可愛いものってカワイイですよね。愛おしいものって愛くるしいですよね。こんにちわ、某政治家のように当たり前のことを繰り返すを用いてみました、アボンぬです。
こないだ友人の結婚式で人生初のスピーチをしました。自分らしい話し方を模索した結果、緊張と真面目に話さなくてはという使命感から、我を完全に失い、滝のような汗をかき、ロボットのようにカチコチ状態でした。いやはや、考えれば考えるほど、自分らしいって難しいですね。
とはいえ、ファッションに関しては自分らしさは忘れていないと自負しているアボンぬ。
今回はスピーチの挽回の為に(笑)、アボンぬらしさが光るモノをご紹介したいと思います!
というのも、何かと堅苦しいスタイリングが増える秋冬ファッションに、是非ともひとつ可愛いアイテムを織り交ぜまてみては如何でしょうか。そう、可愛いは正義です。
というワケで今回は、
おじさんだからこそ似合うキラーアイテム、伝家の宝刀ラルフローレンのポロベア(PoloBear)をご紹介します。
【関連記事】
そもそもポロベアって!?
アパレル界を牽引し続けるブランド・ラルフローレンが誇るシリーズ・ポロベア。
簡潔に説明すると、テディベアがラルフローレンのおしゃれな服装を着ているのがポロベアです。ブランドというよりロゴや定番デザインに近いです。
ラルフローレンのブランド色が強いアイビー/トラッドなジャンルに収まらず、ラッパーなどにも愛されておりストリート的な要素も持っています。そのため、ポロベアをオマージュしているブランドも多々ありの人気なクマさんです。
そもそもは、1991年にポロの服を着たテディベアとして誕生。以来、ポロベアの人形をはじめ、刺繍やワッペンが施されたTシャツ・シャツ・スウェト・ニット・キャップなど多くのアイテムが子供服・メンズ・レディースと幅広く展開されています。
ラルフローレンの店舗では、割と普通に並んでいるので、何となく知っている人も少ないかもしれませんが、意外と【Polo Golf】や【Ralph Lauren Purple Label】といった、高級ラインからも発売されています。
なので値段は、まぁラルフローレン価格ですね。特にニット系は安くはないです。
特に、高品質で高級価格帯のRalph Lauren Purple Labelやコレクションのポロベアは高いです!!!
しょうがないですよ、天下のラルフローレンで極上のレーベルですから……。ポロシャツで52,800円です。
Polo Golfでもセーターは63,800円します。コレクションのPalazzo Polo ベア カシミヤ セーター は196,900円です!
さて、正直に申すと僕はそんなに高価格なものは普通に買えません(いつか買ってやらぁ!!という意気込みだけはあることを申しげておきます)。
しかし、ご安心ください。ニット以外にも手に取りやすい価格帯のポロベアアイテムが存在します。
例えばTシャツ。僕が所有するのは、Tシャツ・Lサイズのグリーンです(180センチ64キロ)。割とタイトなサイズ感です。
ちなみにアウトレットで店の隅々まで探して買いました。ポロベアなど、サイズが出ているだけの一点モノだと、安くなっているパターンが多いです。一方で、こんな所に!? と分かりにくいところに吊るされていることも珍しくないです(アウトレットの場合)。
いいタイミングや店舗によって大量にあったりもするので、運ですね〜。
オンラインだと割とピンキリで、Tシャツは約5000円〜13000円くらいですかね。色味やポロベアのデザインによりけりって感じです。※安い価格帯のものは「ボーイズ規格」というパターンが多めです。ボーイズ規格でも身体が大きくない方なら問題ないこともありますが注意が必要です。
ちなみに表参道店では日本初、ポロベアのカスタマイズサービスを常設で提供している「CYOカスタムショップ(Create Your Own Custom Shop)」を併設。
ポロベアの刺繍・プリント・パッチを好きなアイテムに入れることができるそうです。しかも、選べるポロベアの種類も豊富のようで、マジ卍バチスコ非常にベリー行ってみたいという感じです。
とはいえ、安くはないです。カスタムによりけりですが、Tシャツでも、最低14000円からって感じですね。※一部サービスはサイトからも利用可(公式サイト)。
カワイイだけじゃない? ストリート文化との意外な接点
ここまでの話だと、真面目で可愛いげがあるシリーズという印象かもしれません。
しかし、がっつりストリートカルチャーでも好まれるアイコン的なのがポロベアの面白いところ。
2004年、かの有名なラッパー、カニエ・ウェストがアルバム『The College Dropout』のジャケットで、クマの着ぐるみにポロベアのニットを着用。そこから、チャンス・ザ・ラッパーも着るなどなど、ストリート系のヘッズからも支持されるようになります。
となると、ストリート文化の一つ、サンプリングが始まります。率直にいうとクマがラッパーなどストリートの服装や、映画のキャラなどに扮しています。
ちなみに、僕はポロベアよりも、ストリートブランド「INTERBREED」が展開するポロベアをサンプリングしたFUNK BEARシリーズデビューの方が早かったです。
ラッパー・ノートリアスB.I.G版とポロオマージュ版を持ってます。ポロオマージュ版は、管理人・ちゃん貴さんと、まさかの色違いお揃いでした(興奮しすぎてLINEでイチャイチャしたww)。
ほかにも、ブランド「RUGGED」などがいくつかのブランドがオマージュ・サンプリングしています。
まとめると、ポロベアはカジュアルやトラッドの枠を超え、ラッパーなどストリートな若者から、オシャレ好きの紳士まで幅広く愛されています。
ギャップなのかイカツい人ほど、可愛いの似合いますからね。一方、本家のポロベアは若者より、おじさまたちの方が似合う気がします。
ポロベア着こなしの心構え
ポロベアみたいなアイコン的なアイテムの着こなしでは、あえて目立たせるか、さりげなく見せるかの2パターンがあります。
いや、当たり前だろと思うかもしれませんが、中途半端は微妙な気がします。これは28歳の僕世代に限りですが、若者(アラサー)がシンプルに可愛いのを着ていると、狙いすぎというかミーハー感が出てしまうのです……。それをなくすには、派手と合わせるストリートか、さりげなくポロベアをこんにちわさせるのが良きかと。これらも着る人のキャラによりけりなので、難しいとこであります。服の着こなしはムズイけど楽しいeeeeなのであります(後ほど画像付きでコーデ紹介しますね)。
よって、自分も渋い表情になってきたなという方はシンプルでもめちゃ似合います! 僕も白髪か濃い髭を手にしたらそうするつもりです。
あと、余談ですが着ていると男女問わずに「可愛いクマちゃんじゃん」と言われがちです(時にはイジリっぽくも)。
ただ、そこで決して照れてドゥフドゥフしてはいけません。
「そう、ポロベア、可愛いでしょ!?」とドヤらずにクールに言いましょう。また、値段を言うと「え、値段は可愛くないね」と言われるので、控えましょう(アボンぬ26歳の実話より)。
まだ、可愛いポロベア着用に抵抗があるという人は、キャップやシャツにワンポイント刺繍が入っているアイテムから始めてもいいかもです。もしくは、インスタなどでチェックして、目と感覚を慣らせていくのもアリかと思います。
なぜならアパレル時代に、店員さんみたいには着れませんなど言われました。結局は周りの目が気になるという方が多かったです。
結局「どう見られるかより、どう見せるかが大事(by 大学時代の教授の言葉)」ですよ!!!
普段着ないアイテムの着こなしを考えるのは新鮮で楽しいですし、確実に若返りの効果があるので、お試しを。
ポロベアの着こなしコーデ
ポロベアについて紹介してきました。続いて、実際に僕が持つポロベアのTシャツのコーデを紹介していきます。
春夏は、大体ポロベアTシャツの上にシャツかジャケットを着用。逆に、真夏に着る場合は派手めな柄パンツなどと合わせてます。
僕が購入したポロベアTシャツがジャストサイズというのもあるのですが、ジャストのTシャツとパンツの合わせは絵面的に厳しいものがあります(ガリガリのモデル体型を除く)。
無事? 横っ腹がアラサーになってきたので 、すべてのアイテムをジャストに着用するとムチムチ感があ否めないです。加えて、僕の肩幅はショベルカー。怒り肩でムチムチさに拍車が掛かったボディで、クマさんのTシャツは怖いです、厳しいです(通報まではされないはず、きっと)。
見て!可愛いでしょ、ポロベアをあえて目出させたコーデ
というわけで、緑のポロベアTとアメリカ本家アイビーリーグの大学にも提供している帽子ブランド「SMATHERS & BRANSON 」と緑で合わせました。ポロベアを全面に出したコーデです。ほかアイテムに、ファミマのラインソックスなども取り入れ、ストリートでもアイビーでもない塩梅に。
続いて、秋もしくは春!昼はポカポカ、夜寒いの季節。
ということで、可愛いアイテムとバランスを取りやすいのは、渋め!
コヨーテカラーな濃いベージュのハンティングジャケットと同色のコーデュロイのパンツで渋めに。そこに、グリーンなポロベアをあえて目立たせて良い塩梅に。
え、そうだよ、これポロベアなんよ! チラ見せコーデ
続いて、あえてのチラ見せコーデ。使ったアイテムは、「C.P. Company」のハリのあるコットンジャケットと、着倒した軍パンに「SMATHERS & BRANSON 」のキャップ。
全身緑色ですが、明度高めのキャップとパンツ、渋いオリーブのジャケットのおかげで、ポロベアTシャツが際立っています。どちらかというとチラ見せコーデです。
ポロベアのチラ見せ具合は、よく見ると分かるかなぁくらいがオススメ。
これは、です。シャツのボタンを開け、ポロベアの頭頂部がちょっと見えるくらいに。Tシャツがグリーンなこともあり、ネクタイ代わりにコーデを引き締めてくれます。
70年代米軍、オリーブカラーのサイドラインパンツで、程よい抜け感を演出。ベースボールキャップを被れば、スポーツミックスなトラッドすぎずシティボーイな感じに(アラサーでもシティボーイって使っていいですよね!?)
最後は冬。「冬のTシャツ着用紹介は無理があるだろ!!」いえいえそんなことないですよ。
ということで同コーデに、アウターとマフラーを加えれば多少の冬ならば耐えられます!
(余談)冬のお店に入ると暖房地獄ではありませんか、僕は居酒屋に行くと必ずTシャツになります。しかし、暑がりプラスアルファ、アルコールの力の可能性が高いことは正直に申し上げさせていただきます。
【番外編】ポロベアなフーディーとのコーデ
ポロベアにもフーディーのラインナップが存在します。ということで、おまけでFUNK BEARのフーディーの着こなしも紹介。
まずはガッツリ90年代な服装。
92年のラルフローレンのサンプリングFUNK BEARに、90年代なアイテムを合わせて大人ストリートコーデ。
同じく90年代のイエローキャップや迷彩のベストが懐かしい時代を演出。ヤンチャ過ぎないストリートコーデです。前面にクマさんを見せると90年感狙いすぎなので、ベストでちょい隠しのチラ見せスタイルです。
続いて、もう少しカジュアルなコーデ。
カラーがブラックのため、ややストリート色の強いファンクベアのフーディーに、イナタい薄色のデニムとポンポンニット、ジャケットはピンバッジで遊びココロを。足元はブーツなんかでも良さそうですね。イナタいアイテムたちが際立たせてくれるので、ここではあえて前面にクマさんを!
こちらも、カウントリーなイナタいアイテムで固めて、ストリート感を薄めています。ノートリアスB.I.G版は正直、イカツさもあるので、Nigel Cabournのオーバーオールで半分隠してます(えへ、このオーバーオールも、ちゃん貴さんとお揃いですww)
終わりに
大人のカワイイについての意見がやや過剰もしくは偏見だと思った方がいたら申し訳ございません。
結局は本人のキャラと好きな着こなしが一番です。あくまで、参考やこんな考えもあるのかと受け止めてもらえたら幸いです。
カワイイは、歳をとってくるとハードルが高くなるイメージがあります。それは、各々が持つ可愛いという言葉へのイメージにも寄りますが。
それでも普段、ミリタリーやワークな渋いアイテムを愛用している方こそ、ぜひ着てみて欲しいです、武骨×可愛いの相性の良さに驚くはずです。
約30年前に誕生したポロベア。この先さらに多くのアイテムが増え、古いものはビンテージとして重宝されて行くと思います。大人が、オシャレな可愛いを語るのって素敵です。娘さんや姪っ子にも好かれるはずという下心からもいいと思いますよ!
【関連記事】
コメント