こんにちわ。ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
先日ツイッターにてフライング報告した通り、この度、念願のチャックテイラーをゲット致しました!!!
ただ、一言でチャックテイラーといっても色々あるのですが、今回私奴が入手したのは所謂【日本企画】のオールスターではなくて、
本家(US)コンバースが企画したチャックテイラー(CT70)です!!
いやはや、US企画のコンバースを入手したのはいつぶりでしょうか。
私奴が高校生の頃はABCマートに行けば いつでもMade in U.S.A.のコンバースが買えたものでしたが、その後U.S.A.工場は閉鎖するわ、母体のコンバースは倒産するわで、ココ10ン年は本家(US資本)のコンバースとは疎遠になっておりました。
しかし、ココに来て再び本家コンバースを手に入れる事ができるとは なんという幸せ!!!
もっと言えば、先日 日本企画のオールスターを購入した私奴からすれば、直接比較が出来る現物が揃うというのはブロガーとして絶好のチャンス!!(爆)
というわけで、今回のエントリでは
- 日本企画コンバース vs. 本家US企画コンバースの現物比較
- コンバースジャパンと本家コンバースとの軋轢(?)
に至るまで、
日本におけるコンバースの裏事情をグイグイ暴いて行きたいと思います!!!
【関連記事】
ついに入手!本家コンバースのチャックテイラー(CT70)!
というわけで、早速本エントリの主役であるチャックテイラーについてご紹介しましょう!
これが本家(U.S.資本)のコンバースだ!!
よもや【日本企画】や【US企画】と聞けば、本ブログではVANSのスニーカーがお馴染みですが、今や【US企画】のコンバース国内は、複雑に絡み合った大人の事情もあって相当レアなアイテムと化しています!
そして、どれくらい複雑な事情かといえば、
【US企画のコンバースは日本国内では販売できない!!】という深い闇に覆われていますww
この深い闇については、下記のエントリに書きました。
とはいえ、そんな環境下でもUS企画のコンバースを溺愛している人が多いのもまた事実。
もっといえば、国内市場では日本企画のコンバースがこれだけ幅を利かせているにも関わらず、何故サイズやお色の制約を受け、更に 価格面の負担を被ってまで USコンバースを支持する人が絶えないのか。
勿論、その中には ブランドのオリジナルを尊重するポリシーであったり、隠された大人の事情に対する反骨精神だってあるとは思いますが、
私奴には そんな理由以上に USコンバースを支持したくなる”もっとシンプルな理由”があると思うんです。
そして、その理由というのが、、、
USコンバースの方が、格段にモノとしての出来栄えがいいから!!!!
コレです!
単純すぎるけれど これこそが本質的な理由ではないでしょうか!!
とはいえ、実際にUSコンバースの現物を見たことが無い方にはココンチの素晴らしさは伝わり難いもの。
そこで今回のエントリでは『如何にUS企画のオールスターが素晴らしいアイテムであるのか』をご理解頂く為に、
【日本企画のオールスター】と【US企画のオールスター(以下、チャックテイラー/CT70】の違いについて、パリッとご紹介していきたいと思います!!!!
まるで別物!細かい違いを一挙大公開!
では早速【日本企画オールスター】と【US企画チャックテイラー】の比較をしたいと思いますが、その前に今回比較対象となる現物をご紹介しましょう!
上記の写真の通り、今回 検証の為に噛ませ犬になるオールスター(左側)は、コンバースジャパンが手掛けた、所謂【日本企画】と呼ばれるオールスター。靴屋さんに行けば4〜5千円くらいで買えるやつですね。
対して、右側のオールスターが【US企画】のチャックテイラー。
一部補足をするならば、US企画のチャックテイラー(CT70)は【1970年代に作られたオールスターの復刻版】という扱いなので、現行オールスター(もっといえば2000年くらいに販売されていたMade in U.S.A.時代のオールスター)とは若干仕様が異なります。
というわけで、今回は上記2つの現物を用いて、出来栄えについて比較していきましょう!!!
まずはココをチェック!ひと目で分かるサイドステッチ!
上写真にて日本企画オールスターと本家チャックテイラーを並べてみましたが、写真だけでも“ほんのり”と雰囲気が違うのはお解り頂けたかと思います。
とはいえ『初見では見分けが付きにくい!』なんて意見も出てきそうなので、ここからはチョット踏み込んで解説をしていきたいと思います。 とはいえ、ポイントさえ押さえれば簡単に見分けれるのがチャックテイラーですのでご安心を。
まず、一番分かりやすいポイントといえばコレでしょうか。
写真では少々わかり難いですが、青矢印部に入ったステッチに注目!
そう!コイツこそ日本企画のオールスターにはなくて、チャックテイラーだけに入った特別ディテールです!!
ちなみに、このステッチ。
一体、何の意味があるのかというと、アッパーの裏側に注目。コレです。
なんと、チャックテイラー(CT70)は裏面に補強生地が縫い付けられているんですね。
この辺りはアッパーでも特に屈折し易いポイントの為、補強として一役買っているのかもしれません。
とはいえ、このステッチは現行品では割愛されているディテール故に、本当にこの補強が必要なのかは分かりませんwww
ただ、無骨なイキフンの演出としては効果的だし、例え過剰な補強だったとしても
こういったディテールがアメカジ好きの心をくすぐるんだ是(爆)
CT70のアイコン!黒いヒールパッチがアクセント!
また、オールスターとチャックテイラーの識別ポイントとして、もう一つ分かり易い見分け方があります。それがコチラ。
ヒールパッチ!
左側の日本企画オールスター(若干、使用感が漂っていますが(爆))はシンプルな白色のヒールパッチに『ALL★STAR®︎』のみの表記であるのに対し、右側のチャックテイラーは黒いパッチに『CONVERSE ALL STAR Chuck★Taylor』の文字が!
正直、2000年当時のアメリカ製オールスターは、現在の日本企画品に近いヒールパッチデザインでしたので、個人的には黒いヒールパッチの方が違和感がありますけどww
まぁ、レトロっぽい雰囲気としてはアリでしょうか。
だだ『ヒールパッチで日本企画とUS企画が識別が出来る』とは言ったものの、黒色のヒールパッチならば全てUS企画なのか、、、と言われると、必ずしもそうでは無いのがややこしいポイント。
というのも、日本のコンバース(コンバース・ジャパン)でも、100周年記念モデル等では黒ヒールパッチのオールスターを販売しているんですよね。こういうヤツ。
とはいえ、日本企画は真ん中の☆マークが1つ(通称1つ星)に対して、CT70は両端にも☆マークの入った所謂『三つ星』と言われるディテールだったり、違いはあります。
そういう意味では(デッドストック等になれば例外はありそうですが)、現行品をベースに考えるなら上述した
- アッパーのステッチ
- 三つ星の黒ヒールパッチ
- 若干黄色みがかったラバー(後述参照)
という役物が揃えば、だいたいUS企画のチャックテイラーだと判断して良いのではないでしょうか。
ちなみ、ここテストに出ます!(猛爆)
【補足】 ちなみに、コンバースジャパンからも”コンバース アディクト”(日本企画での70年代チャックテイラーの復刻品)というプロダクトがあって、ソイツは”アッパーのステッチ”に”三つ星の黒ヒールパッチ”という役物は揃えています。 一見すると、US企画と見分けにくいですが、そんな時はソールを確認しましょう。ビブラム・ソール(お馴染みのビムラムロゴ有り!)が採用されていれば、日本企画です。
触れば分かる高品質!キャンバス生地がそもそも違う!
ここまではルックス的な比較でしたが、ここからは機能性も含め、実際に触って見ないとわからないCT70の圧倒的な秀逸ポイントをご紹介していきたいと思います!
で、その秀逸ポイントというのが
ズバリ、キャンバス生地!!
正直、写真では伝わり難いかな、、、と思いきや、並べて写真を撮ってみると案外分かるモノでした!
左のCT70の方が目が詰まったキャンバス地なのがお分かりでしょうか。
お色は同じでも生地表面のキメが違う。
もっというと、キャンバス生地の厚みも違う!!
履き口で比較すると分かりやすいですが、日本企画のオールスターが12オンスに対して、CT70は14オンスと肉厚!! 何なら生地の触り心地もCT70の方が気持ちいいんですwww
もうね、ここまで差が出ちゃうと、新品状態の質感はもちろん、経年変化の期待度を考えてもCT70に軍配を上げるしかありませんよね。
皆さん、気になるでしょ?
生地のコシがホントに違うんですよ!
印象激変!高級感あるコットン100%シューレース!
更に、細かい違いとはいえ実際に大きく印象が変わるのがコチラ!
【シューレース】! いや、もとい靴紐です!!
というのも、上記の通り日本企画のオールスターは【化繊のシューレース】であるのに対して、なん
CT70は【コットン100%のシューレース】が採用されているアップグレード仕様!!
同じ白色の靴紐とはいえ、素材はおろか、肉厚さが違えば質感がガラリと変わります。
高級感というか、モノとしてクラスチェンジした感がハンパないですww
まぁ逆説的にいうと、日本企画のオールスターもコットン100%の靴紐に交換するだけでソレっぽくなるのかもしれません。 コレはやってみる価値はありそうだなwwww
ただ、黒ヒールパッチの際に触れた様に、日本企画のコンバースにも【Made in JAPAN のオールスター】という”コンバースジャパンの大将”的なオールスターが存在します。コレ。
実は、コイツも通常のオールスターよりも上質なキャンバス生地を使い、更にはコットン100%のシューレースを採用している贅沢仕様!!
そういう意味では、コイツであればディテール面でもCT70ともいい勝負になりそうです。
案外似てる?アウトソールはそれっぽい!
そんな、見れば見るほど別物なチャックテイラーにおいて、唯一【箸休め】的な内容(爆)があるとすればコチラ。
むしろ、今回の比較検証の中で一番違和感の少なかった内容でしょう。
この通り、裏面のエッジパターンに僅かな差異こそあれど、全体的には大きな差異は見当たりません。
ソール中央のロゴマークも日本企画、US企画でも同じ。
厳密に言えば使われているゴムの材質により、摩耗耐性が違ったりする可能性はありますけど。
とはいえ、ここでハイ終わり!といかないのがCT70の素晴らしいポイント!
ソールパターンには違いが見え難いとはいえ、ソールの厚みを比較してみると一目瞭然の違いがあることが解ります。コレ!!!
なんと、ソールの厚みだけ見ても5mmは厚みが違う!!
この5mmの中にどういった違いが秘められているのか、皆様気になるでしょ?(爆)
というのも、ジツはアウトソールの見た目こそ大きな違いはありませんでしたが、”ソール”という構造体に注目するならば、CT70は日本企画のオールスターとは比べ物にならない程に秀逸な出来栄えが隠されていたのでした!
流石のインソール!これならバッシュで使えるわwww
というわけで、そのCT70に秘められた秀逸な出来栄えについてご紹介したいと思いますが、その正体こそがこのインソール!!
な、な、な、なんとCT70はインソールが取り外し可能!
日本企画のオールスターからは考えられないディテールです!
そして、このインソールが凄かったんです!!!コチラ!!
なんといっても矢印部分(クッション素材)のフワフワ&モチモチも食感がたまらん!!
ってか、これは今まで履いてきたオールスターとは思えない出来栄えだぞ!!!
このインソールについては、CT70の評価として一番多く語られている内容ですし、様々な媒体でさんざんコスリ倒された表現である事は百も承知ですが、敢えて言いましょう!
CT70の履き心地は 日本企画のオールスターと全然違うぞ!!!!
むしろ、ここまでキャンバス生地や靴紐、はたまたステッチにヒールパッチといったディテールの差を列挙してきたものの、一番大きい差はやはりコレですよ。
ちなみに、現在のUSコンバースは みんな大好きなナイキの傘下にありますので、このインソールもナイキのテクノロジーが展開されている側面があるのかもしれません。
ってか、ナイキとコンバースのWネームなんて、高校生当時の私奴からすれば夢にまで見たドリームタッグ。 どれくらいヤバイタッグかというと、当時の闘龍門(現ドラゴンゲート)で言うところの ドラゴンキッドとダークネスドラゴンがタッグを組むくらいの夢の連携です!(猛爆)
いやはや、なんとも良い時代になったもんだ是!!!!
ちなみに、取り外し可能なインソールの影に隠れがちですが、ミッドソール(?)にはVANSのウルトラクッシュっぽいゲルっぽい素材が全面に敷き詰められているサプライズも!!
この水色の部分はプニプニしててクッション性高そう!!!
もはやコイツはローテクスニーカーの顔をしたハイテクスニーカーですww
思えば、初めてオールスターを手に入れた中学生当時、ルーツはバスケットシューズだと聞いて『こんなペランペランのソールでバスケなんて正気かよ!?』なんて思ったものですが、、、
このCT70ならバスケだって出来るわww(猛爆)
トゥのラバー形状はCT70の方がシャープでステキ!
こんな感じで、多くの初見さんをリピーターに昇華させる神ディテールは上述した『履き心地』かもしれませんが、もう少しコアな所でファンを獲得するポイントがあるとすれば、
それはトゥの形状ではないでしょうか。
だって雰囲気が全然違うもの。こちら。
わかります? この雰囲気の差。
個別に見るとどちらもオールスターだなぁ、、、という印象ですが、並べてみると全然違う!!
例えば、トゥに巻かれたラバーテープから白色オールスターの専売特許ともいえる赤ラインまでの距離に!!
この距離が地味に新鮮なんですよね!!!
この通り、日本企画のオールスターは4mm程度のスペースに対して、CT70は12mm以上の隙間が空いている!
そもそも日本企画とUS企画では使用している木型が違うので、CT70の方がトゥがコンパクトに設計されているとは言われていますが、この隙間の恩恵もあってかトゥがスッキリ具合は3割増し位にシュッとして見える!!!(爆)
また、トゥのラバー素材にも違いがあって、日本企画オールスターは白色のサラっとしたラバー素材なのに対して、CT70は生成り色をしたツルっと光沢のあるラバー素材が使われています!
この生成りのラバーと真っ白なキャンバス生地のコントラストが◎!!
レトロ感もイイ感じです。
なんて、いずれの比較項目でもCT70を絶賛している私奴。
ソレもそのはず、念願叶ってCT70を入手したワケですから 心の中の憧れ補正がゴリゴリに作用している可能性はゼロではありません。
とはいえ、客観的に見てもCT70の方がモノとしても優秀だと思うのですが、皆さんはいかがでしょう?
オレンジのまぶしいボックスは、まさかのナイキカラー?
また、ここからはスニーカー本体の比較ではありませんが、コレも含めてスニーカーと言っても過言ではないでしょう。そう、ボックス!!
というのも、日本企画オールスターと比較してみたのがコチラwww
靴のサイズは同じUS8.5とはいえ、箱の大きさが全然違うww
デザイン的には双方ともにシンプルですが、決定的に違うのはスバリお色!
正直、初めてこのボックスを見た時、USコンバースはナイキ傘下になったのでボックスカラーもナイキと統一したのかな、、、なんて思っていましたが、ナイキのボックスと比較すると地味に赤の濃さが違ってましたwwww
色々調べてみると、80年代のコンバースは赤色の箱を使っていた様で、ナイキカラーと統一説は見事に払拭されましたwwww
まぁ、正直いうとボックスのお色は何でもいいんですけどねwwwwww
ただ贅沢いえるなら、もうチョット箱のロゴは大きくても良かったかもしれませんけど(爆)
次回予告!CT70の購入方法と、蔓延る大人の事情!?
そんなこんなで違いを挙げてきた日本企画オールスターとCT70ですが、細かい内容まで挙げるとすれば とても1エントリでは書ききれませんwww
ただ、上述したポイントだけで考えても如何にCT70に素晴らしいディテールが詰め込まれているのかお分かり頂けたかと思います!
しかし、冒頭でも触れた通り 日本国内では正規流通していないのがCT70。
本ブログをご覧の諸兄諸姉諸君の中にも買いたくても買えない方や、若しくは買う為には割高な価格を払わないと駄目、、、といった方も居られるかと思います。
というわけで、次回のエントリでは
- 何故US資本のコンバースが日本で流通しないのか!?
- CT70を購入するにはどうすればよいのか!?
という、今回では解説しきれなかった深い闇(猛爆)について、さらに踏み込んでみたいと思います!
【関連記事】
ちなみに、今回 私奴のCT70はインドネシアのショッピングモールにて約90万ルピアでゲット!!!
90万ルピアとだけ聞くと 桁数的に混乱を招きそうな感こそありますが(爆)、’19年9月現在のレートで日本円に換算すると7200円相当という価格になります。
正直、この価格で買えるなら日本企画のオールスターよりCT70一択だよなぁ、、、
あとがき
ちなみに、以前のエントリで日本企画オールスターにビブラムソールを貼り付けたカスタムをご紹介しましたが、今回比較しているオールスターが正にその時のオールスターwww
というのも、個人的にはキレイに接着できていたと思っていたのですが、外出先でソールが剥がれる事件が発生wwww
貼り付けの補強案を考察するために一旦 ビムラムソールは外したまま着用しているのでしたwww
とはいえ、剥がれたソールはそのまま保管してあるので、日本企画のコンバースは再びソール貼り付けにトライしよっと!!!
【関連記事】
コメント
wwwの多様と爆とか読んでて化石みたいなネットスラングがキツイっす
>5ちゃんねら
思い返すと、9年前に(当時もう既に化石スタイルだった)この文体でやって行こうと決めて始めたので、今更変えれないっすw
キツかろうに読んでくれてthx!