皆様こんにちわ。日々物欲を刺激する毎日を送っておりますでしょうか。
さてさて、 昨年あたりからイギリス風なスパイスのきいたファッションが流行しており、どこの洋服屋さんにいってもツイード系のジャケットやパンツ、エルボーパッチ付きのセーターや、ハンティングジャケット等、古きよきイギリスのカントリースタイルの装いが目立っております。
ま、単純に寒いからツイードといった選択も無きにしも有らずかとは思いますが、イギリス的な装い。嫌いじゃないです。
いや、もとい大好きです。
私奴の考えるイギリスのイメージとは
個人的にイギリスのイメージといえば、モノを修理して長く使うといった感じ。
イギリス製の革靴にグッドイヤーウェルト製法が多いのも、修理して、修理して、例え限界がきても、オールソール(ソールの全交換)で長寿命だ是! といった風潮の現れかなーとおもいます。
それが、転じて長期使用のモノに貫禄がでるという、エイジングという文化・魅力に繋がったのではないかなと思います。 あと、細巻傘とか、コンセプトが素敵www
やっぱり紳士の国というイメージが先行しすぎて、脳内イギリスは、全員 ジャケット+タイドアップww このイメージ、イギリス人に怒られますかねww
しかしながら、前回の記事のデンツしかり、イギリス製の洋品はなぜか上品なイメージ。
所謂ブリティッシュカジュアルと言われて連想する格好も、やはり無意識の内に背筋が通る雰囲気で、そういった印象はイギリス独特のモノですよね。
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さて、そんなイギリスの洋服文化ですが、誤解を恐れずいうと、それと対極にあるのがアメカジといわれる部類でしょうか。
まぁ、アメリカの服飾文化の中にも、アメトラと呼ばれるカッチリした装いや、アイビールックのようなタイドアップスタイルも定番であるのですが、アメカジ(所謂Tシャツにジーンズといった格好)と、ブリカジではまた趣きが違います。
また、そういったカテゴライズを進めるならば、イタリアンカジュアルという勢力も忘れてなならず、華やかでセクシーな(色気のある)装いといえば、ココンチが一番でしょう。
イタリアに関しては気候的にも畜産に有利な環境であった為、革製品のなめし技術や、ウール等の生地メーカーが発達する機会となったとも言われています。
※イタリアンレザーはホントにしなやかで高品質ですし、スーツ当の高級生地メーカーといえば、イタリアメーカーがズラリ。納得です。
その他にもフレンチカジュアル等、挙げればキリがないですが、各地域毎の特色というか雰囲気は コーディネートの際に大切にしたいモノですね。。
ヨーロッパ vs. アメリカ 何が違う?
で、ようやくココで話題に出せるのですが、冒頭のイギリス的アプローチと、アメリカ的アプローチ。
なんのこっちゃ?といった感じですが、分かりやすいモノでいうとネクタイでしょうか。
というのも、アメリカンブランド(Ex.ラルフローレン,ブルックスブラザース)等のレンジメンタルタイ(斜めストライプのネクタイ)は右下がり、対してイギリスブランド(Ex.ポールスミスやドレイクス)は左下がりとなっているのはご存知でしょうか。コレ。
左がラルフローレン(アメリカ)、右がドレイクス(イギリス)のネクタイ。
ナルホド、ストライプの角度が違う。
これについては、ヨーロッパからアメリカにレジメンタルタイが伝わる際に、間違って伝承された等 諸説ありますが、結果として現時点では ストライプの向きが異なっているという事実。(そういえば、イタリアも右上がりですね。イギリス式というかヨーロッパ式という括りのほうがいいかもです。)
それ故、例えばポールスミス(イギリス仕様)のスーツに対して、右下がりのレジメンタルタイ(アメリカ仕様)を締めているスタイル等をみると、小生は若干の違和感を感じてしまうのです。 (Ex.同じスーツでも、コレがブルックスの紺ブレ×スラックスなら アメトラとしてカッコいいだろうなぁ、なんて。 ←悪意はないですよww決して。)
同じように、イイ感じに味の出たスウェット×デニムに対して、トリッカーズのカントリーブーツとか、 (Ex.それならレッドウイングの方がカッコいいなー等)
とは、いっても、お洒落は自由ですから。正解なんでどこにもありません。
上記の様に、ルーツにのっとった洋服のセレクトというのは、今の時代には 少々アタマが硬すぎるのかもしれません。
ただ、全てを理解した上での『あえて』のセレクトなのか、知らず知らずの『結果として』のセレクトなのか。 ココに関しては、是非こだわってみて欲しいです。
そういふ人に私はなりたい
例えば、ミクスチャーロックしか聴いてこなかったバンドが演奏するミクスチャーロックと、HIPHOP、FUNK、ROCK を経由・消化したバンドが演奏するのミクスチャーロック。
リスナーとしては 同じミクスチャーロックというジャンルですが、要所要所の味わい深さを比較。。。というと、やはり後者が強いのではないでしょうか。
ファッションに関していうと、突き詰めれば自己満足の世界の為、アメカジ・ブリカジ・イタカジがごちゃ混ぜになっていても、当人がよければそれでいいんです。
ましてや、基本的には他人が口を出す事じゃないし、ファッションチェックの辛口コメントなんざ 自分の感性の強要でしかありません。もっての他。
でも、自己満足の世界であるが故に、今日はアメカジ一辺倒で行こう、今日はイギリス紳士を意識しよう 等のルーツを揃えたりアイテムをセレクトしたりといった、奥の深ーーーい 楽しみがあるのも事実。
あえて、のセレクトをする場合は、ソレはソレでヒネリを効かせたセレクトだ是!という自分だけが分かる楽しみもあります。 (おそらく、どちらの場合も、結果として気が付いてくれる人は極々少数でしょうがwww)
ただ、ファッション(洋服のセレクト・コーディネート)という 同じ楽しみを味わうならば、少し踏み込んで楽しみの選択肢を増やしてみる っていうのもナカナカにオツなもんですよ!
いやいや、 懐古主義の老害的な思考かもしれませんが(爆)
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