こんにちは、ちゃん貴(@butsuyokukaisho)です。
今回も前回に引き続きM-65フィールドパンツについて!
前回エントリではM−65の一般的なディテールを含めたカタログ的な内容の紹介となりましたが、
今回は『実際の使用感レビュー』に重きを置いてご紹介したいと思います。
と言うのも、現在進行系で枯渇化&高騰が進んでいるM-65フィールドパンツ。
特に【small−short】サイズに至っては 気軽に手が出せる価格では無くなってしまいましたが、今回私奴が入手した【Medium−Regular】サイズであれば まだ比較的入手し易い、、、という事もあって、【Medium−Regular】がどれくらいのサイズ感なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
という訳で、今回のエントリでは M−65を購入検討している諸兄諸姉諸君の背中に エドモンド本田よろしくな【強パンチでの百列張り手(爆)】をお見舞いするべく
①【Medium−Regular】が一体どのようなサイズ感なのか
②そのサイズ感でどういったコーディネートが実現できるのか
について、検証して参りましょう!
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M-65の気になるサイズ感はどんな感じ?
というワケで、まずは皆様の悩みの種である【サイズ感】についてご紹介したいと思いますが、そもそもM−65にが欲しい!という方は『ドカンと太いシルエットが欲しい!』という方が多いんじゃないでしょうか。
それから言うと『太いシルエットが欲しいんだから、ウエストサイズは多少大きくてもベルトで調整すれば良くない?』的な考えで、オーバーサイズ気味のサイズを選ぼうとしている場合も有るかと思いますが、
結論をいうと、(少なくとも)M−65に関してはいたずらにサイズアップするのはオススメしません。
というのも、無理にサイズアップしたスボンって、イマイチ格好良くキマらないんですよ。
これはM−65のみならず、太いシルエットのパンツ全般に言える事ですが
ワイドパンツはウエストをキッチリ合わせるからこそシルエットがカッコイイんですよね。
それからいうと、今回私奴が入手した『Medium−Regular』というサイズ感はどうなのか?
中肉中背の代名詞たる私奴が(爆)、身をもってサイズ感を検証していきたいと思います!
W29インチ愛用者が『Medium』サイズを穿くとどうなる?
まずは前提条件としてですが、『Medium−Regular』サイズというのは(タグにも記載が有るように)ウエストは31〜35インチの方をターゲットにしているサイズという事。
もっというとウエスト部分は平置きで44cm!!
円周が88cmだとすると、まぁMAX35インチというのもあながち間違ってはいなさそう。
ちなみに、前回ご紹介した様にサイズ感を視覚的に比較してみたのがコチラ。
左端のRESOLUTEがジャストサイズの29インチですので、そこから3インチ刻みで大きくなっていく、、、と理解頂ければよいかと思います。 それから考えるとM−65がいかに大きいかお分かりでしょう。
そして、実際に着用してみた感じがこんな感じ。
ダイエット商品紹介みたいな写真ですみませんwww(猛爆)
Dickies874も大きめのサイズを選んだとはいえ、何とか骨盤に引っ掛かかるサイズ感なのですが、よもやM−65に関しては引っかかる箇所がありませんwww
よもやコレに関しては、隠すことなく正直に事実を申しますが、
今回、私奴はウエストのサイズ選びをミスりましたww(猛爆)
というのも、冷静になって考えれば分かることなのですが、着用許容サイズに幅(アジャスタ)が有る時点で、最大インチサイズのウエストで設計されている旨は疑いようがありませんwww(爆)
一方で、ディッキーズが32インチで穿けるんだから『31〜35インチを対象する Mediumサイズ ならギリギリ問題ないだろう』と判断したのですが、結果としてコレも想定が甘かったですw。
というのも、確かにアジャスタを調整すればウエストは31インチ相当になるんですよ。
ソレこそ、アジャスタを絞ればベルト無しで穿けるレベルには調整できたんです。
ただ、、、
サイドアジャスタがキュンキュン!!(猛爆)
もうね、ここまでしないと普通に穿けないんですwww
そして35〜31インチまで強引に4インチもアジャストした事によって新たに背反も出てくるんです。コチラ。
なんとスボンの後方部分に、アジャスタで調節した生地が溜まって妙な膨らみができちゃうんです。
なんかコレが不格好なんですよね。
まぁ本来の使用用途でいえば、幅広い体型の兵士への供給の問題(戦場でお洒落どうこうというのはないでしょう)からこういったサイズ展開になっているのでしょうが、
ファッション的な観点で考えると、これがあるので安易なサイズアップはオススメできないんですよね。
やっぱりお尻の部分は程よく収まっていて、ワタリからドカンと太い!!というのが理想ですよね。
そうなると、私奴がM−65を選ぶなら『Small』サイズが良かったのかな、、、と反省中。
まぁ、上述したウエスト部分の生地溜まりの回避策として、トップスをタックアウトしてウエストの膨らみを隠しちゃう!という手法があるので、たちまち困りはしないんですが。
しかし、相変わらずドカンと太いシルエットは健在。
このシルエットが欲しかったんだ!!!という意味でいえば目的は達成した感はありますw
L29インチ愛用者が『Regular』丈を穿くとどうなる?
さて、サイズ選びといえば 上述したウエストサイズに注目が行きがちですが、
実はM−65にはレングスの長さが選べるサイズラインナップがあるんですよね。
その中でも、今回は『Regular』サイズを選びましたが、この他にも『Short』『Long』といったサイズが展開されていて、スペック上ではこんな長さ表記にてサイズ分類されています。
Short;Up to 29.5インチ Regular;29.5 〜 32.5インチ Long;Over 32.5インチ
上述したウエストサイズと組み合わせたサイズラインナップが有るということですね。
ちなみに、M-65もそうですが、股下サイズを記載する際にLength(レングス)ではなく、Inseam(インシーム)という表記となっていますが、コイツの意味は『内股部分の縫い目の長さ』を表しているのでレングスと同意と解釈頂いて良いかと思います。
で、これまた私奴の手持ちのスボンでサイズ比較してみた結果がコチラ。
ここで気がついた事があるとすれば、ディッキーズのレングスが異様に長かった事とリゾルトが異様に短い事www(爆)
ディッキーズはレングス30インチを買ったはずなのに長さが74cm(32インチ)あるし、リゾルトは1インチ近く縮んでる(猛爆)
ただ、この実測サイズの謎はさておき、実際にロールアップせずに穿き比べてみるとこんな感じ。
いずれもウエストの位置は揃えていますが、やはりディッキーズとM-65は裾が長いなwww
もっといえば、M-65は股上が深い事もあって、同じウエスト位置で比較すると よもや忠臣蔵よろしくな長袴ですwww
しかし!
ことレングスに限って言えば、正直ウエストサイズ程に大きなダメージはありません。
というのも、
ロールアップするとワイドなシルエットが映える!というメリットがあるから。
どういうこっちゃ?と思われる方も居られると思いますので解説しますと、例えばこんな感じです。
ロールアップする事で裾に重さが出るので、ストンと落ちるようなシルエットが得られる!というメリットがあるんですね。
その昔、シャネルが同じ効果を得る為にジャケットの裾にチェーンを縫い込んだ、、、というエピソードは有名ですが、こういう薀蓄には是非とも積極的に乗っかりたいww(猛爆)
ちなみに、Regular丈を穿く場合のロールアップは、私奴は4cm幅で2回折くらい。
(最初に8cmで折り返して、更にその半分を折り返す感じです。)
とはいえ、客観的に見ればRegular丈でも私奴には長すぎるのは明白ですから、やはり『ジャストサイズで穿く』となるとShortサイズが良いと思います。
結論;170cmの私奴が穿くなら『Small−Short』が最適解
以上の内容を総括すると(冒頭でも触れたとおり)、やはり『Medium−Regular』サイズは大きすぎましたwwww
まあ、レングスはまだしも問題はウエストですよね。うーん難しいなwwww
そうなるとやはり日本人(というか私奴と同じ様な体型の方)であれば素直に『Small−Short』サイズが一番マッチするのではないでしょうか。
ちなみに、M−65カーゴパンツのサイズ選びは、ピースブログさんのサイジングが個人的に秀逸だと思います
そして、ピースブログさんも『Small−Short』サイズとの事で、私奴も思う所が色々出てまいりましたwww
この腰回りのゆとりやワタリの太さのバランスは、M−65のシルエットがバッチリ決まっていると思います。
私奴もこのサイジングで穿きたかったなww(猛爆)
こうなったらワイドシルエットブームが過ぎ去った数年後、
皆さんが 今こぞって買い集めているM−65が、中古市場でダブついたタイミングで買い直したいと思いますwww
コーディネートに悩みは要らない!なんでもござれの超汎用パンツ!
そんなサイズ感に若干の負い目を感じるM−65ですが(爆)、それでもなぜここまでオススメするかというと、
やはりコーディネートを考えた場合はとてつもなく優秀なアイテムとなるから!
という訳で、ここからは 具体的なコーディネート事例も含めてM−65のカッコよさの一端をご紹介したいと思います!
例えサイズを間違えても、M-65はこんなにカッコいいんだ是!!(猛爆)
軍パンにクリーンなシャツとの爽やかコーデ
先ずはコレでしょうか。M−65のコーディネート案としては割とよく見るのが白シャツと合わせるタイプ。
バリバリのドレスシャツに合わせるよりは、洗いざらしのボタンダウンシャツなんかをさらっと着るのがカッコイイかと思います。
オリーブカラーは何にでも相性がよいのは有名ですが、中でも白色はピカイチでクリーンな印象です。
同じ色味を拾っちゃおう!ということでラルフローレンのキャップも相性バツグン。
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紺ブレと合わせたドレスライクコーデ
という訳で、2つ目のコーディネート案が、この『いっそジャケットも着ちゃえ!』的なコーデ。
そもそも、軍パンをバリバリのドレスっぽく着るには相性が悪いかもしれませんが、塩梅さえ調整すれば(手前味噌ながらwww)結構カッコよくまとまるんじゃないでしょうか。コチラ。
ネクタイ;ブルックスブラザース
ジャケット;ナノ・ユニバース
スニーカー;CT70
タイドアップにダブルのジャケットでドレスっぽさを足しながらも、スボンとスニーカーで外すというヤツ。
シャツはボタンダウンでカジュアルなアメトラを意識するとなお楽しい!
上のシャツコーデでも触れた通り、ネイビーとオリーブはメチャメチャ相性がいいし、靴をCT70にすることでカジュアル方面に引っ張れた気がします。
定番!アメカジとは相性バツグン
あとは流石に外せないのはコテコテのアメカジでしょうか。
GジャンにM-65という教科書みたいなコーデですが、やっぱりこれくらいのコテコテ具合には安心感ありますねwww
お色あわせとしては、基本的にはデニムとの相性は良いので、春先はデニムシャツでもGジャンでも、色落ちの具合にも関係なくバッチリハマります。
あとは、LLビーンのトートバッグの緑色を拾うド定番テクニックはいつの時代も不変ですね。
ラギッドな雰囲気を纏うカバーオールコーデ
そして最後は言わずもがな、ワーク系アイテムとの組み合わせですよね。
私奴もデニムジャケットに合わせて着用してみたりしていますが、個人的に今シーズン着てみたいのがナイジェルケーボンのカバーオールとの組み合わせ。
ガバッと大きめのラルフローレンのブレイクシリーズのシャツを着て、ワーク感を緩和しつつも、ヘリンボーン生地のカバーオールと、ローリングダブトリオで男臭さを香らす作戦!!
やっぱり男臭い格好は着ていてテンションが上がるなww
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この他にもサラっとロンTやパーカーなんかを合わせたってハマりそうなM−65。
やっぱりミリタリー界隈のみならずファッション界でも名作と言われる所以は、こういったコーディネートの汎用性があっての事なんでしょう。
※コレ以外でも良いコーディネート案が浮かんだらインスタにアップしていくので是非是非チェックしてみてください!
ちゃん貴のインスタアカウントはコチラ!
あとがき
こんな感じで初めての軍パン購入にもかかわらず、ガッツリとハート泥棒されてしまった私奴。
この歳になってもなお、ハマれば抜けられそうにない沼の端っこが見えてまいりましたww(猛爆)
いやはや、M−65以外にも名作と名高いフランス軍のM−47だとか、テーラー技術に定評があるイギリス軍のディテールはどんな感じなのかなぁ、、、とか興味が底知れない是wwww
いっそ各国の代表的な軍パンを買い集めて、生地感やディテール、はたまた縫製のピッチやパターニングの違いを比較してみたら楽しそうだな!!(猛爆)
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