカーレザーウィークエンドトートです。 しかし長い名前だwww
メタル製のタグと革製のタグがキラリ。
これ見よがしではなく、小さめのタグがウレシイ。
ウィークエンドトートというだけあって、週末の軽い旅行を想定してでしょうか、容量は所謂ボストンバッグに匹敵するくらい大きいです。
コイツの容量と使い勝手についてはお墨付きで、何を隠そう、私奴が一昨年に慣行した四国霊場88カ所巡礼企画(爆)の相棒して 一緒に四国をお遍路ーるしたカバンがコイツです。
お遍路の旅は置いておくとして、そんな小旅行に持って来いなウィークエンドトート。早速、主な仕様をみていきませう。
ガバっと開けてみて分かるとおりデカい開口。 なんでもポンポン収納可能なのはトートバッグの魅力。
インナーポケットはオープンポケットが2つと、対面にファスナー付きのポケットと整理整頓にも対応。
たかが3つと思うなかれ、コレがあるだけで全然違う。
外にはスマホ用のポケットも。
これがホントに便利で、スマホのみならずカバンの中で迷子になりがちなキーケースを入れたりしても◎。
手元にあったハクキンカイロもスッポリ。 最近寒いですからwww
TOPにはファスナーもついているので。トートバッグといえども防犯や、プライバシー的な対策も。
タフな肉厚な底革ですが5点の鋲も打たれています。
これならある程度は場所を気にせず置けちゃう、ニクイ仕様。
前述したお遍路の旅以外にも、普段は着替えとタオルとシューズをいれてジムバッグとしても活躍しておりますし、着替えが必要なマラソンレースにも重宝。
折角買ったんだから使わないとねww 鮮やかに発色の良いお色ですから、スポーティな格好にも以外とハマります。
でも雨に打たれてシミがwww
クリーム入れたら目立たなくなるかな。
肉厚な革と繊細なステッチ
さて上記では製品の概要を紹介しましたが、ここからは更に細かいところまで注目してみようと思います。
先ずはこのバッグの主役とも言える革ですよね。
もともと、コーチは野球のグローブの革(グラブタンレザー)を用いて、、、というコンセプトで立ち上げったブランド?ですゆえ革についてはしなやかで、且つ肉厚で艷やかは革は結構イイ感じです。
派手過ぎず、地味過ぎない秀逸なお色味。 肉厚な革に顔料のっぺり、、、という感じでもなく自然に色がのっています。
革のツヤもイイ感じ。
遠くからみてもある程度のオーラがwww
コレをクタクタに柔らかくなるまで使い込みたいんですよね。
ジツはそんな革を縫い合わせるステッチも秀逸で、均等なピッチでしっかりとした糸で縫い合わされています。 コーチのステッチについては、ブランド内での規定があるようで、1インチ(約2.5cm)の幅の中で12ステッチと決められているとのこと。
となると1つのピッチは約2mmという事ですね。
こういった細かい仕事をするブランドであることはあまり知られていないですよね。
コバの処理は顔料が塗られドーム型になっています。
コバの処理の良し悪しは顔料は少なめで、等の諸説ありますが、この濃いめのお色を載せて 艷やかに仕上げれられたコバも結構好きです。
細すぎず太すぎず、短すぎず長すぎず、な絶妙なハンドル。
肩に引っ掛けても手で持っても長すぎないいいサイズです。
この辺りの太さはフェリージにも似ていますね。 カサカサもせず、もっちりとした革質もGood。
ハンドルとボディは金具で連結。
コイツのお陰でハンドルの取り回しが楽ちん。
また、負荷のかかりそうな箇所にはしっかり補強ステッチも。
実用性も考慮したデザインでこういったトコロも考えられているのは安心。
あと全体的にLLビーンのボートトートに似ているデザイン。
ジツはコイツがあるので本家のボートトートが買えない貧乏性が炸裂(爆)
まぁ容量や使い勝手は変わりません故、コイツをガンガン使って行きます。
重さも総革仕立て故、重たいのでしょうが、個人的には全然気になりません。
重たくて持てない!なんて事態になった事ありませんものwww
コーチというブランドについて考えてみる
コーチについては、ブティックの雰囲気や、前述した様な革の雰囲気やステッチの正確さ等、店頭品の品質やサービス面でみると、ハイブランドと比較してもさほど変わらない、、、という印象でありながら、(コレは賛否あると思いますが)誤解を恐れずいうと、今日現在のコーチというブランドはハイブランドではない、、、というのが皆様の認識ではないでしょうか。
ただ ここに一つの矛盾が出るわけですが、過去のブランドイメージからいうと現在ほど手軽なイメージはありませんでした。
では何故ここまでブランドイメージが低下したのかと考えると、やはりアウトレットショップの台頭が原因ではないでしょうか。
いまや全国に派生した巨大アウトレットモール。 定価から*割引き!といった値引きに加え、更に当日限定という○割引の追加チケットの配布などで、大量値引きを実現させているアウトレットショップの登場時より目玉ブランドの様な格好にて誘致されていたコーチ。
元々ハイブランド路線でブランディングしていたコーチであったが故に、ある程度の集客効果があったものの、そんなに安く買えるなら非アウトレットのブティックで大枚叩く意味ないじゃないか、、、とブランドイメージが低落。
まさにアウトレットによってブランド力が低下した事例の筆頭ではないでしょうか。
ただ、普通に考えると 量産製品(もっというと、革という安くない素材を使用しているのに)あんなにアウトレット品が出るワケないんですよね。
本当に文字通りのアウトレット品なのであれば、あれだけ不良品が作られているという事は、どれだけ歩留りが低くて、品質管理がザルなんだ!という話ですwww
実はそこに巧妙なカラクリが隠されているのですが、この辺りは筆を取るとマダマダ長くなりそうなので、一端ここまで。
コレ以降はまた改めて筆を撮りたいと思います。
ただ、路面店や百貨店で扱われる非アウトレットのコーチに関しては、ソレとは一線を画す出来栄えである事は皆に知って欲しいモノです。
あとがき
『良いモノを永く使う』という事を考えると、ある種のミニマリストの様な領域になってくるのかと、思う事があります。
例えば、私奴の革靴ラインナップ(というには風呂敷を広げ過ぎですが(爆))に置き換えてみると、ある程度のシーンには対応できる程にアイテムも揃ってきた感があります。
そうなると(永く使うという観点から考えると)、むこう数十年、リペアは必要かもしれませんが、新たに買い足す必要性も無い、、、という事になるのかなぁと、思ったり思わなかったり。。。
そうなると、もう私は靴は買えないという事になるんではないでしょうか。
カバンだってそうだし、洋服だって。
ただ、自信を持って言える事は、恐らく洋服や革靴、カバンに対する物欲は無くならないでしょうから、今後もマイコレクションは増えちゃう(爆)
永く使うにはローテーションは必要だから、、、 なんて 言い訳を大義名分にしちゃう程に、『良いモノを永く使う』というのは、ある種 自分の煩悩(というか物欲)との戦いなのかもしれません(爆) まだまだ修行が足りませんwww
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