北欧チェアの名作CH33を買うべき3つのポイント!

 
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洋服をメインとしてイロイロとご紹介しておりました本物欲解消ブログも、ひと月程前から新居への引っ越しを機に 洋服ブログから家具ブログへと変貌しつつありますが、皆様如何お過ごしでしょうか、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。

私奴においては、引っ越しに際して入手した物に対するアツい思いを このブログにしかぶつける事ができない!という小市民独特の孤独っぷりを如何なく発揮しております。(爆)
とはいえ、ココでご紹介できるアイテムもボチボチ少なくなってきており、【チキチキ★物欲解消 家具家電シリーズ】も最早終盤戦。
もう暫くお付き合いくださいwww

さてさて、前回からのエントリの通り、我が家のインテリアはジョージ・ネルソンセルジュ・ムーユといったミッドセンチュリーを代表する外タレが幅を利かせている旨はご存知のとおりですが(爆)、この度 更にミッドセンチュリーを代表する外タレの誘致に成功しまして、第三枠の外タレがココに名を連ねる事となりました。

いやはや、三つ子の魂100までとはよく言ったモノで、思春期に形成された趣味嗜好はナカナカ覆るモノではありません。 お陰で当時ハマったミッドセンチュリーからまだまだ抜け出せない懐古主義者となっております。(猛爆)

また 今回新たに登用に成功した外タレについては、時計や照明という普段視覚的に使用するモノではなく、日常的に直接触れて使用する、、、もとい直接 腰掛る椅子の類。
もっというと、ソファーやベッドではなく、家族の団らんの象徴と言っても過言ではないダイニングチェア!

というワケで、今回ご紹介するのは【ハンス・J・ウェグナー】が1957年にデザインした名作チェア、CH33でございます!

何故このCH33に惚れ込んだのか!
CH33のどういったデザインが好きなのか!今回はこのヘンについて詳しくシェゲナベイベーしていこうと思います。

コイツに座ってテーブルを囲み家族でシチューを食べれば、ほら家族団らんの出来上がりですよ!(爆)

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北欧の巨匠!ウェグナー御大とは!

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いつしか私奴のブログのルールとして、エントリの冒頭に今回レビューする写真を貼り付けるマイルールが確立されまして(爆)、最早冒頭からネタバレ気味ではありますが、改めてご紹介しますと、今回導入しましたCH33チェアというのがコチラ。

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幅広い楕円形が湾曲した背もたれの形状が印象的。
ココンチの椅子の特徴といえば、やはり見事までの流線型。

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シャープにエッジを効かした様な場所はなく、全てにおいて面取りされ、各部品が繋がっている様に感じるデザイン。
どことなく優しそうで、エレガントなイメージが湧きます。

そしてこの椅子をデザインしたのが、ジョージ・ネルソンやセルジュ・ムーユと同じく1950年代に活躍した ハンス・J・ウェグナー師匠。

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椅子の王様とも呼ばれる往年の名デザイナー。
17歳の若さにて家具職人の資格を取るほどの職人っぷり。

ウェグナー師匠は北欧デンマーク出身という事で、これでアメリカ(ジョージ・ネルソン)・フランス(セルジュ・ムーユ)・デンマーク(ハンス・J・ウェグナーというミッドセンチュリー3都物語が完成しましたww

同じく流線型の椅子として思い浮かぶのは3都物語の一角であるアメリカ代表イームズ師匠のシェルチェアですが、ココンちも流線型でエッジの無いデザインですが、ポップなデザインからやはりどこかアメリカな匂いも香るもので、ウェグナー師匠(カールハンセン社)の椅子とはやはりどことなく毛色が異なる感じがしますね。

他にも、ウェグナー師匠デザインの代表各といえば名作Yチェアや、PP-501が有名でしょうか。

PP-501はケネディ大統領も使用したとかで有名ですが、Yチェアもサスガの面取り具合。カッコいいですよね!
しかし、そんな名作を差し置いてでも、私はCH33が良かった!

そう思う理由こそが、今回吐露したいアツい思いでありまして、満を持してご紹介したいと思います!皆様、胸焼け覚悟で読んでください!(爆)

傑作!CH33が良かった理由!BEST3!

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さて、上記の通り、Yチェアに代表される名作椅子を多数リリースしているウェグナー師匠のデザイン椅子において、私奴が何故CH33に惚れたのか。何故コイツを買おう!と決めたのか。 いろいろと思いを整理した結果、大きく分けて3つの理由がありました。

惚れポイント①:流線型のモダンデザイン!

もう、堂々の第1位はコレ!この面取りされたスッキリかつ柔らかいデザインは前述した通りですが、CH33のアイデンティティといえるのがコレ!

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楕円系の合板を曲げて作られた背もたれ!

ココにのデザインの秀逸さについては後述で説明するとしても、この背もたれの組み込み具合がイイんですよね。

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裏面からピッタリと吸い付くように加工された脚。

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背もたれの前面に見えるダボの痕だって加工の具合が分かって嬉しい。

しかし!私奴が一番惚れたのが、横からみた際のデザイン!
私奴が一番惚れたのが、横からみた際のデザイン!
私奴が一番惚れたのが、横からみた際のデザイン!
大事なことなので3回いいました(爆)が、ソレがこれです!

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座面がチョット後傾していたり、それに伴い背もたれの角度だって計算された傾きっぷりがなんともいえずカッコいい!

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もっというと、上写真の座面と背もたれ下部にぽっかりと空いた様な空間と、ソレを支える脚とのバランスが絶妙!
四角錐状に配置された脚の安定性だったりと、この側面から見たデザインがホントに好き(爆)

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脚だってストンと円柱状の木を使うワケでもなく、中太り(?)するようなエレガンテなデザインなのに、貫の部分はくびれてみたりと、全体的なバランスがサスガ!

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細すぎず、太すぎない脚から伸びる貫のくびれ。
角が立つワケではなく、エレガントに。

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四角錐状に配置された脚が良くわかるのがコレ。
全面の足に重なって後ろ側の足が隠れてキレイにハの字を描くのもステキ!

ウェグナー御大デザインの椅子については、こういった狙って作ってる意匠が溢れてて、まだまだ隠されたポイントを見つけたくなるという(御大の思想には到底及びつかないまでも)アート的な要素をも感じ取れちゃう不思議。
いやはや、北欧デザインの椅子は家具でありつつデザインアートといっても過言ではない楽しみが隠されています。

惚れポイント②:肘かけの絶妙具合

これは惚れポイント①で少し触れた”背もたれ”に関係するのですが、前述の通り印象的なカーブを描く背もたれを上から見たのがコチラ。

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案外ぐるっとカーブしているのがお分かりになりますでしょうか。
これ、実はガッツリ肘掛用途として使うのには適しませんが、ちょっとリラックスする際にチョコンと肘をおくのにちょうどいい長さ!

肘掛けについては、あれば有ったで座った後のリラックス具合は魅力なのですが、テーブルと干渉して椅子の収納に不便があったり、ガッツリと肘掛けで囲まれていると座ったり立ったりする際にグイっと椅子を引く必要があったりと、リビングでソファ代わりに使用する場合は良いんですけが、ダイニングチェアとしては実用面で難がありそうだなぁ、、、なんて思って敬遠していました。

それから言うと、ダイニング用の椅子には肘掛は無くてもイイかなぁ、、、と思っていたのですが、実際にCH33の現物に腰掛けてみると ホントに絶妙な肘掛の長さにビツクリ!

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ホントにチョコンとおける申し訳程度ですが、かと言って席を立つ際に邪魔になるワケでもなく、テーブルにもスッキリと収まるのが良い!

コレに関してはまさに”リラックス感”と”実用性”と”デザイン性”を兼ね備え、1石で3鳥をも落とす勢いのCH33。
引っ越し前はソファでくつろいでいた私奴も、コイツを誘致してからというもの、ダイニングチェアで過ごす時間も増えてくる程に生活に馴染んできました!

惚れポイント③:選択肢の多さ

さて、上記の通りデザインと実用性がバチコンと私奴にハマった!というのがポイントではあったのですが、いくらハマったとはいえオリジナルはヤイソレ!とは買えないワケですよ。そりゃあ一脚8万とかしますので、4脚揃えた時点で32万www(爆)
さんじゅうにまんwww

ただ、サスガのミッドセンチュリーは、リプロダクトも豊富!
我が家のCH33も何を隠そうリプロダクトです!

そうなると、我が家の3都物語はすべてリプロダクトという、世界遺産のミニチュア展の様なきらいはありますが(爆)、それでも自分の惚れたデザインのモノが家にある!という嬉しさを考えると案外アリだと思います。(これはジョージネルソンのエントリでも触れましたがw)

ただ、リプロダクトとはいえ、バッチリ作りこんだモノはオリジナル相当の価格が付く事も珍しくはありませんが、今回私奴が購入したのも1脚が2万ソコソコですからサスガに部分的にはコストカットが見え隠れする部分はあります。例えばコレ。

CH33-4


このアングルは通常見る事のない、とても破廉恥な角度www
万が一椅子に自我があれば、確実に踏んづけられているであろうアングルですw

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そして注目するべきはここ!
座面はウレタン貼付+布張りを行っているのですが、かぶせ布で多少の外観品位を改善した申し訳は感じますが、タッカー丸出しという粗仕事っぷり(爆)

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ただ、座面の交換をし易い様に、座面は取り付けネジにて固定しているのは本家と同じ。
最悪、ウレタンが草臥れて来た頃にレザーへ張り替えるのもアリかも!

この様に、リプロダクトを選ぶとなると イロイロと仕事の甘さを目の当たりにすることも少なくありませんが、各仕事の出来栄えには差があれど 品質と価格を天秤にかけて選べるという選択肢があるのは悪いことではないと思います。

ちなみに、さっきからチョイチョイ引き合いに出てくるYチェアに至っては、過去はリプロダクト品での流通もありましたが、2011年にYチェアが商標登録された事より、今ではリプロ品を作ることが出来ないというサイドストーリーがあったりします。
そういう観点でいえば、CH33はリプロダクト市場もある程度に形成されておりますので、イロイロと選びやすい環境にあるのではないでしょうか。

椅子という長寿アイテムを考える

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そんなこんな、今回購入したCH33ですが、コイツに限らず椅子というモノは案外長寿アイテムだよなぁ、なんて思うんです。

というのも、私奴の実家のダイニングチェアも、私奴が6歳の頃から使っておりまして今まで25年以上経過してもバリバリの現役ですし、まだまだ壊れる兆しもありません。
未だに実家に帰ると、当時私奴の指定席でご飯を食べるくらい。

それこそ、北欧のアンティークチェアと言われる部類となると100年に渡って使われている椅子もありますし、1950年代に発表されたオリジナルのCH33がまだまだ健在だったりする事を考えると、数十年は共に生活が出来るという事の証ですよね。

そりゃあ場合によっては適期メンテナンスは必要かも知れませんが、レザー製品の様に
エイジングが進むというのも大きな魅力ではないでしょうか。
例えば、オリジナルのカール・ハンセン社のイスは、オイルフィニッシュやソープフィニッシュうという仕上げが選べるモンで、仕上げの手法によってエイジングの進み方が違ったりと、正に生活を共に過ごせる相棒ともなり得るんですよね。

今回、私奴は4脚共にCH33をセレクトしましたが、場合によっては家族が各々に気に入ったデザインの椅子を選ぶという方も最近は多いようで、これも北欧家具という丁寧な仕事っぷりと、全然違うデザイナーやモデルであっても不思議と統一感がでる北欧デザインの恩恵だと思います。

こう改めて筆をとってみると、なんか良いですよね。椅子って。
奥が深いのはモチロンの事ですが、知れば知る程に工作が好きだった私奴の琴線をビシビシと刺激してきます。
本エントリをご覧の諸兄諸姉諸君も既にハマられている方、ウズウズしてきた方、イロイロ居られるとは思いますが、おそらくハマったら最後の底なし沼であろう事が容易に想像できるのが恐ろしい所です。(猛爆)

あとがき

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当初から申している通り、本ブログは購入時のアツい気持ちを忘れない為の備忘録として筆をとっているのですが、ジツは文字に起こすことにて必要以上に自分自身で感化されちゃう、という罠にかかる事があります。(猛爆)

今回の椅子に関しては正にソレ。
一度気になってしまったこの気持ちについては、暫くするとほとぼりが冷めてるのか、それともこれから増幅していくのか、、、
過去の経験則から言えばおそらく後者(爆)だとおもいますが、ワイフと取り決めた予算枠以上に家具家電で散財した身としては、新しいダイニングチェアが欲しいなんて言わないよ、絶対ww

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