前回のエントリにてH&M謹製のバギーズショーツ風スイムパンツをご紹介しましたが、ソレをご紹介したとあってはこれも筆を取らぬワケにはイケないでしょう。
そう、今回のエントリは、本家パタゴニアのバギーズショーツについて!
よもや夏の大定番としてラインナップされるバギーズショーツですが、何故世の諸兄諸姉諸君のハートを掴んで話さないのか。 世に蔓延るバギーズショーツレビューとは一線を画す別の切り口にて、今回はコイツをレビューして行きたいと思います。
未だお持ちで無い方はコレを機に是非ご贔屓を!(爆)
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そもそもバギーズショーツとはなんぞや?
世の諸兄諸姉諸君が『パタゴニア』と聞いて真っ先に思い浮かべるモノはなんでしょうか。
これについては様々意見がありそうですが、やはり一番多くの票を集めるとすれば、フリース素材でお馴染みの【レトロX】ではないでしょうか。
もちろん、90年代に大ブームを起こしたココンチのフリーズ素材はパタゴニアの看板プロダクトに間違いはありませんが、パタゴニアは冬物アイテムだけでなく、年間を通じて超機能性溢れるプロダクトをリリースするアウトドアアイテムの重鎮。
例えば、夏場にはサーフィン用のアイテムや、ボードショーツ、トレイルランニング用のランニングウェア等、もっというとアロハシャツまでww、様々なアクティビティに対応するのが、ご存知パタゴニアなのです。
かくいう私奴もレトロXの以外にも、色々なアイテムでお世話になっておりますww
ただ、上記のトレントシェルは登山用途、ストライダーショーツはランニング用途と、各アクティビティ要素が強い製品となりますが、今回ご紹介するバギーズショーツはある意味全てのアクティビティをカバーする遊撃軍!
世の中、何にでも使える器用貧乏なアイテムには銘品が少ないと言われていますが、このバギーズショーツは、オロナインや正露丸に並ぶ常備薬ならぬ常備衣料(爆)として持っておいてソンは無いアイテムだと思います!
海に山に街に! デキる大人の指定体操服!(猛爆)
よもや体操服とまで言ってしまうと語弊がありそうですが(爆)あながち遠からずではないでしょうかww まぁそれもバギーズショーツの抜群の機能性が有ってのことなんですがw
というのも、バギーズショーツ自体は【サプレックス・ナイロン】と言われる高密度のナイロン素材にて作られています。コイツ↓
細い繊維を高密度に織り込むことにて耐久性と柔らかさを実現した機能性素材!
リサイクルナイロンを使うという環境意識もパタゴニアならでは!
この傍目から見るとコットンの様な風合いを匂わせつつも、素材はナイロンであるが故に驚異的な軽さ!というのがサプレックスナイロンの特徴ですね。
さらには詳細は後述しますが、たっぷりと裾幅の広がったシルエット故に、男性ながらとてつもない開放感を味わえる(爆)のがこのバギーズショーツなのですww
もっといえばナイロン素材故に、吸水性が低く速乾性に秀でているため、ランニングに使用しても蒸れとは無縁ですし、海や川といったアウトドア用途にて多少濡れちゃっても(もっというとそのまま水泳しても)問題の無い懐の広さを見せます。
さらにはこの時期のハイキングや軽い登山用途としても、サプレックスナイロンの丈夫さや、DWR(耐久性撥水加工)等の機能性加工も相まって一度使うと手放せないのがバギーズショーツの魅力ではないでしょうか。
DWRによる撥水加工っぷり。
水滴が玉水となって流れるので、登山用途では不意な雨でも安心。
更には昨今の90年代リバイバルや、スポーツミックススタイルとも相まって、街着用途としてもパタゴニアの注目度も高まりつつあります。
誤解を恐れずいうと、裾の広い野暮ったいシルエットが逆にハマる。
永らく続いた美脚シルエットの反動でしょうか。
膝小僧の丸出しっぷりは女性ウケはすこぶる悪いそうですが、そんな事は一笑に伏せるほどに気持ちが良いのがバギーズショーツなのです。
凝った作り込みはサスガのパタゴニア
さて、そんな多方面に使えるバギーズショーツですが、上述の通りここまで使用用途が広いのもプロダクトとしての作り込みの妙が有っての事かと思います。。
というわけで、本項ではバギーズショーツの作り込みの秀逸さにスポットをあててご紹介したいと思います。
メッシュとナイロンの部分使いの光るポケット設計!
正直、コレはバギーズショーツを語るにあたって無視できない秀逸ポイントではないでしょうか。というのも、先ずはコレをご覧あれ。
バギーズショーツのサイドポケット。
サイド部分からフロント全面までの大容量を実現!
そう、このポケットこそが、バギーズショーツの作り込みの秀逸っぷりを表すポイント!
というのも、注目するべきなのはサイドポケットの裏側なんです。コチラ。
実際のサイドポケットの中身がコチラ。
ココから見ると、全てサプレックスナイロン素材しか見えませんが、、、
表裏をひっくり返してみた結果がコチラ!
基本的にはサプレックスナイロンを使いながら、ポケットの底部にだけメッシュが採用されている!
このディテールの意図としては、ポケット全てをサプレックスナイロン生地で作ってしまうと水中に入る時に空気が溜まったり、水中から出る際にポケットの中に水が溜まったりする事がある為、底面の一部をメッシュ構造にする事にて排水性を実現させるという機能的デザインが炸裂しています。
奇しくも当て馬の様になってしまったH&Mのスイムパンツ(爆)と比較
H&Mのポケットのスレキは総メッシュ構造でした。
これも、排水性だけ考慮するならばH&Mの様に全面メッシュにしたほうが合理的ではあるのですが、如何せん全てをメッシュ生地にしちゃうと強度故の破れの懸念だってゼロじゃない。(鍵なんかを入れちゃうと特に)
その【強度問題】と【排水性問題】を解決する為に上記のデザインとした、、、と考えると、バギーズショーツの手の混み具合には脱帽しちゃいます。サスガ!
ちなみに、バックポケットも同様にサプレックスナイロンとメッシュの切り替え使用。
コチラは片面のみサプレックスナイロンですが、よく考えられてる。
ちなみに、今年モデルより右サイドポケットにキーストリングスが採用!
このループに引っ掛けて置けば安心!といった所でしょうか。
このキーストリングスも、ガンガンにアウトドアユースの方やサーフィン等の海遊びをする方にとっては嬉しいマイナーチェンジだとおもいますが、強いて言えば 個人的にはフロントポケットよりはバックポケットにあった方がスッキリしていいかな(猛爆)
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インナーメッシュ生地の気持ちよさ
そして作り込み、、、といった観点からは少し異なるかも知れませんが、バギーズショーツを紹介する上でもう一つ外せないのがこのインナーショーツ。
タウンユース前提の方であれば、下着の上からインナーショーツが重なるとモタつきが気になるという意見も少なくなくて、自体好き嫌いが別れるディテールではあろうかと思います。
ただ結論からいうと、ココンチのインナーショーツはとても気持ちイイので、是非一度ノーパンで味わって貰いたいんです!(猛爆)
所謂網目の様なメッシュではないメッシュ生地。
それ故、肌触りはフラットでゴワゴワといった事は皆無。
鼠径部にあたる部分もゴム内蔵かつ、柔らかい仕上がり。
これで不快なゴワつきも無し!
このインナーショーツの具合は同じパタゴニアのストライダーショーツと変わらずなんですが、ココンチのインナーショーツの具合を味わって以来、よもや私奴はパタゴニア製品でインナーショーツ内蔵の場合は基本ノーパン派です。(爆)
ライブ中の福山雅治兄さんがノーパンの様に!(猛爆)
基本的に海にノーパンで遊びに行って、一通り遊んで帰り支度をする頃には乾いてる!なんて使い方が出来るのも、インナーショーツありきのバギーズショーツの使い方ですので、切り取っちゃおうかな、なんてお考えの諸兄諸姉諸君は一度ノーパンで穿いてから考えてみましょう!
って何回ノーパン言うんや!(猛爆)
ワタリが広めのゆったりシルエット!
さて、そんなバギーズショーツですが、最近よく目にする機会が増えてきたのはこのシルエットの影響があっての事ではないでしょうか。
というのも、誤解を恐れずいうと、結構野暮ったいシルエットなんですよ。
昨今のタイトシルエットの流行の中でいえば、完全に除外されるシルエットでなんせ裾幅が平置きで30cmという極太シルエット。
ラルフローレンのショーツと比較してもこの野暮ったさ(爆)
キレイめな格好のハズしとしても似合わないシルエットww
ただ、昨シーズンあたりより市民権を得てきたビッグシルエットの恩恵もあるのか、このバギーズショーツのシルエットがどうもトレンドにミートしてきた様子。
もっといえば、ロングではなく5インチ丈のバギーズショーツを1サイズ上げて買うとかナントカ。
個人的にはオーバーサイズシルエットはあまりノリ気ではないのでバギーズショーツもジャストサイズで選びましたが、それでも実際に穿いてみるとなかなかワイドwww
ただ、コレくらいのワイドっぷりの方が夏場のリラックス感やリゾート感を演出するには丁度いいのかも知れません。
ネイビー✕ブルーもキレイ。
濃いめのお色同士を合わせたので、靴もコッテリと。
セントジェームスだってアリだな。
なんせ、ボーダーのブルーとショーツのブルーの具合がイイ感じ!
こんな感じでジツはバリバリのアウトドア用途のスペックでありながら、カジュアル用途にもマッチするこの雰囲気こそがタウンユースでも人気が衰えない理由ではないでしょうか。
まとめ;バギーズショーツは買うべきなのか!?
結論から言いますと、バギーズショーツは『是非とも買うべき逸品』といっても良いかと思います。というか1着あればなにかと重宝するので、持っておいてソン無し!というのが正しいかと思います。
パタゴニアのオフィシャルサイトにて謳われる通り、まさに元祖『マルチスポーツウェア』というコピーが文字とおりしっくり来るというのも、ナカナカありませんww
・海や川への海パンとして
・ランやバイクのアクティビティに
・登山用タイツの上の簡易シェルとして
・タウンユースの短パンとして
・夏場の部屋着、寝間着として
・キャンプのお供に
・洗車時の服装として
後半はかなりのこじつけ感がスゴイですが(猛爆)、ざっくり想定しただけでも上記のような使用用途にマッチする守備範囲!
ただ、正直ユニクロや それこそH&Mでも、上記のような守備範囲を実現する短パンというのは多くあるとは思いますが、コレをパタゴニアでやるんだ!というのが私奴としては刺さるんですよね。
あとは値段次第、、、という事にもなりかねませんが、ここまで作り込みが光るデザインでありながらバギーズショーツは¥7,020というこなれた価格帯というのも嬉しい所。
もっというと、シーズン終盤になると、パタゴニアのオンラインサイトではバギーズショーツもセールがかかるという大盤振る舞いが炸裂しますので、例えばセールの際にマイサイズを買っちゃう、、、といった作戦だってアリだと思います。(人気色はサスガにセールになりませんがww)
あと、価格設定については『パタゴニアは内外価格差の大きいブランドだから日本で買うとボッタクられているんじゃないの?』なんて意見を聞く事も少なくないんですが、ジツは本国サイトを見てみてもバギーズショーツはこの価格設定。
コレで見る限り、本国サイトでもバギーズショーツは$55.0。
つまり現在のレート($1=¥109)に換算すると¥5,995ってことか。ギリギリ¥5,000台ww
これからいうと、日本との価格差は大体¥1,000くらいですか。
他のシェルアウターなんかは内外価格差が結構大きいですが、バギーズショーツ位のアイテムとなるとよっぽどの円高とならない限り、送料云々を考えると日本で買っても大きく変わらないと思います。
ちなみに、本国サイトはこちらから。興味がある方は覗いてみるものアリかも。
ただ、過去にラルフローレンで内外価格差を埋める為に個人輸入を行った事もありますが、労力と時間の割にリターンが少なかった記憶もあったりして。
これもスケール次第ではありますが、そこまでお得といった事もないんですよねww
あとがき
そういえば、今回バギーズショーツとH&Mのスイムパンツを購入した事により、ジツは我が家の海パン事情が大渋滞を起こしていますwww(猛爆)
バードウェル3着にバギーズショーツにH&M、、、
1シーズンで見てもこんなに海行かないよwww
最近バードウェルを海パン用途のみならず、ランニング用途としても併用を始めた所ではありますが、バギーズショーツ(もっというとH&Mのスイムパンツ)の登用に伴い、新組織の見直しが必要になりましたwww H&Mはジム用途にしようかなwww
あとがき2
そういえば、来週末には自治会対抗の運動会があるので、今年は大人の体操服としてバギーズショーツで参戦したいと思います。
勿論ノーパンで!(猛爆)
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