Barbour(バブアー)の魅力かく語りき

 
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Barbour2−2 メンズファッション

こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
さて、今回も前回に引き続き、バブアーについてレビューしようかと思います。

前回の記事ではバブアーの使い勝手、という事で筆を執らして頂きましたが、まぁ書けば書くほどに筆が加速しまして最早バブアーのネガキャンのような記事となってしまいました。(猛爆)

ただ、コレだけは誤解の内容に申しますが、一つだけ断言できることがあります。
バブアーは、このオイルを含んだ生地だからこそカッコいい!
バブアーは、このオイルを含んだ生地だからこそカッコいい!(2回目) ※大切な事なので2回いいました。

というワケで、前回はディフェンスに定評のある池上よろしくな守りの姿勢で さんざんコキ下ろしたバブアーでしたが、今回は 陵南の秘密兵器と言われた福ちゃんよろしく貪欲かつゴリゴリに得点を重ね、オイルドクロスが原因で購入を躊躇する諸兄諸姉諸君の背中を、エドモンド本田の百裂張り手よろしく猛烈にプッシュしてまいります。

そろそろ本格的に秋めいて参りましたし、台風シーズンということもあり雨もチラホラ。
近所のセレクトショップでもサイズ欠けも出ております故、気になる方は要チェックです。
では早速シェケナベイベー!!

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オイルドコットンについて

さぁ名誉挽回のド本命の内容がトップバッターにてやってまいりました。
とはいえ、コレについては 前回の記事にてオイルドクロス(というかオイル)が、バブアーのデメリットの根源!とまで記載した手前、なかなか複雑な心境ではありますが(爆)、今一度、コレだけは申しておきます。

バブアーは、このオイルを含んだ生地だからこそカッコいい!(3回目)
※大切な事なので3回いいました。

もはや、これは理屈ではなく、オイルドクロスに対する主観バリバリの偏見記事なのですが、まずは現物写真をご覧いただきましょう。こちら!

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オイルを含んで何処となくツヤのある生地。
レザーでもなく、ナイロン程に光沢があるワケでもない。

まぁこれについては前回も書きましたが、現在はオイルドクロスに代用可能な生地自体はゴマンとあります。
いかに当時はエポックメイキングな発明であったとはいえ、オイルドクロスは120年前に遡るクラシックな技術です。 それもあって、ハイテク素材が蔓延した昨今では控えめに言っても時代遅れであり、且つ、近代の生活にはそぐわない事は前回の記事の通りです。

しかしながら、何故 安くもないオイルドクロスのバブアーを、いまだに買い求める人が多いのか、、、という矛盾の答えは下記にあると思います。

それが、ズバリ、

  • エイジングの楽しさ
  • 独特の色味
  • 完成されたカタチ

が挙げられるのではないでしょうか。

後者2つの詳細には後述するとしても、このバブアーは男の子が大好きな【エイジング】が味わえちゃうのは嬉しいですよね。

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エイジングの進んだバブアー。
これは外国人補正がキツいとはいえ、エイジングを重ねたバブアーのツヤ感やお色は雰囲気あってステキ。

また、バブアーはガンガン洗濯出来るワケではありませんが、色落ちの経緯としてはジーパンに遠からずなトコロがあって、良く擦れる箇所は(オイルが抜けて)お色が薄くなってまいります。

それ故、肘の部分や身頃なんかは擦れて立体感が出てくるのですが、こういった内容こそが世の諸兄諸姉諸君の琴線に触れやすいポイントではないでしょうか。

あとリプルーフというオイルの補充作業というイベントが行えるのもポイント高いですよね。 
実際、私奴は自分でやるかと言われると微妙なんですが(爆)、こういった、やろうと思えばできるメンテナンスは愛着を増やすチャンスです。
革靴のクリーム入れやハイシャインなんかと同じですね。(個人的に)

絶妙な塩梅のお色

やはり洋服のコーディネートのキモは『お色合わせ』と『シルエット』です。
そしてこの『色』という部分に注目すると、バブアーのセージと呼ばれるお色ほど秀逸なお色はナカナカありません。 単純なダークグリーンとはワケが違います。

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遠目には緑、近くで見ると黒っぽいという、光の加減にて表情が変わるというオイルが起因していると思われる独特の素材感。
濡れた表面から垣間見える元の色味の塩梅が素敵。

といいますのも、春夏シーズンにリリースされたオイルレス仕様のガーメントダイ(所謂 後染め)も、やはりココンチのセージのお色は再現できていません。

もっというと、オイルが不便だからといってオイル抜きをする方や、新品ながら一度洗いを掛けたウォッシュドモデルというのもリリースされていますが、こちらもあの苔の様な絶妙なお色は再現でされておらず、今のトコロ、このセージを再現したノンオイルのビデイルは見たことがありません

おそらく、現在の生地技術?から言うと、ツヤや光の加減は置いておくにしても あの『お色』は再現可能なのでは、、、と思う次第ですが『敢えて、それをしていない』という事は、他メーカー含めてバブアー もしくはオイルドクロスへの尊敬の念 あるいは、変に他人の狩場を荒らしてはいけない という不文律が有るのかもしれません。
もっというと、何か政治的な大人の事情があるのかも、、、(爆)

かのナナミカも、フィールドジャケットという名目でバブアーライクなデザインのジャケットを、得意のコットン×ゴアテックスにてリリースしていますが、ネイビーとブラウンはあるものの、オリーブというかグリーン系のラインナップは無いんですよね。
ステンカラーコートにはオリーブカラーがあるのに。。。

とかなんとか、そんな事を考えているとバブアーを取り巻く謎は深まるばかり。
ひょっとするとダヴィンチコードよろしく、舞台裏では何か政治的な抗争が繰り広げられているのかもしれません。(爆)

まぁ最後の文章は余談ですが、それくらいココンチの生地感とお色味は独特かつ、他社ではマネできない程のカッコよさを秘めているという事ですね。

バブアーの完成されたカタチが素晴らしい。

再度書きますが、服のコーディネートのキモは『お色合わせ』と『シルエット』です。
この前者(お色)については上記に記載いたしましたが、もう一つの『シルエット』について。

この辺りは、どのモデルにしようか、、、とまず購入検討時に悩むことでしょう。
ビデイルかビューフォートか、はたまたロング丈のボーダーか、この辺りが定番ラインナップかとおもいます。

ただ、その中でも大定番と言われるモデルはビデイルではないでしょうか。
これは過去のバブアー全般に言えることですが、クラシックラインはややゆったり目のシルエットである為、身幅をドンピシャに合わせると着丈が短くなったりすることもあります。

その為、身幅と着丈のバランスを考えると、ビデイルよりも若干着丈の長いビューフォートを選択される方も少なくなかったと思います。(ビューフォートは比翼部のポケットや、背面のゲームポケットなど、これはこれで秀逸なモデルです。)

ただ、最近はSLモデルというスリムタイプがラインナップされた為、ビデイルを選択しでも 着丈は長いままで身幅はすっきり!といった具合に、シルエットがきれいにブラッシュアップされています。

ショート丈と言われているビデイルでも、いまのSLモデルであれば ジャケットの上にきてもジャケットがギリギリ出るか出ないか位の絶妙なサイズ感です。
ビューフォートとの長さの差もほんの3cm程度とかそのくらい。(この3cmが大きかったりするんですがw)

この辺りの改善というのも、最近のバブアーブームの要因ではないかと思います。
ちなみに、私奴は身長169cmの普通体型ですが、ビデイルSLモデルで36を選択しました。 一応34も候補にはいっていたのですが、脇下の身幅がタイトすぎた為、36を。

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あとこの高い位置のハンドウォーマーがニクイ。
ここに手を入れた際の脇下のデルタっぷりが、バブアーの魅力。
あと、デザイン面でいえば、襟のコーデュロイとのカラーバランスは秀逸ですね。

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この襟のブラウンが明るいモノもありますが、個人的に暗いボディに暗い襟という色味の方が好き。
コーデュロイ自体、色抜けは宿命ではありますが、個人的にはこの襟だけは後染めも辞さない程にどストライク。

この上品な襟のお陰で、キレイ目な格好にも勿論ハマりますし、ラフなインナーであってもマッチする絶妙なデザインとカラーリングです。 うーんたまりません。
このミリタリーっぽいのに 上品で都会っぽい、という二律背反的なデザインが、諸兄諸姉諸君の琴線を刺激するのではないでしょうか。

3つのロイヤルワラント

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これは皆様ご存知かと思いますが、つまり英国王室御用達ということ。
日本でいう所の宮内庁御用達とか、そういったものですが、このシステムは日本と異なる点がいくらかあります。

というのも、日本では、所謂宮内庁御用達は1度でも宮内庁に納品すれば(最悪 納品すらせずとも)自分たちの裁量にて謳う事が出来る、というある意味ザルな審査基準であるのに対し、ロイヤルワラントについては 5年頻度にてワラントの称号にふさわしいのか更新審査の様なシステムがあるという事。

すなわち、品質やサービスの維持に陰りが見えると、せっかく貰った称号も1シーズンでお預けされる可能性もあるという厳しいシステム。
逆に言うと、そういう厳しいシステムであるからこそ、ワラントを授かったブランドは信頼がおけるブランドという事になるんですけれどね。

で、このワラント『今は』この称号を与える事が出来るのが下記3人

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ご存知現イギリスの女王様、エリザベス女王です。
若かりし頃にピストルズにハマった時期もありまして(爆)、そういった事ではお馴染みです。

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そしてもう一つが、エリザベス女王の旦那さん、エジンバラ公

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そして最後はその女王陛下の息子さん、チャールズ皇太子。
そして、上記にて『今は』といったのにも含みがあって、過去にはエリザベス女王のお母さんであった、故エリザベス皇太后のワラントもあったんですね。

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故エリザベス皇太后のワラント。
それ故 時代によってはワラントが4つ掲げられていた時代だってあります。
かのイギリスを代表する車メーカーのレンジローバーはワラントが4つ授けられた数少ないブランドですね。

まぁワラントの説明については余談でしたが、話をバブアーに戻すとしても、そんなバブアーは現在取得することが可能なワラントを全て持っているという、とても信頼度の高い逸品であることが分かってもらえるかと思います。 (まぁ本来はワラントの有無にかかわらず、自分自身でモノの良し悪しが見極められれば一番いいのですが、やはりこういった分かりやすいものは、日本人の国民柄 好きですよねww)←私奴も好き(爆)

ただそんなワラントよりも、ジツはもっと嬉しい事があるんです。
それが、バブアーはまだ本国生産を続けているという事です。

最近ではロイヤルワラントが与えられたブランドも、かつてはイギリス生産だったものが、第3国生産が多くなってきた背景もあって、イギリス国内でも問題視されているとかなんとか。

かくいうバブアーだって、ウール製やオイルレス(60/40クロスやナイロンといった類の)モデルは、最近ではブルガリア産や中国産も目立つ様になってきました。

本ブログでも各アイテムの原産地については多く取り上げてきました。
モチロン、過度な生産国アレルギ-は無い様に心がけてはいますが、やはり本国生産というブランドは思わず嬉しくなっちゃいますよね。

それは他の国の生産品質レベルが低いから、とかそういう事じゃなくて、そのブランドの背景やロマンを含めて手に入れる事が出来た様な気がするから(爆)
もっというと、このご時世を考えると 心の何処かでは本国以外での生産となる事は仕方ない事かも、、、と受けてめているのかもしれません。

それだけに、そんな時代の中でも、まだ本国生産のモノが買える!買えた!という喜びがあるのかもしれません。
本国生産が無くなって、後々希少価値が高くなる、、、なんて事例は過去に何度も見てきましたが、バブアーは是非英国生産を貫いて欲しいです。

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私のビデイルはまだ英国製でした!(やった!)
バブアーの様な、イギリスを代表する逸品を買うなら、やはり英国製がいい!なんて私奴のエゴですがww これから英国製のバブアーはレアとなっていくのかな。

しかしバブアーは、流石のロイヤルワラント。
というかバブアーというよりは英国ブランドは何だか雰囲気というか、毛色が良く似ています。

このバブアーに同じくロイヤルワラントの称号を2つ持っているハンターブーツという沼地散策スタイルはモチロンの事 、バブアーに合わせて トリッカーズという ロイヤルワラントスタイルも鉄板です。
もっというと(こちらもワラントを持っている)デンツのグローブを合わせてもイギリスのイキフン(雰囲気)がバリバリです。

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もはやコスプレにも近いコーデ。
思いっきりアジア顔ですが、洋服はパリっと英国気取りww

まぁコレはやっちゃいますよね。アイテムが揃っていると特にwww
というかキライじゃないんです。イギリスのカントリージェントルマンスタイル。
むしろ私奴の敬愛するラルフローレン御大のルックをみても、どことなくカントリージェントルマンっぽいイキフンもありますし、憧れちゃいます。

こうなりゃツイードのジャケットも買っちゃおうかなんてwww

忘備録的なもの

いやはや、前回の記事にて、過去2回めのバブアーの波がきていると記載しましたが、何を隠そう23~24歳くらいの時に私奴の中で1度目のバブアーウェーブがありました。

当時から洋服は好きでしたので、雑誌の世界の定番品といった特集に必ずといって良い程に掲載されているバブアーに興味を持つのにそれほど時間はかからず、県外の古着屋で初めてバブアーとの出会いを果たしました。

バブアーについては事前の下調べにてオイルのベタつきと匂いがキツい事は調べがついていたのですが、いざ現物を目の当たりにすると当時のオイルの匂いがキツく、また、背格好が中肉中背の代名詞ともいえる私奴でも 野暮ったいシルエットに作業着のようなイキフンを察知し、お持ち帰りとならないまま、1回目のバブアーウェーブは去った経緯がありました。(俗にいう、第一次バブアーの乱です。)

ただ、数年前から続くバブアーの再評価に伴い、ビデイルSLモデルが近所のセレクトショップにて陳列されるようにな事もあり、手に取ったバブアーのサイズ感とオイルの改良っぷりに過去のトラウマは完全に払拭。
再び食指が動いたというわけでした。(その後、3年にも渡る葛藤の後、今回無事にバブアーを購入。これが俗にいう第2次バブアーの変です。)

まぁオイル独特のベタつきはまだあるとしても、少なくとも匂いとシルエットは十分改善済ですし、オイル感についても、前回の記事にて触れた通り、英国ブラント故のジェントルメン教育の一貫と思えばなんとかイケるww (私奴は地方都市在住で電車は利用しないというライフスタイルの差異はありますが(爆))

いかがでしょうか、十分に背中を押せていますでしょうかwwww

私奴のまとまりのない文章では、ナカナカバブアーの魅力が伝わりきっていないかもしれませんが、この記事の文字数からいかにオイルドクロスのバブアーが素晴らしいかの一端はお分かり頂けると思っていますwwww

バブアー購入に悩む世の諸兄諸姉諸君の参考となれば、これ幸いです。

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コメント

  1. コーサク より:

    こんにちは!

    コーサクです。
    バブアーは来年、かなり検討しているアウターです(笑。
    こちらはやはり真冬に着るのは厳しい、あるいは来てたら見た目
    含め違和感ありますかね?(寒々しいなど)

    というのも、最近オールデン(990)に合わせられる冬アウターを探しているのですが
    なかなかなく、Pコートやダッフルなどのコテコテな
    トラッドに寄り過ぎないものを探してまして、
    ステンカラーコートくらいしか思い浮かばなく、バブアーだったら合うかな?と思ったり。

    真冬は寒いのでしょうが、アンデルセン着込めば冬もいけるかな?と思ったり。。
    ちゃん貴さん的にオールデンに合う冬アウターってなんだと思いますかね?(笑)。

    あと、バブアーと双璧をなす(と個人的に思っている笑)「バラクータ」を
    ちゃん貴さんがどう評価されてるのかが気になります(笑)。
    (私は今年はバラクータを買いました。ただ、あれはインナーに
    アンデルセンはちょっと厳しいかと思ったり。特にアーム周りが(笑))

    • ちゃん貴 より:

      >コーサクさん

      バブアー、防風機能があるので真冬でもイケると思いますし、私も着てます!
      モフモフのライナーも別売りしていますし、ナイロンのスプリングコート的なバブアーでない限り寒々しいとかのイメージはないかと思います。モチロン、アンデルセンを着てもいいですしね(^o^)

      オールデンにあうアウターとなると、私はナナミカのフィールドジャケットをよく着ています。インナーにボルドーのタートルネックを着たりして靴と色合わせ且つ、アウトドアに寄り過ぎないようにバランスは執っていますがww

      あと、バラクータは恥ずかしながら着たこと無いんですよね。(爆)
      いつかは欲しいな、とは思いますが、買うならネイビーとかの濃いめのお色の方が使いやすだろうなぁ、、、と妄想してます。でも着こなしにはクセがありそうですよねw ちょっと難易度高そうで。