こんにちわ、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
前々回のエントリにて過酷を極めるJ.M.ウエストンの修行の様子を赤裸々に告白しましたが、その修業も遂に後半戦に突入。
最初期に感じた足入れ時の強烈な痛み(というか、そもそもヒールに足が収まらないwww)こそ解消されましたが、まだまだ1時間を超える長時間の着用は厳しい、、、というのが前回のエントリまでの進捗でした。
しかし、そんな修行も回数を重ねるにつれて幾分ラクになってくるもんで、今回はいよいよウエストン修行の後半戦をお届け!!
よもや、革が足に沿って伸びるのか、はたまた 足が靴のカタチに沿って変形しているのか?(爆)
過酷な修行を経て、あのウエストンがどういった変化を見せるのか!?
コレをみた貴方はタイトフィットなローファーに何を思う!?
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さて、冒頭の通り、当時は足入れすら大苦戦していたウエストンですが、今ではそれなりに足入れも容易になってまいりました。
とはいえ、まだまだ万力締めと揶揄されるタイトフィットは健在。
冒頭の通り 60分を超える着用は難しく、苦悶の表情と脂汗を浮かべながら時計と格闘していた状況が、どうなっていくのでしょうか!?
13回目〜17回目;足の痺れの先にある光景を見れる様になってくる
さて、よもや通算修行期間が500時間をも経過すると、不思議な事にすんなり足入れが出来るようになってきます。 もっというと、着用後の10分程度は「締め付けが気持ちイイな!」なんて思える余裕すらでてくる位で、やはり熟練のウエストンのスタッフさんの慧眼には脱帽です。
また、この頃になると「万力締めによる足の痺れ」に対しても耐性ができてくるのか、比較的長く着用出来るようになってきます。
例えるならば、これは【J.M.ウエストン女史とようやく連絡先を交換したくらいの距離感】といっても良いかもしれません(爆) ようやく彼女のそっけない態度に懐柔の兆しが現れて来るフェーズですね。
ちなみに、1回の着用時間が40分を超えると一度は足が痺れてパンパンに膨らむような感覚に襲われるのですが、ソレをも我慢して過ごしていると急にむくみが取れるように痺れが引く感覚が味わえる不思議体験が経験できますww
また、修行13回目のトピックスとして、靴の中ではギチギチに締め上げられている私の足ですが、修行直後に足裏をみると妙なシワが発生していることに気が付きますww コチラ。
流石に足裏の写真を載せるのは気が引けるので(爆)イラストで代用しますが、ゴリゴリに足裏の皮が折り曲げられてくっきりシワ(青線部分)が入ってたwwww
まぁタイトな靴の中に足をねじ込んでいる以上、靴の中でも足裏の皮が折り畳まれてんなwww的な感覚は有りましたww
いやはや【革の靴下】と比喩できるまでにはまだまだ長い道のりがありそうです。
【RESULT】
13回目修行時間;110分 / TOTAL修行時間;635分
14回目修行時間;75分 / TOTAL修行時間;710分
15回目修行時間;90分 / TOTAL修行時間;800分
16回目修行時間;70分 / TOTAL修行時間;870分
17回目修行時間;90分 / TOTAL修行時間;960分
18回目〜20回目;J.M.ウエストン女史との関係性を勘違いして、手痛いフラれ方をする(爆)
上述の通り、ウエストン女史との連絡先交換(なんのこっちゃ)が出来た事もあり、デート(修行)を重ねる度に親密になっていく感じをヒシヒシと感じられるのもコレくらいの時期ならではじゃないでしょうか。
一緒にカフェに行ったり、映画にいったり。付き合っては居ないけど、お互いまんざらではないんじゃないの?的にドキドキするくらいの距離感のヤツです!←は?(猛爆)
が、ここで調子に乗ること無かれ!
というのも、ローファーは所詮 靴。
履いてなんぼ、歩いてなんぼ、のアイテムです故、今後ウエストン嬢との長い付き合い(実用レベルにもっていく)には上辺だけではなく【立つ】【歩く】という本質を理解する為のデート(修行www)が必須となってきます。
それ故「カフェデート(椅子に座った状態の修行)でメッチャ気が合うじゃん!!」なんて思うことが有ったとしても、それだけを根拠にウエストン女史の彼氏面をしようモノなら それはそれは手厳しい一撃が下される事となります。
そう、立てると痛みの感じ方がハンパなく増長されるんだよ!!!(猛爆)
特にカカトの噛みつき方が尋常ではないんですよwww
コレ、刺さってるぞwww
こういった感じでカカトにしっかりと噛みつかれている感覚ww
カカトが抜ける感覚は皆無で、めちゃくちゃフィットしている!!という感じはあるけれど、○の部分がピンポイントに刺さってめちゃんこ痛いwww
まぁ、正直いうとこれはコレで嬉しい感覚ではありますが(爆)
とはいえ、足入れ後の様子が楽チンになってきたと言う事は【修行の進捗】としては順調なのだと思いますが、まだまだ【お互いの理解を深める為の時間が必要】である事を再認識www
というわけで、手厳しい洗礼を受けた私奴は(爆)、このタイミングからウエストンを着用したままでの歩行訓練を開始します。とりあえずは書斎から寝室まで(距離にして数メートル)をてくてくと往復する所から始めます。
まぁヒールが刺さる+いつも以上のボールジョイントの万力締め、、、とはいえ、我慢できないレベルでは無いので、一旦はコレで様子見です。
ただ、階段の昇降。テメーだけは飛び抜けてペインだわ!!!(猛爆)
【RESULT】 18回目修行時間;90分 / TOTAL修行時間;1050分 19回目修行時間;90分 / TOTAL修行時間;1140分 20回目修行時間;60分 / TOTAL修行時間;1200分
21回目;急にそっけなくなる謎現象www
上述した18回目の修行より新メニューである【歩行訓練】を追加し、ひたすらに修行に励んでいた私奴でしたが、ある日突然事件が発生します。
全然足が入らないwwww(猛汗)
というのも、ちょうど昼職での出張が続き、20回目と21回目の修行の間に1週間のブランクが空く事があったんですが、その時はホントにびっくりww
修行の最初期に戻ったかの如く履けないんだものwww
最終的には修行初期のガッツ(爆)を再現し、汗だく+激痛に悶えながら足をねじ込む事に成功するのですが、まさかの万力締めに耐えきれず10分でギブアップするご機嫌ナナメっぷりww
よもや、この一週間でウエストン嬢に何があったのかは定かではありませんwww
ただ、翌日の修行では何故かまたそれなりに履ける様になっていたのも謎現象。
なんだろう。1週間放置していたので、機嫌を損ねたのでしょうか。もう、、、
可愛いヤツだな!!!!!!!(猛爆)
【RESULT】 21回目修行時間;10分 / TOTAL修行時間;1210分
22回〜26回目;いよいよ仮免許発行!!!!
不意に訪れた修行21回目のトラブルには困惑したものの(爆)、再び密にアプローチする事で機嫌を取り戻したのか、22回目以降の修行では再び距離感も縮んできたような気がするウエストン嬢。
厳しかった歩行訓練もある程度は可能となり、ヒールカウンターがカカトにグサグサ刺さる感覚は残りつつも、なんとかすまし顔で歩ける程度にはなってきました。(爆)
もっというと、連続して2時間程度の着用も可能になってきたので、そういう意味では、いよいよ仮免として路上デビュー+実地訓練が出来るフェーズになってきたのかも知れません。
幸いにも長時間の万力締めで足先がペイン(爆)になってきても、靴を脱いで10分の休憩を挟めば再び履ける(一旦リセットされる)事も確認済ww
これであれば、車で外出してもなんとかなりそうです。
遂にここまで成長してくれたのね、ウエストン。(しみじみ)
【RESULT】 22回目修行時間;40分 / TOTAL修行時間;1250分 23回目修行時間;60分 / TOTAL修行時間;1310分 24回目修行時間;120分 / TOTAL修行時間;1430分 25回目修行時間;100分 / TOTAL修行時間;1530分 26回目修行時間;80分 / TOTAL修行時間;1610分 ⇒ 仮免許発行!!!
一体、ローファーにどの様な変化がみられたのか!?
という事で、遂に【仮免許発行】までこぎ着けたウエストン!
何度も申すようで恐縮ですが、最初期のペインっぷりたるや思い出すだけでも壮絶だったもんで、月並みですが感慨ひとしおでございますww
ただ修行の経過のブログを書いている以上、単純に「**時間履けば、足入れは楽チンになりました」という報告だけで終わるのも芸がありません。
と言うことで、ここからは
ブログネタ用にと撮影していた我が物欲艦隊へ配属された直後の写真と改めて比較してみる事としました。コチラ。
これがフロントビュー。
コレだけみるとワイズ(というかボールジョイント付近)の革が伸びてポッテリした様な感覚は、、、あんまり感じられませんねwww
バックビューがこれ。
ヒール部分もソコまでサイズが変わった様な変化はみられません。
そういう意味では、「ウエストンの革が伸びで足にフィットする」というのは都市伝説で、実際は「足の形が変形してフィット感が増す」という事なんじゃないか、、、と思ったその時!!
以外な角度からウエストンの変化を目の当たりする事になります!!
それこそが、シューキーパーを嵌めた内側の様子。
コレを確認すると一目瞭然でした!
あきらかにシューキーパーとサドル部分隙間が拡がっている!!!
登用当時もクリアランスはゼロとは言わないまでも、幾分シューツリーにフィットした形状だったのに、ココまで歩み寄ってくれました!!!!
前回ご紹介したジャランのローファーにて「履き込むことでフィット感は甘くなる」というのは経験則としてそれっぽく理解していたつもりですが、こういった写真(が撮れたという事実)があれば、
ローファーはタイト目を選んで革を伸ばしてフィット感を得る!!!という【サイズ選びのセオリー】も立証出来たのではないでしょうか。
本ブログをご覧になっている方で、ローファーのサイズ選びに困っている方や、初めてのローファー購入を検討されている方が居られましたら是非参考にしてみてください。
とはいえ、私奴のウエストンもまだまだ仮免許(爆)
今後の成長の具合はまた改めて後日談としてレビューしたいと思います!
【RESULT】 Total;1610分(約27時間弱)履けば、革が伸びてフィッティングが向上してくる!!(ちゃん貴調べ)
あとがき
そういえば、ウエストンのタイトフィッティングから自分の身体に合せて伸ばして行く過程でいえば、リゾルトのジーパンとも似通った所がありますね。
今や世間ではゆったりとしたシルエットが流行している事もあって、なかなか最近ではリゾルトの販売戦略も難しそうな印象を受けます。
しかし、逆に今だからこそ、フィールズダルボーかセントジェームスのバスクシャツにブルーのジーパン履いて、タンカラーのウエストン!!!というド真ん中フレンチカジュアルも面白いかも知れません。
よし、今年の春夏は絶対それやろう!(猛爆)
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コメント
こんにちは。先日、JM Weston 180 (5/ D) を購入したものです。
ブログを楽しく、拝見しました。
で、私、まーったく、同じです!
圧迫半端なく、不安いっぱいです!(ほんとに馴染む日がくるのか!?)
現時点の180の感触は、どうでしょうか? 是非、教えていただきたく。
よろしくお願いいたします!
>田中様
こんにちは。おお!サイズも一緒ですか!偶然ですね!
そして地獄の修行まで、、、
でも大丈夫です!ウエストンの革はきっと応えてくれますから、がんばりましょう!
現在の具合ですが、基本的にはまだまだタイトフィッティングである事は変わりませんw
ただ、足入れは随分楽になったな、、、という印象ですので、フィット感という意味では改善している事には変わりないかと思います!
まだまだ革の靴下、、、という状況には至っていませんが、是非一緒に極上のフィッティングを目指しましょう!!
早速のご返事ありがとうございました。嬉しいです。サイズ選びは、6D→5/E→5/D てな感じでした。お店では確かに試し履きでは、まずまず履けたと思ったのですが、次の日履いたら、え?うそ? ギッチギチ。(冷や汗たらり) 。でも、足の指は痛くなく、甲からかかとにかけて、パーン!! みたいな。至福のフィッティングを夢見て、日々少しづつ慣れさせていきます。ありがとうございました。またサイトのぞきにきます。文才おありですね。面白かったです。
>田中様
いえ、こちらこそ、コメントありがとうございます!
僕も全く同じでしたよww
ウエストンのスタッフさん、履かせてくれるのめちゃくちゃ上手ですよねw
一緒に修行を乗り越えましょう!
文才、お褒めに預かり光栄です!めちゃくちゃ嬉しいです!!
いつでもご覧になってください!そしていつでもコメントくださいね!
180履き慣らしの記事、夜中にとても笑いました
一つだけ、180履く方はユ○クロのベリーショートソックスのような超薄っすい靴下お勧めです〜
お試しくださいませ
>ぺりぺりお様
コメントありがとうございます。
そして楽しんで頂けたようで嬉しいです!
薄い靴下ですか!確かにウエストンには相性良さそうですね!
試してみます!!
ご返信律儀にありがとうございます(^^)
はい、是非!…と言っても、もはや180の季節ではなくなりましたが、、笑
ちなみに、この後の履き慣らしも気になります 笑
今は良い感じになりましたか??
>ぺりぺりお様
返信おそくなりました。すみません。
ウエストン、幾分マシになったとはいえ、まだまだタイトフィットですよ!
たまに履きますが万力締めは健在ですw
というのも、いざ路上に!!と思った矢先のコロナ大流行→外出自粛ムードですから、本格運用は来年に持ち越しですww
いつも楽しく拝見しています。ありがとうございます。そして、めちゃくちゃ笑いました。
10年以上前にタンのローファーを購入した時、8/Dだと言われて購入。ちゃん貴様と同じようにギッチギチで歩けず、無理やりねじ込んでも靴べらと一緒にひょこっと踵が出てくるを繰り返し「なんでやねん」と何回つっこんだことか。
ようやく仮免を取得したところで当時付き合っていた彼女主導のフランス旅行が発生。20代だった私はあと先考えずに180を履いて出発。これまで痛みを感じなかった部分も激痛が走り、集中攻撃された踵からは出血してヒールカップに不名誉なシミを残してしまいました。ウエストンの本店で店員さんがローファーのサドル部の革を伸ばしてくれましたが、サドルで固定していた足が左右に動いて小指に信じられないくらいの痛みを感じて勝負あり。速攻でスニーカーを買い、180をトランクに押し込んだ苦い記憶があります。10年間ちょこちょこ履いていましたが、小指の痛みは改善せずです。
このブログを読んで、久々にローファーが欲しくなり、値上げ後のウエストンに。改めてサイズを測ってもらうと9か8/だと。ただ、ウィズはEだと。履かせてもらうと締め付けはきついのですが、痛くはなく、これこそがマイサイズなんだと感動しました。これならば500時間も履けば革の靴下になる気がしています。
何が申し上げたいかと言いますと、ウエストンの店員さんといえど経験の寡多はまちまちです。私の場合、適性は8/Dではなく、8/Eだったわけですし。また、最近の店員さんは随分おっとりした子を勧めてくれる傾向にあります。
唯一の不安は、世の靴下は伸びて弛むのが常ってことですね。
これからも楽しみにしています!
>ちゃんなべさん
コメントありがとうございます。
ウエストンの靴べらと一緒に抜けちゃうあるある、有りますよねwww 共感いただけて嬉しいです。
フランス旅行の話も面白いですね。当時はしんどかったでしょうが、今では笑い話にできちゃう所もウエストンの思い出だと思います。
そして、再び180を入手されたとのこと、おめでとうございます!
是非是非履きならして、一緒に革の靴下を作っていきましょう!
これからもよろしくお願いします!!!